美ヶ原 その1(王ヶ鼻〜王ヶ頭〜茶臼山)


- GPS
- 04:41
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 469m
- 下り
- 475m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:42
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・トイレ、売店、食堂がありますが、現在は閉鎖されています。 ・施設の外にもトイレがありますが、やはり閉鎖されていて利用できませんでした。 ・駐車場は無料で約200台駐車可能。コンクリートで整備された駐車場と、その下に未舗装の駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特にありません。 強いて言うなら、王ヶ鼻では、岩場の先端部まで行かないことくらいでしょうか。 <美ヶ原自然保護センター駐車場〜王ヶ鼻> 車道(砂利道)を歩きます。王ヶ鼻は鉄平石という厚さ数センチの平らな石で構成される岩場になっています。 歩く際は、落石を発生させないようにしましょう。 <王ヶ鼻〜王ヶ頭> 途中までは車道(砂利道)を歩きます。 そのまま車道を登るか、「アルプス展望コース」で王ヶ頭の直下まで進み、王ヶ頭へのやや急坂を登るかの2通りになります。 自分的には、天気がよければ展望のよい「アルプス展望コース」をオススメします。 <王ヶ頭〜美しの塔> 遊歩道(砂利道)を2Km以上歩きます。 とにかく長いです。この季節は牛もいない(冬は麓の牛舎ですごしているそうです。)し、野花も咲いていないため見るべきものが少なく、正直退屈な道のりでした。 雪解けで、ぬかるんでいる箇所が点在していました。 <美しの塔〜山本小屋ふる里館> 遊歩道(砂利道)を2Km以上歩きます。 道の状態は、上記と同じです。 |
その他周辺情報 | ■王ヶ頭ホテル 王ヶ頭に建つリゾートホテルです。料金は\15,000〜\30,000とちょっとお高めですが、行き届いたサービスが受けられるようです。 ・露天風呂あり。 ・お土産、登山バッジの販売あり。 ・宿泊客でなくとも、レストランで食事を楽しむことができます。 ■美ヶ原高原ホテル山本小屋 1泊2食の旅館スタイルの営業形態で、小屋と旅館の中間のような施設だそうです。 ・温泉あり。 ・登山バッジの販売あり。(山本小屋オリジナル) ■山本小屋ふる里館 こちらも宿泊施設です。 ・1Fは売店になっています。 ・トイレは宿泊客以外は有料(\100)です。 ・建物の前には、町営無料駐車場(100台駐車可能)があります。 ※4/25(火)のオープンに向けての準備中でした。 (中に入れて、かつ商品の陳列等がほぼ済んでいるようだったので営業していると思い、お土産を購入しようと店員さんを呼んでみると、オープン準備中とのこと。 オープン準備で忙しいのにお呼び立てしてしまい、すみませんでした。(→店員さん) |
写真
全長約45Kmほどのロングトレイルコースだそうです。
トレイルメインルート全線を踏破された方には、「美ヶ原高原ロングトレイル踏破証」と記念品が贈呈されるそうです。
全部で10台も停まっていませんでした。
ここで車中泊するつもりで来たけど、売店やレストランも閉まっていたので、「道の駅こぶちさわ」まで行くことにしました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
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感想
霧ヶ峰だけでは物足りないので、当然のように美ヶ原へ。
こちらは霧ヶ峰以上にハイキング要素が強いですね。
(行程の後半に登った茶臼山以外は。)
まずは、王ヶ鼻に向かいました。車道歩きで楽々到着。
王ヶ鼻では家族連れの方が昼食の最中でした。
王ヶ鼻は、厚さ数僂糧直の鉄平石が幾層にも重なった『板状節理』と言う世界的に見ても、珍しい地形なんだそうです。
また、王ヶ鼻に並ぶ神像群は、木曽の「御嶽信仰」に由来し、御嶽山の方角を向いています。
岩場の先に行ったり(危ないので十分に注意しました。)、岩場を下りてみたりして楽しんだあと、王ヶ頭に向かいました。
しばらく緩やかな傾斜の車道を歩くと、アルプス展望コースとの分岐があります。
もちろん、アルプス展望コースを選択しました。
(天気のいい日に、車道を行く人はあまりいないかと思いますが・・・。)
しばらく斜面を歩くと分岐があるので、王ヶ頭方面へ。
急坂を上ると、王ヶ頭に到着です。
王ヶ頭には、王ヶ頭ホテルとたくさんの電波塔が立ち並び、ここが標高2,034mの高地であることを一瞬忘れてしまいます。
「王ヶ頭」と「王ヶ鼻」の由来は、麓の松本から見ると王ヶ頭が冠を戴いた王の顔、 王ヶ鼻がその鼻に見えるからだそうです。
王ヶ頭ホテルの前からは、広大な牧草地とその中をうねうねと続く遊歩道が見えました。
放牧地ですが、現在牛は一頭もいません。
冬季は、麓の牧舎で過ごしていて、5月末の放牧まつりで300頭ほどが放牧されるそうです。
次の目的地である美しの塔までは、遊歩道を延々と歩きます。
もう少し季節が進めば、牛や高山植物など見るものはあると思うのですが、今の時期はそのどちらもなく、ちょっと退屈です。
美しの塔は、1954年(昭和29年)に霧鐘塔(霧で視界が悪い時に登山者のために鳴らす鐘の塔)として建てられ、現在の塔は1984年(昭和59年)に再建されたものです。美ヶ原産の鉄平石でできた高さ6メートルの塔で、中は避難場所となっています。(Wikiより)
美ヶ原は濃霧になることが多く、遭難事故も度々発生し、1929年(昭和4年)には、旧制松本第二中学校(現松本県ヶ丘高校)の生徒2名が遭難、凍死する事故がありました。(王ヶ鼻と王ヶ頭の間の車道脇に、この二人の慰霊碑があります。)
それをひとつのきっかけとして、美ヶ原高原の開拓者の山本俊一さんが、周囲の協力を得ながら1933年(昭和8年)に山本小屋を開設し、登山道や道標の整備も行ったとのことです。
山本さんの尽力によって、登山地としての美ヶ原の名は、更に知られるようになったのでした。
美しの塔の裏側に回ると、中への入口と、山本さんのレリーフがありました。
中に入ってハンドルを引いて(ちょっと重いです。)鐘を鳴らし、遊歩道の先へと進みました。
しばらく歩くと山本小屋ふる里館に着きました。
4/25のオープンに向けて準備中だったのですが、そうとは知らず、中に入って(入口が開いていたので・・・。)お土産を買おうとして店員さんを呼んでしまいました。
店員さん、忙しい中お呼びだてしてしまい、すみませんでした。
王ヶ頭へ戻る途中、美ヶ原高原ホテル山本小屋に寄り、登山バッジを購入。
その後、ただ王ヶ頭に戻るのも勿体ないので、茶臼山に登っていくことにしました。
茶臼山へは草原の中に続く道(あまり明瞭ではなく、わかりづらいです。道標はあります。)を進みました。
茶臼山の登山道は結構雪が残っていて、このときは普通の登山靴だったので、登るのがちょっと大変でした。スパッツも付けていませんでしたし。
茶臼山から駐車場に戻る途中、王ヶ頭ホテルに寄り、お土産と登山バッジを買いました。
今の時期は見どころもあまりなく、ちょっと退屈なハイクとなりましたが、夏や秋になったら、もう一度訪れてみたいと思いました。
思い出の丘、武石峰にも行きました。
→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1114128.html
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