木曾駒ヶ岳 乗越浄土まで。


- GPS
- --:--
- 距離
- 1.7km
- 登り
- 263m
- 下り
- 269m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷、昨日の雪でモフモフ。千畳敷カールから乗越浄土へ向かうアリの行列。今日は日曜日だけどちょっと少な目のアリ。カールの底に降りて、行列の最後尾からもずっと離れて、ひとりゆっくり登ります。先行者が多いため、トレースはバッチシです。スノーシューもワカンも持ってきてはいません。アイゼンとピッケルで正解でした。ただ、ピッケルが根もとまで突き刺さり、バランスが取れなくてフ〜ラフラ。直に汗が流れだし、帽子とフリースを脱ぎます。左上を見上げると、今にも崩れそうな雪崩の破断面が見えます。カールの底から登り始めまでは雪崩の通り道になりそう。八丁坂の急坂を登り始めるまでは気になって仕様がありません。雪崩の心配が無くなると、ゼイゼイハアハアの急登。ステップが崩れてズリズリ、あ〜シンド。最後の急登を休み休み登って乗越浄土に登り着きました。 いい天気ですが、今日は昼から天候が崩れそう。中岳までも行かずに引き返すことにしました。下りはわたしが本日一番先です。深雪に足を取られ、時々尻餅をつきながら急降下。カールの底から千畳敷ホテルまで、ゆっくり登って無事帰り着きました。 |
写真
感想
木曾駒ヶ岳に登る機会を狙っていました。2月23日、千畳敷で雪崩が発生。夜間でしたので犠牲者は無かったようです。つい先日、スキー場で雪山訓練をしていた高校生が、雪崩に巻き込まれた死亡する事故も起きました。雪山で一番怖いのは雪崩、巻き込まれればどうしようもありません。木曽駒ヶ岳、天気予報では晴れ時々曇り。昨日は雪だったようですが、日曜日ですので多くの登山者が来られることを見込んで、わたしも出掛けました。
千畳敷カール、インディゴブルーのキャンパスに真っ白な稜線。予想した通り、トレースはバッチシ。まずはカールの底に向かって下ります。左手を見上げれば、宝剣岳の南側稜線直下に雪崩の破断面が連なっています。氷点下ではありますが汗がタラタラ、気温は上昇しているようです。あの破断面、昨日の雪で覆われてクラックは見えませんが、今すぐに崩れてブロック雪崩が起きてもおかしくありません。雪崩の通り道をさっさと通り過ぎようと思いますが、新雪、深雪に阻まれてモタモタ。八丁坂の登りに差し掛かり、ようやく雪崩の危険は去りましたが、今度は急登。夏道はジグザグですが、冬は直登。伊吹山9合目直下の直登と同レベルですが、ここまでに至る時間は比較にならない程短い。伊吹山に比べればなんのその、ゼイゼイハアハア、頑張って乗越浄土に登り着きました。
無風、青空の下、素晴らしい展望。でも予報では昼から下り坂。南アルプス方面は雲がモクモク。暫し展望を満喫、もうこれで充分、帰ろ~っと。カールの底に降り立つ頃には雲が掛かり、サングラスを外します。千畳敷ホテル前か眺めた稜線、インディゴブルーの空は白い空に変わっています。中央高速松川IC辺りでは雨。乗越浄土で引き返したのは正解のようでした。
木曾駒ヶ岳、まだ暫く冬が続きそうです。
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