速攻下山【硫黄岳&赤岳】ゲームオーバー
- GPS
- 128:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
八ヶ岳山荘6時11分
7時08分赤岳山荘7時13分
9時24分赤岳鉱泉10時13
11時59分赤岩の頭12時03分
12時32分硫黄岳山頂12時49分
13時03赤岩の頭13時05分
13時54分赤岳鉱泉
2月18日
赤岳鉱泉07時20分
08時20分 行者小屋 08時42分
09時07分 文三郎尾根分岐 09時08分
09時55分 文三郎尾根階段 10時05分
10時28分 行者小屋 10時29分
10時58分 赤岳鉱泉 11時22分
12時27分 赤岳山荘
天候 | 2月17日 晴れ。 18日は暴風予報ですが、17日19時現在、雪は降っておらず。 赤岳山頂はガス。 2月18日 気温-3℃で、異常に暖かい。 鉱泉近くで20〜30 文三郎尾根で30儖幣紂 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト 美濃戸山荘 赤岳鉱泉 八ヶ岳山荘〜赤岳山荘 危険箇所なし 約一時間かけて、初めて歩きました。 車の場合、四駆でタイヤチェーン必須です。 赤岳山荘〜赤岳鉱泉 危険箇所なし トレースもはっきりしていて、アイゼンは必要ありません。 赤岳鉱泉〜赤岩の頭 トレースばっちり。 一応アイゼン履きました。森林限界よりピッケル。 雪崩れの心配なし。 赤岩の頭〜硫黄岳山頂 トレースばっちりで全く問題なし。 一部、雪面をトラパースする所があるが問題なし。 2月18日 赤岳鉱泉〜行者小屋 昨晩から降った積雪によっては20僂ら場合によっては30僉 中山乗越までトレースはなし。踏み跡を辿りながらラッセル。 中山乗越で行者小屋のテン泊5名とすれ違う。 行者小屋〜文三郎尾根分岐 トレースはありいません。 積雪は膝くらい。 踏み跡を辿ってラッセル。 文三郎尾根分岐〜文三郎尾根階段。 ここから、後続の登山者と交代でラッセル。 階段は雪でまったく見えず。 踏み跡をピッケルで確認しながら進む。 積雪は膝。 赤岳山荘〜八ヶ岳山荘 赤岳山荘で気温が3℃と異常に高い。 道路はシャーベット状に解けて、四駆でも登るのは難しい。 18日時点で、八ヶ岳山荘から赤岳山荘は通行止めになっていました。 ※ また、気温が異常に高いので、山全体が雪崩の恐れがあります。 赤岳鉱泉のご主人も登山者に逐一呼びかけていました。 十分に注意してほしいと思います。 |
写真
感想
先週の三連休に行けなかった、赤岳に登ってみようとふらっと八ヶ岳へ。
16日の21時ごろ東京を出発して、八ヶ岳PAで車内泊をして5時に起床。
諏訪南ICのコンビニで足りないものを購入し、八ヶ岳山荘の駐車場へ。
駐車料金は1日500円です。
駐車している車は自分を含めてたったの3台でした。
歩き始めはヘッドランプを点けて歩きましたが、すぐに夜が明けました。
いつもは車で通る悪路ですが、歩くと結構急坂なのが再確認できました。
今まで「よく登れた」と、自分の車を誉めてやりたくなりました。
ここを通るごとに雪の量は増えていて、現在は四駆でもチェーンを巻かないと登ら
ない程度かと思われます。
一部、道がシャーベット状になっていましたが、二日後の帰りでは、気温の上昇に
伴い更にシャーベット状態が広がっていました。
タイヤの跡のワダチが川のように水が流れている所もありました。
18日現在、八ヶ岳山荘からは車両通行止めになっています。
赤岳山荘から赤岳鉱泉までの道は、林道が約1時間。登山道が約1時間の歩きなれた
2時間ほどの道のりです。
先週より雪の量は増えたものの、アイゼンなしでも全く問題ありません。
赤岳鉱泉に到着後、硫黄岳に向かって歩きます。
歩き出しからトレースがあり、内心ホッとして歩きます。
先週はあれだけ苦しんだ赤岩の頭までの九十九折が嘘のように順調です。
心配されてた雪崩ですが、別段クラックもなく大丈夫そうですが、気温が高くなっ
てきたので、今後は注意が必要と思われます。
赤岩の頭では、殆んど風を感じませんでした。
天気が違うとこうも違うものかと、まざまざと感じさせられます。
それが、山の醍醐味でもありますけど・・・・
気持ちも大らかになり、八ヶ岳の山々を左右にじっくりと眺めながら、トレースを
辿って山頂まで登ります。
山頂に立てば、さすがに硫黄岳ですね。
強い南風に晒されますので、前回お世話になった非難小屋を盾にして休憩します。
山の天気は変わりやすいとは、よく言ったものです。
みるみるうちにガスってきて、周りの山が見えなくなってきました。
慌てて下山です。
赤岳鉱泉は本当に素晴らしい。
何度か通っただけの、私などの顔を覚えていてくれて、キチンと対応してくれます。
たまたま、「今日の食事は何ですか?」と聞くと「逆に何が良いですか?」と、聞
いてくれる。「今日は暇ですから聞いてあげられます」と言ってくれる。
普通、この手の小屋だと、全てがマニュアル通りに動いているので、こういった事
は絶対に言えません。
これは、東京あたりの飲食店や山の中のホテルや旅館でも、なかなかできそうで
できないサービスだと思います。
また、何時も掃除が行き届いています。
何時行っても小屋内は清潔できれいです。
従業員一人ひとりが自分が何をしたらいいのかを、ちゃんと判って働いている小屋
なんでしょうね。
今回、たまたま雪上車に乗せて頂きましたが、道路の雪が溶けてしまって、シャー
ベット状の道を何度も行き来して、荒れた雪を均して、次の日に車で上がってくる
登山者のために朝から奮闘しています。
そういった経営者であるご主人の後姿を見て、「人は育つ」といった教育観の賜物
なのでしょうね。
誉めすぎのようですが、私にとっては掛け替えのない大事な小屋なのです。
次に日の朝は、夜半から降り続けた雪のために、積雪は20〜30僂任后
文三郎尾根あたりでは膝の高さに積もっていました。
ラッセルに手間取り、思ってた以上に時間が掛かってしまいました。
実は、今夜(18日)の19時より都内で高校時代の学友4人と飲む約束があります。
逆算すると12時には山頂に着いていないといけないことになります。
今現在、10時で文三郎尾根の一つ目と二つ目の階段の間です。
この積雪状態で、あと2時間で山頂には到達できないと判断して、下山を決めました。
本来でしたらギリギリまで挑戦するのが健全なスポーツマンのあるべき姿なのでし
ょうが、私は不順。
いつでもここへは来れるし、「諦めが肝心」と、あっさり決断。
そうと決まったら、一目散に撤退です。
いつも贔屓にしている居酒屋さんの、メニューを思い浮かべて、「今夜は何を食べ
ようか?」と、考えながら下山していたのは言うまでもありません。
onsen
こんにちは!
onsenさん 雪山をバリバリこなしてますね
私もonsenさんのようにシッカリ講習などを受けて実践で生かしてカラダに憶えこませる事をやらねばならないと思ってます。
onsenさんの日々切磋琢磨なレコ記録を毎回楽しみにしてます
また寄らせてもらいます
straycatsさん
お褒めのお言葉、うれしいです。
本来、凝り性でトコトンやらないと気が済まない性格
だと思いますが、反面飽きっぽいところもありますので、
そちらの面が出始めると困ったちゃんです
straycatsさんも、楽しい登山をされているようで、
嬉しい限りです
onsen
こんにちは!onsenさん
行ってきましたね!
赤岳は登頂できなくて残念でしたね。
それにしても気温が-3℃とはずいぶん暖かいですね
雪崩が心配ですね
私もそろそろ行きたいのですが・・・
雪上車に乗せてもらえたなんてずるいです
見るたんびにすごい構造だなぁ〜と思っていました。
道路状況など情報助かります。
ありがとうございます
yamatyan
yamatyanさん
おばんでーす
雪上車は私もズルイと思いました(笑)
「乗っていきなよ」と、言われた時には、申し訳ない
自分と、楽をしたい自分がいましたが、どうやら、
「楽をしたい」自分が打ち勝ったようです(笑)
17日に赤岳でも良かったかなと、今頃思っていますが、
また今度登ります。
山に登られるのでしたら、雪崩に充分に注意して下さい。
鉱泉のご主人も心配していました
onsen
onsenさん こんばんは
山歩き1年未満の方とは思えないonsenさんの山への熱意にはビックリです。
雪山を登りたいと想っても、onsenさんのように訓練に参加されたりガイドさんと一緒に登られたりは、なかなか出来ないと思いますよ。
「諦めが肝心」と、あっさり決断された事には大賛成です。
そういった事が事故や雪崩に合わない事かもです。
好物のステーキも食べられたし赤岳鉱泉の雪上車にも乗れちゃったし。
めでたし、めでたし!
sumikoさん
こんばんはー
足の具合はどうなんでしょう?
もう大丈夫なのでしょうか?
そうですね・・・
確かに今の山に対する環境は恵まれていると思います。
私もここヤマレコでたくさんのことを勉強させて頂きました。
今度は自分の感じたことや、教わったことが少しでも皆さんのお役に
立てるならそれ以上の恩返しはないと思ってます。
どんな事にもいえることですが、経験して覚えられるものは、年齢が
早ければ早いほど覚えるのも早いのだと思います。
私は皆さんほど若くないので、覚えるのにも時間がかかりますし、
とにかく命がかかってくる趣味なので、覚えるのも並大抵の努力では
足りないと思ってます。
経験年数が少ないので、極端な言い方をすれば、普通の方の2倍、3
倍努力しなければ、それらを得られないことだってあるはずです。
人それぞれ登山に対する考え方はあるでしょうが、私が考える「安全
で楽しい登山」とはそんな感じだと思います。
それが、山への熱意なのかもしれません。
しかし、登山というものは、やればやるほどハマリますね。
特に今までの雪山は「怖くて寒い」イメージだったので、こんなに
面白いものだと知ってたら早くやれば良かったと、相当損をした気
持ちで一杯です。
確かにステーキも雪上車もラッキーでした。
めでたし、めでたしですね。
onsen
onsenさん、こんばんは。
前回の壮絶なラッセルがうそのようですねぇ。
冬山はコンディションによって全然変わるんだなぁと伝わってきます。
赤岳鉱泉の食事は、みなさん高評価ですね。
私も一度泊まってみたいですが、赤岳に登るにはまだまだ経験が不足していますので、しばらく先になりそうです。
硫黄岳で南風に飛ばされなくて良かったっす
Nagagutuさん
こんばんはー
先週のラッセル大会にどうしてNagagutuさんをご招待しなかったと、
今頃になって後悔しています。
なぜなら、金峰山でのご自身での想像を絶するラッセルは、なかな
かの見応えで、手に汗を握って見入ってしまいました。
隠れた真のラッセラーに、あらん限りの祝福を送りたいと思いました
>赤岳に登るにはまだまだ経験が不足していますので、しばらく
先になりそうです。
そう言わず、早くいらしてくださいませ。
お待ちしております。
onsen
またも八ヶ岳でしたか!
本とに羨ましいです。
雪崩の予感もと言うことで、
まだまだ行かれるでしょうから気をつけて頑張ってくださいね。
雪上車タクシーと、赤岳鉱泉のステーキリクエストは
ラッキーでしたね。
ますます赤岳鉱泉に行って見たくなりました。
シュカブラ・・とんでもないですよ!
わたしもヤマレコ仕込です。
Ulmatsuさん
おはようございます!!
私は今季から本格的に雪山を始めたので、いつも雪があって、東京
からアクセスが良くて、また快適な小屋が有るとなると、山域としては、
八ヶ岳以外考えられません。
それでも、取り付きの八ヶ岳山荘まで車で3時間はかかり、更に
赤岳鉱泉までは歩いて3時間はかかりますから、お手軽とは言えません。
他に何処か良い山があるなら、逆に教えて欲しいです。
シュカブラを見た時、Ulmatsuさんの「あー…あれっ!あれっ! 何だっけ?」
と、硫黄岳では思い出すことはできなかったのです。
onsen
onsenさん
単独八ヶ岳お疲れ様です。
なんだか、毎週積雪量が増えているように感じます。
まだまだ、積もるんでしょうかね?
今回は単独行でしたが、山頂ポーズ楽しそうですね。
でも、ラブ逆流のせいで山の神様気分を損ねたのでしょうか(笑)
自分も前回、赤岳山頂でやった結果、翌日は大荒れでした・・・
やはり、山とは真剣に向き合うべきなのですね。
今週は、また八ヶ岳の予定です。
天気がよいと良いのですが・・・
状況は明日、八ヶ岳山荘に聞いてみようかと思っています。
食事のリクエスト、onsen玉子、雪上車へのピックアップなど、まさに常連さんそのものですね☆
star
こんにちわー
なんか返事が直ぐに書けなくて済みません。
山頂ポーズは山の神のお怒りを受けたので、もうやりませんよ(たぶん)
私は今回始めて歩いたのですが、八ヶ岳山荘からの1時間は、やはり
長いですね。
あのグチャグチャの道路は、四駆でチェーンを巻いても登れない
かもしれませんよ。
ジムニーのチェーン装着でも相当蛇行してました。
固まってくれれば問題ないと思うのですが・・・・
雪上車もステーキも全くの偶然だったのですが、そういう赤岳鉱泉
の営業姿勢に脱帽というか敬意すら感じます。
ますます好きになりました。
次回リベンジできるよう、そして、無事にご帰宅できるよう
お祈りしています。
onsen
onsenさん こんにちは!
と私がコメントしている最中に
八ヶ岳に向かって移動中だったりしますか・・・
赤岳は前回に続き残念でした・・・が
山頂に行かれなくとも、雪山に触れていられるのが
とても羨ましいです (しかも静かな・・・)
そして赤岳鉱泉、あそこはホント、山小屋とは思えない
ホスピタリティーですね
いつもはすし詰め状態の山小屋(夏のアルプス等)しか
見ていないので驚きでした 笑
ですが・・・onsenさんをテントに強制収容する事を
計画中です
ところで雪上車、どうやってハンドルを操作されていましたか? 笑
to4さん
こんばんはー
さすがに今日は仕事しないとね(笑)
ところで、to4さん新御三家の誰かに似てるって言われない?
新御三家って…もう30年以上前だけど。
今朝、その人がテレビに出てて、私は似てると思ったんだけどなー。
雪上車は荷物として、荷台に乗ったので、運転はみてませ〜ん。
テン泊無理だって!!(笑)
onsenさん、こんばんは。
今回も八ヶ岳とは…すごいな。
そりゃぁ、鉱泉の人からガイドさんに
間違われるわけですよ
私も今度はステーキ食べてみたいです。
(こんなこと言ってるから全然痩せないんだ… )
でも、硫黄岳での
ラブ逆注入、なかなか良いと思います
実際にポーズをとってる姿を見てみたかったなぁ。
赤岳は次回のお楽しみですね。
そしてお楽しみといえばテント泊も
皆さんと同じ意見ですが、凄いですね〜
こうも八ヶ岳にアタックされるとは羨ましいやら、感心するやらで驚かされるばかりです。
ラブ逆流〜 山の神様のお怒りを買ってしまわれたんですね
激しくも面白レコ、今回も楽しく拝見させて頂きました
また、宜しくお願いします。 fall
erikkoさん
ひさしぶりー
だって、to4さん真っ黒だから!(笑)
ステーキ美味しかったですよ。でもerikkoさん太って
ないやん
>実際にポーズをとってる姿を見てみたかったなぁ
などと言いながら、きっと爆笑するんだろうなー
だ・か・ら!
テント泊はいいから(笑)
二人で交代で波状攻撃
onsen♨
fallさん
返事遅くなってすんませんね
でも八ヶ岳山荘から今回初めて歩いたけどやっぱ遠いねー
手軽じゃないとどうしても足が遠のいちゃうよね。
明日、明後日と瑞牆山と金峰山行こうと思うだけど、
どこか安くて良い宿しらない?
みずがき山荘は、この時期平日は休みみたいなんだよね。
山頂ポーズは51歳にはキツイっす!
おまけにお山の逆鱗に触れたので次回はどうかなー(笑)
onsen♨
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