燕岳〜常念岳縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,179m
- 下り
- 2,280m
コースタイム
二日目 7:35燕山荘-8:40大下りの頭-10:45喜作レリーフ-11:40大天井岳-15:50常念小屋
三日目 7:00常念小屋-8:20常念岳-9:30常念小屋 11:20常念小屋-14:45一ノ沢
天候 | 5/3 晴のち小雪 5/4 晴 やや風強し 5/5 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰り 一ノ沢よりタクシーでしゃくなげ荘へ 4400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※電波状況 docomoは燕山荘・大天荘・常念小屋にて電波良好。一ノ沢登山口は圏外でした。 softbankは軒並みアウトでした。auは所持していないので分かりません。 |
写真
感想
もともと単独での燕ピストンを目論んでいたところ、二人の縦走計画を知り、悩んだ末に参加させてもらうことにした。
山岳雑誌など参考にして、天候さえ大丈夫ならまぁ問題ないだろうと思っていたが、、ふたを開けてみれば自分の体力不足、技量不足が露呈する形となった。
まず第一の反省点として自分の体力以上の荷物(18キロ)を持ってきてしまったこと。
寝袋が3シーズン用だったため、寒さを心配するあまり大荷物となってしまった。この重みで余計な体力を使い、また何度かバランス崩して転んでしまった。
他にもアイゼン+冬靴の歩行(特に岩場)に慣れていなかったこと、どこでアイゼンをすべきか、ピッケルを出すべきかストックを持つほうがよいか、などの判断ができていなかったこと、探せばいくらでも反省点が出てくる。
結果、男性二人なら行けたであろう蝶ヶ岳への縦走を断念してもらわなければならない程に、ヘトヘトになってしまい、本当に二人には申し訳なく思う。
一人では決して行くことのできなかった縦走でした。
終始わたしのノロノロペースに合わせて頂き、フォローもたくさんしてもらい、
お陰ですばらしい景色に出会うことができました。山と二人に感謝!
久しぶりにゴールデンウィークに用事も無いのに家族も一緒に山へは行ってくれそうも無く、それでは1人で蝶にでも行こうかなと思っていた頃、うまい具合にみんなの予定が一致して春の表銀座に行く事に。
夜11時に大阪を出たが、結構車の量が多く多少渋滞にひっかかる。それでもゆっくり走って予定どおり4時頃にしゃくなげ荘に到着。駐車場は満車かもと心配したが特に問題なく停める事ができた。
バスで中房温泉に移動し合戦尾根に取り付く。体に風を感じるのが好きな私はいつもどおりの格好になるが、他の2人から好奇な目で見られる。そんなに半袖半パンにスパッツ・アイゼンって変かな・・
燕山荘に到着すると、結構テント場は満タン状態。やはりこの時期はテント泊の人が多いんですね。今まで春山は何度か登っているが、テント泊というのは今回が初めて。Omaeさんの苦闘ぶり(頑張りすぎて酸欠状態に)を見て、やはり雪中のテントって大変だなと思い知らされる。
小雪の降る中、翌日の天気を心配したが、快晴とはいかないまでもなかなかのいい天気、蛙岩でのPadmaさんの奮闘ぶりを見ながら快適な尾根歩きを満喫。
常念小屋付近はなぜか雪がほとんど無く、昨日とは打って変わって楽々とテント設営終了、ゆっくりと時間を過ごす事ができた。
それではと、物は試しにと持ってきた布団袋(そう、お店で布団を売っている時に入れてある、片面がビニールで片面が不織のやつ)、大きさも150cmあり、寝袋として使えるのではないかと入ってみたが、案外暖かくなかった。残念!
それと、この日はそれほど晴れてはいなかったため、油断してサングラスをかけなかったが、きっちり雪目に。夜中中タオルで冷やして、やっと次の日なんとか目を開けられるようになった。反省・・
最終日、御来光こそ大したことはなかったが、陽が昇るにつれて最高の天気に。常念の頂上からは素晴らしい景色が堪能できた。
この3日間、天候にも恵まれ、何よりもいい仲間と山歩きができて、とても気持ちのいい山行ができました。ありがとうございました。
山好きが三人集まって春の燕常念岳へ行くことに。
5月2日夜、cyuusanさんの車に乗せて頂いて長野県へ出発(感謝)。
5月3日
豊科IC近くのマクドとコンビニで朝食、お買い物後、中房温泉行きのバス亭があるしゃくなげ荘の駐車場へ向かう。
5:15始発からもうバスは登山客だらけ、ザックに押しつぶされながら中房温泉へ。
中房温泉で下準備後出発、燕岳への登りは北アルプス三大急登らしいが、いかほどのものか。
第二ベンチあたりで雪が多くなってきたのでアイゼン装着、cyuusanさんの軽装ぶりの驚く。
さっそくpadmaさんがアイゼンを引っ掛けてこけていた、かなり痛そう。
合戦尾根の途中、左手の稜線の向こう側に蒼い岩峰が覗き、なんだろうと思っているとそれは槍ヶ岳で、ちょっと興奮する。
きつい登りを終えて燕山荘に到着。
さっそく雪の上でテント設営に取り掛かるが、作った雪壁の幅が狭すぎてテントが張れないというトホホなことに。
酸欠になりながら、雪壁を作り直してなんとかテントを張り終える。
山荘で休憩後、燕岳山頂へピストン。
細かい雪が降り始めてきた、燕の山肌は白い砂でジャリジャリ、見ていて飽きない奇妙な形の岩が至る所に聳え立っており綺麗な山だった。
テントに帰宅後は、晩飯のカレーを食してご就寝。
3時ごろ、トイレに起きて、空を見上げると天の川が見えるくらい星が綺麗だった、流れ星もゲットする。
5月4日
御来光を頂いた後に出発、今日も天気は良さそう。
本日最初の難関蛙岩、冬ルートはこの岩の中を通ることになるのだが、padmaさんが苦戦している。
なんとか、蛙岩突破、最近始めたクライミングの成果が出たかもとのこと。
この後、大きく下ってから大天井まで大きく登り返す事になる。
ここも冬ルートになるらしく、風が強いこともあり、なかなか厳しい登りだった。
3名とも口数が少なくなり、黙々と歩いて大天井岳へ。
大天井の頂上は360度大パノラマ、槍穂のラインが物凄く綺麗に見えた。
憧れのライン北鎌尾根もバッチリ見える、早いところ挑戦しなくては。
大天荘近くで中休憩後、常念小屋へ向けて出発。
後はほぼ下るだけ、、、、のはずが、雪のトラバースが長く続いたりで結構疲れる。
ほうほうのていで常念小屋到着、padmaさんは疲れ果てて小屋泊に、テント場は雪も風も無くて快適に過ごせそう。
みんな疲れていたので、明日蝶ヶ岳に行く予定を変更して、常念岳ピストンして一ノ沢へ下ることにする。
5月5日
この日も快晴、常念小屋より御来光と朝焼けを頂いて常念岳へピストン。
常念岳には雪が無いように見えたのでアイゼンを持って行かなかったのですが、これが間違いだった。
頂上に見えた先にまだ登りがあって、そこにはびっしり雪が詰まって結構な斜面とトラバースあり。
慎重に登って山頂へ。
この常念岳からの展望がまた凄かった。富士山、槍穂、八ヶ岳、立山、鹿島槍その他色んな山々を見渡すことができた。
行ったことが無い山ばかりだったのでピンとこなかったけど、これからもどんどん登って、見える山を実感できるようになりたくなった。
その後の下りはもっと慎重に。
無事に常念小屋着後、テント撤収、chuusanさん作成のティラミスなんかを食した後、一ノ沢へ向けて下山。
常念岳から見えていたが一ノ沢への下りは結構急な雪渓になっている。
雪の斜面は慣れていないと怖かったが、この冬の修行のおかげで滑落停止できるようになったり、歩き方を覚えたので楽しく下ることができた。
また道中、迫力のある大きなデブリがあちらこちらにあった。
途中、道を間違えたりしつつも、一ノ沢に無事到着。
予約していたタクシーに乗ってしゃくなげ荘へ。
その後、温泉につかってお蕎麦を食べて大阪へ帰還。
燕常念の銃走路、槍穂には何度も行ったことがあるんですが、この山々は見るだけで足を踏み入れたのは今回初めてでした。
道も歩きやすく、メジャーな山々を幾つも見ることができる良いルートでした。
よく登ってる槍穂の稜線を横目に見ながら縦走できたのは、いろんなことを思い出して感慨深かったです。
padmaさん こんにちは cyuusanさん Omaeさん はじめまして
昨年の夏に同じコースを歩いたので
GWの残雪期に行ってみたい!と思っていましたが
連日の雪崩等の危険なニュースですっかり
初心者の私は意気消沈で行きませんでした・・・
が、こちらのヤマレコを拝見してとても後悔しています 良いなぁ・・・
燕岳からの素晴らしい稜線の景色と
常念から雪の槍をこの目で見たい!と思いつつ
写真を拝見しております
素晴らしい景色と楽しいハプニング?とても羨ましいです
ちなみに・・・やはりマクドナルドはマクドなんですね
もちろんご存知かと思いますが関東はマックです 笑
to4さんこんにちは。
私にとっては初の残雪期・アルプス縦走となりました。
初めてなのに、こんなにいい条件(天候、景色、メンバー)に恵まれて本当にラッキーだったと思います。次がこわ〜い
ところで1シーズンに3度も本沢温泉に行って、『ゆるっと』硫黄岳に登る人は多分、、初心者とは言いません
マクド!そういえばそうですね。関東の方は違和感あるんですね。全く気づきませんでした
こんにちは!
昨日私の歩いた燕は
先日の雪のおかげでGWに逆戻りしたかのような
感じでした。
掲載されている写真とほぼ同じですね〜
raichouさん、燕でのイルカ岩→シャチの作成お疲れさまでした
この時期でもまだ新雪で遊べるなんて、やっぱりアルプスは違いますね。
GWに行った時は、このまま溶けて終わりか〜と思ったのですが。
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