メイストームは新雪の八ケ岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,393m
コースタイム
- 山行
- 2:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:00
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:50
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:30
天候 | 1日目晴れ 2日目吹雪 3日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上例年より雪多し。 赤岳鉱泉〜赤岩の頭 踏み跡多し見極め必要 横岳〜地蔵の頭クサリ雪に埋まってる箇所あり |
その他周辺情報 | 樅の湯(原村) 内湯露天風呂ともいいです。 |
写真
感想
5月の花を愛でに八ヶ岳山行と思っていたがとんでもない前回の3月より雪量は多いくらいか。気温は暖かい分踏み抜きはいたる所にあった。新芽、お花は全く無く山の厳しさを感じた。
1日目北沢南沢分岐点〜赤岳鉱泉小屋
沢の雪解け、ツリーホールから春は来ていることを感じ乍ら歩く。
2日目赤岳鉱泉〜硫黄岳〜横岳〜赤岳天望荘
低気圧による悪天を突き出発 朝の内が勝負とひたすら歩く 赤岩の頭までは一本道とは言えあちこちに足跡ありしばし見極めの注意が必要。
硫黄岳から硫黄岳山荘まで全く雪が無い。アイゼンを外す暇があったら先を急ぐ気持ちが強い。硫黄岳山荘から風は強くなり体が横に飛ばされるほど、しばし耐風姿勢をとる。横岳コースは10年ぶりくらいかな。赤岳より低いと言って軽んじてはいけない。むしろ緊張する箇所は多いくらいである。ヨコバイあり。岩稜通り抜けあり、高低差ありゴジラの背中を歩くに似たり。横岳に到着しちょっと安堵感あり。しかし三叉峰からが天望荘までは長いし緊張箇所多し。地蔵尾根に着いた時は風雪最高となって体にあたりビュンビュン風が抜ける。ザックカバーが飛ばされるほどか?、砂礫を巻き上げている。しかしここまで来たら小屋まで100m、小屋の扉を掴んだ瞬間緊張は解けた。展望荘主人曰く風速17m位。泊者3名であった。
3日目 目が覚め部屋のカーテンを開けると群青の空の中に赤岳がいる。
慌てて飛び起き外に出る。間に合ったまだ太陽は上がっていなかった。
このために来たようなものなのでしばし撮影タイム。
メイストームで新雪状態は赤岳からの下りを困難にした。トレース無し の一歩、一歩を慎重に、足の置き場、重心の掛け具合を間違えると一巻の終わり谷底まで。竜頭峰を過ぎ中岳分岐まで来たら一安心。周りの景色に気が移る。ダケカンバの光と影のコントラストが良かった。
これから上がって来る人にトレースつけておいたからと言うと、ありがとうございます。しっかり踏ませてもらいますって(笑)。
勾配は緩みシラビソ樹林帯に入ると猛烈な勢いで雪が融けて水滴となり頭に注ぐ。帰りは南沢ルートで春の訪れを遠くに感じながら原村のもみの湯で筋力を緩め、八ヶ岳高原牛乳をのみリフレッシュ、諏訪南ICへ向かった。メーストームに振り回された3日間の山行は自分史の記憶に残ることであろう。
麗嶺
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