厳冬期 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 日帰り
- GPS
- 11:17
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:05
天候 | 雲一つない快晴。 気温 麓-3度、山頂-8度(たぶん…) 7合目〜8合目 風速20m前後、8合目〜頂上 風速15m前後。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備状況は非常に良好。ただし、厳冬期は無雪期と異なり、特に森林限界以降の難易度が激変。登山道にはテープの代わりに、木の太い幹の高い位置に赤い金属のマークが付けられており、厳冬期にも非常に配慮されている印象。非常にわかりやすい。また、鎖等も高めの位置に設置されていて、厳冬期を配慮している感がありました。 ■駐車場〜標高1000付近 雪なし。一部凍結あり。 序盤よりチェーンスパイク(軽アイゼン)を推奨。 ほぼ全ての登山者がチェーンスパイクを持っていたような。 ■標高1000〜1500付近 ほぼ凍結路面。積雪自体は10cm以下。 登りでもスパイク無しは厳しい。チェーンスパイク等強く推奨。 無くて死にそうでした…。 ■標高1500〜刃渡り 積雪が徐々に増えていく。 1700m付近でアイゼン装着しました。 ■刃渡り 雪付きしっかり(比較的フカフカ)、鎖露出、トレースバッチリで問題無し。 ■刃渡り〜五合目 多少フカフカ目の雪。時々ズボる。ツボ足気味での移動。 トレース自体はバッチリ。 ■五合目〜七丈小屋 雪はしっかりついている。フカフカ気味。 ハシゴ等の鎖はしっかり出ている(鎖自体が高めの位置に接地されている) 階段、鎖場も注意が必要だが、七丈小屋前のトラバースが注意。 ■七丈小屋〜八合目 フカフカ雪ではあるが、比較的締まっている。一部急斜面は軽くクラストし、登りやすい。 トレースはほぼ有り(クラスト面では消えかけ)。 急斜面の箇所は降雪後は雪崩そうな箇所あり。 この区間が風が吹き抜けるのか最も風が強い(20m超。時々あおられた) ■八合目〜二本剣の岩(核心部) 主にフカフカ雪だが、全てトレースバッチリなので歩きやすい。 八合目までより風は弱め。避けられるポイントもあり。 リッジは一部強風区間は速攻トレース消える。雪庇は少し発達しており、注意が必要。 鎖が垂れている箇所も難しくはない。 大岩のトレースは現状右トラバースルートのみだがトレースがしっかりしすぎていて難易度低い(左は雪多すぎる風味) 急斜面も基本フカフカ雪ですが、ピッケルはしっかり刺さります。 ■二本剣の岩〜山頂 核心部以降の二本剣の箇所あたりからはクラスト面で非常に登りやすい。 二本剣の岩の頂上までもトレースあり(笑) 下山時、視界不良の際は別の尾根に乗らないように注意(右に巻いて下山していく。まっすぐ降りるとダメ) |
その他周辺情報 | 温泉 : 「韮崎旭温泉」600円 低温だが炭酸泉で非常に温まる。源泉かけ流し。 http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/stay/p5_5064.html 食事 : ほうとう「小作」 山梨ほうとうで最も有名なチェーン店(10店舗超)。店毎にスペシャルほうとうがある模様。 http://www.kosaku.co.jp/ |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
ナイフ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
|
備考 | チェーンスパイク。絶対あったほうがいいです。 そして一眼レフを家に忘れた…。。こんないい天気なのに…。。 |
感想
もともと土日で行こうー、って話してた黒戸尾根。
ただ日曜は天気最悪の予報。どーしよう、場所変えようか? って聞いたら、晴れてる甲斐駒に登りたい! ってんで日帰り黒戸尾根。
勿論、トレース超期待な他力本願系です。先人の方ありがとうございます。。いつか絶対にラッセルしにくるので許して下さい…(マジで)。
山頂まで…風はそこそこ強かったけど、天気は最高。本当に雲ひとつ無い。山頂前で一緒に登った友達が雄叫びあげてる。いや、すげー気持わかる。
そして、いつも一緒登ってくれてありがとう。
山にも感謝。
黒戸尾根やっぱいいな。
登山道自体は、雪は意外と、というかかなりフカフカで、登りやすい場所もあれば、登りにくい場所もある、という感じ。トレースがあるからこそ、、、ではありますが…トレース無いとこの雪では非常に厳しい戦いが強いられると思いました。特に八合目以降。本当に感謝です。
ペース自体は淡々と刻んだ感じで、急ぎもせず、だらだらもせず。体力もそこまで使わなかったかな。ただ……一番の苦痛は刃渡りからの下山。刺激が無い……。お互い無言でひたすら下る。精神修練です。さすが黒戸尾根。
しかし、黒戸尾根、ここまでソロ登山者が多い厳冬期の地域は無いのではないでしょうか?(笑) みんな修行好きなんですね、わかります。
そして今回の一番の失敗は……、着替え、一眼レフ、一部登山用具(ゲイターとチェーンスパイク)を入れたカバンごと家の玄関に置き忘れてきてしまった…。こんな素晴らしい天気で何故カメラを忘れる自分…。GPSも途中で電池切れるし、iPhoneは翌日壊れるし…何気に踏んだり蹴ったり。修行が足りないんだ、たぶん。
あーあ。また来ないとなぁ。。。
山頂手前ですれ違ったものです(*'▽')
レコ読ませていただきました!驚きのペースですね(≧▽≦)
しかもルート情報もとても丁寧で参考になります。
この日は本当に抜群の天気で、この日じゃなきゃ自分は登れないだろうなぁと思ってたくらいでした。本当に素晴らしいブルースカイでしたね
いつかどこかのお山で再開できることを楽しみにしています(*'ω'*)
どうもお疲れ様でした! あの時の方でしたか!
レコは凄くお世話になっているので、次行く方に少しでも参考になれば…、と、最近真面目に書き始めました。。
レコ読ませていただいたのですが、12月敗退の後の2度目の挑戦との事でしたので、さすがでございます!! 正直本当にいいコンディションではありましたよね…。自分は冬の甲斐駒は3度目なのですが、こんな晴れているのは初です。ただ、黒戸尾根の日帰りは初挑戦だったので多少不安ではありましたが そんなん吹っ飛ぶ天気でしたね…。
厳冬期は行く場所も限られてしまうし、意外とお会いしそうなものですので(笑)、お会い出来たら是非声かけて下さい!
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