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Yamareco

記録ID: 1056362
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

昼下がりの雪山ハイク「蓼科山」(日本百名山)[蓼科山登山口からピストン]

2017年01月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:46
距離
6.5km
登り
804m
下り
798m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:09
休憩
0:30
合計
3:39
12:36
55
女ノ神茶屋・蓼科山登山口
13:31
13:31
10
13:41
13:41
56
14:37
15:07
24
15:31
15:31
7
15:38
15:38
37
16:15
女ノ神茶屋・蓼科山登山口
蓼科山登山口12:36⇒蓼科山14:37
[標準CT 3:00(67%)]

蓼科山15:07⇒蓼科山登山口16:15
[標準CT 2:00(57%)]
天候 晴れ♪
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
蓼科山登山口の駐車場を利用
車道の両サイドを合わせると約30台の駐車可能なスペース有り
駐車場には、冬期間も利用できるトイレ有り

登山口までの車道は、綺麗に除雪されているが、部分的に圧雪や凍結が見られるので、滑り止め対策が必要
コース状況/
危険箇所等
★登山道整備度:4?(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度 :2(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度 :2(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度
★登山道の眺望:3(良5・4・3・2・1悪)
★山頂の眺望 :4.5(良5・4・3・2・1悪)


【すれ違った登山者の数:20人程度】


◆蓼科登山口から山頂までのルートは、全区間で積雪道となっている。ルートは明瞭で道迷いの心配はないが、大雪後で踏み跡がない場合、緩勾配の序盤区間は、取付きが分かり難いかも(登山者が多いので問題ないと思うが)。

◆ルートの大半は急登の直登が続き、夏道にある多くの転石は雪で隠れているので、冬期間は雪道を直登する必要がある。本日は、簡易アイゼン:3割、10本爪以上アイゼン:7割、ツボ足は誰もいなかった。簡易アイゼンの人は、急登な下りで四苦八苦している姿も見られ、全線雪道の場合は、普通のアイゼンの方が良いかもしれない。(私は、岩がある程度は出ていると予想し、ピン付長靴にしたが、ややグリップ不足だった。)

◆森林限界は、山頂の周辺のみであるため、ルートの大半は樹林帯歩きで眺望は悪いが、時折、南西側が少し開けるポイントがある。山頂直下の岩場以降は、北八ヶ岳の山域が見渡せる大展望が開ける。山頂は、360度の展望が広がり周囲の山々を確認することができるが、平坦でかなり広いため、視界不良時は、道迷いに十分注意が必要だと感じた。

◆昼から登ったこともあり、樹林帯区間は暖かく感じ、薄手のグローブでちょうど良かったが、山頂付近は、やや風もあり、午後2時半で気温は−8度程度であった。
午前中の天狗岳(渋の湯)から車で30分移動し、蓼科山登山口の駐車場に到着。
駐車場は昼前に帰られた人がいるようで、数台のスペースが空いていた。
2017年01月28日 12:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 12:38
午前中の天狗岳(渋の湯)から車で30分移動し、蓼科山登山口の駐車場に到着。
駐車場は昼前に帰られた人がいるようで、数台のスペースが空いていた。
駐車場にある案内板、ふむふむ。
2017年01月28日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 12:39
駐車場にある案内板、ふむふむ。
では、本日2座目の蓼科山に出発!
序盤は、緩やかな笹原を歩く。
2017年01月28日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 12:41
では、本日2座目の蓼科山に出発!
序盤は、緩やかな笹原を歩く。
ここから稜線に取付くらしい。
2017年01月28日 13:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 13:02
ここから稜線に取付くらしい。
早くも急登の登りになった。
転石は全く出ておらず、積雪の急登がスタート。
2017年01月28日 13:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 13:12
早くも急登の登りになった。
転石は全く出ておらず、積雪の急登がスタート。
午前中に引き続き、八ヶ岳ブルーの青空が気持ちいい〜
2017年01月28日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
1/28 13:25
午前中に引き続き、八ヶ岳ブルーの青空が気持ちいい〜
急登が続く。
今回の足元装備は、ピン付き長靴をチョイスしたが、失敗したかもしれないと思い始める。
2017年01月28日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
1/28 13:51
急登が続く。
今回の足元装備は、ピン付き長靴をチョイスしたが、失敗したかもしれないと思い始める。
標高2250m、登山道を20mほど外れた崩壊地に寄ると視界が開けるスポットがあった。
2017年01月28日 13:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 13:55
標高2250m、登山道を20mほど外れた崩壊地に寄ると視界が開けるスポットがあった。
最近の運動不足で後半の急登がバテバテに。
何度も息を整えながら長い急登を登る。
2017年01月28日 14:00撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
1/28 14:00
最近の運動不足で後半の急登がバテバテに。
何度も息を整えながら長い急登を登る。
お〜、八ヶ岳が見えてきた。
2017年01月28日 14:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 14:01
お〜、八ヶ岳が見えてきた。
白骨化した樹木の中を通過。
風倒、虫害なのかこの一帯だけ枯死していた。
原因は分からず。
2017年01月28日 14:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
1/28 14:23
白骨化した樹木の中を通過。
風倒、虫害なのかこの一帯だけ枯死していた。
原因は分からず。
ずっと樹林帯の急登が続いていたが、山頂直下で森林限界を抜けた。
最後は岩場を登る(危険性はない)。
2017年01月28日 14:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 14:33
ずっと樹林帯の急登が続いていたが、山頂直下で森林限界を抜けた。
最後は岩場を登る(危険性はない)。
午前中に登った天狗岳をはじめ、北八ヶ岳が一望。
2017年01月28日 14:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 14:38
午前中に登った天狗岳をはじめ、北八ヶ岳が一望。
手前の北横岳から赤岳までの縦走は、かなりの距離がありそうだ。
2017年01月30日 21:01撮影
2
1/30 21:01
手前の北横岳から赤岳までの縦走は、かなりの距離がありそうだ。
ようやく山頂のヒュッテに到着。
2017年01月28日 14:41撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 14:41
ようやく山頂のヒュッテに到着。
山頂ヒュッテの脇に山頂標識があった。
山頂付近は平坦で、どこが本当の山頂なんだ??
2017年01月28日 14:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 14:42
山頂ヒュッテの脇に山頂標識があった。
山頂付近は平坦で、どこが本当の山頂なんだ??
まずは山頂の東端まで行き、浅間山方面を一望。
2017年01月28日 14:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 14:43
まずは山頂の東端まで行き、浅間山方面を一望。
周辺を見渡し、一番標高の高そうな場所に行ってみると、三角点があった。
2017年01月28日 14:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
1/28 14:56
周辺を見渡し、一番標高の高そうな場所に行ってみると、三角点があった。
と思ったら、その先に更科神社の鳥居があったので行ってみる。
2017年01月28日 14:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
1/28 14:58
と思ったら、その先に更科神社の鳥居があったので行ってみる。
山頂は平坦で広大な広さ。
視界不良時は、方向感覚が無くなるかも。
2017年01月28日 15:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
1/28 15:02
山頂は平坦で広大な広さ。
視界不良時は、方向感覚が無くなるかも。
更にその先に古い道程盤のようなものが。
ここが山頂なのか?
やはり、三角点のあった場所が山頂のようだが、ここからの眺望が一番良かった。
2017年01月28日 15:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 15:01
更にその先に古い道程盤のようなものが。
ここが山頂なのか?
やはり、三角点のあった場所が山頂のようだが、ここからの眺望が一番良かった。
とりあえず、北アルプスを背景に記念撮影。
2017年01月28日 15:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 15:05
とりあえず、北アルプスを背景に記念撮影。
美ヶ原の先には真っ白な北アルプスが連なる。
また、今年の夏も歩きたい。
2017年01月30日 21:10撮影
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1/30 21:10
美ヶ原の先には真っ白な北アルプスが連なる。
また、今年の夏も歩きたい。
鹿島槍&五竜方面のアップ。
2017年01月28日 15:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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1/28 15:02
鹿島槍&五竜方面のアップ。
山頂から西側の眺望。
中央アルプス方面に大展望が広がる。
2017年01月30日 21:13撮影
3
1/30 21:13
山頂から西側の眺望。
中央アルプス方面に大展望が広がる。
山頂の休憩は、やはり体が冷えてしまうので、下山しよう。
雄大な景色を眺めながら岩場を下りる。
2017年01月28日 15:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 15:11
山頂の休憩は、やはり体が冷えてしまうので、下山しよう。
雄大な景色を眺めながら岩場を下りる。
名残惜しいが、八ヶ岳よ、さようなら。
2017年01月28日 15:12撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
1/28 15:12
名残惜しいが、八ヶ岳よ、さようなら。
再び、この先から樹林帯に入り、急登を一気に下る。
2017年01月28日 15:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 15:14
再び、この先から樹林帯に入り、急登を一気に下る。
朝から世話になった太陽も西の空に沈み始めた。
2017年01月28日 16:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
1/28 16:02
朝から世話になった太陽も西の空に沈み始めた。
登山口に到着。
お疲れさまでした!
2017年01月28日 16:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1/28 16:18
登山口に到着。
お疲れさまでした!

感想

この土日は、高気圧に覆われて、全国的に安定した空模様になりそう。
そんな予報を確認し、直前まで北八ヶ岳をゆったり雪山ハイキングしようと思っていましたが、思いのほか風が弱そうなので、ピークハントにプランを変更して北八周辺の名峰を楽しむことにしました。

午前中に登った天狗岳から下山し、渋御殿湯から車で約30分移動して蓼科登山口へ。
登山口の駐車場は、少し前まで満車のようでしたが、昼前に帰られた方がいたようで、ちょうど数台のスペースが空いてラッキーでした。

駐車場で昼食を食べ、午後の部スタートです!
再出発にあたり、靴の選定に迷いました。
本格アイゼンorチェーンスパイクorピン付長靴どれにしよう?
10日ほど前のレコでは、まだ岩が出ていて、簡易アイゼンで十分と書いていた方がいたので、機動性の良い履き慣れたピン付長靴をチョイスしてみました。
しかし、登ってみると「えっ、全線、雪道?」
しかも、急登の区間が思った以上長くて、若干グリップ不足が否めません。
やはり、午前中の天狗岳同様にアイゼンにすれば良かったと反省!

更に、P2113を過ぎてから、山頂の山容が見えているのに、最後の急登がバテバテになってしまい、何度も息を整えながら登りました。
本日、2座目ということもありますが、最近のトレーニング不足に反省!

でも、山頂直下まで登ると疲れが一気に吹き飛ぶ絶景が広がっていました。
眼下には北八ヶ岳特有の優しい山体が一望でき、午前中に登った天狗岳をはじめ、最高峰の赤岳までの雄大な八ヶ岳の稜線が続いていました。

初登頂となった蓼科山。
山頂は思った以上に広大で「どこが山頂?」と思える平坦な頂きでした。
昼時は賑わったであろう山頂も現在は午後3時で人影もポツポツ。
太陽光が傾き、寒さが戻り始めた静かな山頂を一人で満足し、ニンマリしながら下山しました。

本日は、穏やかな冬晴れに恵まれ、存分に北八ヶ岳周辺を満喫できた1日でした。
土曜泊は、どこの小屋も混雑しているようですが、次回は、平日にでも小屋泊してゆったりと縦走したいと思います。


ー二日目のめ茅ヶ岳に続くー
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1056741.html

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体力レベル
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