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Yamareco

記録ID: 99822
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

速攻下山【硫黄岳&赤岳】ゲームオーバー

2011年02月17日(木) ~ 2011年02月18日(金)
 - 拍手
GPS
128:00
距離
18.8km
登り
1,701m
下り
1,489m

コースタイム

2月17日
八ヶ岳山荘6時11分
7時08分赤岳山荘7時13分
9時24分赤岳鉱泉10時13
11時59分赤岩の頭12時03分
12時32分硫黄岳山頂12時49分
13時03赤岩の頭13時05分
13時54分赤岳鉱泉

2月18日
赤岳鉱泉07時20分
08時20分 行者小屋 08時42分
09時07分 文三郎尾根分岐 09時08分
09時55分 文三郎尾根階段 10時05分
10時28分 行者小屋 10時29分
10時58分 赤岳鉱泉 11時22分
12時27分 赤岳山荘
天候 2月17日
晴れ。

18日は暴風予報ですが、17日19時現在、雪は降っておらず。
赤岳山頂はガス。

2月18日
気温-3℃で、異常に暖かい。
鉱泉近くで20〜30
文三郎尾根で30儖幣紂
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口(八ヶ岳山荘)一日500円
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト
美濃戸山荘
赤岳鉱泉

八ヶ岳山荘〜赤岳山荘
危険箇所なし
約一時間かけて、初めて歩きました。
車の場合、四駆でタイヤチェーン必須です。

赤岳山荘〜赤岳鉱泉
危険箇所なし
トレースもはっきりしていて、アイゼンは必要ありません。

赤岳鉱泉〜赤岩の頭
トレースばっちり。
一応アイゼン履きました。森林限界よりピッケル。
雪崩れの心配なし。

赤岩の頭〜硫黄岳山頂
トレースばっちりで全く問題なし。
一部、雪面をトラパースする所があるが問題なし。

2月18日
赤岳鉱泉〜行者小屋
昨晩から降った積雪によっては20僂ら場合によっては30僉
中山乗越までトレースはなし。踏み跡を辿りながらラッセル。
中山乗越で行者小屋のテン泊5名とすれ違う。

行者小屋〜文三郎尾根分岐
トレースはありいません。
積雪は膝くらい。
踏み跡を辿ってラッセル。

文三郎尾根分岐〜文三郎尾根階段。
ここから、後続の登山者と交代でラッセル。
階段は雪でまったく見えず。
踏み跡をピッケルで確認しながら進む。
積雪は膝。

赤岳山荘〜八ヶ岳山荘
赤岳山荘で気温が3℃と異常に高い。
道路はシャーベット状に解けて、四駆でも登るのは難しい。
18日時点で、八ヶ岳山荘から赤岳山荘は通行止めになっていました。


また、気温が異常に高いので、山全体が雪崩の恐れがあります。
赤岳鉱泉のご主人も登山者に逐一呼びかけていました。
十分に注意してほしいと思います。


堰堤広場に掛かっている橋。雪の量は随分と増えていました。
2011年02月17日 08:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 8:27
堰堤広場に掛かっている橋。雪の量は随分と増えていました。
2011年02月17日 08:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 8:40
天気はさほど良くありませんが、橋から見た横岳が見えました。
2011年02月19日 09:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:00
天気はさほど良くありませんが、橋から見た横岳が見えました。
大同心、小同心が綺麗に見えてます。
2011年02月17日 08:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 8:59
大同心、小同心が綺麗に見えてます。
赤岳鉱泉に着きました。
2011年02月17日 09:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 9:24
赤岳鉱泉に着きました。
少し薄日が差してきて、天候は回復の兆しです。
2011年02月19日 09:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:00
少し薄日が差してきて、天候は回復の兆しです。
トレースはばっちりでした。
2011年02月19日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:01
トレースはばっちりでした。
先週とはえらい違いです。
2011年02月19日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:01
先週とはえらい違いです。
森林限界にでたら、横岳と赤岳が綺麗にみえました。
2011年02月17日 11:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 11:49
森林限界にでたら、横岳と赤岳が綺麗にみえました。
赤岩の頭。硫黄岳に向かってトレースが山頂まで延びています。青空も見えて、風も殆んど感じません。
2011年02月17日 12:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:00
赤岩の頭。硫黄岳に向かってトレースが山頂まで延びています。青空も見えて、風も殆んど感じません。
硫黄岳の左を向けば、中央には双生峰の天狗岳。左の雪の被っている山は蓼科山。
2011年02月17日 12:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:02
硫黄岳の左を向けば、中央には双生峰の天狗岳。左の雪の被っている山は蓼科山。
先週より更に埋まっています。
2011年02月17日 12:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:03
先週より更に埋まっています。
Ulmatsuさんに教えて頂いた、雪面の波紋「シュカブラ」←なかなか思い出せなかった!
2011年02月17日 12:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:11
Ulmatsuさんに教えて頂いた、雪面の波紋「シュカブラ」←なかなか思い出せなかった!
硫黄岳山腹から赤岩の頭方面を見る。中央の山は阿弥陀岳。
2011年02月19日 09:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:03
硫黄岳山腹から赤岩の頭方面を見る。中央の山は阿弥陀岳。
先週は危険と感じ歩くのをやめた、左からのトラバース。今回は全く問題なし。
2011年02月19日 09:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:03
先週は危険と感じ歩くのをやめた、左からのトラバース。今回は全く問題なし。
硫黄岳と横岳のコル。向こう側には奥秩父の山々が見えていました。
2011年02月17日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:19
硫黄岳と横岳のコル。向こう側には奥秩父の山々が見えていました。
横岳から阿弥陀岳。中央が赤岳。大同心が思いの他、自己主張してます。
2011年02月17日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:19
横岳から阿弥陀岳。中央が赤岳。大同心が思いの他、自己主張してます。
かなり登ってきました。硫黄岳山頂まではあと僅か。阿弥陀岳の右側には南アルプスが見えます。
2011年02月17日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:19
かなり登ってきました。硫黄岳山頂まではあと僅か。阿弥陀岳の右側には南アルプスが見えます。
2011年02月17日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:19
北八つ方面。
2011年02月17日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:19
北八つ方面。
シュカブラ第二弾。
2011年02月17日 12:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:23
シュカブラ第二弾。
ここを登れば硫黄岳。あとちょっとです。しかし山頂に近づくにつれて段々と風も強くなってきました。
2011年02月19日 09:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:04
ここを登れば硫黄岳。あとちょっとです。しかし山頂に近づくにつれて段々と風も強くなってきました。
先週お世話になった非難小屋。入り口はほとんど雪で覆われてしまいまいした。やはり硫黄岳です。強い南風が吹き付けていました。ここの脇で休憩します。
2011年02月19日 09:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:04
先週お世話になった非難小屋。入り口はほとんど雪で覆われてしまいまいした。やはり硫黄岳です。強い南風が吹き付けていました。ここの脇で休憩します。
shira-gaさんにならって、山頂ポーズ3パターンやってみました。
2011年02月17日 12:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:47
shira-gaさんにならって、山頂ポーズ3パターンやってみました。
「ラブ注入」のつもが、ハートマークが逆です! これでは「ラブ逆流」です。
2011年02月17日 12:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:47
「ラブ注入」のつもが、ハートマークが逆です! これでは「ラブ逆流」です。
うぉー!南風に飛ばされそうでーす。
2011年02月19日 09:53撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:53
うぉー!南風に飛ばされそうでーす。
山頂ポーズがいけなかったのか・・・・雲行きが変です。お天気も愛想をつかしたのか、いきなり吹雪いてきました。
2011年02月17日 12:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:48
山頂ポーズがいけなかったのか・・・・雲行きが変です。お天気も愛想をつかしたのか、いきなり吹雪いてきました。
ほら、ごらんの通り先ほどとは全く違います。山の神のお怒りでしょうか? 急いで下山します。
2011年02月17日 12:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 12:48
ほら、ごらんの通り先ほどとは全く違います。山の神のお怒りでしょうか? 急いで下山します。
赤岳鉱泉のスタッフに「本日のメニューは何ですか?」とお伺いしたら、「逆に何が良いですか?」と言われたので、「ステーキが食べたいです」と言ったら、ほら、ごらんの通りステーキです!サラダも旨かったなー!
2011年02月17日 18:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 18:02
赤岳鉱泉のスタッフに「本日のメニューは何ですか?」とお伺いしたら、「逆に何が良いですか?」と言われたので、「ステーキが食べたいです」と言ったら、ほら、ごらんの通りステーキです!サラダも旨かったなー!
陶板でお好みの焼き加減で頂ました。ポトフが超絶品で2回もお替りをしてしまいました。いつもいつも美味しくて「ご馳走様です」
2011年02月17日 18:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/17 18:05
陶板でお好みの焼き加減で頂ました。ポトフが超絶品で2回もお替りをしてしまいました。いつもいつも美味しくて「ご馳走様です」
朝食は秋刀魚の開き。玉子はお馴染みのonsen卵です。
2011年02月18日 06:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 6:39
朝食は秋刀魚の開き。玉子はお馴染みのonsen卵です。
18日は、昨日から降り積もった雪が赤岳鉱泉の前でも20僂論僂發辰討い泙靴拭
2011年02月19日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:06
18日は、昨日から降り積もった雪が赤岳鉱泉の前でも20僂論僂發辰討い泙靴拭
中山乗越までの間、トレースは全くありません。最初は新雪に足を踏み入れて気持ちが良いのですが、段々と足取りが重くなってきます。
2011年02月19日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:06
中山乗越までの間、トレースは全くありません。最初は新雪に足を踏み入れて気持ちが良いのですが、段々と足取りが重くなってきます。
行者小屋にはテントが1張。赤岳方面にはトレースはありません。
2011年02月18日 08:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 8:42
行者小屋にはテントが1張。赤岳方面にはトレースはありません。
水場は雪で隠れていました。確認はしていませんが、雪を掘れば水はまだ出ているかもしれません。
2011年02月18日 08:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 8:44
水場は雪で隠れていました。確認はしていませんが、雪を掘れば水はまだ出ているかもしれません。
薄く残ってるトレースを辿って、膝くらいの深さのラッセルをします。
2011年02月19日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:07
薄く残ってるトレースを辿って、膝くらいの深さのラッセルをします。
文三郎尾根の分岐。2月3日に通った時より更に埋まっています。
2011年02月18日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 9:07
文三郎尾根の分岐。2月3日に通った時より更に埋まっています。
ここで、後からいらしたお一人の登山者にラッセルを交代して頂ました。赤岳方面はガスって見えません。
2011年02月18日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 9:07
ここで、後からいらしたお一人の登山者にラッセルを交代して頂ました。赤岳方面はガスって見えません。
文三郎尾根の下部から行者小屋方面。
2011年02月18日 09:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 9:22
文三郎尾根の下部から行者小屋方面。
階段下の九十九折。トレースは殆んどありません。
2011年02月19日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:07
階段下の九十九折。トレースは殆んどありません。
階段は完全に埋没しています。一部鎖は出ています。
2011年02月19日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:07
階段は完全に埋没しています。一部鎖は出ています。
上から見るとこんな感じ。かなりの高度感があります。
2011年02月19日 09:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:07
上から見るとこんな感じ。かなりの高度感があります。
早々と下山を決めました。行者小屋に戻ったところ。
2011年02月18日 10:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 10:28
早々と下山を決めました。行者小屋に戻ったところ。
赤岳鉱泉に荷物をデポしてあるので、中山乗越方面へ向かいます。帰りはトレースがあるので楽です。
2011年02月19日 09:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/19 9:08
赤岳鉱泉に荷物をデポしてあるので、中山乗越方面へ向かいます。帰りはトレースがあるので楽です。
いつもはアイスキャンディー越に横岳が見えますが、今日はダメです。
2011年02月18日 11:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 11:22
いつもはアイスキャンディー越に横岳が見えますが、今日はダメです。
横岳絶景ポイントの橋の上からも横岳は見えません。
2011年02月18日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 11:35
横岳絶景ポイントの橋の上からも横岳は見えません。
赤岳鉱泉の雪上車です。ナント!赤岳山荘から八ヶ岳山荘まで乗せて頂きました!
2011年02月18日 12:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 12:56
赤岳鉱泉の雪上車です。ナント!赤岳山荘から八ヶ岳山荘まで乗せて頂きました!
雪上車に乗れるなんて、一生でも何回もあるとは思えません。とても嬉しかったです。ご主人「ありがとうございました」しかし、凄い揺れますね。しっかり捉まっていました(笑)
2011年02月18日 12:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 12:58
雪上車に乗れるなんて、一生でも何回もあるとは思えません。とても嬉しかったです。ご主人「ありがとうございました」しかし、凄い揺れますね。しっかり捉まっていました(笑)
道はシャーベット状態になっていて、四駆でも登れません。八ヶ岳山荘で車両通行止めになっています。特に悪いところは雪上車のキャタピラで何度もならしていました。これで冷えて固まれば良いのですが。
2011年02月18日 13:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 13:13
道はシャーベット状態になっていて、四駆でも登れません。八ヶ岳山荘で車両通行止めになっています。特に悪いところは雪上車のキャタピラで何度もならしていました。これで冷えて固まれば良いのですが。
下山したらこの天気です(笑)。中央高速から八ヶ岳を望む。
2011年02月18日 14:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 14:45
下山したらこの天気です(笑)。中央高速から八ヶ岳を望む。
やっぱ、「青空が一番やねぇー!」
2011年02月18日 14:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/18 14:45
やっぱ、「青空が一番やねぇー!」

感想

先週の三連休に行けなかった、赤岳に登ってみようとふらっと八ヶ岳へ。

16日の21時ごろ東京を出発して、八ヶ岳PAで車内泊をして5時に起床。
諏訪南ICのコンビニで足りないものを購入し、八ヶ岳山荘の駐車場へ。
駐車料金は1日500円です。
駐車している車は自分を含めてたったの3台でした。

歩き始めはヘッドランプを点けて歩きましたが、すぐに夜が明けました。
いつもは車で通る悪路ですが、歩くと結構急坂なのが再確認できました。
今まで「よく登れた」と、自分の車を誉めてやりたくなりました。
ここを通るごとに雪の量は増えていて、現在は四駆でもチェーンを巻かないと登ら
ない程度かと思われます。 
一部、道がシャーベット状になっていましたが、二日後の帰りでは、気温の上昇に
伴い更にシャーベット状態が広がっていました。
タイヤの跡のワダチが川のように水が流れている所もありました。
18日現在、八ヶ岳山荘からは車両通行止めになっています。

赤岳山荘から赤岳鉱泉までの道は、林道が約1時間。登山道が約1時間の歩きなれた
2時間ほどの道のりです。
先週より雪の量は増えたものの、アイゼンなしでも全く問題ありません。


赤岳鉱泉に到着後、硫黄岳に向かって歩きます。
歩き出しからトレースがあり、内心ホッとして歩きます。
先週はあれだけ苦しんだ赤岩の頭までの九十九折が嘘のように順調です。
心配されてた雪崩ですが、別段クラックもなく大丈夫そうですが、気温が高くなっ
てきたので、今後は注意が必要と思われます。
赤岩の頭では、殆んど風を感じませんでした。
天気が違うとこうも違うものかと、まざまざと感じさせられます。
それが、山の醍醐味でもありますけど・・・・
気持ちも大らかになり、八ヶ岳の山々を左右にじっくりと眺めながら、トレースを
辿って山頂まで登ります。
山頂に立てば、さすがに硫黄岳ですね。
強い南風に晒されますので、前回お世話になった非難小屋を盾にして休憩します。
山の天気は変わりやすいとは、よく言ったものです。
みるみるうちにガスってきて、周りの山が見えなくなってきました。
慌てて下山です。




赤岳鉱泉は本当に素晴らしい。
何度か通っただけの、私などの顔を覚えていてくれて、キチンと対応してくれます。
たまたま、「今日の食事は何ですか?」と聞くと「逆に何が良いですか?」と、聞
いてくれる。「今日は暇ですから聞いてあげられます」と言ってくれる。
普通、この手の小屋だと、全てがマニュアル通りに動いているので、こういった事
は絶対に言えません。
これは、東京あたりの飲食店や山の中のホテルや旅館でも、なかなかできそうで
できないサービスだと思います。 
また、何時も掃除が行き届いています。
何時行っても小屋内は清潔できれいです。
従業員一人ひとりが自分が何をしたらいいのかを、ちゃんと判って働いている小屋
なんでしょうね。
今回、たまたま雪上車に乗せて頂きましたが、道路の雪が溶けてしまって、シャー
ベット状の道を何度も行き来して、荒れた雪を均して、次の日に車で上がってくる
登山者のために朝から奮闘しています。
そういった経営者であるご主人の後姿を見て、「人は育つ」といった教育観の賜物
なのでしょうね。

誉めすぎのようですが、私にとっては掛け替えのない大事な小屋なのです。


次に日の朝は、夜半から降り続けた雪のために、積雪は20〜30僂任后
文三郎尾根あたりでは膝の高さに積もっていました。
ラッセルに手間取り、思ってた以上に時間が掛かってしまいました。
実は、今夜(18日)の19時より都内で高校時代の学友4人と飲む約束があります。
逆算すると12時には山頂に着いていないといけないことになります。
今現在、10時で文三郎尾根の一つ目と二つ目の階段の間です。
この積雪状態で、あと2時間で山頂には到達できないと判断して、下山を決めました。
本来でしたらギリギリまで挑戦するのが健全なスポーツマンのあるべき姿なのでし
ょうが、私は不順。
いつでもここへは来れるし、「諦めが肝心」と、あっさり決断。
そうと決まったら、一目散に撤退です。

いつも贔屓にしている居酒屋さんの、メニューを思い浮かべて、「今夜は何を食べ
ようか?」と、考えながら下山していたのは言うまでもありません。


onsen

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コメント

雪山。こなしてますね。。
こんにちは!
onsenさん 雪山をバリバリこなしてますね
私もonsenさんのようにシッカリ講習などを受けて実践で生かしてカラダに憶えこませる事をやらねばならないと思ってます。

onsenさんの日々切磋琢磨なレコ記録を毎回楽しみにしてます

また寄らせてもらいます
2011/2/18 13:56
ありがとうございます。
straycatsさん

お褒めのお言葉、うれしいです。
本来、凝り性でトコトンやらないと気が済まない性格
だと思いますが、反面飽きっぽいところもありますので、
そちらの面が出始めると困ったちゃんです

straycatsさんも、楽しい登山をされているようで、
嬉しい限りです

onsen
2011/2/19 14:09
お疲れ様でした!
こんにちは!onsenさん
行ってきましたね!
赤岳は登頂できなくて残念でしたね。
それにしても気温が-3℃とはずいぶん暖かいですね
雪崩が心配ですね
私もそろそろ行きたいのですが・・・
雪上車に乗せてもらえたなんてずるいです
見るたんびにすごい構造だなぁ〜と思っていました。
道路状況など情報助かります。
ありがとうございます

yamatyan
2011/2/19 18:55
暑くて汗かきまくりでした!
yamatyanさん

おばんでーす


雪上車は私もズルイと思いました(笑)

「乗っていきなよ」と、言われた時には、申し訳ない
自分と、楽をしたい自分がいましたが、どうやら、
「楽をしたい」自分が打ち勝ったようです(笑)

17日に赤岳でも良かったかなと、今頃思っていますが、
また今度登ります。

山に登られるのでしたら、雪崩に充分に注意して下さい。
鉱泉のご主人も心配していました

onsen
2011/2/19 20:18
冬山を堪能し放題ですね。
onsenさん こんばんは

山歩き1年未満の方とは思えないonsenさんの山への熱意にはビックリです。

雪山を登りたいと想っても、onsenさんのように訓練に参加されたりガイドさんと一緒に登られたりは、なかなか出来ないと思いますよ。

「諦めが肝心」と、あっさり決断された事には大賛成です。
そういった事が事故や雪崩に合わない事かもです。

好物のステーキも食べられたし赤岳鉱泉の雪上車にも乗れちゃったし。

めでたし、めでたし!
2011/2/19 22:31
経験値のレベルが1つ上がった!これでやっと雪山解禁になった!
sumikoさん

こんばんはー
足の具合はどうなんでしょう?
もう大丈夫なのでしょうか?

そうですね・・・
確かに今の山に対する環境は恵まれていると思います。
私もここヤマレコでたくさんのことを勉強させて頂きました。
今度は自分の感じたことや、教わったことが少しでも皆さんのお役に
立てるならそれ以上の恩返しはないと思ってます。

どんな事にもいえることですが、経験して覚えられるものは、年齢が
早ければ早いほど覚えるのも早いのだと思います。
私は皆さんほど若くないので、覚えるのにも時間がかかりますし、
とにかく命がかかってくる趣味なので、覚えるのも並大抵の努力では
足りないと思ってます。
経験年数が少ないので、極端な言い方をすれば、普通の方の2倍、3
倍努力しなければ、それらを得られないことだってあるはずです。

人それぞれ登山に対する考え方はあるでしょうが、私が考える「安全
で楽しい登山」とはそんな感じだと思います。
それが、山への熱意なのかもしれません。

しかし、登山というものは、やればやるほどハマリますね。
特に今までの雪山は「怖くて寒い」イメージだったので、こんなに
面白いものだと知ってたら早くやれば良かったと、相当損をした気
持ちで一杯です。


確かにステーキも雪上車もラッキーでした。
めでたし、めでたしですね。


onsen
2011/2/20 0:57
暖かいですよね〜
onsenさん、こんばんは。

前回の壮絶なラッセルがうそのようですねぇ。
冬山はコンディションによって全然変わるんだなぁと伝わってきます。

赤岳鉱泉の食事は、みなさん高評価ですね。
私も一度泊まってみたいですが、赤岳に登るにはまだまだ経験が不足していますので、しばらく先になりそうです。

硫黄岳で南風に飛ばされなくて良かったっす
2011/2/19 22:49
ラッセルすごいねー
Nagagutuさん

こんばんはー
先週のラッセル大会にどうしてNagagutuさんをご招待しなかったと、
今頃になって後悔しています。
なぜなら、金峰山でのご自身での想像を絶するラッセルは、なかな
かの見応えで、手に汗を握って見入ってしまいました。
隠れた真のラッセラーに、あらん限りの祝福を送りたいと思いました

>赤岳に登るにはまだまだ経験が不足していますので、しばらく
先になりそうです。

そう言わず、早くいらしてくださいませ。
お待ちしております。

onsen
2011/2/20 1:21
ゲスト
onsenさん、おはようございます!
またも八ヶ岳でしたか!
本とに羨ましいです。
雪崩の予感もと言うことで、
まだまだ行かれるでしょうから気をつけて頑張ってくださいね。

雪上車タクシーと、赤岳鉱泉のステーキリクエストは
ラッキーでしたね。
ますます赤岳鉱泉に行って見たくなりました。

シュカブラ・・とんでもないですよ!
わたしもヤマレコ仕込です。
2011/2/20 8:26
RE: 速攻下山【硫黄岳&赤岳】ゲームオーバー
Ulmatsuさん

おはようございます!!

私は今季から本格的に雪山を始めたので、いつも雪があって、東京
からアクセスが良くて、また快適な小屋が有るとなると、山域としては、
八ヶ岳以外考えられません。
それでも、取り付きの八ヶ岳山荘まで車で3時間はかかり、更に
赤岳鉱泉までは歩いて3時間はかかりますから、お手軽とは言えません。
他に何処か良い山があるなら、逆に教えて欲しいです。

シュカブラを見た時、Ulmatsuさんの「あー…あれっ!あれっ! 何だっけ?」
と、硫黄岳では思い出すことはできなかったのです。

onsen
2011/2/20 9:51
赤岳鉱泉の常連さんですね☆
onsenさん

単独八ヶ岳お疲れ様です。
なんだか、毎週積雪量が増えているように感じます。
まだまだ、積もるんでしょうかね?

今回は単独行でしたが、山頂ポーズ楽しそうですね。
でも、ラブ逆流のせいで山の神様気分を損ねたのでしょうか(笑)
自分も前回、赤岳山頂でやった結果、翌日は大荒れでした・・・
やはり、山とは真剣に向き合うべきなのですね。

今週は、また八ヶ岳の予定です。
天気がよいと良いのですが・・・
状況は明日、八ヶ岳山荘に聞いてみようかと思っています。

食事のリクエスト、onsen玉子、雪上車へのピックアップなど、まさに常連さんそのものですね☆

star
2011/2/20 23:43
starさん

こんにちわー
なんか返事が直ぐに書けなくて済みません。

山頂ポーズは山の神のお怒りを受けたので、もうやりませんよ(たぶん)

私は今回始めて歩いたのですが、八ヶ岳山荘からの1時間は、やはり
長いですね。
あのグチャグチャの道路は、四駆でチェーンを巻いても登れない
かもしれませんよ。
ジムニーのチェーン装着でも相当蛇行してました。
固まってくれれば問題ないと思うのですが・・・・

雪上車もステーキも全くの偶然だったのですが、そういう赤岳鉱泉
の営業姿勢に脱帽というか敬意すら感じます。
ますます好きになりました。

次回リベンジできるよう、そして、無事にご帰宅できるよう
お祈りしています。

onsen
2011/2/21 14:39
ひょっとして・・・
onsenさん こんにちは!

と私がコメントしている最中に
八ヶ岳に向かって移動中だったりしますか・・・

赤岳は前回に続き残念でした・・・が
山頂に行かれなくとも、雪山に触れていられるのが
とても羨ましいです (しかも静かな・・・)

そして赤岳鉱泉、あそこはホント、山小屋とは思えない
ホスピタリティーですね
いつもはすし詰め状態の山小屋(夏のアルプス等)しか
見ていないので驚きでした 笑

ですが・・・onsenさんをテントに強制収容する事を
計画中です

ところで雪上車、どうやってハンドルを操作されていましたか? 笑
2011/2/21 17:36
いやいや(笑)
to4さん

こんばんはー

さすがに今日は仕事しないとね(笑)

ところで、to4さん新御三家の誰かに似てるって言われない?
新御三家って…もう30年以上前だけど。
今朝、その人がテレビに出てて、私は似てると思ったんだけどなー。


雪上車は荷物として、荷台に乗ったので、運転はみてませ〜ん。


テン泊無理だって!!(笑)
2011/2/21 19:55
スゴイ!
onsenさん、こんばんは。

今回も八ヶ岳とは…すごいな。
そりゃぁ、鉱泉の人からガイドさんに
間違われるわけですよ

私も今度はステーキ食べてみたいです。
(こんなこと言ってるから全然痩せないんだ…

でも、硫黄岳での
ラブ逆注入、なかなか良いと思います

実際にポーズをとってる姿を見てみたかったなぁ。

赤岳は次回のお楽しみですね。
そしてお楽しみといえばテント泊も
2011/2/22 1:09
onsenさん こんにちは!
皆さんと同じ意見ですが、凄いですね〜

こうも八ヶ岳にアタックされるとは羨ましいやら、感心するやらで驚かされるばかりです。

ラブ逆流〜  山の神様のお怒りを買ってしまわれたんですね

激しくも面白レコ、今回も楽しく拝見させて頂きました

また、宜しくお願いします。   fall
2011/2/22 14:59
いやいや!間違えられたのto4さんだって(笑)
erikkoさん

ひさしぶりー

だって、to4さん真っ黒だから!(笑)

ステーキ美味しかったですよ。でもerikkoさん太って
ないやん

>実際にポーズをとってる姿を見てみたかったなぁ
などと言いながら、きっと爆笑するんだろうなー


だ・か・ら!
テント泊はいいから(笑)
二人で交代で波状攻撃

onsen♨
2011/2/23 9:38
fallさんにため口してみました。
fallさん

返事遅くなってすんませんね

でも八ヶ岳山荘から今回初めて歩いたけどやっぱ遠いねー
手軽じゃないとどうしても足が遠のいちゃうよね。

明日、明後日と瑞牆山と金峰山行こうと思うだけど、
どこか安くて良い宿しらない?
みずがき山荘は、この時期平日は休みみたいなんだよね。

山頂ポーズは51歳にはキツイっす!
おまけにお山の逆鱗に触れたので次回はどうかなー(笑)


onsen♨
2011/2/23 9:48
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