【小鹿野鉄砲まつり】地蔵寺〜観音院〜観音山〜小鹿神社【戊22.2*】
- GPS
- 04:26
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 752m
- 下り
- 809m
コースタイム
- 山行
- 3:31
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:26
終バスが出る直前に一度目の佳境を迎える。日帰り者にとってはそれで十分。
最後の煙火奉納は夜の歌舞伎上演の後。予定より遅れる場合もあるようなので、宿にチェックインしてから外出した方が良い。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山道は観音山のみ。表側は急な傾斜、裏側は比較的緩やかだが、落葉が大量に積もり滑りやすくなっている。 |
写真
感想
そろそろ今年の締めをどうするか考える頃合。その前に秩父歳末最後の祭りである小鹿野鉄砲まつりに引っ掛けて山行を計画。
しかし、前夜に『ダイ・ハード2』を見てしまったためか寝過ごしてしまい、計画は端から頓挫してしまった。宿で寝転がりながら善後策を練る。
宿には6部屋あり、その内4部屋が供用中で、それぞれ「両神」、「二子」、「城峯」、「白石」と小鹿野町を代表する山の名を冠している。
城峯山はちと遠いので白石山かとも思うが、この白石山は和名倉山ではなく毘沙門山のことで、シルエットは凄くそそられるものの採石用の山のため、一般登山道など無い。山行記録があるのは確認できたが、電波がほとんど届かない場所なので詳細を確認することもできず、道もろくに無いのであれば思いつきで登れるわけもない。
結局、当初計画していた山行の逆打ちをベースにすることとした。
が、しかしである。屋台で食したたこ焼きや大判焼きにふくらし粉が大量に入っていたらしく、体内にガスがたまって午前3時以降トイレを行ったり来たり。ほとんど寝られなかった。このような屁が出るんだか実が出るんだかわからないような状況では長距離山行は難しい。ということで、観音山をメインとして軽めに済ませることとする。
宿を出て暫くすると宿から電話がかかってきた。そう言えば、部屋の鍵を返していなかった。思えば今年は忘れ物を大量にした年だ。電車内にものを忘れること2回、レンタカーで財布とETCカードを忘れ、宿ではカメラを忘れ、そして今回は忘れ物が無いか念入りに確認して出てきたにもかかわらず鍵を返すのを忘れた。これはもう若年性認知症の域に達しているのではないかとも思ったが、最近とみに信頼性が低下しているネット記事によると認知症の症状はもっと酷いようなので、ちょっと安心。ものを乱雑に置かないようにすれば、こういうことは無くなると思うが、来年も同様の事態が続くようであれば医者に診てもらうなりすることを考えないといけない。
それはそれとして、鷲窟山観音院である。昔、北側の牛首峠から膝を痛めつつ訪れ、また来たいと思っていた所だ。そそり立つ岩肌に無数の仏像が彫られ、或いは安置され、これぞ須弥山かと言うほどの厳かさがある。残念ながら西奥の院へは崩落の危険があるため長いこと立ち入れない、いや、もう立ち入れない状況になっているが、いつか開放されることがあれば、これぞ西方浄土とありがたく歩きたいものだ。即物主義的な唯物論者でもなければ、このように天神地祇を敬うのは極めて自然なことであって、福島で起きたような百体を越える仏像、石像を破壊して回るなど想像だにできないことである。犯人は捕まったが、矯正され、正しい道に導かれるよう祈るのみだ。
この観音院の奥が観音山となる。標高は東京の高尾山と同じくらいだが、麓から山頂までの距離が短いようで、その分傾斜が急である。ここもかつては採石されていたらしく、石を切り出した跡などを認めつつ歩いて行くとこじんまりとした観音山の山頂に到る。木立の中とは言え、山頂からは秩父外周の山々がなおも青さを残す空の下並び立つのが見える。近くに見える小鹿野の白石山は非常にそそられる。登山用の山でないのが残念でならない。城峯山は一度歩いてみたいと思いつつ、歩くとすると城峯山だけで終わってしまいそうで、どうしても後回しになっている。周囲の山を眺めつつ感慨に一通り耽った後、下山に移る。
当初は、牛首峠経由で下りるつもりだったが、途中、落葉松峠への道が地図上は破線にもかかわらずしっかりしていたので、そちらから下って小鹿神社へ向かうこととした。観音山から落葉松峠は彩の国国体の少年少女縦走ルートだったそうで、こんな所を縦走させるのかと最初は思ったものだが、おかげで人が歩いていない割には歩きやすい。落葉松峠との間は正面から登るより傾斜が緩やかで負担が少ないかもしれない。後半、藪が繁ってきて身構えたが、最後まで道もしっかりして藪に埋もれることも無く無事峠に到ることができた。
最後は小鹿野の中でも特に由緒ある神社の一つであろう小鹿神社に参拝。国道299号線を歩いている時に大鳥居が気になっていたが、恐らく、数年前に来た時にも気になったはずだが、今回ようやくご挨拶ができた。東京から時折気晴らしのために気軽に泊まりに出かけられる温泉地を探しているが、小鹿野はその最有力候補だ。今後ともお世話になります。どうぞどうぞよろしくよろしく。
というわけで、寝坊というアクシデントに見舞われ、タイミングがずれて始まった今回の一連の行動は何とか丸く収まった。今後も機会があれば様々な山行と組み合わせて祭りを見に来るとしよう。
〜おしまい〜
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