■涙☆感動のファイナル【厳冬期赤岳】怖イ&キツイ地蔵尾根から
- GPS
- 11:50
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:46
でもおかげで調子取り戻して地蔵登れました。
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日は美濃戸口〜美濃戸がアイスバーン状態で進入禁止。 なので人も比較的少なかったように思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●美濃戸口〜美濃戸山荘 長い登り坂の林道歩き。CT4〜50分ほど。アイスバーン状態だったのでアイゼン装着。 ●美濃戸山荘〜南沢〜行者小屋 踏み跡で圧雪された登山道。北沢に比べて登りが結構ある。 「白河原」と呼ばれる涸沢に入ると平らな雪道に。 ●行者小屋〜地蔵の頭 急登の連続。半分雪に埋もれた階段、片足の幅しかないトラバースが何ヵ所かあります。 ●地蔵の頭〜展望荘 歩きやすい稜線。ただし強風時は例外。 ●展望荘〜赤岳 長〜い登り坂。地蔵尾根で体力を使い果たすとつらい箇所。 ●赤岳〜中岳との分岐 岩場と鎖場。雪も残っているので注意。 ●中岳との分岐〜行者小屋 急な下り坂や急な階段あり。樹林帯に入るまでは気を抜かないこと。 ●以降は登りと同じ。 ※登山道の状態は日々変化します。 ☆トイレは美濃戸山荘、行者小屋にて使用確認。(¥100) |
その他周辺情報 | yatsugatake 「J&N」⇒ http://j-and-n.jp/ レストラン&山小屋風宿泊施設、下山後のお風呂もあります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
地図
ピッケル
コンパス
保険証
飲料
手袋(3)
細引き
携帯電話
12本爪アイゼン
ハードシェル
防寒着(2)
水筒
時計・高度計
非常食
折りたたみ座布団
サバイバルシート
帽子・サングラス・ゴーグル
雪山用スパッツ
バラクラバ
ネックウォーマー
ヘルメット
その他 財布など省略
|
---|---|
共同装備 |
バーナー
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
コッヘルセット
ボンベ&バーナー
ライター
アーミーナイフ
ウェットティッシュ
携帯簡易トイレ
ツェルト
ハンディGPS
|
感想
やっぱり今週も天気の関係で八ヶ岳。(;´Д`)
長文なので行動記録から読みたい方は↓の線引きしてあるところからどうぞ。
厳冬期も終盤。
5週連続八ヶ岳のファイナルを飾るに相応しく、主峰赤岳に登ることに。
まぁ、先週もこの美濃戸口から歩いたし、、、硫黄岳はウォーミングアップだったのだと思うことにして。。。
厳冬期赤岳は2回目。
1回目は運よく赤岳山荘まで車が上がり、天候も登山道のコンディションも良く、
文三郎尾根ピストンで登頂することができた。
たしか、4年も前のこと。(もうそんなになるかー)
その時、次は‘地蔵尾根’から登らなくてはと思うようになったが、
なかなか重い腰が上がらなくてずっと保留になってた。
地蔵尾根というと、、、夏でも傾斜がヤバい。
これ雪積もったらどうなるの?っていうぐらい。
そして冬は、ナイフリッジとかいう恐ろしい名前の箇所がある(らしい)。
むりむりむりむりむり〜。( ;∀;)
でもなぜか心には赤岳。
そこでナイフリッジの情報をリサーチ。
怖い動画とか出てきて、一層怯えたりもしたが、
最終的には覚悟を決めた。
これは登らないと八ヶ岳からの呪縛が解けないんだw
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美濃戸口。
先週より30分早い出発。
ガチガチに凍った林道をアイゼンで歩く。
今日は赤岳山荘まで車は進入禁止。
先週のように車に追い抜かれることもなく静かな林道をひたすら歩く。
林道終点の美濃戸山荘でトイレ休憩して南沢ルートへ。
北沢ルートに比べるとアップダウンがあるので頑張らなければ。
と思うがなかなか私は調子が出なくて、yukiとの距離が縮まらない。
体調は悪くないんだけどな。。。おかしいな。
南沢の涸れた沢に入っても距離は縮むことなく、結局予定2時間のところ15分オーバーで行者小屋に到着した。
やっぱり極寒。。。( ;∀;)
行者小屋周辺は夏でも寒い。
わかってるのにやっぱりここで休憩を取らざるを得ない。
調子が出ないのはスタミナ切れなのかもしれないと思い、バーナーでお湯を沸かしてカップ麺を食べることに。
しっかし寒い。。。もう足のつま先は痛くて痺れてるし、、、寒くて動けない。
前回同様、ここでもう帰ってしまいたい気持ちになってくる。
(いつもここで試されてる気がするな)
寒くて何もできない私の代わりにyukiはカップ麺を二人分作ってくれた。(感謝)
とにかく温かいものを食べて、エネルギーにしなきゃ。
食後、ヘルメットやピッケルを装備すると不思議と気持ちが引き締まる。
そして地蔵尾根への入口へ。。。
みんな文三郎尾根の方へ歩いて行くんだよな。。。
地蔵に上がる人が今のところゼロ。。。
不安いっぱいのまま地蔵尾根にとりつく。
少し樹林帯を歩いた後、すぐに登りが始まった。
しかもいきなり急登だし。
つづら折り一切なし。直登。容赦ない。
でも雪は締まっていて、登り難さは感じなかった。
やがて雪に半分以上埋もれた急な階段。
手すりもオーバーグローブの手では滑りそうで不安。
手すりとピッケルに頼りながら、さらに足元も注意して慎重に登る。
空気が薄いせいか心臓バクバク。
時折冷たい空気が肺に入り込み、咳こむ。
でも横岳や阿弥陀岳の見え方から、つらいけど確実に高度は稼いでる。
見上げるとやっと太陽の光が見えてきた。
ナイフリッジ。
たぶんココのことだろう。
でも左にトラバースする形で通過。
その後に丸い大きな岩が登山道の真ん中にあって、それも左に巻く形で通過。
鎖はあるけど、役に立たない、遠いわ〜w
それから先も片足の幅ほどしかないトラバース箇所を何度か通過。
ピッケルで確保して慎重に慎重に一歩ずつ確実に。。。
そしてついに地蔵の頭へ。
地蔵、、、終わった。。。( ;∀;)やった。。。
お地蔵さまにここまでのお礼とこれから先のこともお願いする。
赤岳に無事に登頂して下山させてください。
稜線に出ると意外に風がなくて驚いた。
気持ちよく眺めの素晴らしい稜線を歩く。
あとは展望荘から先のあの滑り台。
雪がない時期でもここ登るのキライw
それを直登だから、、、つらいつらい。(;´Д`)
地蔵で体力使い果たしたのと、張りつめた緊張の糸が切れたのとで
もうかなりグダグダの登りとなった。
ただ快晴で風がないのがせめてもの救い。
あとは一歩ずつ登っていくしかないでしょ。
ついに頂上山荘。
荒い息遣いでたどり着く。
途中抜かれた黄色のウェアのおじさんが「お疲れ様」って迎えてくれた。
山荘の前で座り込む二人。疲れたぁーーー。。。(;´Д`)
と同時に私は嬉しくて泣けてきた。
以前登った時よりも数倍嬉しかったから。。。
そしてゆっくり山頂へとビクトリーロード。
人も疎らで今ちょうど山頂には誰もいない。
快晴。超微風。もう言うことなし。
赤岳登頂。よく頑張った。
写真を撮り、山頂からの絶景にどっぷり浸かる。
見たことがある景色でも、不思議と新鮮に思える。
さてと、、、帰りの長い道が待ってることを思い出した。(苦笑)
下山は文三郎尾根から。
登り下り何度もしたことがあるから大丈夫〜と思っていたけど、
予想していた以上に緊張する箇所があった。
侮ってはいけない。。。
そして行者小屋。
ポカポカ陽気。
疲れたぁ。。。(;´Д`)
装備から解放。トイレ、シャリ補給。
あとは南沢を歩いて、、、美濃戸口まで歩くだけ。
その「だけ」が長いんだけどね。。。(;´д`)トホホ
ゆっくり歩いて帰る。
今日の感動の余韻に浸りながら。。。
あと下山後に待ってるお楽しみを想像しながら。。。
今日こそJ&Nで食事して帰るんだ!
美濃戸口。
最終バスが待機中。
山道具を車に乗っけた後、J&Nで美味しいお食事をいただきました。
ラストオーダーが19時半て、、、ほんとにありがたい。
「あ〜。。。」とか「疲れた。。。」という言葉だけでなく、
最後は「美味しかった〜♪」で締めくくることができて大満足でした。^^
5週連続八ヶ岳。
厳冬期八ヶ岳ファイナルに相応しいお山でした。
この冬は八ヶ岳でお腹いっぱいw
次訪れるとしたら、、、春の終わりでしょうか。。。
長文失礼しました。m(_ _"m)
Mizuさん こんにちは〜 Koufaxです。
25日、私たち5人で宿泊してました。
レストランで食事しました〜
ですが、到着したのが18時くらいだから、、、ニアミスですね!
残念!
いつか、会えますように!
おはようです。
コメントありがとうございます。
見ましたよ〜。kouさんの記録どちらも。
皆さんで楽しそうですねー!!
私たちが食事した後にJ&Nで宿泊されたなんてー。
羨ましい限りです!!
八ヶ岳に良い憩いの場所ができましたね。
こんばんは🎵
5週連続の八ヶ岳のフィナーレが赤岳❗
最後を飾るには最高の舞台ですね🎵
次は赤岳に登りたいなって思っていて、写真を見て早く登りたくなってきました😄
でも予定が厳しいので来年のお楽しみになるのかなっと思います。
同じ日に硫黄岳と赤岳、距離は離れていたけど、写真の中に黒点で映ってるかもしれませんね🎵
拡大して確認してみよう(笑)
いつかどこかの山でバッタリ会えたらいいですね❗
また素敵な写真楽しみにしてます🎵
ではまた😄
こんにちは!
コメントありがとうございます。
入笠山→北横岳→天狗岳→硫黄岳と登ってきて、
こうなったらもう赤岳しかないよねってことで赤岳に登りました。(笑)
けっして初めから企んでいたことではなく、すべてはお天気のせいw
まぁでもこれで禊(なんの?)は済んだかなぁと思います。
もう八ヶ岳は当分いいですw
諏訪南ICに下りるのも飽きましたw
残り少ない雪の季節、お互い全力で楽しみましょう♪
ではまた〜。
mizutamariさん こんばんは!
4週連続で八ヶ岳で次は何処に行くにかな?と思っていましたが、主峰赤岳〆でしたか!^^;
此処まで来るとこうなってしまったのか、こう言う筋書きだったのか?^^;
でも赤岳は流石厳しそうですが、やはり素晴らしいですね(*´∀`*)
次は流石に八ヶ岳は無いのかな?
次何処に行くか楽しみにしています!
まんゆ〜十六茶
こんばんは!
コメントありがとうございます!
入笠山から八ヶ岳全体を望み、北横岳、天狗岳、硫黄岳と登り、、、
だんだんと主峰赤岳に近づく計画。。。
ウソのようですが、特に企んだわけではありませんw
3ヶ月間お山をお休みしていたので復帰は天気のいい登ったことのある緩いお山から・・・とは思ってはいましたが、毎週八ヶ岳とは私たちも思いもしませんでしたよ。。。
すべてはお天気のせいです。ε- (´ー`*)
実は他に行きたいお山たちがあるのです!
でも今季中に行けるかどうか、、、瀬戸際。。。
正直、まだ冬終わってほしくないです。(^^;)
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