南八ヶ岳周回（硫黄岳〜横岳〜赤岳）

2017年01月28日(土) ~ 2017年01月29日(日)

• GPS: 15:44
• 距離: 24.9km
• 登り: 1,862m
• 下り: 1,843m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:16
• 休憩: 1:30
• 合計: 9:46

距離 14.4km 登り 1,591m 下り 357m

7:06 美濃戸口
7:55 やまのこ村
8:02 8:06 美濃戸山荘
8:54 9:04 堰堤広場
10:08 10:33 赤岳鉱泉
10:39 10:40 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
10:44 ジョウゴ沢
12:28 12:42 赤岩の頭
13:14 13:19 硫黄岳
13:40 13:49 硫黄岳山荘
14:20 台座ノ頭
14:55 15:00 横岳（奥ノ院）
15:07 15:09 無名峰
15:17 15:19 横岳（三叉峰）
15:32 15:36 石尊峰
15:45 15:48 鉾岳
16:14 16:17 日ノ岳
16:35 16:38 二十三夜峰
16:49 地蔵の頭
16:52 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 1:21
• 合計: 5:49

距離 10.6km 登り 280m 下り 1,504m

7:06 赤岳天望荘
7:48 7:51 赤岳頂上山荘
7:55 8:08 赤岳
8:33 8:37 文三郎尾根分岐
9:25 9:45 行者小屋
10:19 10:20 中ノ行者小屋跡
11:03 11:06 美濃戸山荘
11:10 11:47 赤岳山荘
11:49 やまのこ村
12:55 八ヶ岳山荘

<1/28>
美濃戸口07:06→07:55美濃戸08:06→08:54堰堤広場→10:08赤岳鉱泉10:33→12:28赤岩の頭→13:14硫黄岳→13:40硫黄岳山荘→14:20台座の頭→14:55横岳奥ノ院→15:17三叉峰→15:32石尊峰→16:49地蔵の頭→16:52赤岳天望荘（宿泊）
[TOTAL：9時間46分]
<1/29>
赤岳天望荘→07:06→07:48赤岳頂上山荘→07:55赤岳08:08→08:33文三郎尾根分岐→09:25行者小屋09:45→11:03美濃戸（昼食）11:47→12:55美濃戸口
[TOTAL：5時間49分]

天候

1/28（土）快晴
1/29（日）晴れ

アクセス

利用交通機関：

自転車

美濃戸口周辺は要スタッドレスタイヤ。
駐車場代は＠￥500×2日＝￥1,000
この日は好天に赤岳鉱泉のアイスキャンディ・フェスティバルも重なって6時半で駐車場はほぼ満杯でした。

コース状況／危険箇所等

登山届は八ヶ岳山荘の前にポスト。
トイレは八ヶ岳山荘、美濃戸山荘、赤岳鉱泉、赤岳天望荘、行者小屋など営業小屋のチップトイレ利用。
登山道は、トレースがついており、森林限界上は雪も締まっていて全体的に歩きやすかったです。横岳〜地蔵の頭の区間はトラバース箇所で滑落注意。

写真

1/28 6:38

朝6時半で駐車場は満杯。アイスキャンディフェスで入山者が多いんだとか。端っこにとめられました。

1/28 7:06

7:06 登山届を出してしゅっぱつ。

1/28 7:54

7:55 美濃戸。正面に阿弥陀岳。

1/28 8:09

今日は硫黄岳から時計回りなので、北沢へ。

1/28 8:53

8:54 堰堤広場。

1/28 9:04

1/28 9:42

ちょっと霧氷してます。

1/28 9:57

横岳の岩峰群が見えてきた。

1/28 10:07

10:08 赤岳鉱泉とうちゃこ。アイスキャンディがお出迎え。

1/28 10:09

アイスキャンディフェスティバルだそうで、山岳メーカーのテントがたくさん。

1/28 10:43

大同心を見上げながら硫黄岳へ。

1/28 11:46

1/28 12:00

樹林の間から今日のお宿、赤岳天望荘が見えます。

1/28 12:24

森林限界を超えました。赤岳、阿弥陀岳、うしろに甲斐駒と仙丈も。

1/28 12:24

横岳から赤岳に続く稜線。

1/28 12:38

12:28 赤岩の頭に出ました。北アルプスがバッチリ！

1/28 12:38

天狗岳、蓼科山、奥に北アルプス北部の山々。

1/28 12:39

赤岳ちゃん、明日行くからね〜。

1/28 12:39

阿弥陀のよこには北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳。

1/28 12:39

御嶽山もドーン！

1/28 12:39

中央アルプスも。

1/28 12:40

乗鞍岳。

1/28 12:40

北ア南部、穂高に大キレット、槍ヶ岳もばっちりです。

1/28 12:40

穂高岳アップ。

1/28 12:40

鹿島槍、五竜もきれいだなあ。

1/28 12:40

槍ヶ岳から立山、剱岳まで見えますよ〜。

1/28 12:41

いつもお世話になってる天狗岳の西峰＆東峰。

1/28 12:41

蓼科山。奥は白馬かな。

1/28 12:42

というわけで、硫黄岳に向けて頑張ろう。

1/28 12:45

中央アルプス、御嶽山、北アルプスをバックに。

1/28 12:47

この登りが意外につらい。

1/28 12:51

シュカブラ。

1/28 12:52

このあたりは風の通り道、多少トレース外しても踏み抜きません。

1/28 12:58

1/28 13:02

硫黄岳の頂上が近い。あんな岩峰あったっけ？

1/28 13:12

岩場を抜けると、だだっ広い山頂部。横岳、赤岳、阿弥陀岳の八ヶ岳ビッグ3。

1/28 13:14

13:14 硫黄岳とうちゃこ。（2,760m）

1/28 13:16

硫黄岳の爆裂火口。カメラのレンズ故障で望遠しか使えなくなったんで画角がせまい（涙）

1/28 13:16

それでは横岳に向かいますか〜。

1/28 13:32

1/28 13:43

13:40 硫黄岳山荘。風裏でちょっとエネルギー補給。

1/28 13:53

台座の頭に向けての登り返しは雪が少なくて歩きづらい。たいくつで一番しんどかった。

1/28 14:26

このあたりから富士山を眺めながらの縦走。

1/28 14:27

コマクサの群落地のあたり？浅間山は噴煙あがってますね。

1/28 14:36

横岳、奥の院が近づいてきました。

1/28 14:44

奥の院の手前からハイライトが始まります。まずは東側をトラバース。

1/28 14:56

14:55 横岳奥の院とうちゃこ！（2,829m）

1/28 14:57

ここから見る槍穂高もいいですね〜。

1/28 15:00

赤岳頂上山荘も見えます。ここからは天望荘までは下り基調。

1/28 15:18

15:17 三叉峰から杣添尾根を見下ろします。

1/28 15:24

15時をまわってしまいました。日が阿弥陀のほうに傾いていきます。

1/28 15:24

しかし富士山を眺めながらの岩稜歩きが楽しい。

1/28 15:28

三叉峰からの下り。

1/28 15:32

富士山がちょっとだけ赤みがかってきました。

1/28 15:32

赤岳、今宵のお宿の天望荘ももうすぐ。

1/28 15:32

奥の院を振り返る。左奥は頸城山塊かな。

1/28 15:33

15:32 石尊峰。去年は地蔵からここまで来て引き返しました。

1/28 15:41

鉾岳のトラバースでしょうか、足幅は一歩分。

©tadatomo2さん

1/28 15:56

雪はしっかり締まっています。

1/28 16:35

16時をまわりました。阿弥陀岳、奥には夕映えの御嶽山と乗鞍岳。

1/28 16:39

二十三夜峰の岩峰。

1/28 16:39

ダイヤモンド阿弥陀？というか目の前の岩です。

1/28 16:48

16:49 地蔵の頭。こんな時間になっちゃいました。

1/28 16:52

16:52 赤岳天望荘とうちゃこ。遅くなってスンマセーン！

1/28 16:59

北アルプスも夕焼け。

1/28 17:04

今日、歩いてきた硫黄から横岳の稜線も、赤く染まってゆきます。

1/28 17:51

晩ゴハンはバイキング、どれも美味しいです。その場で削ってくれる生ハムも。

1/29 6:55

翌朝。富士山が今日も出ています。

1/29 7:02

7時すぎ、山荘をしゅっぱつ。

1/29 7:05

北アルプス後立山連峰もモルゲンロート。

1/29 7:06

槍穂高連峰も朝日に染まります。

1/29 7:07

朝イチすぐにこの登りはけっこう堪えます。

1/29 7:07

金峰山のうえの雲の中、日が登りました。

1/29 7:18

岩場ですがトレース上は雪がしっかりついてます。クサリも出ていました。

1/29 7:18

振り返ると、昨日歩いた横岳〜硫黄岳の稜線、そのむこうに東天狗、西天狗、蓼科山。

1/29 7:36

頂上山荘までもう少し。

1/29 7:36

阿弥陀岳がずいぶん下に見えるようになりました。

1/29 7:43

もうすぐですよ〜。横岳のむこうに浅間山も顔を出しました。

1/29 7:46

7:46 頂上山荘のある北峰にとうちゃこ。

1/29 7:47

登山者でにぎわう赤岳南峰。

1/29 7:50

頂上山荘の裏から見た富士山。息をのむ美しさです。

1/29 7:54

南峰から北峰を振り返ります。

1/29 7:56

7:55 赤岳山頂とうちゃこ！（2,899m）

1/29 7:57

山頂は360度の大展望。まずは御嶽山。

1/29 7:58

権現岳の向こうに南アルプス、北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳。

1/29 7:58

朝もやに浮かぶ富士山。

1/29 7:58

中央アルプス。

1/29 7:59

御嶽山、乗鞍岳。乗鞍の左奥は白山かな。

1/29 7:59

北アルプス、槍穂高連峰。

1/29 7:59

あっちは戸隠山、高妻山、焼山、火打、妙高かな。

1/29 7:59

左のほうに立山、剱岳。右のほうには鹿島槍、五竜、白馬三山と後立もくっきり。

1/29 8:00

あちらは金峰山。五丈岩がぽつんと出ています。

1/29 8:01

浅間山。今日は噴煙も見えません。左奥は四阿山、右奥は上越方面の山々だろうか。

1/29 8:02

1/29 8:03

富士山バックで。

1/29 8:07

1/29 8:07

強風でニットキャップが飛ばされてしまいました。

1/29 8:08

下りはブンザから。

1/29 8:08

1/29 8:15

クサリも出てるし、ステップが階段状で歩きやすい。

1/29 8:18

ブンザはこのあたりが登ってても下ってても楽しい。

1/29 8:22

下りてきた竜頭峰とのルンゼを見上げる。

1/29 8:22

権現岳への稜線がカッチョよい。

1/29 8:24

登ってくる人も増えてきました。

1/29 8:36

8:33 文三郎尾根の分岐。

1/29 8:42

文三郎尾根の分岐を過ぎると傾斜も緩み、山肌の下りになります。

1/29 8:46

1/29 8:58

下りてくるのは早い、といつも思います。

1/29 8:58

横岳の岩峰群を右に見ながら。

1/29 9:15

9:15 阿弥陀岳と文三郎の分岐。もうピッケルは要りません。

1/29 9:24

9:25 行者小屋とうちゃこ。横岳を見上げます。

1/29 10:03

アイゼンをスパイダーに履き替えてモフモフの南沢ルート。振りかえると、横岳の岩壁。

1/29 11:02

11:02 美濃戸とうちゃこ。

1/29 11:22

赤岳山荘でランチにします。肉うどん、まいうー。

1/29 11:47

ごちそうさまでした。さて、あと1時間の林道歩きです。

1/29 11:47

美濃戸から見上げる阿弥陀岳。北側には雲も出てきたようです。

1/29 12:04

林道からショートカットで沢沿いのトレースに。これが間違い。

1/29 12:10

シカの死骸に遭遇して気分が萎えたところで渡渉が出てきました。ここで引き返して上にトレールみつけてルート復帰。

1/29 12:54

12:55 美濃戸口とうちゃこ。おつかれさまでした〜。

撮影機器：

DMC-FT20 Panasonic

E-PL6 OLYMPUS IMAGING CORP.

SO-02H Sony

感想

YOS1967

冬季の硫黄岳〜横岳〜赤岳の縦走は去年計画するも、天候を見て地蔵尾根に転進しました。ということで今年も狙ってたところ好天に恵まれたので実行することに。
初日の天気が良いということで時計回り、まずは北沢から赤岳鉱泉まで。赤岳鉱泉はアイスキャンディ・フェスでメーカーのテントやらBBQやら盛り上がってて楽しいそうでした。
しかしここで僕に問題勃発、ミラーレスの14-42mmレンズが壊れたようで、望遠しか使えなくなってしまいました。こんないい天気でこれは萎えました。(涙)
さて、八ヶ岳山荘で仮眠・前泊した去年よりも時間的に遅れてるので、気を取り直して硫黄岳へ。しばらく地味な登りをこなして赤岩の頭に出ると、北アルプスがドーン！疲れが吹き飛ぶ眺めが待ってました。
硫黄岳といえば暴風が代名詞だけど、この日はそんなでもなく。ちなみにここまでで引き返す登山者が多く、横岳に向かう人はあまりいないようでした。
さて、横岳に向かいますが、硫黄岳からいったん標高を下げて、台座の頭までの登り返しはしんどかった〜。風で雪が飛ばされて露出したガレた地面、そこをアイゼンで登るのが疲れます。この日の僕の核心だったかも。
バテたんで硫黄岳山荘の裏で風を避けて一休み。そこでソロの方と一緒になって横岳に。
このあたりから岩場やハシゴ＆クサリ、急斜面のトラバースとバラエティに富んだ稜線歩きが続きます。進行方向には富士山も見えてきて、このルートにして良かった〜♪
しかし、正規のトレース外しそうになったりで意外に時間を食ってしまい、山荘に着いたのは5時前。もうちょっと余裕持って行動出来るようにならないとなあ、と反省。

翌日は午後から天気も下り坂とのことだけど、初日同様に眺望バッチリ。赤岳山頂からは360°の大展望！



さて、帰りは去年と同じく阿弥陀から御小屋尾根でと思ってたけれど、風がかなり強くなってきたのでサッサと文三郎道で行者小屋まで降りて南沢を下りました。
美濃戸に着いたら赤岳山荘の肉うどんで空腹を満たして下山。あとは1時間の林道歩きでおわりと思いきや、ショートカットのトレースに踏み込んだのが間違い、鹿の死骸に遭遇し、気分が萎えたところで渡渉が。足跡があるものの雪の下には水がガンガン流れてて微妙、心は折れてるので引き返すことに。結局、すぐ上に道が見えたので土手を突っ切って無事ルートに復帰できました。
というわけで最後までトラブルあったものの、天気に恵まれて最高の2日間でした。

コメント

noma102

雪の八ケ岳綺麗すぎます！
昨年夏初めて八ケ岳登り、その稜線の絶景にハマり、
秋にも日帰りで行き、さらにハマり。
今回雪の八ケ岳の写真たくさん見せていただき、もうハマりまくりです！
冬場はスキーばかりなので
雪山は軽アイゼンで行ける低山しか行ったことないですが、
めちゃめちゃ八ケ岳行ってみたくなりました！
まずは道具からです。12本爪アイゼンとピッケル買わなくては！

YOS1967

Re: 雪の八ケ岳綺麗すぎます！
noma102さん、どうも！
冬の八ヶ岳は営業小屋のおかげで気軽に楽しめて、冬しかない美しさがあっていいですね〜。ぜひトライしてみてくださいな。関西方面なら伊吹とか御在所、気軽に雪山の練習できて最高ですよね〜。いつか機会ありましたら、ご一緒しましょう〜！