小河内山南尾根〜山伏〜井川峠〜井川大橋

2017年01月02日(月) ~ 2017年01月04日(水)

• GPS: 52:55
• 距離: 25.7km
• 登り: 2,149m
• 下り: 2,165m

コースタイム

2017/1/2(月)　小河内集落→1800
　0710小河内山南尾根取付−0735 800鞍部−0825登山道分岐−0905 1113
　−1045 △1410−1330 △1807

2017/1/3(火)　1800→山伏避難小屋
　0710 1800−0920小河内山III峰−1000小河内山II峰△2075−1040小河内山I峰
　−1205大笹峠−1255山伏△2013−1345山伏避難小屋

2017/1/4(火)　山伏避難小屋→井川大橋
　0610山伏避難小屋−0625百畳平−＜車道＞−0815井川峠−1120井川峠登山口
　−1200井川大橋
※この日はバス時刻表に合わせて井川峠以降は超スローペース

天候

2017/1/2(月)　晴れ
2017/1/3(火)　晴れ
2017/1/4(水)　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

取付き付近に路駐して山行→井川大橋より小河内まで井川地区自主運行バスで移動

コース状況／危険箇所等

全体に積雪皆無。

・小河内山南尾根（永野本では長尾根）
小河内集落から小河内山III峰へ突き上げる尾根。幕場多いが水場なし。
小河内集落の先、小河内川を渡る橋の手前からコンクリート舗装林道が左上に向かって生えていてここから取付く。すぐに左手へ中電の「反射板」標識がありこれに従って左の藪道へ入る。少し先に左手へ中電の「一色山反射板」標識がありその奥に廃屋。廃屋脇を通って廃屋後方の斜面を上がっていくと800鞍部で尾根へ出る（取付き〜尾根間は夏季は蛭天国とのこと）。
地形図では1050付近で登山道が尾根西側へ逸れていくが、自分のGPSでは980付近で正面に纏リス看板、左方に中電「反射板」標識がありここで分岐。ここから正面の尾根を適当に登っていく。
尾根下部は下草もなく踏み跡は微妙に認識できる。ごくたまに赤布出現。時々二重山稜。地形図1113付近に「森林開発公団　静岡出張所」の黄色看板。1150〜1350はわりときつい斜度だが足場は悪くない。△1410.6（三等　樽葉（一色山））を過ぎると快適な道。1570で右手尾根に乗り換える。△1807.7（三等　菅山）は見つけられず。1850くらいからスズタケ現れはじめ、鹿道に誘導されやすい。明瞭な尾根を辿り、2062小河内山III峰へ至る。

・小河内山〜山伏
明瞭な登山道。積雪皆無でした。

・山伏避難小屋
登山道から3分ほど降りたところにある。このへんによくある、土間の両側に板間の構造。小屋から水音に従って5分ほど降りたところに太い沢。冬季も枯れなさそうだが、積雪深くなると沢まで降りるのが大変そう。

・井川峠〜井川大橋（岩崎）
昔から人の往来に使われてきた山道の風情。
1350〜1200付近はGPSログのとおり、登山道表示尾根の南側の尾根（多重山稜地帯）を通過する。
1100付近が若干難しい。
1．小尾根を回り込むように向こう側へ（画像78）
2．回り込んだ先のペンキマークの木で右尾根に進みそうになるがここは左の尾根へ
3．尾根を進んだ少し先で、×マークの木があり、左へ降りる（画像80）

写真

1/2 7:03

【2017/1/2(月)：1日目】
取付き近くに駐車。通報対策に行程と日程を書いた紙をダッシュボードに置きました。

1/2 7:11

林道入口

1/2 7:14

林道左手に中電の標識

1/2 7:15

ここを左へ

1/2 7:23

少し先の左に再度中電標識

1/2 7:23

ここを左へ

1/2 7:24

石垣もあり以前家屋が並んでいたのかもしれない。廃屋の脇を通って裏の斜面を上がる。

1/2 7:33

800鞍部直前にも標識あり。ここまで夏季は蛭がものすごいと民宿ご主人談。

1/2 7:49

お約束の一升瓶残骸。ここからずっと尾根通し。

1/2 8:23

980付近にて登山道との分岐。

1/2 8:23

登山道の反射板は左方へ

1/2 9:01

空へ向かって看板設置。誰のために・・・？

1/2 9:01

小河内集落は望月姓が多い

1/2 9:49

1050〜1350はこれくらいの斜度を適当に直登。足場は比較的安定している。

1/2 10:03

空が開けてきた

1/2 10:40

1400で平らに

1/2 10:42

一色山△1410.53（三等　樽葉）

1/2 10:49

古そうな標石

1/2 11:45

熊の爪とぎ対策用の紐がずりおちてしまってやられたみたい。

1/2 12:10

1570付近

1/2 12:20

左手にチラチラと真っ白な峰がみえる。この特徴的で美しい吊り尾根は聖だろう。

1/2 13:02

キンと冴えた真冬の空

1/2 14:00

本日ここまで（1800付近）

1/3 6:56

【2017/1/3(火)：2日目】

1/3 6:57

のんびり出発

1/3 7:28

低い笹があらわれはじめる

1/3 8:07

1800くらいからスズタケ

1/3 8:17

樹液もカチンコチン

1/3 8:47

もうちょっと

1/3 9:22

稜線到着

1/3 9:27

小河内山III峰

1/3 9:24

水無峠山方面

1/3 9:23

登ってきた尾根

1/3 9:33

山伏方面

1/3 9:38

唯一見た積雪らしきもの。これ全部溶かしてもせいぜい100ccだろうなぁ。

1/3 9:42

1/3 9:42

大無間山塊

1/3 9:56

北東尾根も歩いてみたい

1/3 9:57

小無間直下はガレがひどそう

1/3 9:59

早川側はガレてますね。

1/3 10:01

小河内山II峰△2075.52（三等　水無峠）

1/3 10:35

小河内山I峰

1/3 10:51

尾根を外れて左へ降りていく。マーク多いので道迷いはない。

1/3 11:43

山伏が目の前なのに、細かいアップダウンに嫌気がさしてくる。

1/3 12:01

大笹峠へ下降

1/3 12:05

ここを降りました

1/3 12:06

山梨県は井川雨畑林道を通すつもりはないのでしょうか・・・

1/3 12:07

さて山伏へ

1/3 12:50

雪がない・・・・

1/3 12:52

山伏△2013.2（二等　山伏峠）
2年前に見た山頂標識は消え去っていた。未だ標識闘争が絶えないんだろうなぁ。

1/3 12:52

1/3 12:54

雪全然ない〜〜

1/3 13:03

富士山

1/3 13:18

1/3 13:46

山伏避難小屋

1/3 13:50

中はきれいです

1/3 13:59

避難小屋から5分ほど下ったところに沢

1/3 13:59

水量豊富です

1/3 14:10

水場・ベランダ付の素敵な山伏避難小屋。

1/4 6:08

【2017/1/4(水)：3日目】
出発時の気温-8度C

1/4 6:13

夜明け

1/4 7:11

牛首峠（笹山の北側）から小河内へ降りる登山道は「8.0km」表示付近

1/4 7:12

8.0kmから僅かに井川峠側にある下降路らしき踏み跡。いつか降りてみようと思う（懸垂装備で）

1/4 7:27

笹山P西側から井川湖方面への下降路らしき踏み跡

1/4 7:45

小河内山南尾根を真横から

1/4 8:15

井川峠（県道の）

1/4 8:16

井川峠方面

1/4 8:20

1/4 8:17

井川大橋（岩崎）方面　ここから下降

1/4 8:23

大昔から人の手の入っている風情の山道

1/4 8:33

森が素晴らしい

1/4 8:35

イワカガミ

1/4 8:43

大木

1/4 8:45

古い標石

1/4 8:50

1/4 8:58

1/4 9:01

なんとなく切り開きがあり山道が認識できる

1/4 9:41

1150付近で悩んだところ。画像左端の木に⇔とあるが、この木のさらに左の小尾根を越えるのか、画像右の谷筋を降りるのか？正解は画像中央付近にトラバース道がついていた。

1/4 9:43

←のトラバース道を越えて振り返ったところ。小尾根を乗越すこともできたかもしれない。

1/4 9:49

さらに尾根を辿ると、尾根上の木に×マークが！

1/4 9:51

×マーク。ここは左へ降りる（ペンキマーク等あり）

1/4 10:06

山仕事の道

1/4 10:36

1/4 10:42

林道取付きへ出た

1/4 10:43

林道反対側の茶畑へ誘導のペンキマークあり

1/4 10:49

茶畑脇を通り廃屋裏を通過した先。ここは登山道なのか・・・？？？石にうっすらペンキマークがあるので辿る。

1/4 10:51

よかった、外れてなかった

1/4 11:09

下部は荒れてます。数年前の台風の影響らしい。

1/4 11:20

井川湖見えた

1/4 11:22

下山！

1/4 11:22

下山直前のススキのところでやられたー！これ取るの大変なんです。

1/4 11:54

井川大橋を渡る

1/4 11:56

1/4 12:00

底板に隙間がなく、畑薙大橋よりもガッチリしていて揺れも少ないため、恐怖感はありません。

1/4 13:18

以前、車、バイクで渡りました

1/4 12:43

宅配業者さんが普通に渡っていきました。重要な生活道路です。

1/4 12:00

自主運行バスの井川大橋バス停。日蔭で激寒ですが建物があって助かります。

1/4 12:47

自主運行バスの年末年始ダイヤ。12/31〜1/3は特別ダイヤ、これ以外の12/23〜1/9は土日ダイヤでした。

1/4 14:09

自主運行バス運転士さんはtwitterで横沢〜井川の道路情報をリアルタイムで発信されているらしく、教えていただいたお名前で検索して一発で出ました。

1/4 14:10

ありがとうございましたー！

1/5 11:35

【おまけ：掛川花鳥園】
ケープペンギン

1/5 11:40

ケープペンギン

1/5 11:51

オシドリ♂を上から

1/5 14:22

オシドリのアルビノだそうです。珍しい！

1/5 11:58

カモ類はたくさんいて忘れました^^;

1/5 12:04

ワライカワセミ
いわゆるカワセミよりも3まわりくらいデカい

1/5 12:06

アフリカオオコノハズク「十三」
眼光鋭く客を威嚇w

1/5 12:07

ウサギフクロウ「つむぎ」

1/5 12:08

1/5 12:08

アフリカオオコノハズク「ポポ」
昔、驚くとシュッとなる姿がテレビで話題となったポポちゃんです。

1/5 12:19

もう13歳だそうです

1/5 12:12

1/5 12:38

園内のポスターも凝っていて笑えます

1/5 12:48

ハシビロコウ「ふたば」

1/5 13:06

僅かに首を振る程度にしか動いてくれませんでしたw

1/5 13:23

オオフラミンゴ
掃除用具のバケツに首を突っ込んで興味津々

1/5 13:23

1/5 13:30

クロエリセイタカシギ
膝下でカメラを構えるとエサかと思って突進してきたw　犬のような鳴き声です

1/5 13:42

オオハシさん

1/5 13:49

エミュー

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-850 Tough オリンパス

装備

備考

森林限界以下の縦走かつ積雪無し情報だったので、軽登山靴＋お守り用8本アイゼンとした。

感想

ebi0813

好天予報の年末年始も、白樺荘手前の法面崩落で計画いちから練り直し。ならば以前より行きたいと思っていた、小河内山南尾根を登って雪の山伏を楽しもう・・・ところが山伏に積雪なしの記録が。色々悩んだ末、小河内山南尾根と、井川峠から井川大橋へ至る昔の山道を辿ってみることとした。

つづく。。。


本山行にあたり、下記の記録を参考にさせていただきました。どうもありがとうございました。

kumahikoさん：白峰南嶺(小河内〜東河内)　2015年3月28日から3日間
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-609008.html

namemaniaさん：八紘嶺〜大谷嶺〜山伏　2014年1月4日から2日間
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-392020.html

コメント

naoe

お疲れさまでした
ebi0813さん、お久しぶりです。二軒小屋以来なので半年ぶりですか。
　待ちに待った、久しぶりのアップですね。
　それにしても、この真冬に小河内ですか、寒くなかったですか？私は8月に山伏避難小屋に泊まったことがありますが、それでもブルブルでした。あそこは陽あたりが悪いので寒いですよね。
　安倍奥西稜はアップダウンも少なく歩きやすいけど、テント装備では大変だったでしょうね。
　それにしても、遠路はるばるお疲れ様でした。続きのレコも楽しみにしています。
　

ebi0813

Re: お疲れさまでした
naoeさん、こんにちは。コメントありがとうございます。ご無沙汰しておりました。
実はもうひとつ、11月にも笊ケ岳へ行っているのですが、どうも記録執筆スイッチが入らず
山伏避難小屋、8月でもそんなに寒かったですか？
たしかに低いところに建っているうえに木立に囲まれていて、日当たりも眺めもあまり良いとはいえませんが、太い水場が近くにあって、素敵なところだなぁ と思いました。
本当は山伏〜井川峠は稜線を行きたかったのですが、バスが気になって道路を行ってしまったので、いつか再訪したいと思っています。
naoeさんも精力的にあっちこっち歩いておられますね！そのパワーをちょっとでいいので分けてください