年中行事の天狗岳！ の、その前に横岳縦走 （美濃戸口〜稲子湯）

2017年01月01日(日) ~ 2017年01月03日(火)

• GPS: 47:37
• 距離: 30.9km
• 登り: 2,359m
• 下り: 2,334m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:26

距離 11.3km 登り 1,514m 下り 278m

10:37 美濃戸口
10:44 八ヶ岳山荘
11:27 やまのこ村
11:32 11:37 赤岳山荘
11:41 美濃戸山荘
13:12 中ノ行者小屋跡
14:07 14:41 行者小屋
15:56 15:58 地蔵の頭
16:03 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 2:41
• 合計: 7:40

距離 15.4km 登り 810m 下り 1,486m

7:25 赤岳天望荘
7:28 地蔵の頭
7:34 7:47 二十三夜峰
7:48 8:00 日ノ岳
8:01 8:09 鉾岳
8:12 8:26 石尊峰
8:27 8:37 横岳（三叉峰）
8:41 8:46 無名峰
8:50 9:04 横岳（奥ノ院）
9:17 台座ノ頭
9:32 硫黄岳山荘
9:56 10:07 硫黄岳
10:32 ヒュッテ夏沢
10:37 山びこ荘
10:38 10:46 夏沢峠
11:26 11:34 箕冠山
11:38 根石山荘
11:44 11:45 根石岳
11:59 白砂新道入口
12:17 12:28 東天狗岳
12:36 12:57 天狗岳
13:36 中山峠
13:41 14:02 黒百合ヒュッテ
14:08 中山峠
14:55 中山峠・本沢温泉分岐
15:01 15:05 ミドリ池
15:05 しらびそ小屋

3日目

• 山行: 1:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:28

距離 4.1km 登り 27m 下り 565m

8:36 しらびそ小屋
9:12 こまどり沢 水場
9:54 ミドリ池入口
10:04 稲子湯

天候

1日目 概ね快晴
2日目 概ね快晴 暖かいというより暑い一日でした
3日目 雪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

バス
茅野駅〜美濃戸口 ￥930

タクシー
稲子湯〜小海駅 ￥4,980(迎車料金込)

コース状況／危険箇所等

昨年同時期に比べると雪が着いていますが、例年に比べると少なめです。
横岳周辺のクサリやハシゴは埋まっているはずもなく、年末年始のため多くの人が入山しており、トレースもバッチリありました。

鉾岳のトラバースや奥ノ院からの下りは積雪量が多くなると格段に難易度が上がるらしいのでご注意ください。

その他周辺情報

赤岳天望荘
1泊2食 個室１名利用￥15,000?のところ色々あって￥9,500

しらびそ小屋
１泊2食 ￥9,100 (冬季暖房費込)

稲子湯
日帰り入浴 しらびそ小屋利用で￥550

写真

あけましておめでとうございます！
今年も八ヶ岳から歩きはじめます

では出発します

やっぱり南沢なんです

カッチカチです

行者小屋で横岳ドーン！

地蔵尾根に取ついて遥かに硫黄岳

地蔵尾根はやっぱりキツイ！

天望荘が見えてきた

お地蔵さん、今年もよろしくお願いします

そんで展望荘につきました

おはようございます！
正月2日の日の出です

いざ、横岳へ！

核心部のはじまりはじまり〜
まず二十三夜峰の基部のハジゴを登ります

続いて日ノ岳を登っていきます

それから鉾岳の西を下っていきます
最初の1歩が怖い！

そのあとトラバースを歩きます
この日は問題なく通過できましたが積雪量が多いとかなり難しいと思います

そのあとも順調に歩を進めて歩いてきた道を振り返ります

そして奥の院にご到着です

さて難所はまだまだ続きます
奥の院からの下りも積雪量が多いとかなり怖い！らしいです
この日はクサリが出ていて難なくクリアできました

ここがカニのタテバイ、ですか？

で、こちらはカニのヨコバイ？
やっぱりクサリが出ていたので無事に通過できました

核心部を抜け出して、ホっと一息
再び歩いてきた道を振り返ります

次は硫黄岳を登ります
核心部を抜けたからと言って油断は禁物ですが気分的にはかなり楽になりました

で、硫黄岳から横岳、赤岳、阿弥陀岳を眺めます

天狗岳に向かうため硫黄岳から大きく下ってしまいます

夏沢峠で爆裂火口ドーン！
さぁ、後半も頑張るぞ〜

でも箕冠山までの樹林帯はかったるさ満点です
テンションがた落ちです

ようやく樹林帯を抜け出しました
根石岳はやっぱり風が強いんです

やっぱりこの景色！

再び気分が盛り上がって天狗岳を登っていきます

で東天狗岳です

今回は登るつもりじゃなっかったんですが、時間があるので西にも行くことにします

西天狗から南八ツを眺めます
西天狗は風も弱く休憩適地です

西から東を眺めます

帰りは東天狗のてっぺんには寄らずに中山峠に下ります

黒百合ヒュッテに立ち寄ってから中山峠からしらびそ小屋を目指します

みどり池から天狗岳を望みます

夜空に浮かぶ天狗岳

3日目
雪が降っています
天狗岳は見えませんね

今年もお世話になりました

では、稲子湯に向かって出発です

無事に稲子湯に着きました
楽しい山旅、ありがとうございました！

感想

ninotsugi

今年のお正月も八ヶ岳です。

昨シーズンに赤岳に登ってから次は横岳縦走だ！と思い続けていたのですが、正月が近づくにつれて不安が募ってくるばかりなのでした。

果たして本当に自分は行けるのだろうか？
行っていいのだろうか？
行くことを神は許してくれるのであろうか？

皆様のレコを拝読すると、ロープ必須みたいなことが多数書かれています。
けど、ロープ持ってないし。
持つだけなら買えばいいのですが、買ったところで使えません。

けれども、皆様のレコのなかには「赤岳を難なく登ることができたなら、横岳縦走もできる！」
みたいなことも書かれております。

そういえば、昨シーズン小屋で御一緒になった方は
「地蔵尾根を下るくらいなら横岳に行っちゃう」と言ってましたね。

と言うことで、何だかんだ言っても(いつも不安なことばかり言ってますが)、
自分もそれなりに経験してきたのだから行ける！はず？

ということで、行ってしまいました。

で、緊張したところは以下の3ヶ所です。

鉾岳西側の下り
それにつづく鉾岳のトラバース
そして奥の院からの下り

まあ、ハシゴやクサリは出ていましたし、トレースもバッチリありましたので、
思っていたよりかは難しくなかったですね。
案ずるより産むが易しってやつでしょうか。

でも、もう一度行くかというと、それは微妙です。
今回は全てにおいて最高のコンディションだったと思います。

トレースがなかったら、
クサリか埋まっていたら、
強風が吹いていたら、

歩くことはできなかったでしょう。

なので、私のような初心者の方は積雪量が比較的少なく絶対にトレースがある年末年始の天候の良い日限定で、なおかつ冬季の赤岳を登ってから行かれるようにお願いいたします。

ちなみに今回は赤岳には登っていません。
横岳縦走される方は大概赤岳も登頂されるのですが、昨シーズン2回登ったし今回はいいかなと。
それより2泊目のしらびそ小屋はやっぱり外せませんし、天狗岳に登らないとなんだか気持ちの面で落ちつきません。
赤岳と天狗岳を天秤にかけて天狗岳を選んでしまったわけなんです。

天望荘は2回目ということで、勝手がわかって実に快適に過ごすことができました。
予約をした際に「個室棟でお願いいたします」と申し込んだら「個室」が宛がわれていてビックリしました。
「個室棟」の相部屋のつもりだったんですが…。
個室を一人で利用の場合、本来なら￥15,000くらいするらしいのですが、お安くしてくれました。
ありがとうございます。
まあ、お安くして頂いた理由は別のところにあるんですけどね…。
内緒にしておきます。

2泊目のしらびそ小屋はもう言うことなしの快適そのものです。
例によって濁り酒のお屠蘇を頂きました。
ただ、とろろ芋のご飯を食べられなかったのが少々心残りです。

この日の純粋な宿泊客は私を含めて4名でしたが、他の皆さんは朝食にトーストを希望されていて、私一人、和食の朝食を食べることになり、それはそれでちょっと寂しかったです。
（しかもとろろ芋ごはんじゃなかったし）

そういえば、しらびそ小屋の名物のトーストをまだ食べたことがなかったので、次回はぜひトーストを頼むことにしよう！、と、そう心に誓った山行なのでした。
（とろろ芋ごはんは食べないでいいのか！）

最後になりましたが今回出会った皆様ありがとうございます。
全ての方に感謝いたします。

コメント

bird_play

一張一弛
緊張感のあるコメントと最後の緩い〆が良かったです。（笑）
ぜひわたくしめの推薦図書「岳」を読破して下さい。(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ

ninotsugi

検討します
件の要件は検討させてください

また山においでよ！