金峰山荘-小川山-萱ダワ-高登谷湖
- GPS
- 10:11
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,152m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
- 山行
- 10:43
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 11:20
金峰山荘 0703
高度計読み1795 0737-48
高度計読み2065 0910-21
縦走路分岐 1030
小川山 1033-54
2171標高点 1143-54
松ネッコ 1236-56
1915標高点 1416-28
萱ダワ 1507
高登谷湖 1548-55
(自転車)
大深山中央BS 1625-1700
(バス)
川端下 1727
金峰山荘下 1806-20
天候 | ほぼ快晴、気温高め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
駐車。 高登谷湖から大深山中央BSまで自転車(ほぼ下り)、BS脇に自転車を残して 村営バスで川端下(荷物代含め\510)。車までは徒歩40分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小川山までは一般登山道。最初の梯子すぐの所で展望のため岩に上るルートその他、同様の短い枝道に注意。 小川山から松ネッコまでは比較的ましな踏跡で目印もそこそこ。松ネッコ南西の Co.2040mのピーク肩で迷った(感想参照)。 その先は岩場が続くのできちんと踏跡を探す必要有。 1915標高点から西は、北側にある送電線巡視路を行くのが一般的と想像される。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
日本海太平洋縦断ルートの自宅への接続と、山梨県境一周の内の甲信国境、
2つ意味での最後を締めるコース。未踏区間は小川山と萱ダワの間である。
(甲信国境は釜無川源流と飯盛山南方でちょっとインチキ臭いが)
この区間を歩く場合、萱ダワから1.5kmほど西のコルから山梨側の黒川林道へ
下りるのが容易なので、南側から周回した記録は結構ある。
しかし、瑞牆山荘から富士見平小屋を経て大回りするコースは、
私の体力では日帰りにはきつい。また、不動沢から瑞牆山へ登り、瑞牆山東尾根を
経て小川山へ回ると時間的には少し短くなるが、道のない区間が2箇所になり、
お腹一杯過ぎる。
そこで、自転車を高登谷湖へ配置してから金峰山荘側へ駐車して登り、下山してから
車回収に戻るという、歩行時間は短いが、代わりに準備が大げさなものになった。
小川山へは、唐沢ノ滝経由の、山と高原地図でいうカモシカ登山道からにしようか
思案したが、大事をとって、去年も登った通常ルートから入る。(たぶん正解)
快晴で風も弱くポカポカとしている。こんな気温ならば白峰南嶺に行けたかも
しれないなどと、今年はほとんど進捗しなかった彼の地に未練が残る。
しかし、登山届を出すのを忘れたのに気付き、また、話をしながら登っている
2人連れにあっという間に抜かれたり、昨年も来ているのにルートミスをしたり等、
やはり、心身共になんだかいまいち。このくらいの山が限度か。
山頂が近くなると融け残りの雪が現れるが、ほんのわずか。
小川山からの下り。始めでいきなり先人のルートを外したらしく、はっきりしない。
しかし、あまり密ではない喬木ブッシュの中、GPSでカンニングをしながら
尾根の背に寄っていくと、ほどなく踏跡に出た。
以後は予想よりは明瞭な踏跡をたどる。目印もそこそこあるが、踏跡を外すことも
あって、その場合のペナルティが大きく、少しは縮まると思って立てた予定は
短縮できず。
2ピッチで松ネッコ。荷物を置いて大双里三角点へ向かうが、藪がうるさ過ぎて、
2分で断念した。
で、この後に失態。次第にシャクナゲが増えていく中、松ネッコ南西のCo.2040mの
南北に長いピークの肩をかすめて西微北に進むべきところで、踏跡を見失い、
西進してシンナシ沢の支流へ落ち込む尾根に入りかけてしまった。
トラバース気味に辻褄を合わせようとしたのがまた悪く、どうしても下り加減に
なり、登ろうにも頭上は露岩が見え隠れしていてやばそう。
やっとの思いでやや明瞭な尾根に出たが、まだ県境尾根の一本南で、
横断できそうもない急峻なガレ沢が間にある。
たまたまその尾根が登りやすくて、わずかの労力で県境尾根に合流できたが、
幸運というほかない。
踏跡が薄れがちな季節だとか、逆光で見にくいとか、色々言い訳はあるのだが、
シャクナゲのヤブに阻まれたり、急に険しくなるあたりは、春に行った南ア北部の
白岩山や、白峰南嶺最南部の青枯山あたりの、位置さえわかれば何とかなるところ
とは大いに違う。やはり、この間は反対向き、登りに取るほうが安全そうだ。
その先もしばらく岩場が混じるので慎重に踏跡を見定めて下降。大きな露岩の
集積する1915標高点まで来て一安心。この下は岩場は少なく、下りやすそうだ。
現に藪はなく、どこでも歩けそうな中に目印が続いている。20分位で下れるか?
と、思ったのは最初だけで、いつしかまた目印を見失う。県境の尾根に向かうと、
シャクナゲの藪がまた出てきてがっくり。薄いところを歩いていくと、いつのまにか
南面の沢近くまで来てしまった。この沢の下流は等高線が混んでくるので、
頑張って尾根に復帰する。尾根上には、古い目印が間遠に一応あったが、踏跡は
どうみても1915標高点付近までのものより細く、シャクナゲその他のブッシュが
かぶって、歩きにくいことこの上ない。
この辺りは県境にこだわらず、送電線の巡視路に逃げるのが定番なのかもしれない。
(あるいは、送電線巡視の人たちが上部のルートを使っているのかも)
そんなこんなで、40分かかって萱ダワへ。前回来たのは3年半ほど前。
一応これで家に居ながらにして日本海へも太平洋へも足跡が続いていることになる。
(もっとも、この先、一年内外で引っ越す可能性が大きくなってきたのだが)
40分ほど歩いて高登谷湖。途中、送電線巡視路の標識あり、踏跡はやはり
しっかりしているようだ。
その先で振り返ると踏めなかった大双里のピーク。が、より存在感のあったのは
その北西の1986Pだ。
高登谷湖からはブレーキが焼けないかと心配しながら自転車で下る。天狗山、男山の
カラマツの紅葉が夕日に映えて見事だったが、写真を撮らなかったのが心残り。
予想はしていたが、途中のわずかな上り坂でも、ママチャリを漕ぐ疲れた足には
地獄の責苦のように感じられたので、大深山中央BSに自転車を置いてバスに。
川端下から真っ暗な中をヘッドランプで40分ほど歩いて、やっと車に戻った。
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