仲尾根〜烏尾尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 693m
- 下り
- 698m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・15〜16台駐車可 ・トイレはないので戸川林道/山岳スポーツセンター入口で (烏尾山山頂にはチップトイレあり) ・登山計画書は戸川林道/滝沢園入口にポストあり (昨年3月まであった戸沢の臨時派出所のポストは撤去されました) ■仲尾根 一般的な取付きは作治小屋の30m手前に標識がある。 準一般登山道で踏み跡はある。 中間部の草原斜面は開放的で展望もよく休憩にはもってこいの場所。 烏尾山が近くなるとやや急になる。 この尾根を下降に使う場合、特に標識はないので、烏尾山頂広場の少し北側に ある「表尾根9」標識から下る。 ■烏尾尾根 下降する場合、烏尾山頂広場のすぐ南側からで標識はある。 少し下りた辺りから標高920mのコル平地までは、烏尾尾根の南側植林斜面に ジグザグと道があり、尾根からは少し離れている。 中間部の平坦なセクションは尾根上を歩く。 一本桜と標識とベンチがある箇所から右の尾根に乗るが、再び急になりジグ ザグを切りながら新茅山荘前の駐車場に下りる。 全体的に植林帯の尾根で、注意することは開けた箇所よりも暗くなる時間が 早いので、明るい時間帯に余裕をもって通過できるよう登山計画を立てること。 また植林内は登山道レベルの明瞭な作業径路が錯綜していたり、植林作業用の ピンクテープが急な斜面にも付けられているため、これを登山用と勘違い しないこと。 杉の根が登山道上にも露出しておりつまづかないよう注意。 |
写真
感想
今日はJMIA(日本登山インストラクターズ協会)主催の安心登山講習会実技です。
今回のテーマは「遭難事故を未然に防ぐ」。
過去に実際遭難事故が起こった烏尾尾根を使い、なぜ起こってしまったのかを
考えながら歩いてもらいました。
・万が一遭難をしてしまった際、一刻を争う救助には場所の特定が不可欠です。
そのためには命綱と言える登山計画書の管轄警察署提出は必須。
実際起こった遭難事故の際は残念ながら登山届は出されておらず、どのルートを
辿ったのかわからなかったため、捜索範囲は広範囲に及びました。
現在はwebでも登山計画書の提出はできるので、どんな手段を用いても
必ず提出することが登山者の義務とも言えます。
・植林帯の道やテープは何も登山者のためにあるだけでなく、植林作業のための
径路やテープ(主にピンク)、電力会社用の径路などがあります。
したがってテープばかり追うと急激な斜面を下りてしまい、最後は沢に落ちて
亡くなられたり動けなくなってしまうケースが大抵です。
地形図をしっかり読める力をつけるのは登山者の基本です。
・登山計画を仲間と立てるときや、現場で登るときはメンバー間のコミュニケー
ションと情報共有が非常に大切です。
現在位置の確認や下りるべき尾根の選択などは、必ず声に出してメンバー全員に
伝えることです。
たとえ同行メンバーがベテランで、自分は初心者でもおかしいな?と思ったら
間違ってもよいから声に出して言うことです。
リーダーにおんぶに抱っこは絶対にせず、どんな些細なことでも、その山行に
関われるよう「主体性」を持って参画しないといずれ遭難につながります。
その経験の蓄積がいずれ一人前の登山者につながっていきます。
もちろん1年や2年ではありませんけど。
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