細蔵山(富山百山 67座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 10:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当日の状況です。 駐車場所から斜面の上に林道が見えますのでショートカットしていき、そのまま林道を上ります。標高480m付近に分岐がありますが直進します(右へは行かない)。山側斜面が崩れ土砂が堆積しているところがあります(3つほどありますが2番目が一番危険)。標高550m付近にヘアピンカーブがあり尾根に合流します。林道は150mほどで尾根から右に外れます(通常はここで尾根にコースをとります)。今回は林道をそのまま行きます。林道は全般的に落石注意です。林道終端が見えるぐらいまで来たら林業従事者が使っていると思われる入口がありますので杉が植林されている左の斜面に入り、杉林の中を尾根を目指して登ります。尾根に近づいた辺りから雪上歩行になります。 尾根に到達したらそのまま登っていきます。雪が途切れていて断続的に藪漕ぎ個所が出てきます(藪漕ぎを嫌う場合はトラバース)。尾根は左側(鍋増谷側)が広葉樹、右側(早月川側)が杉の植林地です。標高850mあたりを過ぎると杉の植林地がなくなり、疎林になります。標高を上げるにつれて大きな杉が出てくるようになります。標高1100m付近に短いですが細尾根の難所があります。ここを抜けると藪漕ぎのストレスから解放され、ほぼ完全な雪上歩行になります。しばらく行けば木ノ根山になります。 木ノ根山以降はしばらく広尾根が続きます。木ノ根谷を右に見て回り込むように尾根が湾曲しています。木ノ根谷が後ろになったところで1234ピーク(夏道合流点付近)に到達します。ここから進路をやや左に変えて緩いアップダウンのある広尾根を通過した後、少し登って1330ピークに到達します。目の前に細蔵山が見えますので標高差80m程下って鞍部に至り、標高差300m程の急登を経て頂上に到達します。最後の急登では夏道が結構露出しています。 |
写真
装備
備考 | 装備 軽アイゼンとストック、ピッケル使用。 軽アイゼンは1100m付近から使用(尾根に出たときに使用し始めるべきだったと思います)。 最後の急登では軽アイゼンでは不安を感じました。普通のアイゼンを持参すべきだったかもしれません。 ピッケルとストックは適宜持ち替えました(結構頻繁に)。 ワカンは持参しませんでした。 水は3リットル用意、そのうち500mlはアミノバイタル水にしました(500mlほど余りました)。 自分の残雪期登山スタイルは基本的に雨具着用です。予報では気温が低かったのでいつも通りの恰好でしたが下山終盤は暑く感じました。 あと、マーキングのためにピンクリボンなどを持参すべきだったかもしれません。マーキングしなかったので杉林の帰路はちょっと不安でした。 |
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感想
「剱岳展望台の山で一番好きなところは?」と問われたら「細蔵山」というのが自分の答えです。この山は2013年に一度登っているのですが、そこから見る剱岳が端正で堂々としており感動したものでした。その後、夏道登山道のアクセスが悪くなりました。以前は早月川に工事車両用の橋がかかっていて登山口には楽に行けたのですが、いつのころか橋が撤去されて渡渉が必要になりました。渡渉を嫌うなら、狭い道の両側から突出してくる植物に擦られたりすることを覚悟で伊折橋からの右岸作業道を車で行かなければなりません。こういう事情のためか登山者も少なくなり、「登山道が藪になり始めている」という記録もちらほら出始めて難易度が上がったと思いました。
渡渉が嫌いな自分としては、木ノ根尾根のクラシックルート(積雪期、残雪期限定)で行くのが良さげなのですが行程が長くてしんどそうです。というか3月にトライして撤退しています。
今回は前回撤退の反省を生かして対策を立て、なるべく消耗を押さえたコースを考えました。
幸いにも頂上に届きましたが前回の記録の間違いにも気づきました(前回記録は1234ピークまで到達したことになっていますが本当は木ノ根山にさえ届いていなかったです。編集で直せば良いのですがそのままにしておきます)。
スタート地点からの林道アクセスについては地形図と航空写真、他の方の記録などを参考にしました。特に航空写真では地形図に現れない林道(というか廃道)もはっきり出ていて助かりました。
このルートは技術的に難しいと思いました。精神的な疲労感が結構あります。
頂上ではすっきりした剱岳展望はなかったですが、また機会があれば登りたいです。
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