2017mの雲取は、ノートレース長沢背稜からラッセル地獄にて。
- GPS
- 33:36
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 2,590m
- 下り
- 2,897m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:27
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:16
天候 | 13 晴 14曇のち小雪 稜線はマイナス20度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートは、無雪期はもちろん冬の積雪時にも5,6回以上歩いているが、今回の積雪量は半端なかった。これまで同ルートを何度も歩いており、冬期ノートレース時でも無雪期+αのタイムで行けていたので、油断があった。 雪が落ち着くまで、安易な立ち入りはお勧めしない。 今冬雲取に行かれるなら、鴨沢、石尾根、三峰いずれかで。 9日の大雪で、長沢背稜は完全ノートレースで積雪40〜50cm。ところにより太腿上70cm〜80cm。ワカン必須。目印はほぼ無く、無雪期を含め10回以上このルートを歩いている我々でも途中でコースアウトしてしまった。結局、これまでの冬季比+3時間以上かかり、大反省。 石尾根の方はトレースあり。雲取〜ブナ坂間は鴨沢からのトレースが明瞭で問題なかったが、ブナ坂から先の七ツ石から六ツ石までの石尾根上はトレースはあるにはあったが14日午前中時点では1、2名分程度しかなかった。積雪量は膝くらい。ところによって太腿。先行者の踏み跡が大股男性のものらしく、妻はこれが使えず難儀しており、何度も吹き溜まりにハマってもんどりうっていた。鷹ノ巣および六ツ石山の巻道にもトレース無し。 六ツ石山から下は雪は途端に少なくなり普通に歩ける。 |
その他周辺情報 | 雲取山荘7800円。要予約。テント泊者ゼロ。 奥多摩小屋テン場では、完全極寒装備の東京消防庁隊員100名位が耐寒訓練テント泊をしていた。 なお、山頂避難小屋泊した方によると、夜、食料を全部鼠か何かに盗られて朝起きたら全てなくなっていたとのこと。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
チェーンアイゼン
ワカン
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感想
13日は有休であったが、荒れ模様の週末。
歩けそうなのは東京近郊の山のみ。
ということで2017年だし、2017mの雲取へ。
雲取に泊まるときは大抵いつも冬期を含めて長沢背稜から行っており、今回もそうしてしまったことが敗因。
これまでも積雪&ノートレースのときに何度も同じルートを歩いているが、今回の雪の量は半端なく、厳しいノートレースラッセルとなった。
積雪時に何度も歩いてるにもかかわらず、水松山付近で枝尾根に入り込むなどのロスもあり、
これまでの冬期比で、プラス3時間を要してしまい、大ダワで日没となってしまった。
天祖山までは、従来冬期とさほど変わらず。やや多めくらいの感じであったが、その先が半端なかった。
深いラッセルとなると、やはり自分が先行する方が安心であり、妻1割、自分9割ラッセルにて非常に疲れた。
が、無事に到着して安堵。
翌朝は荒れ模様とのことであったが、2017年の新しい異様な標識の山頂を踏んで石尾根を下山。
殆どの方が鴨沢ピストンらしく、ブナ坂までは踏まれまくっていて無雪期同様。
しかし、ここから七ツ石に向かうと途端に1、2名分の踏み跡しかなくなった。男性の足跡にて妻は歩幅が合わず難儀。雪も降ってきた。
しかし、昨日のノートレースラッセルと比べれば全然マシ。
雪が降り続いているため、鷹ノ巣避難小屋で昼飯。
鷹ノ巣山頂は寄らずに巻こうと思ったが、巻道に踏み跡無く、ラッセルは昨日でお腹一杯のため、渋々山頂へ登り返す。
ここから六ツ石までの尾根上もそれなりに雪あり、先行者の歩幅と合わない妻は、度々太腿まで埋まって抜けなくなることしばしば。
六ツ石山のいつもの北面のトレースは無く、山頂へ直登する雪道ができており、ここも渋々それを辿って大きく迂回。
六ツ石山から先はようやく雪が数cm程度と普通に歩けるようになった。
これまで冬季に同ルート何度も歩いているという油断があり、最後はヘッデン山行となってしまったことを大反省。
また今週も雪が予想されるため、今冬の雲取行かれる方は、鴨沢もしくは三峰からとされたく、ご注意を。
◆因みにヤマレコ登録してからの、我々の以前の冬季同ルート記録はこちら。長沢背稜で+3時間、踏跡あった石尾根でも+1時間半以上かかっている。雪の量とラッセル有無でこれだけ違う。
2011年2月時↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-98487.html
2014年12月時↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-567444.html
そういう事でしたか。
まあ、無事で何よりでした。
実はねえ、私も久々に雲取山荘泊で雲取山にいこうかと思ってたんですよ。
(もちろん鴨沢からですけど )
行ってたらバッタリ同宿でしたね。
しかしまあ、この雪でそんなルート良く行くわ!!
さすがです
残念!
行かれてたらバッタリ会えましたね。
平日でしたし天候が天候だけにガラガラでしたよ。
が、いずれにせよこちらは倒れ込んで寝るだけでしたから
これだけ雪があったらやはり鴨沢が無難ですね。
なまじ冬期に何度も同ルートを歩いていたという油断がありました
気をつけねば…。
思った以上に雪多いですね。
ペンさん達でもこの苦戦。
びっくりしました。
まあご無事で何よりです。
お互い今年も事故のないようにしましょう。
お疲れ様でした。
いやいや、冬期にもこの天祖山から長沢背稜コースを5,6回歩いてるのですが、
今回の雪深さはかなりヤバかったです。
何度も歩いているのに水松山でいつのまにか枝尾根に入り込むなどのルートミスまでしてしまいました。
長沢背稜はずっと70cmほどのラッセルで疲れましたし
後半は写真撮る余裕は全くありませんでした。
油断大敵、安全第一ですね
ご苦労さまでした・・・9割ラッセル
東京の雲取山とは思えない雪の量でしたね〜
北八のトレース無いレベルになるかと・・・
大変だったとは思いますが、
近場で充分な雪山登山が出来ましたよね〜
積雪量的には北ヤツの方がありますが、
とにかくこのルートは無雪期すらも殆ど人がいないので
遭難したら完全アウトです
また標高差も激しいですし、北ヤツの穏やかさと違って
柱谷の峰付近の石楠花ゾーンは雪と石楠花が絡まって非常に歩きにくいです。
ルートも不明瞭ですし。
北ヤツでいえば大岳から亀甲池のルートは冬期不明瞭で大変になりますが
あそこはとにかく下れば双子池ヒュッテもしくは竜閑橋には出ますから、
山奥で小屋が全くないだけこちらの方がもっと危険性が高いです。
本当にヤバかったですよ
お二人が難儀するとは
普通の登山者じゃ太刀打ちできませんね
私も日原から酉谷山か天祖山を狙って計画していた処でしたから
とっても参考になりました。
このルート人がすくないですから春まで待とうかと思います。
今日も南岸低気圧が迫っていますから
奥多摩も、もう一段雪が積もるでしょうね
本当にお疲れ様でした
いやいや、かなりヤバかったです
当然ながら初日は誰にも会いませんでした。
(会っていたらトレースありますので、当たり前ですが…)
春は新緑が綺麗でいいですよ。秋もいいですが日が短くなりますから。
また今週も⛄になりそうですから、春になるまでしばらくは立ち入られないのが賢明かと。
これだけラッセルしたらさすがに太腿がつりました
鳳凰のレコにコメントした者です。
随分大変だったんですね〜。
私は日曜日に奥多摩駅から雲取まで歩きましたが雪がほとんど無かったです。
こんな積雪の中、長沢背稜から石尾根歩かれるだなんて頭が下がる思いです。
奥さまの骨折快方に向かわれてますでしょうか?
またお二人の楽しそうなレコ拝見したいものです。
tomhigさん、
コメントありがとうございます。
石尾根は本当に何度歩いても良い尾根ですよね。もう、春も近くなって
奥多摩は花粉が凄くて近寄れませんが^^;
妻の肋骨は予想以上に治らず、まだ療養を続けています。早く良くなってもらいたいのですが…。
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