ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1068685
全員に公開
雪山ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間

道を切り開く! トレースなしの湯ノ丸山・烏帽子岳

2017年02月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:53
距離
9.5km
登り
615m
下り
605m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:42
休憩
0:06
合計
4:48
距離 9.5km 登り 615m 下り 615m
7:48
7:49
8
8:06
47
8:53
8:54
15
9:09
9:10
6
9:16
21
9:37
47
10:24
15
10:39
10:40
23
11:03
26
11:29
23
11:59
13
12:13
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地蔵峠に広い無料駐車場があります。下山した昼頃は満車でしたが、スキーヤーの入れ替わりがあるので、停められないということはないのではないでしょうか。

南の東御市方面からアクセスしましたが、スタッドレスタイヤは必須。というか朝の時間は路面状態が非常に悪く、アクセルを踏んでもタイヤが思いっきり空転してしまい、我がFFハスラーちゃんでは登れないのではないかと焦りました。
昼になると完全に溶けていたので、運転に自信のない人は遅い時間が無難ではないでしょうか。
コース状況/
危険箇所等
体感グレーディング:3B
自分が歩いた、トレースなしでの体感です。地蔵峠と湯ノ丸山の往復だけなら2A程度。

【地蔵峠〜湯ノ丸山】A
地蔵峠〜中分岐〜鐘分岐は、それほど雪も深くなく、樹林帯でトレースが残っていて踏み固められている部分を歩けるため、歩きやすいです。
鐘分岐〜湯ノ丸山はそこそこの急坂で、広い斜面になっているためルートが1つに定まらず、踏み抜く部分もあったりします。でも危険なところはなく、初心者でも歩けます。

【湯ノ丸山〜北峰】A
特段語るべきことはなく、楽に歩けます。ただ、天候によっては強風に注意かもしれません。

【湯ノ丸山〜小梨平分岐】A
雪の深い急斜面。下りだと、滑るようにしてガンガン下りられます。ルートがあまり明瞭ではないので、進行方向には注意。鞍部の方へ向かっていけば大丈夫。
ここを逆に登りにすると、なかなか大変かも。

【小梨平分岐〜烏帽子岳】B
鞍部である小梨平分岐のすぐ先はかなりの積雪量。
稜線に出るまでは、夏道通りにトラバースしていくコース(今回選択)と、途中から小烏帽子岳へ直接登っていくコースのどちらでも行けそうな感じでした。
夏道を辿っていくと、トラバースの部分で滑落の危険性があり、少し気を使う必要があります。

【小梨平分岐〜(湯ノ丸山巻道)〜地蔵峠】A
問題なし。
地蔵峠の駐車場からスタート。この時間はまだガラガラです。
写真にモヤがかかっているのは、強風が吹いて地吹雪状態になっているため。
2017年02月19日 07:28撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 7:28
地蔵峠の駐車場からスタート。この時間はまだガラガラです。
写真にモヤがかかっているのは、強風が吹いて地吹雪状態になっているため。
キャンプ場への入り口。「ここでトレースなし……ということは最後までトレースなし?」と思っていたら、その通りでした。
2017年02月19日 07:30撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 7:30
キャンプ場への入り口。「ここでトレースなし……ということは最後までトレースなし?」と思っていたら、その通りでした。
冬季休業中のキャンプ場でワカンを装着。
2017年02月19日 07:48撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 7:48
冬季休業中のキャンプ場でワカンを装着。
ここから見る湯ノ丸山はかっこいいですよね。
2017年02月19日 07:51撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 7:51
ここから見る湯ノ丸山はかっこいいですよね。
緩やかな上り坂を登って中分岐。
2017年02月19日 08:01撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 8:01
緩やかな上り坂を登って中分岐。
そこから北へ進路をとって鐘分岐。ここまで来ると雪が深くなってきました。
鐘は控えめに鳴らしておきます。
2017年02月19日 08:11撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 8:11
そこから北へ進路をとって鐘分岐。ここまで来ると雪が深くなってきました。
鐘は控えめに鳴らしておきます。
霧氷はかっこいいです。
2017年02月19日 08:14撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 8:14
霧氷はかっこいいです。
湯ノ丸山への登りですが、トレースなし。過去のトレースの痕跡が辛うじて見えるところもありますが、風で消えていることも多く、インスピレーションを発揮して適当に登っていきます。
2017年02月19日 08:20撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 8:20
湯ノ丸山への登りですが、トレースなし。過去のトレースの痕跡が辛うじて見えるところもありますが、風で消えていることも多く、インスピレーションを発揮して適当に登っていきます。
そしてできたトレースが、このグネグネ。急坂を回避して楽に登ろうとした結果です。
2017年02月19日 08:27撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 8:27
そしてできたトレースが、このグネグネ。急坂を回避して楽に登ろうとした結果です。
このトレースを付けた人は、精神に闇を抱えていると言わざるを得ない……。
2017年02月19日 08:34撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 8:34
このトレースを付けた人は、精神に闇を抱えていると言わざるを得ない……。
とか遊んでいるうちに、山頂が近付いてきました。この辺りは目印がないので踏み抜いたりして進むのに一苦労。
2017年02月19日 08:50撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 8:50
とか遊んでいるうちに、山頂が近付いてきました。この辺りは目印がないので踏み抜いたりして進むのに一苦労。
湯ノ丸山へ到着。あまり風が強くなくて良い感じ。
北アルプスの山々は微妙に雲に隠れています。
2017年02月19日 08:55撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/19 8:55
湯ノ丸山へ到着。あまり風が強くなくて良い感じ。
北アルプスの山々は微妙に雲に隠れています。
浅間方面。なかなかの噴煙です。
2017年02月19日 08:56撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 8:56
浅間方面。なかなかの噴煙です。
すぐ近くの北峰へ寄り道してみます。
2017年02月19日 09:04撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/19 9:04
すぐ近くの北峰へ寄り道してみます。
北峰は三角点があるくらいで地味です。
2017年02月19日 09:11撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:11
北峰は三角点があるくらいで地味です。
四阿山と草津白根山の山頂付近は雲に覆われています。山頂でだけ何も見えないという、よくあるパターンです。
2017年02月19日 09:12撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:12
四阿山と草津白根山の山頂付近は雲に覆われています。山頂でだけ何も見えないという、よくあるパターンです。
ここでふと、富士山が見えていることに気付きました。遠くで霞んでいますけど。
2017年02月19日 09:21撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:21
ここでふと、富士山が見えていることに気付きました。遠くで霞んでいますけど。
湯ノ丸山へ戻ると、西へ下るルートにスノーシューと思しきトレースができていたので、これを辿って下っていきます。北峰へ寄り道している間に誰か通ったみたいですね。
2017年02月19日 09:23撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:23
湯ノ丸山へ戻ると、西へ下るルートにスノーシューと思しきトレースができていたので、これを辿って下っていきます。北峰へ寄り道している間に誰か通ったみたいですね。
鞍部へ到着。
烏帽子岳方面へ進むと、雪の壁で四苦八苦している老夫婦と遭遇。
2017年02月19日 09:40撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:40
鞍部へ到着。
烏帽子岳方面へ進むと、雪の壁で四苦八苦している老夫婦と遭遇。
老夫婦を追い越すと、またしてもトレースなし。マジか。
2017年02月19日 09:45撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 9:45
老夫婦を追い越すと、またしてもトレースなし。マジか。
こんな急斜面も。過去のトレースの痕跡が見えたり見えなかったり。
2017年02月19日 09:51撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 9:51
こんな急斜面も。過去のトレースの痕跡が見えたり見えなかったり。
ほぼ夏道通りにルートを開きましたが、このトラバース部分は傾斜がきついので注意が必要。まあ落ちても雪がもふもふなので、すぐ止まると思いますが。
2017年02月19日 10:00撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 10:00
ほぼ夏道通りにルートを開きましたが、このトラバース部分は傾斜がきついので注意が必要。まあ落ちても雪がもふもふなので、すぐ止まると思いますが。
稜線に出る直前はそのまま直登してみましたが、もう少し回り込んだ方が楽だったと思ったり。
2017年02月19日 10:12撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 10:12
稜線に出る直前はそのまま直登してみましたが、もう少し回り込んだ方が楽だったと思ったり。
ここの、稜線に出たら眼下に街がどーんと見える景色は好きです。
2017年02月19日 10:15撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 10:15
ここの、稜線に出たら眼下に街がどーんと見える景色は好きです。
さぁ、あと一踏ん張りです。
しかしガチの雪山っぽい雰囲気でいいですよね。
2017年02月19日 10:16撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 10:16
さぁ、あと一踏ん張りです。
しかしガチの雪山っぽい雰囲気でいいですよね。
頑張って登って、小烏帽子岳に到着。
2017年02月19日 10:27撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 10:27
頑張って登って、小烏帽子岳に到着。
ここまで来れば、最後のピークまではあと少し。
2017年02月19日 10:31撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 10:31
ここまで来れば、最後のピークまではあと少し。
最後の最後、烏帽子岳の山頂付近で腰まで踏み抜いてしまいました。あまりにも見事にハマったので、思わず記念撮影。
2017年02月19日 10:39撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/19 10:39
最後の最後、烏帽子岳の山頂付近で腰まで踏み抜いてしまいました。あまりにも見事にハマったので、思わず記念撮影。
本日の最終目的地、烏帽子岳に到着。風は弱くて、天気もそれなり。気持ち良いです。
2017年02月19日 10:41撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/19 10:41
本日の最終目的地、烏帽子岳に到着。風は弱くて、天気もそれなり。気持ち良いです。
しかし浅間の噴煙はいつもより激しい気がします。なんか地震も増えているみたいですし、大丈夫なのでしょうか。
2017年02月19日 10:42撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/19 10:42
しかし浅間の噴煙はいつもより激しい気がします。なんか地震も増えているみたいですし、大丈夫なのでしょうか。
さて下山は自分の付けたトレースを辿っていくだけの簡単なお仕事。
もう誰にも合わないかなーと思っていたら、小烏帽子岳付近で登ってくる10人くらいの人とすれ違いました。さっきまで誰とも会わなかったのに、このギャップね。
2017年02月19日 11:00撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/19 11:00
さて下山は自分の付けたトレースを辿っていくだけの簡単なお仕事。
もう誰にも合わないかなーと思っていたら、小烏帽子岳付近で登ってくる10人くらいの人とすれ違いました。さっきまで誰とも会わなかったのに、このギャップね。
登ってきていた人たちに踏み固められ、立派なトレースになっていました。
しかし、自分が歩いて「失敗したな〜」と思っているところまでそのまま忠実に辿られていて、それはそれでどうなのかと思ったり。
2017年02月19日 11:15撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 11:15
登ってきていた人たちに踏み固められ、立派なトレースになっていました。
しかし、自分が歩いて「失敗したな〜」と思っているところまでそのまま忠実に辿られていて、それはそれでどうなのかと思ったり。
鞍部からは、雪に埋もれた道標が指し示しているであろう巻道を通って駐車場へ戻ります。
でも確かこの道標、少しずれた方角を指していたような記憶がありますが。
2017年02月19日 11:32撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 11:32
鞍部からは、雪に埋もれた道標が指し示しているであろう巻道を通って駐車場へ戻ります。
でも確かこの道標、少しずれた方角を指していたような記憶がありますが。
湯ノ丸山の巻道はとても楽。
2017年02月19日 11:37撮影 by  E-M5MarkII, OLYMPUS IMAGING CORP.
2/19 11:37
湯ノ丸山の巻道はとても楽。

感想

手軽に雪山を楽しめる湯ノ丸山と烏帽子岳に行ってきました。スノーシューで楽しめるフィールドとして有名ですが、そんな高価なものを持っていない自分はワカンで歩き通し。ワカンの浮力は確かに少し弱いですが、雪をかき分ける体力さえあれば問題ないのです。……すごく疲れましたが。

今回、ほぼ全行程がノートレースでした。トレースなしの雪山は初めてだったのですが、ルートファインディングがなかなか大変。夏には歩けないところを歩けるというのはメリットでもありデメリットでもありますね。

トレースを付けるということは、あとから来る人がそのまま辿ってくることが多いので、微妙に責任重大ですし。まぁ雪山のトレースなんて、自分のようなド素人が適当に付けたものかもしれないので、しっかり各自が確認しながら歩くべし、ということで。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:583人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら