火打山・妙高山
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,218m
- 下り
- 2,185m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この日は土曜日よりは天気が良さそうなので、体力づくりに少し長めのコースを設定した。火打は以前YSHRさんに連れられて登っていたため、今回の目的は妙高。山スキーでの登頂は一般的でないし、無雪期もここまで来ることは稀なので、この機会に登ることにした。アクセスは伝説的な山スキーヤー植木毅の実家がある燕温泉、ここしかない。
5時過ぎに燕温泉の駐車場に停め、ヘッドランプを点けて歩き始める。10分ほど歩いた時、行動食を車に忘れたことに気がついたが、予備食のアルファ米のみで続行することにした。黄金清水あたりで日の出を迎える。三ツ峰を越えて大倉山を巻く道に入ると、北斜面に多くの雪が残っていた。三ツ峰分岐まではあった踏み跡も無くなり、ひたすらモナカを踏み抜き、脚に疲労をためる。
黒沢池ヒュッテに着いた時点で火打に行くか、妙高方面へ戻るか迷いが生じた。しかし、遠くに見える白い火打は黒々とした妙高よりも一際存在感があり、魅力的に見え、呼ばれているような気がした(この時は)。結局脚は自然と北西へ向いた。幸いにも雪は少なく、先週のものと思われる踏み跡があるため、雪のある個所でも踏み抜きは最小限に抑えられた。天狗ノ池で男女4人組のパーティと出会う。笹ヶ峰方面から火打を往復したようだ。
ピークは近く見えたが、実際に歩いてみると思っていたより雪が多く、またハイマツ帯の踏み抜きに苦労させられ、歩みは遅々として進まなかった。先述の4人組パーティの踏み跡があり、ここでも助けられる。雷鳥平を越えたあたりからガスが稜線におよび始め、頂上直下ではついにガスの中に。ようやく辿り着いたピークも強風で山頂滞在時間は約5秒。
黒沢池ヒュッテに戻ったが、最近の山行不足も祟りややバテ気味。アルファ米とBCAAを補給し、とりあえず大倉乗越を越え、黒沢池分岐まで歩く。場合によってはそのまま燕温泉下山もあったが、登山道が思っていたよりピーク側へトラバースしていたので、仕方なく急登を一路目的の山頂へと上る。ここは北向きで雪や氷が多かった。天気は悪化傾向で風は強いが、ピークまではなんとかもった。ガスの山頂で記念写真を撮り、下山。
下山路は南東面のため、雪はほとんどなくほぼ夏道と変わらない。鎖場の階段等部分的に雪や氷が見受けられたが、アイゼン、ピッケルは不要だった。登山道を駆け下り、北地獄谷へ。そこからは舗装された作業道のような道を辿るのだが、終始下の見えない谷底を覗きながらの長い歩きで、しかもたまに出てくる木が滑るため、恐かった。飽きた頃に舗装道路と合流、燕温泉へ下山した。下山後、滝谷やデナリ初滑降で知られる植木さんのご実家・針村屋旅館で汗を流したが、その頃にはバケツをひっくり返したようなどしゃ降りに変わっていた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する