銚子ヶ峰から一ノ峰へ 林道開通前の静かな山
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fypbffc45fec0a9b01.jpg)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは石徹白登山口にあります。 大杉林道はまだ開通していませんでした。 白鳥町のFBによると、29日午後4時開通予定だそうです。 過去の記録では、開通前でもゲートを開けて自己責任で入ったというのもありましたが、今回は大きな除雪車がドンと立ちはだかっていました。 郡上市の職員の方が道路整備をされていました。 |
その他周辺情報 | 満天の湯800円。平日以外は駐車場料金が1000円かかるようですが・・・ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
滋賀に住む友人SさんとYさんと3人で、白山の南の美濃禅定道に行きました。
1日目は神鳩ノ宮避難小屋まで。
大杉林道は29日の夕方開通と聞いていましたが、もしかしたら通れるかもしれないと期待していましたが、ゲート前には大きな重機があって通れませんでした。
ですが、林道わきにはいろいろな花が咲いていて、3人でおしゃべりしながら歩いたので、それほど長くは感じませんでした。
登山口すぐからは雪がありました。
大杉は樹齢1800年。今迄見た中では一番古く大きなものでした。
トレースはなく、Sさんが地図とコンパス、高度計を使ってルート探しをしました。
時々YさんがスマホのGPSで確認しました。
神鳩ノ宮避難小屋は外に雪囲いがあり、Sさんが二階から入りましたが、雪囲いが外せたので、一階から入ることができました。
中には毛布やシュラフ、ガスコンロ、石油に石油ストーブまでありました。
荷物を置いて少し上まで散歩しました。
夜は持って行ったシュラフの他に置いてあった毛布も使わせていただきました。
翌日は、丸山か願教寺山のどちらかに行こうと話していましたが、丸山は見た目あまり登りたいという気になりませんでした。
それで、取りあえず銚子ヶ峰まで行き、願教寺山か一ノ峰から二ノ峰まで行くか決めることにしました。
銚子ヶ峰まで行くと、願教寺山はかなり下るので登り返さないといけません。
雰囲気的にも一ノ峰や二ノ峰のほうが魅力があったので、行かれるところまで行くことにしました。
雪山に慣れていない私には一ノ峰の登りもきつかったです。
Sさんが歩き方をアドバイスしてくれました。
アイゼン、ピッケルを使いましたが、もし滑落したらどうしようかとか、下山が怖そうだとか思いました。
一ノ峰に着いた時、二ノ峰を見て夏道から稜線に上がる間の雪面が急に見えて、怖くなりました。
それで、自分はもうここまでにしたいと言うと、二人共ここまでで帰ろうと言ってくれたのでほっとしました。
雲がかかっていた別山も真っ白な姿を見せてくれました。
一ノ峰の下りも、Sさんが前を歩きながら何度も振り返って、いろいろアドバイスしてくれ、無事に下ることができてほっとしました。
願教寺山から薙刀山、野伏ヶ岳に続く山並みは見ごたえがありました。
遠く御嶽山、乗鞍山、北アルプス南部の山も見えました。
クラックができて今にも崩れそうな雪庇もこの時期だけの景色です。
もしかしたらもう落ちてしまったかも知れません。
この時期の雪山は一日で姿を変えてしまいそうです。
この日この稜線にいたのは私たち3人だけで、贅沢な景色を満喫しました。
帰りの林道も長かったですが、前日の朝には開いていなかったキクザキイチゲがきれいに咲いていました。
もう林道歩きをする人はほとんどいないでしょうから、誰の目にも触れないかも知れない花たちを愛でることができ、それも良かったと思いました。
今年は今までになく雪山を楽しむことができました。
私を雪山に連れて行ってくれたSさんに感謝しています。
また来シーズンもいろいろな表情の雪山に会いに行きたいと思いました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
今回はmayutsuboさんらしい豪快な雪山山行でしたね。
この時期は雪崩とかであちらこちらで事故があって、怖いですね。
どうぞお気をつけて、これからも素晴らしいレポートをお願いします。
お疲れさまでした
s_fujiwaraさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私は今までこの時期のこんな雪山の経験はありません。
この時期の雪山は雪庇も崩れそうで歩く場所に気をつかいます。
今回はあまりありませんでしたが、踏み抜きもいやですね。
厳冬期とは違ったリスクがあります。
でも、この時期ならではの景色が見られて魅力的でした。
来年もまたこの時期の白山あたりに行こうと友人と話しています。
だいぶ雪深い印象抱きました。
私が経験した一番雪深い山は新潟県の日白山ですが、やはり日本海側に近付く程積雪増えますね。
至れり尽くせりの避難小屋にビックリしております。
地元の山岳会の方のご厚意なのかと思いますが、こんな冬季開放小屋見たことありません。
雪山の歩き方、私も試行錯誤です。
途中撤退、言い出すのに遠慮はいりませんね。
素晴らしいお仲間に恵まれたようで何よりです。
今シーズンの雪山、思い残すこと無いのでは?
これからは雪の無い山ですね。
tomhigさん、おはようございます。
遠くの地からのコメントありがとうございます。
そちらは朝なのか夜なのか・・・
それほど標高は高くないのにこんなにまだ雪があって驚きました。
小屋の備品には驚きました。
石油ストーブに灯油もちゃんとあるんですよ。
ガスも卓上コンロの他に小さなガスボンベもありました。
地元の方が大切にされているんでしょうね。
雪山は慣れが必要ですね。
それと無理しないことも大事だと思いました。
自分の力量を過信してはいけませんね。
それにしても、この時期は1日違いで違った光景になりそうです。
あの雪庇はもう落ちたかしら。
こんなに遅くまで雪山を楽しめるとは思っていませんでした。
もう地下足袋の季節です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する