不帰2峰・北峰ゴーストレイトa
- GPS
- 06:09
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 2,234m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 6:08
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
装備
個人装備 |
ヒトココ(1)
保険証(1)
お金(1)
ライター(1)
ティッシュ(1)
タオル(1)
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
日焼け止め(1)
地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
ナイフ(1)
飲料(1)
スマホ(1)
計画書(1)
防寒着(1)
シール(1)
クトー(1)
ストック(1)
ウィペット(1)
ストラップ(1)
時計(1)
行動食(1)
非常食(1)
ピッケル(1)
アイゼン(1)
ビーコン(1)
スコップ(1)
プローブ(1)
オーバー手袋(1)
インナー手袋(1)
バラクラバ(1)
ゴーグル(1)
サングラス(1)
替え手袋(1)
スキー板(ボード板)(1)
スキーブーツ(1)
カラビナ
スリング類(1)
ハーネス(1)
ヘルメット(1)
ツェルト(1)
カメラ(1)
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---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
車(1)
ロープ8mm x 30m
|
感想
はじめて不帰2峰(通称キャットフェイス)を滑ったのが約2年前。そのときはほぼ真ん中のライン(通称逆しの字)を滑り、X状ルンゼに突入したがスピードが出過ぎて(おそらくTLTがガタつきに耐えられず)、板が外れ吹っ飛んだ。それ以来ノンストップでこの斜面を滑り切りたいという想いが常に頭のどこかにあった。
ここ2シーズン一緒に冬山に入っているUTMFとカンテガは未だ滑ったことが無く、目的地としてよく名前に挙がる斜面の1つだった。それなりにリスクが高いため、ビビりつつ、私もまた行きたいと思っていた。斜面が広く、色んなライン取りができて飽きることは無さそうなのだ。少し前に怪我で離脱したカンテガは来れなかったが、今回UTMFとこの斜面を滑ることができた。
前日の土曜日は小谷村の里山を滑り、その後白馬へ移動。日曜は午前中しか晴れない予報だったので、八方池山荘に前泊することにした。当日の朝4時半に起きて5時過ぎにスタート。天気も良く、春になったからか多数の登山者が唐松岳を目指していた。途中数か所風が強かったが、国境稜線に出ると風はほとんど無かった。唐松岳手前のコルで板を脱ぎ、担ぐ。山頂に着いたのが8時半。写真を撮って先を急ぐ。
道すがらDルンゼ、Cルンゼを覗き込んだが状態は悪くない。Bは巻くので見えない。Aも覗いたがこちらは風紋が出ていて滑りにくそうだ。時間もあり、天気ももっているので、予定通り2峰まで行くことにする。南峰の手前で今年初めてのライチョウを見ることができた。南峰の坂を登り、雪壁を下る。いよいよキャットフェイスだ。ここはどこまでが雪庇かわからず、対岸から見ても良い状態ではなかったので、北峰へ行く。
板を履き、ロープを出して斜面を覗き込みに行く。うむ、パウダーだ。フォールラインがハッキリしていて下にハザードも少なく、比較的安全なラインだ。これは行くしかない。ここに来るまで緊張していたが、いざ滑る段階になると気持ちが高揚し、ワクワク感が勝った。アドレナリンが出てきたらしい。
UTMFにお別れの挨拶をして、いざドロップ。いい。上の数ターンはパウダーだ。気持ちよく高度を落とすが、だんだんパウダーは薄く、硬めになってきた。ふと振り返るとスラフ。スキーヤーズレフトに避けて滑走を続ける。途中何度か止まろうかと思ったが、なんとか踏ん張った。中盤を過ぎバタつく板を抑えて、ハァハァ言いながら滑り続ける。「X」の交差点はスラフのフォールラインを外してレフトを選択。そのまま滑り続けて唐松沢へ合流した。完全燃焼。唐松沢の中心で「フォー」と叫んでへたりこんでしまった。
気を取り直して立ち上がり、安全な場所からUTMFを迎える。ドロップの瞬間は見えず、Xのスキーヤーズライトから飛び出してきた時にようやく気付いた。UTMFやりました!これでエキスパートの仲間入り?
あとは帰るだけ。広大な唐松沢を滑り、下に行くに連れて増えるシュプールの跡に春のパウダー祭りを感じつつ二股へ向かう。結局高曇りだった午前中も、午後には濃紺のドピーカンになっていた。その後、二股からサンダルで走って駐車場の車を回収し、帰途についた。
寒の戻りのお陰で季節外れのキャットフェイスを楽しむことができた。全体的に素晴らしかったが、やはり厳冬期にこんもり溜まった2峰のセンターラインを滑ってみたい。Youtubeに上がっている新井さんの動画を思い返しながら、そう考えた。
<16-17シーズン出勤表>
FISCHER TRANSALP80:4
ATOMIC CHARTER 100:8
FISCHER BIGSTIX 122:7★
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合計:19
コメント
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Tomahawkさん
何時も楽しませて頂いてますが、今回の動画はハラハラドキドキで見ている方も緊張の連続でした。
dルンゼは転んでも怪我することはないかなと多少安心感はありますが、
今回にルートは岩が迫っており恐ろしい。
唯々凄いの一言です。
ご活躍を楽しみにしております。
bumpkinさん、コメントありがとうございます!
今回のライン取りは二峰では比較的安全な方だと考えます。フォールラインが基本的に沢地形なので、万一転んでも致命傷は避けられるかと。キャットフェイスも場所によっては下が崖なので、ライン取りと雪次第では危険が増しますね。
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