寒ブリしゃぶを上高地で
- GPS
- 30:01
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 276m
- 下り
- 268m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 7:21
天候 | 1日目 快晴 2日目 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は昨年よりも雪が多いですが、トレースのある所は雪が締まってスノーシューやワカンの必要は無さそうでした。トレースが無い場所へ行くにはスノーシューやワカンがあったほうが無難です。釜トンネルの中が一部凍結しており、脇の歩道を歩くと良いです。釜トンネルやその先の道路は工事用車両が通過するので注意です。 |
写真
感想
【感想/記録】
昨年は雪上テント泊で冬の上高地を堪能してきましたが、トレッキング中に山のひだやが営業していることが判明。雪上テント泊も面白かったのですが、重い装備を背負ってのトレッキングはちょっと大変だった事もあり、今年はあっさり日和って、山のひだやにお世話になることにしました。もともと冬の上高地トレッキングは、冬季徳沢園に宿泊していたのですが(私は途中から参加)、冬季徳沢園の営業が終了したので、仕方なく雪上テント泊になった経緯があります。で、今年は山のひだやさんで1泊して、こたつに入って、ミカンを食べながら、トランプで遊ぶというのが上高地での目標に(笑)。
タクシーから降りて総勢5人で釜トンネルを通って大正池へ。暗い釜トンネルを抜けるとまた新しい上高地トンネルがありますが、せっかくスノーシューを用意してきたので、旧林道を進むことに。積雪は50〜60cmほどで、軽くクラストしているのであまり沈みません。道路に出ると除雪してあるので、ツボ足でも十分歩けます。しばらく進むと早速焼岳が快晴の青空の下に見え、さらに進むと穂高岳の吊り尾根も見えました。撮影しながら進むと大正池に到着。湖面から湯気が立ち上り、霧氷で白くなった樹々や、奥には穂高岳の吊り尾根、振り返ると焼岳が見えて最高の景色です。
次に田代池を目指し進みますが、ここからも雪は少なくトレースの上はツボ足で行けそうです。晴れているだけあって気温は氷点下15℃と低くいつもは暑くなるのに、今日は休んでいると寒くなり、歩いているとちょうどでした。てんくらの予報では上高地の気温は高めだったので、半袖薄手のアンダーウェアにしたのが間違いとちょっと後悔。田代池で太陽が出て来るのを待っていると、寒くて手や足が痛くなってきました。それでも身体を動かしながら我慢していると、六百山の向こうから太陽が昇り、田代池の霧氷に覆われた樹々を照らし、幻想的な光景に感動。寒い中で待っていた甲斐があり、日が当たるとようやく暖かくなりホッとしました。
田代池の撮影を堪能したら梓川沿いに歩き、河童橋を目指します。日が昇って来ると気温が上がって暑いくらいに。お天気の良い週末でしたが人は比較的少なめでも、トレースはしっかりとありました。河童橋からも穂高岳や焼岳を撮影し、ちょっと離れた場所で穂高岳を見ながら昼食タイム。快晴の穂高岳の吊り尾根を見ながらの昼食は格別でした。この後は岳沢湿原まで移動し明神を目指しますが、遊歩道にはトレースが無くスノーシューでトレースを描きました。所々ルートが分かりづらい所もありましたが、適当に進んで14時頃に明神に到着。明神池を撮影し、穂高岳神社奥宮に参拝し安全祈願を。ここまで雲ひとつ無い快晴が続きました。
14時半過ぎには今日の宿、山のひだやに到着。ウェルカムドリンクのコーヒーを頂き、部屋に入って着替えすぐに布団を引いて一休み。今回は山のひだやで宴会となり、メインの料理は地元の氷見産寒ブリしゃぶ、鯛しゃぶ、最後に頂いたイノシンの肉(これも氷見産天然物)でイノシシ鍋となりました。氷見と言えば寒ブリで有名ですが、今年は例年より寒ブリが少なかったものの、グループのシェフ(通称)がスーパーで寒ブリを手に入れて、腕をふるって寒ブリしゃぶとなりました。酒の肴は富山名産昆布じめ、昆布巻きのかまぼこ、黒作りが用意され一堂大満足。結局締めのうどんにまではたどり着けず、食べきれないほどの食材や酒を担ぎ上げてしまい、食材や酒は余り気味となりました(笑)。宴会後は晴れた星空を見ながら、夜の上高地を満喫。でも寒かったので山のひだやに戻って、暖かい薪ストーブにあたると生き返りました。結局やまのひだやにこたつは無く、ミカンはお腹がいっぱいで翌日に食べ、宴会ではトランプで遊んでいる時間はありませんでした。
翌朝は朝食に残った鍋にうどんを入れて、さらにデザート代わりのお汁粉も食べました。9時半頃には山のひだやを出発。昨日の良いお天気とは打って違って、朝から雪が降り続いています。釜トンネル目指して進みまが、白い世界となった上高地では眺望も無く、毎年見かけるお猿さん達も居ないので淡々と化進みました。12時頃には大正池ホテルに到着し、雪が降り続いているので、軒先の下で昼食を食べて再出発。この辺からさらに気温が上がってきたようで雪が湿雪に変わり、スノーシューにくっついて団子状態になり歩きづらくなってしまいました。上高地トンネルを通って、13時頃に釜トンネルを抜けてゴール。釜トンネルの外も雪が待っている雪国でした。
【注意点や反省点】
冬季営業の山のひだやは素泊まり一泊1万円、夕食付きならプラス三千円でした。ちょっとお高いですね。食材は歩荷されるので食事が必要な場合は要予約、素泊まり大歓迎だそうです。部屋には石油ストーブがありましたが、部屋の中はちょっと寒かった。館内には電気と水はありませんが、裏手をちょっと行くと水場があります。就寝時には暖房代わりの豆炭あんかを貸して頂けましたが、若い方は豆炭あんかを知らず、ジェネレーションギャップを感じました(笑)。豆炭あんかを事前に布団の中に入れておけば、暖かく寝られます。
上高地の積雪は昨年より多いものの、例年よりは少なくトレースのある所は圧雪で、スノーシューは必要無いくらいでした。河童橋までならちゃんとしたトレースがあります。
山のひだやではかろうじてソフトバンクの電波が4Gで使用できました。
キーンのウィンターブーツ、ウィンターポート2は蒸れずに保温性が良く快適でした。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
930
672
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
128
128
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
18
10
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
43
3
ウォーキングの距離(km)
21.1
15.4
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
27,110
19,426
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
55〜106
49〜98
体重
64.1 -> 64.6
宴会で美味しいものを食べすぎ、さらに体重が絶賛増加中でヤヴァイ。
artylaneさま こんにちは
レコ拝見しました。完璧ですね。
私も前週に上高地ハイキングしていまして、サイコーの天気でとても楽しめたのですが、唯一足りなかったのが、木々の霧氷でした。朝は寒かったのですが、その後気温はぐんぐん上昇して昼ごろはポカポカ陽気って感じでしたもんね。まぁあの天気の下でハイキングできて文句言うなんて贅沢いうな! といわれそうですが
平湯からのバスは8:50でもっと早く入山したいと、タクシー予約入れようとしたのですが冬季の平湯はタクシーきてもらえず、じゃぁ沢渡から・・とアルピコタクシーに電話したら1台で7:00からピストンするので8:30頃になると言われて、それではバスとたいしてかわらないので早朝入山あきらめました。
早い時間に入山して人が少ない中、景色を満喫してできれば明神まで行ってみたいと思ってましたので、それが全部このレコに入ってて羨ましいです。
2日目は曇り気味だったようですが、ド快晴の上高地と雪の静かな上高地の両面を見れてむしろよかったですね。
写真もとてもきれいで、自分の写真がショボく感じてしまいました。
氷見の食材のごはんもとても美味しそうで・・・ヨダレが出そうになりました。
hoyanさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。冬の上高地は4回目ですが、いつもアルピコタクシーを事前に予約して、沢渡から出発しています。こんなに快晴だったのは4年目にして初めてでした。おかげで田代池で霧氷も見ることができました(^_^)。平湯からタクシーが乗られれば良いのですが、無理みたいですね。
昨年は小梨平でテン泊でしたが、今年は山のひだやさんが営業していることが分かったので、ちょっと贅沢でしたが、宿泊してみました。持ち込んだ食材で豪華な宴会となりましたが、食材費はたいしたことは無いのです。
2日目は前日の快晴から一転してずっと雪でした(笑)。確かに晴れと雪の上高地を体験できたので、まあ良かったですね。
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