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記録ID: 1065669
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

女峰山 黒岩尾根(女峰のバカ尾根)厳冬期 単独 日帰り

2017年02月14日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:04
距離
20.4km
登り
2,065m
下り
2,053m

コースタイム

女峰山 黒岩尾根 厳冬期 単独

04:30 日光山内 西参道駐車場
04:45 行者堂
05:35 稚児ヶ墓
07:40 遥拝石(黒岩山頂)
09:40 唐沢避難小屋(大休憩)
(女峰山頂直下雪壁直登ルート選定ミス50分ロス)
11:40 女峰山 着

12:25 女峰山 発
12:45 唐沢避難小屋(大休憩)
13:45 遥拝石(黒岩)
14:45 稚児ヶ墓
15:20 行者堂
15:35 日光山内 西参道駐車場

天候 晴れ ときどき 小雪
稜線:気温(−15〜−9℃程) 風(10〜20m/s程)
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【駐車場】
日光山内 西参道第1駐車場(¥510)
コース状況/
危険箇所等
※ 注意 ※
女峰山頂直下 雪壁直登トレースが自分含め少なくとも3名分 明瞭に残っていますが 標高2450m地点で詰みます。(たぶん避難小屋泊のパーティー(男性2名)も引き返した??)
その地点の雪は締まっておらず直進は体感で背丈ほどのラッセル。夏道側へトラバースするにも斜度60度以上あり谷筋状の地形で雪も安定していなかったため危険です。
50mクライムダウンし夏道寄りへトラバースし回避しましたが 登りも下りも灌木のない雪壁地帯では1,2手ほどアルパインルート級の難度のところがあります。

今後降雪でトレースがリセットされる前に黒岩尾根より女峰山を目指される方は、直登ルートを最後まで追わず 直登しつつも標高2400m辺りで夏道側に寄るルートを選ばれた方が安全です。
2017.02.14 女峰山 黒岩尾根 厳冬期 日帰り。日光山内より登山開始
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2017.02.14 女峰山 黒岩尾根 厳冬期 日帰り。日光山内より登山開始
行者堂。この裏に登山ポストと登山口
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行者堂。この裏に登山ポストと登山口
稚児ヶ墓 こえー。単独で暗いうちにここ通る人みんな(自分含め)頭おかしいわ
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稚児ヶ墓 こえー。単独で暗いうちにここ通る人みんな(自分含め)頭おかしいわ
夜明け前。大谷川沿いの夜景も綺麗
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夜明け前。大谷川沿いの夜景も綺麗
朝月夜と男体山
まもなく日が昇る。気持ち的には夜が明ければこっちのもん
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まもなく日が昇る。気持ち的には夜が明ければこっちのもん
白樺金剛あたりで希望の朝だ
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白樺金剛あたりで希望の朝だ
染まる木々
富士山も染まってるねー
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富士山も染まってるねー
八風 到着。奥に男体山。この日この場所の早朝は強風。バラクラバ&ゴーグルを着けなんとか
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八風 到着。奥に男体山。この日この場所の早朝は強風。バラクラバ&ゴーグルを着けなんとか
夏道や通常は黒岩を巻きますが 黒岩 山頂を目指します。途中に落葉松金剛
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夏道や通常は黒岩を巻きますが 黒岩 山頂を目指します。途中に落葉松金剛
黒岩 なにげに初登頂おめでとう!20m/s程の強風。踏ん張って撮影。右に落ちたらさようなら
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黒岩 なにげに初登頂おめでとう!20m/s程の強風。踏ん張って撮影。右に落ちたらさようなら
黒岩より。凄すぎる景観としか今は言えない
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黒岩より。凄すぎる景観としか今は言えない
遥拝石(黒岩)の標柱のところに下りていく
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遥拝石(黒岩)の標柱のところに下りていく
拡大!パねぇ!
Y字峡 アカナ沢
風強いけど晴れてて良いもん見れました。ごちそうさま
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風強いけど晴れてて良いもん見れました。ごちそうさま
バカ尾根(黒岩尾根)名言『苦しけり されど 登りたし』
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バカ尾根(黒岩尾根)名言『苦しけり されど 登りたし』
バカ尾根 唯一のクサリ場。上に高巻きトレースもできてました
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バカ尾根 唯一のクサリ場。上に高巻きトレースもできてました
バカ尾根 雪庇
箱石金剛のちょい上に竜巻山
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箱石金剛のちょい上に竜巻山
途中展望がひらけ 男体山 大真名子山
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途中展望がひらけ 男体山 大真名子山
男体山 大真名子山 小真名子山。奥に まっしろ白根山
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男体山 大真名子山 小真名子山。奥に まっしろ白根山
シュカブラと男体山
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シュカブラと男体山
日光連山ファミリーのママ、ツンデレ女王 女峰様の参上!
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日光連山ファミリーのママ、ツンデレ女王 女峰様の参上!
前女峰。女峰山頂からや こっち面からなら うまいこと登れそう
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前女峰。女峰山頂からや こっち面からなら うまいこと登れそう
唐沢避難小屋。休憩しよ
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唐沢避難小屋。休憩しよ
避難小屋泊のパーティー(男性2名)が下山。トレースと情報ありがとうございました
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避難小屋泊のパーティー(男性2名)が下山。トレースと情報ありがとうございました
休憩後 夏はガレ場の急斜面へ
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休憩後 夏はガレ場の急斜面へ
小屋泊パーティー情報で直登はかなりわるいって話。このままトレース追って登頂もどうなん?と思い逆に見てみることに(この判断はよくなかった)
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小屋泊パーティー情報で直登はかなりわるいって話。このままトレース追って登頂もどうなん?と思い逆に見てみることに(この判断はよくなかった)
ふり返り見る 大斜面と前女峰
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ふり返り見る 大斜面と前女峰
となりにシリセード跡!?滑落痕!?
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となりにシリセード跡!?滑落痕!?
雪ユルく何回もキックいれてステップ刻んで登ったけれど 岩に薄雪の1,2手ほどバランス命の難度のところも
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雪ユルく何回もキックいれてステップ刻んで登ったけれど 岩に薄雪の1,2手ほどバランス命の難度のところも
標高2450m地点で詰みました。全方向試したけど厳しい。(詳しくは コース状況/危険箇所等 ※ 注意 ※ にて)
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標高2450m地点で詰みました。全方向試したけど厳しい。(詳しくは コース状況/危険箇所等 ※ 注意 ※ にて)
引き返します。懸垂下降ロープもってくればよかった。お助け120スリング。木がない雪壁 1,2手のクライムダウンが緊張した
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引き返します。懸垂下降ロープもってくればよかった。お助け120スリング。木がない雪壁 1,2手のクライムダウンが緊張した
50m下降し 夏道寄りにトラバース。※直近で黒岩尾根 女峰を目指す方 標高2400m以上直登するトレースは危険ですので追わないで下さい
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50m下降し 夏道寄りにトラバース。※直近で黒岩尾根 女峰を目指す方 標高2400m以上直登するトレースは危険ですので追わないで下さい
夏道寄りは比較的安全
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夏道寄りは比較的安全
ルート選定ミスで50分ロスしやらかししましたが 女峰山 無事登頂!
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ルート選定ミスで50分ロスしやらかししましたが 女峰山 無事登頂!
女峰山 山頂より バカ尾根(黒岩尾根)。標高差2000m近く登りっぱ!
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女峰山 山頂より バカ尾根(黒岩尾根)。標高差2000m近く登りっぱ!
女峰山 山頂より 赤薙霧降方面。奥に高原山
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女峰山 山頂より 赤薙霧降方面。奥に高原山
自分のなかで栃木県内で凄く好きな景色のひとつ 女峰山頂から帝釈山の稜線
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自分のなかで栃木県内で凄く好きな景色のひとつ 女峰山頂から帝釈山の稜線
今日はバレンタインデー。女峰山頂にてチョコいただきます!これ自費(汗) 帰宅後よめはんに義理的だけど一応もらえた〜
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今日はバレンタインデー。女峰山頂にてチョコいただきます!これ自費(汗) 帰宅後よめはんに義理的だけど一応もらえた〜
ロスタイムがあり 時間があまりないけど見たい景色があるので少しだけ稜線を行く
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ロスタイムがあり 時間があまりないけど見たい景色があるので少しだけ稜線を行く
霧氷も綺麗
この女峰の顔が見たかった!奥さまカッコよすぎです!
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この女峰の顔が見たかった!奥さまカッコよすぎです!
もうちょっとだけ素敵すぎる痩せ尾根にトレースを刻む
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もうちょっとだけ素敵すぎる痩せ尾根にトレースを刻む
日光難所の 日光三嶮 馬の背渡り。下山リミットとやらかしもしてるので今日はこの上まで
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日光難所の 日光三嶮 馬の背渡り。下山リミットとやらかしもしてるので今日はこの上まで
暗雲立ちこめる中に白く輝く稜線。冬はいちだんと綺麗
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暗雲立ちこめる中に白く輝く稜線。冬はいちだんと綺麗
槍を彷彿させる 栃木のツンデレ女王 女峰様
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槍を彷彿させる 栃木のツンデレ女王 女峰様
本日バカ尾根日帰りは自分だけだったよう。また会いに来ます!
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本日バカ尾根日帰りは自分だけだったよう。また会いに来ます!
撤っ収〜!
赤薙も一般ルートはお手軽だけど山肌えげつな!
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赤薙も一般ルートはお手軽だけど山肌えげつな!
前女峰も!と思っていたけど今日はさくっと帰ります
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前女峰も!と思っていたけど今日はさくっと帰ります
唐沢避難小屋で休憩と装備チェンジ
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唐沢避難小屋で休憩と装備チェンジ
はりきって下山
『苦しけり されど 登りたし』のとこ。もういっさい登り返したくない気分
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『苦しけり されど 登りたし』のとこ。もういっさい登り返したくない気分
見納めー
見おさめー
遥拝石(黒岩)。下山は巻けるところは巻いて帰る
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遥拝石(黒岩)。下山は巻けるところは巻いて帰る
八風。雪雲で筑波連山は見えなくなった
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八風。雪雲で筑波連山は見えなくなった
白樺金剛あたりで本日はじめて登りの登山者と会う(テント)。撮影目的でPHでないとのこと。直登トレース追わんといてと挨拶交わし
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白樺金剛あたりで本日はじめて登りの登山者と会う(テント)。撮影目的でPHでないとのこと。直登トレース追わんといてと挨拶交わし
行者堂。ゴール近し!
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行者堂。ゴール近し!
日光山内の杉はどれも立派でパワーをもらえる
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日光山内の杉はどれも立派でパワーをもらえる
ゴーール!ちとミスもあったけど冬季女峰バカ尾根日帰り無事登頂下山。おつかれさまでした。
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ゴーール!ちとミスもあったけど冬季女峰バカ尾根日帰り無事登頂下山。おつかれさまでした。

感想

2017年02月14日
女峰山 黒岩尾根 厳冬期 単独 日帰り


【厳冬期の定義】は
人それぞれあると思いますが

自分の定義として
・日本海側気候 雪山:年末〜2月末
・太平洋側気候 雪山:1月中旬〜2月末

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コメント

女峰のバカ尾根(in winter)
やはり冬季は並大抵では行けませんね。一度は冬にバカ尾根を登りたいと思っていましたが、さすがに単独では無理かな?と敬遠してました。ルート選択も含めて、さすがAIKENさんです。冬季登頂おめでとうございます。
女峰は日光の中では大好きな山の一つなのだけど、冬に登るのは霧降からでも難儀ですよね。いつか山頂からの真っ白な景色を見てみたい。
2017/2/15 21:26
skrgitav さん、ありがとうございます!
お祝いの言葉をいただき ありがとうございます!
今回も反省や課題は残るものの、色々と良い条件に恵まれて無事登頂下山となりました。
単独の我々はパーティーの何倍も集中せねばと感じます。

日光山内と山頂を結ぶ山岳信仰の修験道に、何回も「バカ尾根」呼ばわりしてると女峰様に怒られそうですが 愛 のある「バカ」ってことで許してくれるかな?ちなみにタイトルは skrgitavさん から無許可で拝借しちゃいました

憧れをお持ちでしたら いつかきっと叶えることができると思います
自分もそれをモチベーションに日々精進
2017/2/16 19:14
お疲れ様でした!
避難小屋でお会いしましたパーティーです。
あのトレースを追っていくと、雪庇同様の危険箇所に出てしまうので要注意ですね。
途中で左の樹林に逃げ込み、夏道経由で登頂しましたが、いずれにせよリスク管理は必要になります。雪崩を警戒しながら、また、深いラッセル・ルート選定をしながらだったので、小屋から2時間程かかってしまいました。
下りはシリセード・グリセードを入れて下りましたが、全然滑りませんでしたね(^。^;)
3度目の冬女峰に近い内にはトライしたいですね!
2017/2/16 23:19
zuwaigani さん、ありがとうございます!
主に平日入山となる自分にとって、他の登山者にお会いしたり 明瞭な踏み跡が残っていることは希少なのですが、おふたりと土日入山したと思われる方も含め 思わぬトレースにずいぶん助けられました。この場をお借りし感謝いたします。

もともと山頂直下は夏道寄りをラッセルする計画でいました。直登はかなりわるいと助言をいただき、今シーズン急登ラッセルも何本かしているので思わず力試しに行ってしまったのは判断ミス。にっちもさっちもいかず課題と反省が残りましたが次に活かしたいと。

女峰に惚れていらっしゃるようで!次はぜひ帝釈-女峰の稜線から冬の女峰の顔を拝んでみて下さい。よりいっそう惚れ直しますよ!それと日光連山縦走もおすすめです
まだお若いようで今後がとても楽しみなおふたりにお会いでき嬉しかったです!どうぞ良い山旅を
2017/2/17 13:11
お疲れ様です。
女峰から帝釈の雪稜、これ見たかったんですよ。
本当素晴らしい眺めです。
2017/2/17 22:52
jaian37 さん、ありがとうございます!
ジャイ氏が厳冬女峰に会いに行った日も奇しくも同じバレンタインデーでしたね

女峰-帝釈 雪稜。雪雲が立ちこめる中に白く輝く稜線は 本当に美しく素晴らしい眺めでした。栃木のツンデレ女王 女峰様。この日は機嫌がよかったようで デレて微笑んでくれたようです
いつか一緒に真っ白な彼女に会いに行きましょう!野門からぐるっと

PS: アカナ沢じっくり見ました。ハンパじゃないですね。
2017/2/18 19:05
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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