暴風の鳳凰山(薬師岳)夜叉神峠から
- GPS
- 09:14
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,774m
- 下り
- 1,764m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:11
天候 | 晴れ(樹林帯抜けると暴風) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
外気温−5℃ぐらいシュラフ2枚重ねでぬくぬく熟睡。 登山開始時には7台ぐらい停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はないです。 低温&強風なので服装含め装備は万全に! 南御室小屋でチェーンスパイクを装着しました。 樹林帯を抜けてから暴風でした。トレースも消えている箇所があり、薬師小屋から薬師岳までの間は膝ぐらいの深さのラッセルでした。 |
写真
装備
備考 | 今回初めて防寒テムレスを使いました。想像以上に暖かくコストパフォーマンス最高です。 |
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感想
天気予報&GPV気象予報を見ると
・C評価で風速20m/s以上
・白根(白峰)三山上空に雲
という予報でしたが、予報が外れることを期待して登ってきました。
結果は予報通り、昨シーズンに見ることのできた素晴らしい景色を見ることはできませんでした。
◎夜叉神峠登山口〜杖立峠
特に危険個所無し。落ち葉と浮石のミックス、下山時には注意。
◎杖立峠〜火事場跡
火事場跡に近くなると雪がチラホラ出てきます。たまに凍っているところもあるので滑らないよう注意です。
◎火事場跡〜南御室小屋
直後は雪道と夏道が交互に出てきます。
その後完全に雪道となりますが、ノーアイゼンでも大丈夫でした。
苺平まではダラダラとした登りが続き、樹林帯を進むので風の影響もなかったです。
苺平から先は小屋までいったん下ります。
途中に木に赤テープが目印の辻山への分岐がありますが、巻いたため山頂の様子はわかりません。
小屋の手前では御来光ポイントがあり、またそこは携帯の電波が入る場所との看板がありました。(小屋付近は圏外らしい)
南御室小屋では、水場の水は十分に流れていました。
◎南御室小屋〜薬師岳
小屋直後はいったん下げた標高を登り返します、チョイ急な登りがありますが、全体的にダラダラとした登りです。
小屋でチェーンスパイクを装着しましたが、ノーアイゼンでも行けそうでした。(ただし日々雪質は変化するため、状況により判断してください。)
砂払岳に出ると樹林帯を抜け暴風のため、抜ける前に防寒装備を済ませました。
砂払岳から薬師小屋まではいったん下りますが、吹きっさらしなので風でトレースも消えかかり、雪の吹き溜まり個所もあります。
特に岩場の吹き溜まりでは踏み抜きの可能性があるので通過する際は慎重に。
小屋はトイレ使用可能。ただ風よけになるような場所がなく、休憩はできませんでした。
薬師小屋から薬師岳山頂の登りでは完全にノートレース。区間が短く助かりましたが、膝深さぐらいのラッセルでした。
山頂では相変わらずの暴風。
体がもっていかれるほどではないものの、寒さのため短い滞在でそそくさと退散しました。
本来は観音岳や地蔵岳まで行きたかったのですが、風が強く眺望も期待できずここで終了。ピストンで下山しました。
実は砂払岳で引き返そうとしたのですが、ちょうど同じときにそこにいたソロの方が薬師岳まで行かれるということなので、距離も短いこともありついていきました。
砂払岳から小屋までは先行していただき、小屋から薬師岳までは入れ替わって先行、なんとか山頂まで行くことができました。
※昨シーズンは風が強かったものの快晴で白根三山の素晴らしい景色を見ることができたのですが、今回は残念でした。
全体的に雪が少ない感じでしたが、山頂付近では一部深いところもありました。
気温は−5℃〜−10℃ぐらい。強風&低温でなかなか休憩して食事をとる場所も少ないため、行動食を多めに持っていき、ちょこちょこ食べながらの山行でした。
samtoma 様。 薬師岳の頂上で写真を撮って頂いたshin123と申します。お帰りの所引き留めて申し訳ございませんでした。またもう一人の方とのラッセルありがとうございます。お陰様で私はさほどの苦労なく登らせて頂きました。それにしても、稜線での風はすごかったですし、眺望は残念でしたね。頂上で50分位粘ってましたが、状況は変わりませんでした。
shin123さま コメントありがとうございます。
当日は予報がばっちり当たってしまって本当に残念でした。
大好きな甲斐駒ヶ岳を見られることを期待したのですが・・・
山頂の暴風には耐えられずに早々に退散しちゃいましたが、あの中で50分も粘ったのはすごいです!
寒い中、お疲れ様でした。
samtoma様 甲斐駒。全くもって同感です。観音岳から赤抜沢の頭のはるか上にそびえ、冬でも雪があまり着かない山容は本当迫力ありますね。私もそれが最終目的でしたが、あの状況では観音岳に行ったところでどうせ見えないでしょうし危険ですよね。月曜日に行かれた方のヤマレコを見るとよだれが出そうな景色が広がっており、来年あたりのリベンジを考えました。ありがとうございました。
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