四ッ岳北面 地獄&激パウ
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,446m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
天候 | 雪 強風 ガス いわゆる地獄 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大滝川のブリッジも問題なし 平湯キャンプ場で1mはありそう |
写真
感想
今期最強寒波が来たとテレビでは報じられている。山にはバカスカ雪が降り続いている。怖いもの見たさという訳ではないが今日もルーチンと言うことでパウダー狙いで四ッ岳を目指した。雪降る高速を平湯へと車を走らせる。今日の参加者は大魔人と横浜の兄ちゃん、深夜3時平湯発と約束してある。
高速除雪渋滞もあり得るので夜10時半に自宅を出た。五箇山トンネルを過ぎると雪が激しくなって来た。ノロノロ行くしかない。高山で降りると雪は多かった。除雪はまだで慎重に車を走らせる。平湯に着くと兄ちゃん号はすでに着いて寝ていた。僕も30分ほど仮眠した。時期大魔人も着いたようで予定通り3時にはスタート、キャンプ場は除雪前なので平湯の空きスペースから出た。
雪降る中風も強いし気も滅入る。キャンプ場に入るといきなりの膝下ラッセルだ。僕はポンで二人はヘルベント、最強スーパーファットをもってしても今日のドカ雪は辛い。それでももちの高い三人だからピークは問題ないだろう。今日は雪崩に最警戒、最初の沢で雪面が割れる割れる。ヤバイね、ルート変更で沢を避けて尾根に這い上がる。安全第一である。10日前に来た激藪は嘘のように全て雪で覆われていた。
斜度が上がると膝上ラッセルでさすがに三人で回した。平坦地に登り切っても激ラッセルは続く、板を脱げば胸ラッセルだろう。前回の激藪山行と同じくらいかかって大滝川渡渉点に着いた。もうブリッジは出来ていて楽勝で対岸に渡る。北面台地の登り上げも雪が深くて苦労した。北面台地状も藪は隠れ快適にトレースは伸びる。ただラッセルはきつかった。今日も北東コースで全てスキーで山頂を目指す。
久しぶりの激ラッセルだ。辛くないと言えば嘘になるが行くしかない。三人で順繰りでラッセルを回す。常に誰かがトレースを伸ばし、他は適宜休憩を取る。2400mを超えいよいよ地獄となる。気温氷点下20度近く猛烈な風ただ地獄強度で言えば一丁目ではない。二丁目だ。三角岩を過ぎた斜面は特に雪崩に警戒していたが強風でパックされていて大丈夫だった。いよいよハーフパイプ、山頂も近い。風はさらに強くなるが僕たちには関係ない。さあホワイトアウトのピークに着いた。
地獄慣れというのは怖い、地獄が日常になるこの頃。さあシールを剥いで脱出だ。しかし僕のクトーが外れない。そんなバナナ、よく見ると新品のクトーにバリが残っていて」これが引っかかって抜けなかった。うんともすんとも行かないがなんとか外した。地獄のトラブルは勘弁してほしい。
さあ板を履けばもう怖いものは無いと言いたいがホワイトアウトの脱出は難儀だ。来たルートを戻るにはGPSしかない。生命線だ。慎重に探りもう大丈夫後は激パウを頂くだけ。マンダム連発で1時間で大滝川に着いた。後続はいるはずもなく山は貸し切りだった。
少し登り返せば後はキャンプ場までパウを楽しんだ。四ッ岳はもう山スキーヤーの天国に変貌していた。雪は一日中降り続き帰りの道路には雪道でスリップして大破した車がたくさん目撃された。今日も完全燃焼、山スキー万歳!
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