奥秩父・雲取山〜甲武信岳縦走
- GPS
- 80:00
- 距離
- 47.8km
- 登り
- 3,978m
- 下り
- 3,613m
コースタイム
前白岩の肩〜白岩小屋(17:30〜 )
5/3 白岩小屋(6:00)〜大ダワ〜雲取山〜狼平〜岳雁台〜飛竜権現〜大常木源流〜
将監小屋〜山ノ神土〜黒槐尾根〜笠取小屋(16:45〜 )
5/4 笠取小屋(5:40)〜雁峠〜燕山〜水晶山〜雁坂小屋〜雁坂峠〜雁坂嶺〜
東破風山〜西破風山〜笹ノ平〜木賊山〜甲武信小屋(14:10〜 )
5/5 甲武信岳往復の後、甲武信小屋(6:45)〜甲武信岳〜三宝山〜武信白岩山〜
大山〜十文字峠〜林道に出る(11:50)〜梓山バス停(13:05)⇒信濃川上
天候 | 連日晴天 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
下山:梓山からバス⇒信濃川上⇒塩尻⇒名古屋(19:20) |
写真
感想
【古い記録の整理】
昨年、金峰山〜国師ヶ岳を歩いて奥秩父が気に入ったので、今度は東から西へ残りのピークを全部歩いてみる事にする。
5/2
今日最初のピーク・霧藻ヶ峰は秩父宮様が命名したと言われる。
(三峰山とは、妙法ヶ岳・白岩山・雲取山の総称かな?)
夜、白岩小屋の外へ出てみると、東西に開けた鞍部からは高崎〜熊谷の市街地の灯りが見られる。
5/3
雲取山山頂に出るといきなり端正な姿の富士山が目に飛び込んでくる。
北以外の三方を遮るものが無く開けた広い山頂での展望は楽しい。
南に富士山・順に右へ南アルプス・光岳〜塩見岳、そして右に意外と大きな国師ヶ岳〜甲武信岳そして、東には丹沢山塊を展望。
今日一日で今回の行程の半分ほどを歩いた。約10時間の長い行動時間で疲れた。
5/4
高度もいよいよ2000mまで上げてきた。
いよいよ奥秩父の主脈に入って、足元の残雪が多くなってきた。
雁坂嶺を越え、破風山とのコルまで来ると約1mほどの雪だ。加えて東破風山まですごい急登だ。
目を上げると先行者の靴底がすぐ頭の上に有るような傾斜だ。実にきつい登りだ。
木賊山から今日の泊りとなるいかにも渋い感じの甲武信小屋が見える。
テント場には色とりどりの最新テントが並び、小屋の中も混み合っている。
人でごった返す土間の片隅で夕食を作る。
5/5
寒さで目覚めたら4時。外へ出ると気温はマイナス4℃。
食事前にサブザックを背に、凍りついた雪をアイゼンで踏みしめ急登を
甲武信岳へ。
すっかり人が減った小屋で朝食を終え、甲武信岳〜武信白岩を越えるとそろそろ雪も消え、春の山らしくなりアイゼンを外す。
すっかり軽くなったザックを担いで、峠から十文字山の尾根の左にからみ、枝尾根を乗越すともう登りは無い、下りがあるのみだ。
テントサイトも有る毛木平となると林道も近い。
白樺に囲まれたバス停への近道を行くとやがて、一面が高原野菜の畑になる。
林道が舗道に変わるとバス停も近い。
コメント
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onetotaniさん、LArcでございます。
先程は拙レコへコメントを寄せていただきありがとうございます。
歴史を感じるレコを楽しませていただきました。
今は木が伸びて展望の利かなくなった水晶山や雁坂嶺から当時は眺望があったり、甲武信小屋の看板は代替わりしていても当時から小枝で作られていたり・・・興味深く拝見させていただきました。
また、感想に書かれている内容は、30年以上前の記憶をもとに書かれたものとは思えない詳細で新鮮さを感じます。
それだけonetotaniさんの心の中に活き活きと刻み込まれているんですね。
何年経っても心に息づく山行を御経験なさって、これまで私もそのような素晴らしい経験ができたのか、また、これからできるのか・・・
何十年経ってみないとわかりませんが、一回一回じっくり記憶に刻みながら山行を続けていきたいと思いました。
LArcさんが眺められた景色とずいぶん変わったでしょうね。
眺めはが変わっても深い森林や深い渓谷に囲まれた奥秩父への魅力は色褪せません。
関東方面の方はこんな素敵な山域が近くて幸せですね。
関東岳人のホームグランドには今後もお邪魔するつもりです。
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