奥茶臼山 原生林堅雪快速ハイクのはずが…
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,145m
- 下り
- 1,145m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期ルートのほとんど樹林帯の残雪なのでツボ足はきついです。ワカンでもかなり埋まります。 また、好天時でもルート判断が難しい箇所がいくつかあります。天候の悪い日は入山しないほうが良いかもしれません(無雪期は問題ないと思う)。 |
写真
感想
深夜にしらびそ峠に到着。途中の林道は暴風雨のためかなり荒れていたが、何とか通行可だった。少々仮眠。
翌日朝は昨日の天気が嘘のような快晴。しらびそ峠からは荒川前岳、上河内岳、茶臼岳、光岳が見える。赤石と聖は前山が邪魔をしている。南ア主稜線は残雪たっぷりで完璧に白い。今年は残雪多いかも。ご来光を見ながら出発。
前尾高山(2089m)まではほぼ残雪はないが、その後はほぼ雪の上を歩くことになる。今日は気温がかなり低く、堅雪なのでワカンをつければほぼ潜らない。快速で歩ける。尾高山(2212m)まではかなりのトレースがあったが、山頂を越えるといきなり無くなった。少し心細いが天候が良いので躊躇せずに進む。
尾高山を越えると針葉樹の原生林がとても綺麗だ。南ア深南部に勝るとも劣らない。この山、やはり森の美しさが一番のポイントかも。
奥尾高山(2266m)、岩本山(2269m)は標高差も少ないので順調に進むが、その後の奥茶臼山(2474m)までが長い。それでも4時間15分でなんとか到着した。無雪期の標準とあまり変わらないコースタイム。
奥茶臼山頂の手前にとっておきのビューポイントがあった。塩見、荒川前岳、赤石が並んで見える。特に赤石は大接近で細部まで手に取るように判る。南ア南部の山々、今まで静岡側からは何度も見たが、伊那谷側からこれほど接近して見たのは初めてだ。おまけに積雪期にほぼ冬山の状態。景色には期待していなかっただけに、これは嬉しい大誤算。
帰りは尾高山までが長くつらく、おまけに2回もルートミス(1回は明瞭な鹿道に引き込まれた)して冷や汗をかき、更に気温が上がったため尾高山からの下りではワカンでもズボズボ潜り、結局往復ともあまりコースタイムは変わらなかった。疲労困憊、へとへと。
下山した頃には急激に曇ってきたが、車で伊那谷に下るとなんと雨になった。早立ちしてラッキーだった。
危険なところはほとんど無いですが、尾根が顕著でないので積雪期はルート判断の難しさがあります。悪天時は慎重な読図が必要と思います。あと体力も。
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