常念岳・東尾根〜雪の北アを大満喫!!
- GPS
- 16:01
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,198m
- 下り
- 2,294m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:40
- 山行
- 7:43
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 9:43
天候 | 18日…晴れ時々曇り 19日…晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
須砂渡ゲート〜東尾根取付 3キロ程度の林道歩き。 取付は巡視路no.63から。 東尾根取付〜幕営地 1300mt付近まで雪はまだら。一部藪漕ぎあるが歩行困難な程ではなかった。 1800付近より下は雪が緩んで日中ザラメになりやすいと思う。登りは早い時間に通過したので踏み抜き無かったが、下りは踏み抜きながら。 1955ピークから森林限界まで幕営適地多い。雪が細かく整地がダルイ。 森林限界〜前常念岳 一部、岩場とのミックスになる場所あるが、雪が付いている場合は巻くより直登気味に登ったほうが楽な気がした。往路は基本尾根通し、復路はトラバース気味に歩いた。 2箇所ほど岩場を越えると前常念岳。森林限界から地味に遠かった。 前常念岳〜常念岳 危険箇所は特になし。距離的には森林限界〜前常念岳と同じくらいだが、時間は半分ほどしかかからなかった。 当日は雪質に恵まれ、往路で踏み抜きは殆どナシ。今シーズン登られた方々に感謝です。 ルート上、難易度ある箇所は無かったが、全て雪質次第だと思います。 これから気温が上がるにつれ、踏み抜きが増えると難しそう… アイゼンは森林限界〜山頂まで。樹林帯はツボ足でワカンは今回未使用。 |
写真
装備
備考 | 20MTロープ・スワミ・ワカンは使用せず。 |
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感想
1月の連休は仕事だったし、雪山シーズン唯一の遠征可能な連休であります。
とは言え、この時期に我が家が登れる山はそんなに多くなく、候補は甲斐駒・空木・五竜・常念…この辺りが安全確保の面でギリギリ。
前日仕事の後の運転を考えて五竜はパス。空木は少し難易度上の気がするからコレもパス。甲斐駒か常念か…
折角だし、冬季限定の東尾根から常念岳行ってみよう…となりました。
とりあえず2泊3日でまったり行こうと思ってたけど…
前夜に京都を出発し、松本着が4時頃。コンビニで食事を買い足して須砂渡ゲートに到着し、1時間程仮眠…zzz
朝食取って、さぁ出発…
…ん??
…なんか荷物少なくね??
…いつもリュックに括り付けてる銀マットが無いことに気付く。
むぅ…まぁザック下にひけば何とかなるか…と言う事で出発。
林道を小一時間歩いて取付へ。なんとなく巡視路の方が歩きやすそうなのでココから取付きました。冬の幕営装備は1年ぶり、とにかく重てぇ…
鉄塔を過ぎたあたりから藪漕ぎ開始。でも笹は柔らかく、それなりに踏まれてるから困るほどにはならず…1300mt付近からはほぼ雪道となりました。
こっから1955のピークまで続く登り…気温がそこまで上がらんかったから踏み抜きこそ少なかったけど、とにかく長い…このピークを過ぎたら緩斜面になるから楽になるだろ…って思ったけど、これまた次の2178ピークまでも長いのなんの…
翌日の行程考えて、出来る限り前に行こう…と言う事で、森林限界手前に幕営。
時間は14時前、頑張って整地しようにも、風裏吹溜りの場所は掘っても地面が緩くて結局適当な時間に諦めて…相変わらず適当な幕営…
テント入って三人でワイワイ、翌日の飲料確保、食事、ダラダラ学校の話をしながら、18時頃には睡魔に負けてzzz…
翌朝…
5時起床で上々の寝起き。グラノーラに練乳入れてお粥を腹に流し込む。
銀マット忘れてリュックを下にひいて寝ていた事もあって、朝に荷造りする段取りの悪さ。テント横をどんどん通過していく足音に全く焦りもしない三人…撤収もしてないのに、起床後2時間経ってようやく出発。
ほぼ森林限界からのスタートなので、3時間あれば山頂着くだろ…と思ってたけど、距離的に中間地点の前常念が近くて遠い…
直前の岩稜帯はトレースは巻きながら付いてたけど、あまり締まってない雪だったので、我が家は直登気味に進みました。よけい時間食っちゃったけど、こっちの方が我が家的には安全な気がしたので。
結局、前常念まで2時間掛っちゃったよ…今日中に下山できるのか??
一応、常念岳10時、テントまで12時リミットとしてたのに、前常念で9時回っちゃったよ…ココで少し急ぐことに…
オトのペースが一向に上がらなかったけど…真っ白な稜線の美しさに引かれるように無事山頂へ。
大絶景…とはいかなかったけど、真っ白な北アの稜線を拝め、それよりもこの時期の北アのピークに三人で立てた事が嬉しかった登頂となりました。初めて三人で北アに登ったのが、かれこれ6年ほどまえかぁ…当時を思い出すと二人の成長を感じる登頂。槍も穂高も見えなかったけどね…
山頂で休憩の後、名残惜しいけど下山の途に。
だって、銀マット無しでもう一泊する気になれんもん…銀マットって断熱以上にあの溝で濡れるの防いでくれるって事を知っちゃったから。(今回結構シュラフ濡らしちゃった)
急ぐ小太り&小娘*2…
みなさんのおかげで締まったトレースとなったトラバースをゴリゴリ進む…
3時間掛った登りとは真逆のペース、1.5時間程でテントに戻れることが出来ました。撤収後、行動食を食べ、これまたハイペース下山…とは中々いかず、時折休憩を混ぜながら、16時前に鉄塔まで戻る事が出来ました。
最期にダラダラ長い林道を歩いて、17時前に無事下山完了。最後の林道が長く感じたなぁ…
下山後は目の前にあり、不気味なライトアップをする食パンマンのいる、ほりでー湯で汗を流し、安曇野付近を通った時に立ち寄ったラーメン屋さんで腹を満たし、中央道の途中のSAで車中泊し、8時過ぎに京都に戻って朝マック食べて、9時前に無事帰宅。
楽しかった遠征は終了〜
さて、今回の山行…
常念岳東尾根は今回最後の候補だったけど、ヤマレコ始め皆さんの記録を拝見し、我が家的には色んな意味で一番魅力的なルートとなりました。
この時期、北アに登るのに長いアプローチは覚悟してましたが、それでも道中危ない箇所はほぼなく、楽しく歩けた2日間となりました。
まぁこのルートに限らずですが、とにかく雪質次第だな…と。先人達のトレースやトレース跡がなければ、我が家では2泊でも登れるかどうか。本当に感謝ですね。
下山時にすれ違った方々から、トレースと整地跡が多数残っている事への感謝を伝えられ、我が家もこの後続く人達へ、ほんの少しでも役立てられた事、そして見ず知らずの先人から我が家を経て、後に続く人への繋がりを感じ、なんだか山に登った嬉しさや楽しさを改めて感じた気がしました。
やっぱ山は楽しいなぁ…
同じ山域でこうも違うとは!
霞沢の山頂で常念の方を見るも真っ白(笑)雪もちらつくし、差が凄い(笑)
しかし、生親子丼がめちゃくちゃ美味しそうですね、食べてみたいです。
のるさん、こんばんは。
穂高方面、曇ってたねぇ
ケンさんらのゴタテも曇ってたねぇ
あは
生親子丼、劇ウマでしたよ。
安曇野方面に行く際はゼヒ
日曜日、皆さんが下山中にすれ違ったものです。私達は男2人ひげオヤジ女1人の中年3人組でテン場に向かっている時に色々と情報を教えていただきありがとうございました。
それにしてもお嬢さん2人あの山はアタックするとはスーパー級の山ガールですね すれ違いざまにあの大きなザックを背負ってこのルートとは凄いなぁと思っていたんですよ。翌日私も登頂しましたが、あの雪稜をあの子たちが登ったんだと思うと少々驚きでした。『今後も気をつけて頑張ってくださいね』とお嬢様たちにお伝え下さい(^^)
gayakichiさん、こんばんは。
返信遅くなりましてスミマセン。
覚えてますよ〜
もうすぐ幕営地というのに軽快な足取りだなぁって。
翌日の天気はいかがでしたか??
我が家もホントは2泊予定だったんですが、雪質にも恵まれたのでそのまま下山しちゃいました
基本的にビビリですが、これからも安全登山を心がけます。
娘達にも伝えておきますね
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