快晴 眺望抜群! 冬の四阿山-根子岳周回(大岩はきつかった)
- GPS
- 07:38
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 967m
- 下り
- 964m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 7:37
天候 | 快晴 稜線分付近は強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
四阿山-根子岳 四阿山直下は1M以上のふかふかな深雪と急斜面で滑り落ちるかたちで下りました。鞍部(オオスキマ)まで雪が深くワカン、スノーシューが必要です。 ところが根子岳手前の大岩の迂回箇所は吹きだまりになっていてスノーシューだと上れません、岩もあってアイゼン、ピッケルでないと這い上がれないのでは 当方は3名だったのでチェーンスパイクに履き替え、空身でなんとかよじ登って残り2名と荷物を引き上げました。 |
その他周辺情報 | ふれあい真田館 500円 地元の立ち寄り湯混んでいました。 |
写真
装備
備考 | 雪の岩場の乗り越えにスリング数本、カラビナ、12本歯アイゼン・ピッケルがあれば良かった |
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感想
地元長野県でまだ上っていない百名山が2つある、その一つの四阿山に行ってきた。ここに行くなら冬、できたら根子岳も併せて行ってきたかったので菅平牧場からの周回コースにしました。
お手軽かなと思っていましたが、雪が深い上に以外と距離もあって、最後のスリル満点の悪戦苦闘もあって結構疲れましたが、終わってみれば充実した山行になりました。
朝5時半に伊那を出て和田峠経由で2時間余到着した管理棟横の駐車場に出た瞬間、身を切る強風にさらされ、くじけそうになる。
でも菅平の向こうに広がる北アルプスの風景は素晴らしくテンションアップ、
これで悩んでいたコースは、強風・吹きさらしの根子岳から回るより、森林を上っていく四阿山からの周回に決めた。
牧場から上っていく登山道ではバラクラバが必要なくらいに風が強く寒い、それでも谷に入り尾根伝いに上っていく間は、風も遮られほっとした。
この辺はなだらかな緩斜面を上っていくので、なかなか標高が稼げない。
チェーンスパイクでトレースを追いかけるも、深く沈んでいつスノーシューに切り替えるか迷うところだった。
白樺の緩斜面を過ぎて尾根に出てからは風だけがきつい。
小四阿付近の雪庇では、雪穴に落ちてしまってもまだスノーシューははかないで進んだ。中四阿を下ってからの登りで、ワカンの先行者に追いつくも、W君が深い雪にはまって動けず、急に遅遅として進まなくなった。
休憩後、ようやくスノーシューに履き替えると嘘のように快適に進むことができた。スノーシューの威力を痛感した。
分岐からはたくさんの登山者を見かけるようになり、急に賑やかになった。
山頂までの数百mは眺望もよく広い稜線を進んで、最後のひと登りをすると細長い山頂に出た。そこで2人を待ちながら360度の眺望を楽しんだ。
登頂後は近くの風のこない平らな場所でのんびりお湯を沸かしながら快晴の中、真冬の昼食を楽しんだ。それでも立春をすぎた日差しは強く快適だった。
昼食後は根子岳に向かってオオスキマに向かって下って行った。
トレースが1つあったがアイゼンをつけて上ってきたようで、深い雪にさぞ悪戦苦闘を強いられたのだろうと同情してしまった。
とにかく急でふかふかの新雪では踏ん張りもきかず、雪崩を転げ落ちるように下った。
鞍部はオオスキマと言われるらしく眺望も最高だった。
真っ白な雪原に両側に大きな山塊がどっしり鎮座して、無風でここだけが楽園のような感じがした。
そこから今度は根子岳に向けての登りが始まるが、スノーシューで何度も蹴り込んでか上っていくので、なかなか上れない。
山頂付近になるほど急斜面になってきて、北側を回り込んでいくところは滑落のリスクも感じて慎重になった。
登り終わって頂部の大岩を回り込んでアップダウンしながら進む場所では、深い吹きだまりにスノーシューが埋まって登れない。
なんとか登って下って岩場を乗り越えていかなくてはならない場所では、岩に捕まる場所が無く、下は切れ落ちていて何度も試みるがだめ、ここまで来て引き返すという悪夢もよぎったが、3人いるのでなんとかしようと思った。
まず自分が結局ザックを置いて身軽になってチェーンスパイクに履き替えて這い上がってから、みんなの荷物を引き上げ、狭い足場だったが、ストックや腕を掴んで順次引き上げた。
はらはらしながら引き上げる方もあげられる方もすっかり体力を使い果たしてしまった。そこから20mほど先の根子岳山頂に着いたときにはほっとして脱力してしまった。しかし山頂はスキー場からお手軽に上ってこられるらしく、団体や親子連れの人たちが押しかけてきて大賑わいだった。
場違いな雰囲気を感じて直ぐに下ることにした。
帰りはふかふかの雪に何度もスノーシューをとられそうになったが、風もやんで午後の穏やかで柔らかい日差しに包まれて疲れを感じながら下ってきた。
日本海から頸城山系、ずらりと長い北アルプス、浅間山に富士山、以外と小さく見えた八ヶ岳連峰、いつもとはちがう眺望に大満足の山行になった。
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