記録ID: 1113978
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科
残雪期 赤岳主稜 (西壁北峰リッジ)
2017年04月23日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:06
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,301m
- 下り
- 1,300m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 10:06
距離 11.2km
登り 1,301m
下り 1,300m
11:15
12:05
20分
赤岳主稜取付
12:25
12:30
29分
赤岳主稜1P終点
12:59
13:10
34分
赤岳主稜2P終点
13:44
14:00
21分
赤岳主稜3P終点(上部取付)
14:21
14:25
15分
赤岳主稜4P終点
14:40
14:45
40分
赤岳主稜5P終点
15:25
15:38
3分
赤岳主稜6P終点
18:28
天候 | 天気: 晴れ 気温: -5度程度、風速5m程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘までの道に雪はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
主に積雪期に登られるバリエーションルートになります。アイゼン、ピッケル、ロープワークの技術が必須です。 赤岳主稜の詳細に関しては他の方のレコが沢山ありますので、そちらをご参考にしてください。今回は主に現時点におけるコンディションを記載します。 ■全体を通して 4月末にしては、積雪量が非常に多いです。3月位のイメージ。積雪が少なかった2016年だと2月並み(ー ー;) 行者小屋から先は12本爪アイゼンが必須です。午前中は雪が締まっていて非常に登りやすいですが、午後になるとズブズブ雪で非常に歩きにくく、特に下山は滑落に対して注意が必要で、アイゼンワークの技術的に要求されるレベルはかなり高いと感じました。 また、もう赤岳主稜に取り付いているPTは、ほぼいません(主稜では誰も見かけず)。1PTいたのかな?? ■美濃戸山荘〜行者小屋 下部から雪はあり。朝方は凍結路面で危険な場合あり。チェーンスパイク等があれば便利だが、、自分達は行程の中間地点位から12本爪アイゼンを装着。逆に帰りは雪がズブズブなり、これまた非常に歩きにくい…。 ■行者小屋〜文三郎尾根 雪が締まってる朝方は非常に歩きやすい。積雪量は非常に多く、階段はほぼ埋まっている。鎖も一部しか出ていない。帰りは雪がズブズブで非常に歩きにくく、足を取られがちで、滑落には十分注意が必要。 ■文三郎尾根〜赤岳主稜取り付き(トラバース) トラバースは雪が非常に良く締まっていたため、サクサク移動。ただ、滑落は注意。 取り付きの箇所はチムニーを通って時々小さな落石が降ってきていました。 ■1P 15m (取り付き〜チムニー) リードh な、なんとチムニーを直登ではなく間違えて左の岸壁から巻いてしまいました…。。残置スリングが垂れている側から左へ登りました…だって登りやすかったんだもん…。。(スリングは使ってません) チムニー上部岩角にてピッチを切る。 チムニー上部は雪がまだありました。 ■2P 40m (チムニー上部 〜 岩稜帯) リードk 途中のステーションは無視して一気に上部まで。ステーションの先の岩稜が少し急です。 ほぼ雪は無いです。 ■3P ??m (上部岩稜取り付きまで) コンテっていうか、各々勝手に登る。序盤はほぼ雪は無いが、後半の雪壁は、まだかなり雪が残っていて、ある意味快適。ただ、時間が時間で雪が柔らかく、気はあまり抜けなかった。締まったら快適そう。 ■4P 40m (上部岩稜取り付き〜岩壁頂上) リードk 多少急な岩稜だが、ホールドは豊富で難しくない。ペツル支点で支点構築(だった気がする)。雪は無し。 ■5P 40m (岩壁頂上〜ルンゼ手前) リードh 緩やかな雪面。かなり雪は残っている。がすでに午後3時、相変わらず雪が腐っている…。。ルンゼ手前右のテラスでピナクルで支点構築。ルンゼ入り口に残置ハーケンもあったが、急斜面なので利用せず。ズブズブ雪の急斜面でビレーしたく無い…。 ■6P 30m (ルンゼ〜稜線) リードk ルンゼを超えるとほぼビクトリーロード。山頂が見えるので岩角で支点を取って終了。 |
その他周辺情報 | 温泉: もみの湯 (500円、17時以降は300円) 赤岳の帰りの定番です…。 http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html |
写真
感想
ゴールデンウィークに向けての練習登山で、石尊稜と迷った結果、結果、赤岳主稜にゴー!
今年は雪めっちゃ多いし、先週もそこそこ入ってたみたいだし、まだ人いるのかなぁ、とか思いながら行ってみたら、赤岳自体の人の気配が少ない…。平日登山みたい(笑)
当然主稜は貸切。まぁプレッシャー無くていいんだけど、、とりあえず、岩雪ミックスの練習は果たせたのでよしとします!
しかし、やっぱ山頂に突き上げるルートってのはどんなとこもいいなぁ。もう何度登ったか分からない赤岳だけど、いいものはいい!
ただ、下山の文三郎尾根…。残雪期来たの初めてだけど、なんですかあのズブズブ雪は…。厳冬期より圧倒的に危険でしょう(ー ー;) 一度リアル滑落停止しましたよ…。。
今年は雪が多いので、ゴールデンウィーク登られる予定の方はお気を付けください。。
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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