赤岳〜本格冬山への挑戦


- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
- 山行
- 1584:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1584:00
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:00
天候 | 1日目曇り〜2日目ど快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界以上は常に緊張です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
コンロ
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
アイゼン
ピッケル
|
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感想
今シーズンから始めた冬山のステップアップとして、赤岳にチャレンジしてきました。
本格的な雪山は天狗岳(軽アイゼンで敗退)と蓼科山(初めての12本アイゼン)しかないのに、次のステップが赤岳とは少々飛躍しすぎだとは思います。
事実、当初の予定は雪中ハイキングで行者小屋〜赤岳鉱泉周って帰ってくる予定でした。しかも嫁と一緒に...
ある方々に逢うまでは...
去年6月に赤岳〜横岳〜硫黄岳を縦走したときには美濃戸山荘まで車で入りましたが、積雪期に2WDスタッドレスでは無理です。
美濃戸口からスタートするなら、なるべく早出したいので、土曜日美濃戸口に前泊して、日曜日に登山の計画としました。
結果的には日曜日の方が天気も風もコンディションは良かったので幸運だったと思います。
土曜日の宿泊は2年前に美濃戸口にオープンしたj&n。とても居心地の良い場所でした。
そこの食堂で、福岡から来られたと言う団体さんと意気投合。
前泊が赤岳鉱泉で土曜日に赤岳登って来られて、下山後の後泊でご一緒になりました。
赤岳の感想を聞いているうちに、自分の中でどんどん赤岳への想いが強くなって行きます。
福岡からわざわざ八ヶ岳まで遠征されている方々に比べれば、八ヶ岳はおろか、南アルプスや北アルプスまで3時間内で行ける自分が、何を迷っているのだろう?
しかも一緒に来る予定の嫁は体調不良キャンセルで、ソロならチャレンジ出来る範囲は無制限。
嫁とハイキングは無くなったにせよ、せめて硫黄岳くらいは登ろうと思っていましたが、話を聞いているうちに自分が硫黄岳に逃げているような気がして来ました。
これは赤岳行くしかないでしょう。
その日の夜にnetで赤岳への登山届けと遭難保険に加入。これが天使の誘惑か、悪魔の囁きかは行った後で考えましょう。
翌朝は5時に起床。
新調したばかりのスカルパトリオレpro gtxを履いて、これまた中古で手にいれたばかりのピッケルを持って美濃戸口を出発。
気が付いたら、12本アイゼン、冬靴、ピッケルと雪山装備の3種の神器が揃ってます。
やっぱり軽アイゼンで登れなかった天狗岳の悔しさが後を押しているのかも?
夏にも歩いた南沢から行者小屋に到着。
すごい数の人々です。
ここでサーモスのポットに入れたお湯で朝食ティータイム。
この時にテーブルの上に置いたサーモスを忘れた事に気が付いたのは、文三郎尾根を登りきった時でした。
下山後はテーブルごとなくなっていました。(涙)
行者小屋のテーブル上で青いサーモスボトル拾った人は黙って大事に使ってやってください。(笑)
赤岳稜線は超強風。
見よう見まねの耐風姿勢で耐えます。
ついでに森林限界前に滑落静止訓練も実施。(1回目は止まらなくてプチ滑落)
全てはネットで調べて、現地での実施訓練が基本です。
本当は登山教室なんかできちんと学んだ方が良いのでしょうが、理論よりも現場での実施訓練の方が身に付くのでは無いかと勝手な想像です。
急登を越えて赤岳山頂に立った途端に、それまでの強風が嘘のように穏やかになり、当初の登る予定の硫黄岳を眼下に見た瞬間に本当に登って良かったと感動しました。
山頂で30分ほどだらだら過ごし、地蔵尾根より下山。
こちらは文三郎尾根以上にハード。
ルンゼのトラバースが多くて、足元に気を使います。そんなときに自分の後ろで滑落発生。リアルに落ちて行く人を見ましたが、30mほどで停止して事なきを得ました。
その叫び声に驚いた時に自分もとっさに滑落防止姿勢を取っていたときには、現地訓練は大事だと思いました。(とっさに出来ないと意味が無い)
行者小屋まで下山したら、アイゼンをチェーンスパイクに、ピッケルをトレポに変更して、中山展望台経由で赤岳鉱泉に移動します。
赤岳鉱泉のカレー(レトルト温めるだけ!)食って、アイスキャンディー見たら、北沢から美濃戸口までの地味で長い林道を下山。
途中で何度も足つりました。
相変わらず下りが弱いです。大勢抜かされました。
下山後にj&nでスイーツ食ってとっても満足な赤岳チャレンジでした。
さて、困るのが次の雪山です。
天狗岳、蓼科山が初心者向けの雪山だとしたら、赤岳は中級者クラス。
本来は硫黄岳や鳳凰山で経験を積んでからチャレンジするべきでしたが、今回は自分には少々オーバースペックでした。
天気や風もコンディション的に恵まれた上での登頂なので、少しでもコンディションが悪かったら無事下山出来たかどうか分かりません。
いつも山に対しては畏怖の念を持って登りたいと思います。
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