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Yamareco

記録ID: 1065329
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳《南陵→中央稜》

2017年02月13日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:11
距離
12.3km
登り
1,319m
下り
1,355m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:20
休憩
2:19
合計
9:39
距離 12.3km 登り 1,321m 下り 1,355m
8:52
22
9:14
9:15
84
10:39
10:40
18
10:58
47
11:45
11:46
116
13:42
15:57
3
16:00
16:01
3
16:04
97
17:41
26
18:07
24
P3ガリーから数十メートルをGPSログ途切れてます。
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
舟山十字路への林道は積雪、凍結で冬タイヤ必要。
トイレはありません。登山ポストも無いので事前に長野県警へ届け出しましょう。
コース状況/
危険箇所等
《南陵ルート》
広河原までの林道はトレースしっかりしてます。
南陵方面へ堰堤から登り、立場山までトレース有り。
多くの人によるトレースが無名峰、P2の先まであった。
2日前の救助によるものと思われる。
P3〜ルンゼは雪は薄く氷壁状態の長い登攀。
P4のトラバース〜山頂まで雪の状態は良かった。

《中央稜ルート》
西の肩から急なトラバースで稜線トップへ下りると左に雪庇、右側はハイマツの踏み抜き。
薄いトレースを辿り高度下げるとトレース明瞭。
急斜面樹林帯は雪が深く踏み抜き気味。
この区間だけ登りだと大変だと思われる。


バリエーションルートなのでトレースの有無で難易度は大きく変化するであろう。


なぜか16坩幣紊砲覆辰
2017年02月13日 08:50撮影 by  SH-01G, SHARP
4
2/13 8:50
なぜか16坩幣紊砲覆辰
出発
2017年02月13日 08:54撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 8:54
出発
この先はVRなのに見事なトレースに感謝
2017年02月13日 08:56撮影 by  SH-01G, SHARP
1
2/13 8:56
この先はVRなのに見事なトレースに感謝
南陵取り付き
2017年02月13日 09:19撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:19
南陵取り付き
凍結は無いので軽アイゼンのまま
2017年02月13日 09:26撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:26
凍結は無いので軽アイゼンのまま
振り返るとけっこう急だ
2017年02月13日 09:26撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:26
振り返るとけっこう急だ
尾根に上がる
2017年02月13日 09:29撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:29
尾根に上がる
旭小屋分岐
2017年02月13日 09:33撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:33
旭小屋分岐
小屋方面は未踏
2017年02月13日 09:33撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 9:33
小屋方面は未踏
それにしても踏み跡明瞭
2017年02月13日 10:07撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:07
それにしても踏み跡明瞭
青空でとてもいい感じ(暑い)
2017年02月13日 10:07撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:07
青空でとてもいい感じ(暑い)
歩き易い樹林帯
2017年02月13日 10:14撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:14
歩き易い樹林帯
立場山にビパーグ跡
2017年02月13日 10:40撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:40
立場山にビパーグ跡
立場山
2017年02月13日 10:40撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:40
立場山
木々の間から展望が
2017年02月13日 10:42撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:42
木々の間から展望が
ギボシと旭岳の存在感
2017年02月13日 10:43撮影 by  SH-01G, SHARP
1
2/13 10:43
ギボシと旭岳の存在感
楽園の尾根歩き
2017年02月13日 10:44撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:44
楽園の尾根歩き
素晴らしい
2017年02月13日 10:44撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:44
素晴らしい
ここから見るとまんま編笠だ
2017年02月13日 10:45撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:45
ここから見るとまんま編笠だ
南陵と阿弥陀岳
2017年02月13日 10:52撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:52
南陵と阿弥陀岳
深いトレース
2017年02月13日 10:53撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:53
深いトレース
青ナギ
2017年02月13日 10:55撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:55
青ナギ
青ナギから無名峰を見上げる
2017年02月13日 10:55撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 10:55
青ナギから無名峰を見上げる
青ナギでピックアップした様子
2017年02月13日 10:58撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 10:58
青ナギでピックアップした様子
無名峰の登りでアイゼン交換
2017年02月13日 11:18撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 11:18
無名峰の登りでアイゼン交換
ストックもアックスへ交換
2017年02月13日 11:42撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:42
ストックもアックスへ交換
無名峰から南陵と阿弥陀岳
2017年02月13日 11:45撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:45
無名峰から南陵と阿弥陀岳
中央にP1
2017年02月13日 11:49撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:49
中央にP1
赤岳が美しい
2017年02月13日 11:49撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:49
赤岳が美しい
権現岳もいいね
2017年02月13日 11:49撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:49
権現岳もいいね
何度も撮影(しつこい)
2017年02月13日 11:49撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:49
何度も撮影(しつこい)
P1で振り返る
2017年02月13日 11:53撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 11:53
P1で振り返る
無名峰の先に立場山
2017年02月13日 11:53撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 11:53
無名峰の先に立場山
また撮影(しつこすぎ)
2017年02月13日 11:53撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:53
また撮影(しつこすぎ)
トレース泥棒です
2017年02月13日 11:54撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 11:54
トレース泥棒です
P2、P3
2017年02月13日 11:55撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 11:55
P2、P3
右には赤岳
2017年02月13日 11:55撮影 by  SH-01G, SHARP
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右には赤岳
阿弥陀と中岳
2017年02月13日 11:55撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 11:55
阿弥陀と中岳
P2も左を巻いて
2017年02月13日 12:00撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 12:00
P2も左を巻いて
P2のトラバース中
2017年02月13日 12:03撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 12:03
P2のトラバース中
そびえ立つP3
2017年02月13日 12:03撮影 by  SH-01G, SHARP
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そびえ立つP3
まだトラバース中(いつまで居るw)
2017年02月13日 12:04撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:04
まだトラバース中(いつまで居るw)
中岳と赤岳(まだP2)
2017年02月13日 12:04撮影 by  SH-01G, SHARP
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中岳と赤岳(まだP2)
権現岳と富士山
2017年02月13日 12:08撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:08
権現岳と富士山
岩場を上がるか
2017年02月13日 12:12撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 12:12
岩場を上がるか
雪をかき分けて上がる
2017年02月13日 12:12撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 12:12
雪をかき分けて上がる
振り返る
2017年02月13日 12:15撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:15
振り返る
核心部に突入
2017年02月13日 12:16撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:16
核心部に突入
テント?
こんな所にビパーグ
2017年02月13日 12:24撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:24
テント?
こんな所にビパーグ
P3をトラバース
2017年02月13日 12:24撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:24
P3をトラバース
ルンゼ取り付きで見上げる(怖)
2017年02月13日 12:28撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:28
ルンゼ取り付きで見上げる(怖)
事故の形跡
2017年02月13日 12:29撮影 by  SH-01G, SHARP
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事故の形跡
氷だし
2017年02月13日 12:29撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 12:29
氷だし
5分登ってガチガチのアイス
2017年02月13日 12:34撮影 by  SH-01G, SHARP
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5分登ってガチガチのアイス
下を見ると、落ちたら終わりです
2017年02月13日 12:34撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:34
下を見ると、落ちたら終わりです
上を見上げる50度位の傾斜
ここで寒気で電源落ちる(核心部の撮影詰む)
2017年02月13日 12:42撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 12:42
上を見上げる50度位の傾斜
ここで寒気で電源落ちる(核心部の撮影詰む)
ルンゼを上がって稜線で充電して復旧
2017年02月13日 13:13撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:13
ルンゼを上がって稜線で充電して復旧
赤岳に肩が並ぶ高さまできた
2017年02月13日 13:14撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:14
赤岳に肩が並ぶ高さまできた
登ってきた所を撮影
2017年02月13日 13:14撮影 by  SH-01G, SHARP
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登ってきた所を撮影
少し戻ってルンゼも写したいが、これ以上戻りたくない
2017年02月13日 13:14撮影 by  SH-01G, SHARP
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少し戻ってルンゼも写したいが、これ以上戻りたくない
やっとP4
2017年02月13日 13:21撮影 by  SH-01G, SHARP
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やっとP4
トラバースで振り返る
ここから青ナギがハッキリと見える
2017年02月13日 13:29撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:29
トラバースで振り返る
ここから青ナギがハッキリと見える
ここでも急だが緩やかに感じる(麻痺してきた)
2017年02月13日 13:29撮影 by  SH-01G, SHARP
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ここでも急だが緩やかに感じる(麻痺してきた)
もう少しで山頂だ
2017年02月13日 13:29撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 13:29
もう少しで山頂だ
急なトラバースで下を見ると中岳方面への滑り台
2017年02月13日 13:33撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:33
急なトラバースで下を見ると中岳方面への滑り台
横を見ると赤岳
2017年02月13日 13:34撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:34
横を見ると赤岳
振り返るとP4
2017年02月13日 13:34撮影 by  SH-01G, SHARP
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振り返るとP4
登頂前に南陵を振り返る
2017年02月13日 13:41撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:41
登頂前に南陵を振り返る
登頂
セルフ撮影(何度も撮ったがこれが1番マシだった)
2017年02月13日 13:48撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 13:48
登頂
セルフ撮影(何度も撮ったがこれが1番マシだった)
登頂すると曇り→小雪
休憩すっか
2017年02月13日 13:55撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 13:55
登頂すると曇り→小雪
休憩すっか
20分掘りました
2017年02月13日 14:20撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 14:20
20分掘りました
こんな感じの阿弥陀リビング
2017年02月13日 14:21撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 14:21
こんな感じの阿弥陀リビング
山頂グルメの時間です
2017年02月13日 14:32撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 14:32
山頂グルメの時間です
リビングにて焼きあげます
2017年02月13日 14:35撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 14:35
リビングにて焼きあげます
50僂涼丙垢波茲譴辛┐盖戮泙擦泙
2017年02月13日 14:36撮影 by  SH-01G, SHARP
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50僂涼丙垢波茲譴辛┐盖戮泙擦泙
美味しそうでたまりません♪
2017年02月13日 14:40撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 14:40
美味しそうでたまりません♪
仕上げはラーメン
2017年02月13日 15:10撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 15:10
仕上げはラーメン
具たくさんで本格的
2017年02月13日 06:12撮影
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2/13 6:12
具たくさんで本格的
楽しかった山頂にお別れ(右側の休憩場所は平に戻してあります)
2017年02月13日 15:56撮影 by  SH-01G, SHARP
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楽しかった山頂にお別れ(右側の休憩場所は平に戻してあります)
権現岳方面は青空
2017年02月13日 15:56撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 15:56
権現岳方面は青空
西の肩に向かいます
2017年02月13日 15:56撮影 by  SH-01G, SHARP
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西の肩に向かいます
岩場の雪は楽でした
2017年02月13日 16:00撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 16:00
岩場の雪は楽でした
中央稜を確認
2017年02月13日 16:00撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 16:00
中央稜を確認
西の肩で御小屋尾根を見下ろす
2017年02月13日 16:03撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 16:03
西の肩で御小屋尾根を見下ろす
分岐を中央稜へ
2017年02月13日 16:04撮影 by  SH-01G, SHARP
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分岐を中央稜へ
こりゃー楽でもなさそう(中央稜)
2017年02月13日 16:06撮影 by  SH-01G, SHARP
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2/13 16:06
こりゃー楽でもなさそう(中央稜)
足元こんなだし
2017年02月13日 16:07撮影 by  SH-01G, SHARP
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足元こんなだし
中央稜より南陵(P3)
2017年02月13日 16:19撮影 by  SH-01G, SHARP
2/13 16:19
中央稜より南陵(P3)
南陵(P2、P1)
2017年02月13日 16:19撮影 by  SH-01G, SHARP
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南陵(P2、P1)
下る中央稜
2017年02月13日 16:24撮影 by  SH-01G, SHARP
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下る中央稜
上を振り返る
2017年02月13日 16:24撮影 by  SH-01G, SHARP
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上を振り返る
細くなってきた
2017年02月13日 16:28撮影 by  SH-01G, SHARP
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細くなってきた
岩の横をトラバース(氷柱が真上)
2017年02月13日 16:56撮影 by  SH-01G, SHARP
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岩の横をトラバース(氷柱が真上)
ヘルメットはこんな時も心強い
2017年02月13日 16:56撮影 by  SH-01G, SHARP
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ヘルメットはこんな時も心強い
日没
2017年02月13日 17:19撮影 by  SH-01G, SHARP
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日没
中央稜取り付きで暗闇
2017年02月13日 17:40撮影 by  SH-01G, SHARP
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中央稜取り付きで暗闇
いい空が見れて満足♪
2017年02月13日 18:00撮影 by  SH-01G, SHARP
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いい空が見れて満足♪
戻ってきました
2017年02月13日 18:25撮影 by  SH-01G, SHARP
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戻ってきました
撮影機器:

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル フリース グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 予備靴ひも ザック アイゼン 軽アイゼン ピッケル2本 スコップ スノーソー 調理用食材 調味料 飲料 座椅子 コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ヘルメット スノーシュー ストック ロープ

感想

計画していた冬期バリエーションルートを決行する時がきた。
晴れ予報の休みで絶好のアタック日和
寝坊気味のスタートとなった。
舟山十字路には1台停まっていただけの静かな登山口
風もない穏やかな天気
歩き出すと暑いくらいでした
広河原取り付きから立場山の稜線で上がり進む道は一般道を思わせるトレース
立場山通過して景色が開けると青空でテンション上がる
青ナギで目の前の南陵ルートも素晴らしい眺め

進む道の様子で何となく予想はしていたが、拓けた場所に多数の踏み跡、その周りだけ木々の雪は落ちていた
2日前に救助者をヘリでのピックアップ場所だと思われた
無名峰へ上がる樹林帯では木々を左右に縫うようにトレースが付いている中を真っ直ぐに降りた足跡が多人数での救助活動だろうか

複雑な思いの中、気を引き締めて歩いた
急な登りになり、アイゼンとストック→ピッケル交換した
風で消えているトレースの様子から今日の先行者は居ない様子
無名峰から先にP1〜P2
空は青空で右側に赤岳、正面には核心部の岩峰
素晴らしい景色の中を歩ける喜び
西からの風も穏やかでそれほど寒さも感じない
進む道のトレースに感謝

P3トラバースの先に大きめのテントがあった
横を通過すると斜めの場所にビパーグされた様子
アンカー換わりに使われているピッケル、換気穴から見えたテント内に残されたザック
遭難者のビパーグ跡と思われた
その先に数メートルで南陵核心部のルンゼ取り付き
取り付きから傾斜40度
白い雪と氷のミックス、この場所で怪我をされた様子も残っていた

高低差50メートル以上のルンゼを稜線まで登攀に集中して進む
前爪とアックスの効く場所を探しながら登るが硬い氷で緊張が続いた
途中撮影で出した端末も低温でシャットダウン
稜線まで何分かかったのだろうか(40分程だった)
後半は左側を登攀して平な場所に上がった
ザックを下ろして端末を充電して復旧する
赤岳も真横となった景色
見下ろす中岳に高度感も増してきた
目の前のP4に進み慎重に左側トラバース
見上げる先に岩峰はなく、山頂が近づいてきた様子
締まった雪のトレースに導かれるように山頂へ上がった
静かで広い山頂へ着く
誰も居ないのでセルフ撮影
適当な所に休憩場所を作ると至福の時
気温は−16℃、風も弱め
青空は少なくなってしまったが防寒着は上着だけで充分だった
楽しい時間はあっという間の2時間超え
撤収して山頂を後にして西の肩へ進む
岩場を越えて、御小屋尾根分岐を通過
中央稜ルートへ進む
左の雪庇とハイマツ踏み抜きを通過して下りる
樹林帯まで下るとトレースは深い
踏み抜き気味でペースは遅かったが陽が落ちる頃には中央稜取り付きを通過
トレースに感謝しながら舟山十字路まで歩いた

バリエーションルートでの阿弥陀岳
緊張感の中で素晴らしい景色
危険と楽しみを考えさせられた山行となりました。


追記
数日前に南陵ルートで遭難されて亡くなられた方の御冥福を御祈りいたします。







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コメント

お疲れ様でした♪
見ているだけで山の楽しさと厳しさの両面をヒシヒシと感じる事ができました。
これからもご安全に山を楽しんでください♪
2017/2/16 9:19
Re: お疲れ様でした♪
いつもありがとうございます。
今はのんびり楽しく歩きたい気持ちです♪
2017/2/16 14:30
お疲れ様です。
はじめまして…ではないのですが
毎回楽しく読ませていただいています。
また相変わらずハードな山行に肉、肉、肉のポリシーがあるStyleに感銘を受けています そして会った時と同じようにパワフルさも日記から伝わってきます

私も土日で行者小屋にテントを張っていました。阿弥陀の滑落遭難の事故のテントが生々しく改めて自分も身を引き締め雪山に向き合わなきゃと思わされる写真でした。厳しくもサクサク南陵をアタックしてしまうのにはさすがですね👍
今後も楽しく読ませていただきます。

あっ!ちなみに2016.3.21に甲斐駒ヶ岳の山頂で会ったものです。あの時山頂から見た北岳や仙丈ヶ岳が美しかったので翌週に仙丈ヶ岳に(日帰り)で行ってきました 今年の年末年始、クリスマスには北岳(1泊2日)、元旦には槍ヶ岳(日帰り)に行ってみたり、今年の雲取山も前日の1/28,29で行ってましたがニアミスのようです。その後お会いすることができませんいつかgakubitoさんとお会いできる日を楽しみにしております。
2017/2/25 9:33
Re: お疲れ様です。
gayakichiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
はじめてではないとは驚きです。
甲斐駒ヶ岳の山頂でお会いしているとは、、
ハードな山行を歩かれてますね!
自分は月曜日の山歩きがメインです。
お会いした時は祝日の月曜日w
いつかは再会できるのを楽しみにしてます♪
2017/2/25 21:05
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