神庭尾根,笙ノ岩山,蕎麦粒山,日向沢ノ峰,赤杭尾根末端
- GPS
- 08:07
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,452m
- 下り
- 1,677m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:08
2015年7月11日記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-674226.html
2014年11月1日記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-662260.html
上記を御参照ください。
※凍結した雪道のほかは,ハイペースで歩いた。このコースにおけるコースタイムは,もう少し長めにとった方が良い。赤杭尾根以降は,日没後でもヘッドライトがあれば苦慮しない。
※神庭尾根は,ほぼ全編を急坂・直登の道のりと考えた方が良い。歩き易い道ではあるが,平穏な部分は,皆無に等しい。
※蕎麦粒山は,夏季は,虫が多く,食事休憩・長時間休憩に適さない。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:JR川井駅(17:30発) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1 神庭尾根は,序盤は,倒木帯を直登。その後,急傾斜をひたすら登る。特に夏季は,体力消耗に注意。また,鹿柵の左側を維持して進む。岩稜帯は,谷側に巻かずに登るのがベター。 2 笙ノ岩山から蕎麦粒山までは,アップダウンが多い。 3 赤杭尾根末端部分(下山地)は,案内看板がなく,駅からのルートが分かり難い。登山口として使う場合には,十分な道確認が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
防寒着
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
|
---|---|
備考 | アイゼン! |
感想
今回は,登山経験が豊富な同伴者が笙ノ岩山登頂をリクエストされたこともあり,笙ノ岩山を経由するコースを選定した。神庭尾根を起点とするところ,神庭尾根は,バリエーションルートである。なお,この尾根は,私が登山地図の踏査ボランティアのために歩いた(踏査した)ルートであるとともに,夜間登山をしたルートでもあり,バリエーションルートながら大変馴染み深い。ヤマレコ記録においては,2015年7月11日,2014年11月1日各記録を参照していただきたい。
さて,まず,ホリデー快速によりJR奥多摩駅に到着した。同伴者の始発列車に合わせた。さすがに,駅前は,バス待ちの行列ができていた。一方,4,5人がビラを配っている。確認すると,遭難者情報の提供の要請である。写真の通りであるが,我々が歩くルートと多く重なっている。
東日原方面のバスは,1台増便(増便バスは川乗橋バス停行き。)があり,難なくスムーズに乗車できた。しかし,我々が下車したい「桜平バス停」の手前で,下車ブザーを鳴らしても,運転手は,通過してしまった。次のバス停で降りた。おそらく,当該運転手においては,桜平バス停で下車する者は通常いないとの先入観が強く働いたのだろう。それだけ,何の登山道らしきもののないバス停位置である。
ともあれ,一つ先のバス停から桜平バス停まで歩き,「お決まりの」落石防止用フェンスに開けられた穴から山に入る。神庭尾根の入口である。
神庭尾根は,私にとって,4回目である。一部繰り返すが,初回は,登山地図の作成のための踏査として歩き,その後は,夜間登山をした。馴染み深い尾根である。
神庭尾根序盤は,倒木地帯の急登である。とにかく,上に向かって手足を使い急登する。踏み跡はあるが,私のこれまでの経験上,当てにはならず,無視した方が早くて気楽である。
その後,方向をやや東に変え,相変わらずの急登を続ける。鹿柵が現れるが,必ず,その左側を通るようにしたい。鹿柵の分岐があるが,右側に入ってはならない。
色々ありながら,とにかく登り続けると,鳥屋戸(トヤド)尾根と合流する。鳥屋戸尾根は,昭文社地図では,破線路となっているが,何の支障もない平穏な道である。しばらく進む。
そうすると,笙ノ岩山に到着する。山名標識があるものの,地味な広場となっている。写真撮影後,早々に後にする。
蕎麦粒山までは,明瞭な道ながらアップダウンが多い。また,今回は,凍った残雪により滑り易く,非常に通行が難儀した。脱着の容易なアイゼンがあった方が良い。
蕎麦粒山は,長沢背稜の稜線上にある。遠くから見て,蕎麦の粒のように岩が配置されていることから名づけられたらしい。今度,この山頂で,蕎麦を食べてみたい。
蕎麦粒山から長沢背稜をしばらく歩く。防火林なのか,大変広々として,清々しい。ただし,アップダウンはある。そして,日向沢ノ峰に着くのであるが,私は,2014年11月1日記録のとおり,この手前から谷下りをしたことがある。今回,その入口を再確認しようと,眺めてみた。中々の急斜面である。ここは,草木の多い時期が適していると思うとともに,再度チャレンジしたいと思った。
日向沢ノ峰は,展望の良い場所である。あいにく,今回は,曇っており,展望は良くなかったが,それでも,周辺の秩父・奥多摩の山々は立派に見える。ここで,初心者と思われる6人組のハイカーとすれ違った。現在時刻は,午後2時。何と,これから,蕎麦粒山に行き,ピストンして,川苔山から下山するとのことである。少し,無謀である。
我々は,川苔山には行かず,手前の赤杭尾根を利用して下山を開始した。この尾根は,JR古里駅に向かうのが一般的であるところ,それは,我々は経験済みであったので,より長い(赤杭尾根の末端まで行く)JR川井駅までのコースを歩いた。概ね平穏な下り坂であるものの,とにかく長い。単調さが心理的長さを強調する。
下山地は,何の標識もない荒廃した地帯に出る。金属製の鍵付き扉(容易に開けられる。)を経由しなければならない。そして,駅前の道のりが分かり難い。ここは,一般道とはいい難い。
ともあれ,JR川井駅に到着。駅前にいた地元の方としばらく今回のルートについて会話した。当該地元の方は,今度私と山に行きたいとのことであり,同意した。
色々あったが,今回も充実した楽しい山行であった。同伴者に感謝したい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する