尖山=「立山町のピラミッド」〜スノーシューハイク=「ちょっと大変な周回登山」〜
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 06:53
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 471m
- 下り
- 474m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:53
今回の山行の往路の途中は、登山道ではないところを通行しました。復路では、横江集落に下らず、字・天林(あざ・てんばやし)に向かう農道(謎のUFO滑走路?)をスノーシューで滑走して、出発地点に戻りました。
(開始):立山あるぺん村−立山サンダーバード(※)−尖山登山口(横江駅)−崩壊した林道(堰堤の手前)−<崖上り>−送電鉄塔−<巡視路>−P541mの峰−<尾根を下り、登山道へ>−尖山山頂(1時間滞在)−<登山道を下る>−登山道口−横江配水池(迂回ルートが合流)−<真っ直ぐな農道>−天林太陽光発電所−立山あるぺん村:(帰投)
※:地元の名物的なお店(コンビニ)です。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
久しぶりに「白い雪原を歩きたい」という思いで、手頃な(それほど体力を要しない)山を選びました。いつもの癖で、少し探検めいた山行がしたかったので、結局、無理ぎみの周回登山になってしまいました。〜というわけで副題に、〜スノーシューハイク=「ちょっと大変な周回登山」〜を付けました。 ___【 尖山(とんがりやま、とがりやま) 】___ 立山町で愛されている低山(標高559mの小山)です。夏は、ファミリー登山、冬は、手軽に雪山を楽しめます。カンジキ(スノーシュー)ハイクのコースとしても人気です。 山頂には、二等三角点「布ケ滝」=標高559.31mがあります。元々、「尖山」は『布倉山』と呼ばれていました。布倉姫と呼ばれる女神が住んでいたという『布倉姫伝説』に由来しているそうです。 ___【 アクセス 】___ 北陸道「立山インター」で下りて下さい。ICから、県道6号線(※1)を、約11.5km南下すると、横江駅近くにある「尖山登山口」に到着します。「登山口」の1.2km手前に、「あるぺん村(※2)」、200m手前には、「地元名物のコンビニ(※3)」があります。いずれも、休憩や買い物するのに便利です。 ※1:「富山県道6号富山立山公園線」です。立山黒部アルペンルートを構成している『立山有料道路』もこの6号線に含まれます。立山ICから道なりに進むと、立山町芦峅寺の桂台に至り、立山有料道路(桂台料金所)に繋がります。ただし、『立山有料道路』はマイカー規制されていますので、直行バスや高原バスを利用して下さい。 ※2:立山観光の拠点となる施設です(周辺情報の項で後述)。 ※3:フランチャイズチェーンの店ではありません(周辺情報の項で後述)。 ___【 尖山登山ルート 】___ メインの登山道が1本と、2本のオプションルートがあります。 −−−< 尖山登山道(メイン) >−−− 横江駅近くの登山口からのスタートだと、片道約2.5km・標高差約300mほどの登山になります。横江集落の北側を走る林道の東端に、登山道(山道)の入り口があり、便宜上、『尖山登山道口』と呼びます。車が数台停められるスペース(駐車場)があります。この『尖山登山道口』からのスタートだと、片道約1.3km・標高差約240mほどの登山です。 −−−< 夏椿峠ルート >−−− 山頂の西側に位置する「夏椿峠」を経由するルートです。『尖山登山道口』から林道を300mほど西側に戻った場所に『夏椿峠登山口』があります。山頂の約100m手前でメインの「尖山登山道」に合流します。『夏椿峠登山口』からのスタートだと、片道約1.2km・標高差約250mほどの登山です。「夏椿峠」では、北麓から登ってくる『新村ルート』が合流しています。 −−−< 新村ルート(栃津・座主坊ルート) >−−− 山頂の650mほど北に位置し、尖山の北麓を横切る「栃津川」沿いの林道上に「新村尖山登山口」があります。そこから、南西方向に登り、「夏椿峠」で、『夏椿峠ルート』に合流します。いわば、「新村尖山登山口〜夏椿峠経由のルート」になります。 ___【 立山町は『中新川郡』です 】___ −−−< 旧・越中国の四郡 >−−− 律令時代から幕末までは、越中は4つの郡に分かれていました。 ● 『越中四郡』=「射水郡(いみずぐん)」・「礪波郡(となみぐん)」・「婦負郡(ねいぐん)」・「新川郡(にいかわぐん)」 明治維新、太平洋戦争〜で変遷し、ついには、平成の大合併の後には、旧・越中国の四郡すべてが、消滅しました。それでも、「新川郡」に由来する「中新川郡」と「下新川郡」が郡として存続しています。 −−−< 今はなき『旧・新川郡』 >−−− 『旧・新川郡』は〜富山県の東半分の地域でした。県を中央で2分している神通川より東側の地区=現在の「呉東地区」の西側部分をやや狭めた地域〜に相当していました。 ● 『旧・新川郡』=富山市の東半分+滑川市+魚津市+黒部市+『現・中新川郡』+『現・下新川郡』〜となります。 ※:「新川」は常願寺川(立山から富山市方向に流れる川)の古名です。 −−−< 上・中・下の3つの新川郡 >−−− 明治の始め、『新川郡』が、「上新川郡」と「下新川郡」に分かれました。その後、「上新川郡」から「中新川郡」が分離しています。さらに平成17年、市町村合併に伴って、「上新川郡」が消滅しました。 ● 旧・上新川郡(消滅)→上新川郡(消滅:富山市の東半分に相当)+旧・中新川郡(立山町+上市町+舟橋村+滑川町※)(※:のちに市に昇格) ● 旧・中新川郡→【中新川郡】(立山町+上市町+舟橋村)+滑川市(分離) ● 【下新川郡】=入善町+朝日町 現在も富山県にある郡は、【中新川郡】と【下新川郡】だけです。〜今回のピークハントの目標=「尖山」を擁している『立山町』は、【中新川郡】です! ※:市町村名の読み=富山市(とやまし)、立山町(たてやままち)、上市町(かみいちまち)、舟橋村(ふなはしむら)、滑川市(なめりかわし)、入善町(にゅうぜんまち)、朝日町(あさひまち) |
コース状況/ 危険箇所等 |
___【 コースの状況等 】___ ● 夏道(登山道)では危険な場所はありません。ただし、小さな沢を渡る部分(通称『石わたり』)では、注意が必要です。 ● 今回、横江集落から登山道に上がる林道が、災害のため閉鎖されていました。集落から迂回ルート(山道)が出ています。 ● 気軽に登れる人気の雪山なので、積雪があっても、トレースが途切れることはなさそうです。 |
その他周辺情報 | ___【 近くの観光施設 】___ ● 「立山あるぺん村」 所在地は、新川郡立山町東中野新。北陸道「立山IC」で下り、県道6号立山公園線を10kmほど南下した場所に位置します。立山観光や登山への玄関先的な場所にある観光商業施設です。お食事・お土産・ふれあい牧場・チューリップ畑などが備わっています。また、敷地内に、コンビニもあり便利です。また、夏山シーズン中は、立山室堂直行バスが出ています(富山、高岡駅からも出発あり)。あるぺん村の営業時間は、8:30〜17:00 (不定期休)です。早朝の到着の場合は、開店していませんので、トイレは、コンビニでお借りして下さい。 ※1:長時間の駐車は、県道を挟んだ向かい側にある無料駐車場で。 ※2:姉妹店に「くろべ大辻や(冬期休業あり)」があり、宇奈月温泉や黒部峡谷へのアクセス途中にあります。 ● 地元名物コンビニ「立山サンダーバード」 地元のチューリップテレビの番組で、『柴田理恵』認定 「ゆるゆる富山遺産」に認定されています。手作りのサンドイッチなどのレアな商品が売られています。横江駅そばの「尖山登山口」の案内板にも「立山サンダーバード」の位置が表示されています。「尖山登山口」からサンダーバードまで徒歩3分(約200m)です。 ___【 雄山神社(おやまじんじゃ) 】___ 阿弥陀如来と不動明王を祀っています。旧称は、『立山権現』です。もしかしたら、荘厳な山体をもつ『立山』そのものが、ご神体になっているように思えます(私見)。「雄山神社」は、神社本庁の定めた「別表神社(べっぴょうじんじゃ)」に指定されています。また、お社は3つあります。立山(雄山)山頂にある本社(峰本社)・常願寺川流域に位置する2つのお社(中宮祈願殿・前立社壇)の三社の『三位一体』をもって『雄山神社』となっています。 〕沙蛙声辧愾偉社壇(まえだでしゃだん)』:住所は、中新川郡立山町岩峅寺(いわくらじ)一番地。常願寺川に架かる「立山橋」の近くに位置しています。 ◆^花押愧羌楜Т蠹臓覆舛紊Δ阿Δがんでん)』:住所は、中新川郡立山町芦峅寺(あしくらじ)二番地。なぜかしら、こちらの祈願殿のみが『二番地』になっています。近くには、立山の自然と人間の関わり〜をテーマにした〜立山博物館「展示館」・立山博物館「遥望館」・立山博物館「まんだら遊苑(冬季休苑あり)」がありますので、参拝のあと、山岳文化と山岳信仰の学習(体験)が出来ます。 立山頂上『峰本社(みねほんしゃ)』:住所は、中新川郡立山町芦峅寺立山峰一番地ですが、雄山のてっぺんです。峰本社は夏限定となります(開山期間は7月1日から9月30日)。ぜひ、宮司さんのおられる期間に雄山様に登山し、お祓いを受けましょう。 ___【 近くの蕎麦処 】___ ● 手打蕎麦処『むか井』 所在地は、中新川郡立山町宮路。「あるぺん村」と「ゆーらんど」の中間に位置します。県道6号線から西に50mほど入った場所です。さらに50m進むと「岩峅寺(いわくらじ)保育所」がありますので、ナビの目印になります。民家が、お店になっています。昔からの評判の高い蕎麦処さんです。 ___【 コース近くの温泉 】___ ● 常願寺ハイツ 所在地は、中新川郡立山町泊新。常願寺川の「立山橋」から1.5kmほど下流の右岸側に位置します。富山地区広域圏事務組合『常願寺ハイツクリーンスポーツ公園』のメイン施設になっています。「ハイツ」という名を冠していますが、宿泊施設はありません。 ・泉質:沸かし湯(クリーンセンターの余熱利用)、源泉ではないけれど掛け流しかも?(※1) ・営業時間:午前10時〜午後9時(日・祝日は午後6時まで) ・休館日:毎週火曜日 ・入浴料:380円(※2) ※1:確認はしていませんが、塩素臭さがなく、お湯を循環させていないように思えました(私見)。 ※2:平成25年度から、富山市内では、公共温泉施設の入浴料金が、大人600円に統一されましたが、ここ「中新川郡」です。熱源がリサイクルされていて、特別料金です。 ● 立山吉峰温泉「ゆーらんど」 所在地は、中新川郡立山町吉峰野開。県道6号線を立山ICに向かって進みアルペン村を2kmほど過ぎたところに案内表示があります。製材所(立山山麓森林組合下田加工場)のところを右に曲がり、吉峰を1km進んだところに「ゆーらんど」が所在します。宿泊施設の「吉峰ハイツ」が併設されています。また、日帰り宴会もOKです。 ・泉質:アルカリ性単純泉(Ph9.2)、無色、無臭。 ・営業時間:午前10時00分〜午後9時00分 ・休館日:無休 ・入浴料:610円(10名以上なら550円に割り引き) ・吉峰ハイツの宿泊料金:1泊2食円10,500円〜(木曜限定で9,500円) ___【 付録 】___ ● GPXファイルを2つ添付しました。「尖山登山コース」と「夏椿峠ルート」です。 |
ファイル |
尖山登山ルート(横江駅からのコース)
(更新時刻:2017/01/27 07:38)
尖山=夏椿峠ルート(オプションコース)
(更新時刻:2017/01/27 07:38) |
写真
能登(七尾)から立山町の尖山に向かいます。ここは、私がよく利用するPAです。この写真は、このPAが完成した1ヶ月後の2015年12月に撮影しました。正確には、能越県境PA(仏島側=海側)になります。
県境PAのトイレの裏から撮影しました。海(富山湾)越しの「立山連峰」です。峰々には、後光がさしています。本日の目標の『尖山』は、「薬師岳」の手前に位置しているはずですが、小さすぎて見えません。
〜しました。北陸道「立山IC」で下り、県道6号立山公園線を10kmほど南下しました。富山県中新川郡立山町東中野新にある『立山あるぺん村』に入ります。『尖山』への登山口は、東中野新の隣の横江にあります。
〜に到着。お食事・お土産・ふれあい牧場・チューリップ畑〜が売りの観光施設です。ここは、バス会社とも連携しています。冬=スキーバスの中継地/夏=立山室堂直行バスの乗り場(中継地)〜となっています。
駐車場が、凍り付いていて、私はいきなり転んで尻餅をついてしまいました。画面左奥に、ふれあい牧場があります。氷上から立ち上がると、雪の壁の間から、ポニー(馬)ちゃんが、人間たちを鑑賞していました。
〜でした。不定期(水曜か木曜)に、休みになるようです。休館日であることを知ってか知らずか、スキーバスが、何台も立ち寄ります。おかげで、敷地内のコンビニのトイレには行列が出来ていました。
ここ「あるぺん村」の駐車場は、道の駅ではありません。あくまで民有地なので、長時間の駐車は遠慮しなければなりません。しかし、休館日でがら空きだったので(ごめんなさい)、ここに駐車して、山行をスタートさせて頂きました。
〜です。『中新川郡=立山町+上市町+舟橋村』となっています。北側に、滑川−魚津−黒部の3市を挟んで、『下新川郡(入善町+朝日町)』がありますが、昔あった『上新川郡』は消滅しています。
〜をご紹介します。標高559mの低山ですが、古き伝説(布倉姫伝説)と新しき伝説(都市伝説)に包まれています。(※:この写真は、富山地区広域圏クリーンセンターの展望室から撮影した物です。)
西麓には、『謎のUFO滑走路』を備えています?UFOならば、滑走路は必要ないとお考えになるやもしれませんが、太古のUFOは、空飛ぶ円盤ではなく、有翼航空機だったと理解して下さい?円盤に変わったのは近世になってからです?
南側にある標高541mの峰を経由して尖山山頂に至りました。帰り道も少し遠回りしました。「尖山」の西麓にある長細い「洪積台地」=『謎のUFO滑走路』をスノーシューで滑走しまして帰投しました。
〜してみました。黄色いラインが正規の登山ルートです。横江駅から真東に進み、山の南側(裏側)に回り込んで、山腹を登ります。私の場合は、南側の峰に上がってしまいました。
ピラミッド型の尖山と、航空機の滑走路になりそうな台地の組み合わせから〜先史時代にUFO基地があった〜という都市伝説が生まれています?(※:尖山登山道口にあった案内板から切り抜きました。)
総歩行距離:9.5約km、累積標高差(+):550約m、所要時間:約6時間50分(山頂でのお昼休み1時間)。通行止めの林道から崖を登り、近道しようとしたのが間違いでした。尾根づたいに歩いているうちに、ちょっと大変な周回登山になってしまいました。
〜が、私は知らずに、道なき道進んででしまい。尖山(標高559m)の隣の峰(標高541m)に登ってしまいました。夏だと、横江集落から、林道を上がり、山頂の西600m(直線距離)にある「尖山登山道口」まで車で入れます。(※:今回、途中の林道が災害で破壊されていました。)
堰堤の手前で、登山道と反対方向の崖が登りやすかったので、上がってしまいました。途中で登山道側に下るつもりでしたが、谷が深く下ることが出来ませんでした。結局、尖山の南側で、登山道に合流することになりました。
横尾駅そばにある登山口駐車場からスタートします。通常は、集落奥にある林道を進むのですが、現在、土砂崩れでで通れません。迂回路(山道)から、配水池の場所に上がり、台地を通る林道に合流します。私は、迂回路の存在を知らず、土砂崩れ現場近くある堰堤の横から、崖(尾根)を無理矢理、登ってしまいました。
車でやって来た方向(北方向)を振り返りました。あるぺん村に付属する「大辻や」はレストランですが、完全予約制になっています。ちなみに、『大辻』様は、オーナー様です。
県道の左手に、横江集落にはいる町道が分岐しています。この町道を350mほど入ると、迂回ルートの入口がありますが、私はこの時点では、迂回路の存在を知りませんでした。ここから、約100mさきに、立山名物(?)のコンビニがあります。
地元のチューリップテレビの番組で、『柴田理恵』認定 「ゆるゆる富山遺産」に認定されています。すべて手作りの〜サンドイッチ、おにぎり、昆布締め〜などのレアな商品が売られています。
〜を購入しました。良い物は良い値段します。430円です。偉大なヒレカツサンドの下敷きになっているのは、「カリマーSFセイバー 30」です。背中に、「アトラス1230(長さ76cmのスノーシュー)」をくくりつけています。
積雪があるので今回は見送りましたが、右手に入り、尖山踏切を越えて、常願寺川の川縁に出ると、『横江頭首工』があります。頭首工(とうしゅこう)とは、河川などから用水を取入れる農業水利施設の事です。
横江駅の斜め向かいにあります。雪に囲まれていますが、裏手(駅側)に回ると通路が確保されていました。ちなみに、このトイレの正式名は『横江地区自然歩道公衆便所』です。(※:洋式水洗トイレです。)
左:2番線/右:1番線〜です。『立山線』は全線単線ですが、この横江駅のホームでは、2面2線になってます。列車交換(車両の行き違い)が出来るようになっているみたいです。
横江駅の北側にある『尖山踏切』で撮影しました。この踏切の名前がユニークです。通常、「横江北踏切」などのように地名が使われるのですが、こちらでは、『とんがり』様の名が使われています。
駐車場には「尖山登山口」と書かれていますが、木柱には尖山入口の方向が示されています。山の入り口には、色んな呼ばれ方があります。‥仍蓋、登山道入口、〜山登口、ぁ岨各口、などの表現が使われます。実は、立山町天林(てんばやし)から、台地を通る農道を進み、尖山登山道に入る事も出来ますが、天林のほうには、登山口の標識がありません。
通常、この小川を渡り、右手に上がる林道を進みます。今回、林道の先で通行止めになっていて、迂回ルートが設けられていました。しかし、登山者たちの先頭を歩いていた、私は、その事を知らずに、破壊された林道の方に進んでしまいました。
〜左にカーブしています。横江谷の堰堤(えんてい)の向こうに尖山が見えていましたので、堰堤を横切り、森を抜け、近道しようと考えました、(※:結局、谷が深くて横切ることができず、遠回りになりました。)
〜はたまた、土石流か?〜私の後から、山レディー(女性)2名様がついてこられました。お二人は、冷静に判断され、来た道を引き返されました。後で、このお二人と山頂近くで再会しましたが、迂回ルートを見つけられていました。(※:あの時は、間違った方向を誘導してしまい済みませんでした。)
〜に見えてしまいました。堰堤の右手に登りやすそうな崖(急な斜面)があったので、登ってしまいました。この日の登山者は50名位いたと思われますが、道を誤ったのは、いち早く出発した私だけだったみたいです。(※:この後、登山道で出会った方々に色々、ご指導頂きました。ありがとうございました。)
北方向の眺めです。登山道の位置を推定して描いてみました。いま私は、送電鉄塔のそばに立っています。北方向に伸びている送電線は、おそらく、神通川河口にある「富山火力発電所」と新湊市の富山新港にある「富山新港共同火力発電所」まで繋がっているはずです。
尖山の(少し鈍く)とんがった山頂部分が見えていました。ここから、谷を下ると、登山道に合流できるのですが、急斜面過ぎたので、尾根づたいに歩くことにしました。山が見えていたので、安心して先を進んでしまいました。
プリン型もしくは富士山型に見えます。この山に別称をつけるとするならば、『立山富士』か『新川富士(※)』でどうでしょうか?(※:立山町は中新川郡です。また、昔は富山の東側地域は「新川郡」でした。)
〜を心眼(妄想)で見て、描いてみました。ここから、真下に下り、他の登山客様方がまさに歩いている登山道に合流したかったのですが、急峻過ぎました。しばらく、尾根づたいに進み、斜面の緩い場所を探すことにしました。
「駒ヶ岳」と「僧ヶ岳」は、魚津市と黒部市の境界にある峰々です。「僧ヶ岳」より北方向に山稜が続き、「烏帽子山」−「鋲ヶ岳」までで、立山連峰の北端になります。
[毛勝山−1.5km−釜谷山−1.0km−猫又山]〜位の間隔で並んでいます。「毛勝山」の西2.5kmほどに、「大明神山(だいみょうじんやま)」が位置しています。この峰は、いつも、「毛勝三山」とご一緒なので、仲間に加えて、『毛勝四山』にしてあげては?
〜のあたりが見えます。『立山山麓スキー場』=「らいちょうバレー」+「極楽坂」+「あわすのスキー場」〜です。眼下の谷には、『亀谷温泉』が見えています。谷に沿って有峰林道小見線(冬期間閉鎖)が通っています。
堰堤の上で、送電線の下を横切ってここまで来ました。海(富山湾)のそばに建つ火力発電所に繋がっているはずです。手前に見える大きな施設は『富山地区広域圏クリーンセンター』です。展望室つきの煙突は特徴的で、立山山頂(雄山)からも肉眼で確認出来ます。
何とか、皆様が歩いてい登山ルートに合流できました。私より後に入山された方々が、続々と、山頂に到達しているようでした。一方、私は、よちよち歩きになっていました。南側にある山(標高541m)を越えて来て、膝がガクガクになっていました。
団体様を出発されてから、撮影しました。写っている男性(ダンディーな山男)様から、美味しいコーヒーをご馳走して頂きました。山頂と言う名のテーブルで相席させて頂き、ありがとうございました。
初めは、立山や剣岳の山頂部分に、雲がかかっていました。雲が少しずつ流れていましたので、景色が良くなるのを待つことにしました。二人で、昼食をとりながら、1時間以上も山頂に滞在しました。その節は、色々と『登山談義』を聴かせて頂きまして、ありがとうございました。
「小佐波御前山(おざなみごぜんやま)」は、富山市南部の寺家(じけ)にある峰です。「高峰」は南砺市利賀村百瀬川に所在します。「高峰」の後方には、『大清水山系』があるのですが、見えていません。「牛岳」は、南砺市利賀村、砺波市庄川町、富山市旧山田村の三市境界に位置しています。
立山(雄山+大汝山+富士ノ折立)の部分だけに、まだ雲が残っていました。いっしょに長い時間山頂にいて下さった方が、おっしゃるには、地獄谷からの湯気(火山性ガス)が、絶え間なく雲を供給していているから、雄山付近の雲がなくならないのでは〜と言うことらしい。
『大日連峰』=奥大日岳+中大日岳+大日岳+早乙女岳+前大日岳〜ですが、「奥大日岳」は見えていません。また、「大日岳」と「中大日岳」の間にある鞍部に『大日小屋』があります。
すみません、ここ「尖山」は、『ピラミッド』としての貫禄は「鍬崎山」にかないません。また、ここからの『薬師』は「北薬師岳」の方が目立ちますが、岐阜県飛騨市の「天蓋山」から見ると、『北』のつかない「薬師岳」のほうがきれいに見えます。
山頂から100mほど下った地点です。『夏椿峠ルート』は、約1.2kmのコースです。ここを下ると、「尖山登山道口」と、通行止めになっている「林道合流点」の間に出ます。
今は、雪の下になっていますが、数台分の駐車スペースがあります。夏山では、車でここまで入って来れますが、狭くてラフな林道です。四輪駆動車で来た方が良いと思います。
『尖山登山道口』近くにあります。私は、この堰堤の一つ下にある堰堤の手前で、コースを外れて南の斜面を登ってしまいました。途中で、進路を変えて、この堰堤の辺りに出てきたかったのですが、尖山の南に位置する峰まで進んでしまいました。(※:済んだことだから、しようがありません。)
『尖山登山道口』から約550m進みました。ここで、左手の林道を下ると、災害現場に出るはずです。そうです、私が道を誤った付近(堰堤の手前)に通じています。
〜振り返りました。『尖りプリン』が見えています。ここから、プリンの先端まで、2kmほどになります。この場所に、標識が立てられていることからも、本来の登山コースは、通行止めの所から上がって来ていることが判ります。
ただの「一直線の農道」ですが、SFファンならではの都市伝説(妄想?)です。長細く伸びている台地に、平らな田園が続いています。雪の下に埋もれている道が、太陽光発電所と農場を横切り、台地が途切れた所で、立山町宮路(みやじ)の地内に入ります。宮路地内を500mほど進むと、「岩峅寺駅(いわくらじえき)」に至ります。
本日は、スノーシューハイクとして参りましたので、山頂まで、スノーシューを履き通しました。下りは、シューをぬいでいましたが、この滑走路で、シューの再登場です。
立山町の関連で、少し観光していきます。鉄道橋も横に架かっています。『富山地方鉄道不二越上滝線』です。橋をると「大川寺駅」があります。ここは、中新川郡立山町岩峅寺ですが、『立山橋』を渡りきると、富山市大山上野(旧大山町上野)に入ります。
橋から下流にある『クリーンなゴミ処理施設』です。ここから、1.5kmほど離れています。橋のそばの「雄山神社」に参ってから、クリーンセンターを見学しに行きます。
マスクをした人が何人も乗っています。富山市内の高校に通っている高校生たちかも知れません。この『不二越上滝線』は、次の「岩峅寺(いわくらじ)駅」で、『立山線』に接続しています。
〜消えていました。尖山の山頂では、1時間待っても、立山にかかった雲が消えませんでした。それは、地獄谷の湯気(火山性ガス)のせいだと考えていました。ここにある「雄山神社前立社壇(おやまじんじゃまえだでしゃだん)」のご加護で、雲が消散したのかもしれません。
右後方に見えるのは、『上滝発電所』です。常願寺川の上流にある『松ノ木発電所』、『中土山発電所』とともに、大正期に造られました。3施設とも、県内初の鉄筋コンクリート建造物で、登録有形文化財に指定されています。
〜の由緒。(おやまじんじゃまえだでしゃだん)と読みます。こちらの住所は、中新川郡立山町岩峅寺(いわくらじ)1番地になっています。ここ「前立社壇」と「峰本社(みねほんしゃ)」、「中宮祈願殿(ちゅうぐうきがんでん)」の三社そろって、『雄山神社』となります。
参道に、御製の碑が建立されていました。
【 山色連天(さんしょくてんにつらなる) 】
立山の空に聳(そび)ゆるをを(おお)しさに
ならへとぞ思ふみよのすがたも
〜のお風呂を頂きます。富山地区広域圏事務組合『常願寺ハイツクリーンスポーツ公園』のメイン施設で、基本的には、スポーツジムです。クリーンセンターの余熱利用した温水プールを供えています。
自販機で、「入浴のみ=プール2時間(380円)」のチケットを購入しました。たぶん、お湯は再循環させていないみたいで、塩素臭はありませんでした。源泉ではないけど、掛け流しかも?水源は、常願寺川の上流の「横江頭首工」で取水され、こちらに流れて来ている用水(常東用水)の水を利用しているのかもしれません。
立山の山頂からでも識別できる建造物です。この『富山地区広域圏クリーンセンター』の煙突には『展望室』があり、無料開放されています。エレベーターで、9階の展望室(標高223.5m)に上がりました。
海越しの能登半島が見えます。手前の橋は『雷鳥橋』で、「新婦広域農道」の一部になっています。立山町県道6線から、この農道が西に伸びていますが、延伸工事中です。富山市山田中瀬(旧山田村)まで繋がる予定です。
常願寺川が立山の方から流れて来ています。眼下には、「常東用水」が二股に分かれて流れています。横江駅近の『横江頭首工』で取水され、下流(雄山神社近く)の『両岸分水工』で、「常東用水」と「常西用水」とに分水されています。(※:左岸を流れる「常西用水」は画面に入っていません。)
尖山山頂から見て、この峰の頂上に建造物を発見しました。「鉢伏山」の南東2.3kmに位置する『標高1689mのピーク』でした。地図で調べると、そのピークには電波塔が立てられてるようです。「東笠山」の東側にある『祐延(すけのべ)ダム』から登山道がピークに向かって出ています。
常願寺川(旧名:新川)の左岸に2本の直線道路が、平行に走っています。その間が、滑走路であるかのように見ていますが、実は、この帯状の部分は、『殿様林緑地(とのさまばやしりょくち)公園』です。
装備
個人装備 |
小型ザック
シューケース
スノーシュー(76cm)
アルミワカン
ストック
キャップ
グローブ(冬用手袋+軍手)
サングラス
ロングスパッツ
白金カイロ
スマートホン
GPS
一眼レフデジカメ
予備電池
ABCウォッチ
ストームジャケット
タオル2本
ヒレカツサンド(サンダーバード製)
バターロール数個
水1L
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感想
___【 良かったこと 】___
● 最高の晴天に恵まれた。
● 尖山と山麓を含めた、周回スノーシューハイクを満喫出来た。
● 山頂からだけではなく、クリーンセンターの展望室からも、大展望が楽しめた。
___【 悪かったこと 】___
● 登山道から外れて、かなり遠回りした。
● 沢にはまって、怪我しそうになった。
___【 最後に 】___
今回の山行を終え、初めての通行するルート(とくに冬道)では、慎重さが必要です〜と、毎度のように思いますが、なかなか、自制できません。私の性分です。今後も、「なるべく心がける」としか言えません。幸い、今回のルートロス(迷い道)からは、標高の低いところだったので、比較的短時間でルート(登山道)に復帰出来ました。自分としては、最近、体力に自信がないので、しばらくは低山での山行にとどめておこうか〜と考えています(今のところは、です)。
___【 冬山(残雪期)の山行記録のリンク 】___
私がここ2年間で味わった『雪との格闘の物語』です。
初春の『天蓋山』スノーシューハイク〜先月に引き続いて〜
2016年3月4日
● https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-817021.html
● 冬の北飛騨山地『天蓋山』スノーシューハイク
2016年2月11日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-809141.html
● 冬の加越山地『医王山』〜スノーシューハイク〜
2016年2月3日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-803882.html
● 5月中旬の大日岳(称名坂日帰りコース)
2015年5月17日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-641370.html
● 毛勝山in片貝山荘 〜雪と山と谷そして酒池肉林ざんまいの巻〜
2015年5月9日〜 5月10日
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-638340.html
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この記録に関連する登山ルート
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