初谷川岳 ラッセル初体験
- GPS
- 05:10
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 802m
- 下り
- 792m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 5:07
ストック、10本以上のアイゼン、ワカン又はスノーシュー
風が強いとカメラのレンズ交換したくないし、ケースへの出し入れを簡素化が必要と感じました。
天候 | 麓晴れ、山頂曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ駅ビル1階から5階まで駐車場 駐車料金 1000円/日] ロープウェイ 往復2,060円 モンベル会員割引 往復1,960円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山届 ロープェイチケット売り場右横にありました。 ■水上IC〜谷川ロープウェイ駅間 水上ICから水上温泉の間にコンビニは一軒だったような。 ロープウェイ駅までの道は、朝7時台に通ったときに除雪はしてましたが氷結しているので滑りやすそう ロープウェイ駅までの道は、朝7時台に通ったときに除雪はしてましたが氷結しているので滑りやすそう。 ■コース 所々赤いひものついた棒が設置されていますが、ちょっと雪が飛ぶと見えなくなります。 尾根には雪庇があります。私は初めての経験のため雪庇に近いか遠いか判断が難しづらかったので離れて歩きました。 また、雪庇ではありませんが、なだらかな尾根の雪に割れ目があり、その上を雪がおおい隠している上にトレースがあります。油断してトレースの上と安心して歩き、体ごと胸まで落ち、足が穴の中で浮いてしまいました。割れ目には注意。 |
その他周辺情報 | コンビニ 水上ICからロープウェイ駅までコンビニは一つしか見つけられませんでした。 道の駅 みなかみ水紀行館 〒379-1617 群馬県利根郡みなかみ町湯原1681-1 0278-72-1425 リンゴ産地なのでしょう。新鮮なリンゴがたくさん並びお買い得価格でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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備考 | 腕時計はグローブの下にならないよう腕に巻くか、肩ベルトにつけると見やすいかも。 |
感想
なるべく早めに出発するため7時前にローブウェイ駅に到着するつもりが、事故見物による道路渋滞により7時半頃到着。切符売り場にはすでに70人位並んでいます。やはり一人でいらした登山者の方にいろいろな山の話を聞かせていただきながら運行開始を待ちます。8時半から運行開始のアナウンスが。それでも8時半になってもチケット販売の窓口は開きません。その後、8時40分位にチケット販売開始とともに運行開始のようです。運行開始前にチケット販売するとよいと思うのは私のかってでしょうか。
本格的風な雪山は初めての上に、トレースの後をルンルン上るつもりだったのに、風でトレースがなくなっているので膝まで埋まる雪をラッセルする楽しみを足の筋肉がしっかり受け止める登山となりました。膝までの雪でラッセルは初めてでした。強風に飛ばされる雪と雲で視界がなく、景色に注意力を奪われることなくラッセルができたので下山してから筋肉痛の喜びも味わえました。
先行者2名の姿があったので、トレースのお礼を言おうと思い上っていたら前方に二人の姿がありません。いつの間にか先頭になっていたらしくトレースがありません。前に見えていた単独登山者がラッセルしていたため、簡単に追いついてしまい私もラッセル当番になりました。さらに後ろからもう一人参加の合計3人でラッセルすることに。「楽しいーー」と叫びながらラッセルすると、不思議なことに楽しくなってきます。
雪庇が伸びているようなのであまり雪の尾根には近づきたくないが、前下を見ながらラッセルすると雪庇が私を呼んでいるのか雪庇方向に曲がってゆきます。あぶないあぶない。さらに、雪庇がないながらかな尾根にも亀裂が。亀裂をのぞき込むと2m位の深さがあり下にクマザサのようなものが見えます。この亀裂には下山中落ちて、胸でなんとか止まりました。足はぶらぶら。
高度を上げるにつれて強風が呼吸するように強くなったり、弱くなったり。そのたびに地形が見えたり見えなくなったり。なだらかな尾根で方向がわからなくなるのはこういうことだったんですね。風や雪を避けるため、GPSを出して確認したり、地図やコンパスを出して確認するのはやらなくてはいけないのにやりにくい。またこのような状況では手袋の下にした腕時計を見るのも難しいことがわかりました。
何回か前方に黒い塊が見えたので山小屋かと思いきやただの岩が登場。本当はGPS画面で確認すればよいのですが、冷たい強風下、手袋を脱ぐのもはばかれるので難しい。一人だったら確実にしゃがみ込んで風下に風の当たらないところを作り現場確認したでしょうね。
ラッセルに予想以上消耗しました。山小屋が見えたので早速小屋の風下に回り込み少しの休憩とストレッチ。本当は水分とエネルギー補給をしなくてはいけないのでしょうが、必要性を感じないのでなんとなく補給なし。
少し休憩し体力が若干回復したので、山頂に。トマノ耳まで雪庇が飛び出しています。雪が堅くしまり歩きやすいところを進んでゆくと徐々に雪庇に近づきます。気をつけないと。
トマノ耳についても山頂標識は白い雪がびっしりで文字が読めず。読めない標識でもせっかく来たので記念写真。もちろん景色は見えず真っ白。先に進む人がいないのでそこから先にトレースはなさそうな。初めての谷川岳の私、ホワイトアウトの中を進む勇気がないのでビビり撤退。
下山しながら後ろを見るとなんと谷川岳山頂付近の雲がとれて山頂が見えてきます。あこがれの雪山がその姿を見せてくれました。下山最中に後ろを見るのは忙しいけれど仕方がない。バックカントリーの人たちが思い思いの尾根から滑り降りている軌跡がきれいに見えました。
一緒にラッセルしていただいた上に、いろいろ興味深い山の話を聞かせていただいた皆さんありがとうございました。どこかでご一緒できればありがたいです。
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