GW涸沢テント泊を堪能してきました！

2017年04月30日(日) ~ 2017年05月03日(水)

• GPS: 79:15
• 距離: 35.2km
• 登り: 1,866m
• 下り: 1,857m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:48
• 合計: 7:35

距離 16.1km 登り 924m 下り 144m

5:43 上高地バスターミナル
5:48 無料トイレ
5:56 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:28 6:32 明神館
6:37 徳本口(徳本峠分岐)
7:18 7:27 徳澤園
7:39 新村橋(パノラマ分岐)
8:20 8:50 横尾 (横尾山荘)
9:13 9:14 横尾岩小屋跡
10:16 10:19 本谷橋
12:59 13:00 涸沢ヒュッテ
13:18 涸沢

2日目

• 山行: 4:47
• 休憩: 1:27
• 合計: 6:14

距離 3.4km 登り 808m 下り 808m

6:24 涸沢小屋
9:10 10:05 北穂高岳(北峰)
12:02 12:34 涸沢小屋
12:38 涸沢

3日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:14
• 合計: 5:17

距離 15.7km 登り 119m 下り 914m

7:29 涸沢ヒュッテ
8:33 8:36 本谷橋
9:25 横尾岩小屋跡
9:46 9:50 横尾 (横尾山荘)
10:33 新村橋(パノラマ分岐)
11:07 徳澤園
11:48 徳本口(徳本峠分岐)
11:53 12:00 明神館
12:37 河童橋
12:42 無料トイレ
12:46 上高地バスターミナル
12:46 ゴール地点

2日目は丸一日停滞していたのでログなしです。このためコースタイムの2
日目は3日目、3日目は4日目になります。

天候

4/30晴れ
5/1　雪
5/2　晴れ
5/3　晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

アカンダナ4:50発の始発バスで上高地入り。

コース状況／危険箇所等

涸沢までルート明瞭。涸沢から奥穂、北穂へは冬道になります。

その他周辺情報

神の湯は林道の法面崩落で営業休止中。ひらゆの森は大人一人500円也

写真

4/30 4:34

＜1日目＞
4月30日（日）、朝4時半のアカンダナ駐車場です。

4/30 5:30

4時50分の始発のバス待ち。

4/30 5:53

準備を整え上高地バスターミナルを出発します。

4/30 5:57

河童橋に到着。まだ登山者だけですが、思ったほど多くないですね。今日は日曜日だからでしょうか。

4/30 6:32

空はすっきり晴れています。

4/30 6:32

明神に到着です。明神岳にょっきり。

4/30 6:55

フラットな林道。雰囲気いいですね。

4/30 7:11

奥に蝶ヶ岳方面が見えています。

4/30 7:18

左手には明神岳です。

4/30 7:19

徳沢に到着しました。

4/30 7:36

テント多いですね。

4/30 8:17

さらに奥へ進むと、

4/30 8:19

横尾が見えてきました。ここにもテント張ってます。

4/30 8:49

ここでスパッツを装着、対岸の吊り橋を渡ります。

4/30 9:27

岩小屋跡で小休止。

4/30 9:28

屏風岩が見えてきました。まさに屏風です。

4/30 10:08

屏風岩を見上げながら通過していると、

4/30 10:28

轟音が響き渡り、屏風の左上から雪崩発生です。雪崩の音って雷の音に似ています。

4/30 10:28

本谷橋はまだかかっていませんでした。

4/30 10:43

谷を詰めていきます。

4/30 11:36

あーキツい。一歩ずつ登っていきます。

4/30 11:41

どこまで行っても登りだけ。

4/30 11:43

もうSガレは過ぎたか？

4/30 12:33

遠くにかすかに見えるのは…

4/30 12:48

ついに、こいのぼりを捉えた！。しかし近いようで近づかない雪山マジック。

4/30 13:03

もうちょい。

4/30 13:48

やっと着いたよ！

4/30 13:57

涸沢ヒュッテのテラス休憩所から。しかしすごいロケーションですねー。北穂、奥穂、ザイテンへの踏み跡がよく見えます。

4/30 14:01

とりあえずお腹が減ったのでラーメンをいただきます。あー、お腹に染み渡る~、しかもテラスからの絶景付き！。

4/30 14:20

で、テント設営。跡地を拝借し壁を若干補強。しかし後々もっと壁を積み上げるべきだったと反省。

4/30 14:20

あ~いい感じです。

4/30 15:49

小型除雪機がフル稼働し小屋を掘り出し中。積雪7mだそうです。

4/30 15:49

ヒュッテ側からテン場を見る。手前の白いテントがテン泊の受付場所。

4/30 15:54

涸沢ヒュッテの入り口。

4/30 15:53

登山相談所もあります。天気予報が見られたり、県警の山岳救助隊の方々も常駐されており、色々教えてくれます。

4/30 15:56

日が陰ったり、

4/30 16:02

日が顔を出したり。

4/30 16:03

こいのぼりがはためきます。

4/30 16:11

テントからは常念方面が見えます、

4/30 16:22

だいぶテントが増えてきました。

4/30 16:28

テント内に落ち着きコーヒーで一服、ひと眠り。

4/30 17:16

今夜の晩御飯はステーキと白米。まずは1枚目を焼いてお肉だけでガブリ、ウマーイ！

4/30 17:38

続いて2枚目、ごはんと共に食します。旨し。担いだ甲斐がありました。食後は疲れてすぐに就寝。

5/1 4:51

＜2日目＞
さて、明けて5月1日（月）です。

5/1 5:45

今日は雲行きが怪しいです。

5/1 5:07

朝ごはんは昨日の食べ残しのおにぎりを使って雑炊です。

5/1 6:02

見る間にガスってきました。

5/1 11:38

この日が荒れるのは分かっていたため、停滞3点グッズを持ってきました。文庫本にラジオとウォークマン。

5/1 11:49

お昼の献立はきのこ＋乾燥野菜入りカレーヌードル（リフィル）です。

5/1 12:00

出来上がり。乾燥野菜は結構ボリュームが出るので、長期のテン泊によいかも。

5/1 12:39

暇なので整理整頓してみます。外は雪と風。

5/1 12:54

昼を回っても視界不良。雪と風が間欠的に吹き付けます。

5/1 12:54

テラスもご覧の通り。誰もいません。

5/1 12:54

何も見えん。

5/1 12:55

どんよりって感じ。みなさん思い思いに過ごされているよう。時々空を見上げては「あー、ダメだ」とのセリフが聞こえます。

5/1 16:41

そんな中、夕方4時ごろに県警ヘリがやってきました。

5/1 16:43

北穂へのルート上、北穂高沢の上部で救助活動中。
悪天をついて登られたのか、北穂高小屋からの下山の方でしょうか。

5/1 17:00

晩御飯はきのこチーズ＆ガーリックスパゲティです。おいしゅうございました。

5/1 17:13

夕方5時を回った辺りで、オッ、切れてきた？

5/1 17:13

キター、晴れだ！。

5/1 17:24

東側は完全に晴れ上がりました。

5/1 18:21

夕方6時すぎに、また救助ヘリがきました。今度も県警ヘリのようです。

5/1 18:21

素早いホイスト救助で無事なようです。風で行動不能になったのでしょうか。救助隊大忙しです。

5/1 19:33

夜7時すぎに水を汲みに来ました。

5/1 19:34

この後凄まじい風になります。

5/2 4:55

＜3日目＞
明けて5月2日（火）、今朝の3時くらいまですごい風でした。何度かテントが下から持ち上げられ、稜線だったらテントごと飛ばされたかも。でも今日は予想通りの好天。空はすっきりくっきりです。丸1日停滞後なので待ち遠しかったです。

5/2 4:55

朝ごはんのフリーズドライ雑炊を食べます。

5/2 5:13

朝日が穂高の稜線に当たり出しました。

5/2 5:05

あまり赤くないですが軽くモルゲン。皆さん見上げて写真タイムです。

5/2 5:14

美しい夜明け。

5/2 5:13

北穂への第一陣が出発しています。

5/2 5:13

周囲も明るくなってきたので、登攀準備に入ります。

5/2 6:25

早速出発。北穂へGO！。振り返るとテン場と涸沢小屋。

5/2 6:25

涸沢小屋の横を通過します。

5/2 6:31

適度にクラストして登りやすいです。

5/2 7:36

前穂の北尾根かっこいー。

5/2 7:51

先行の方々。

5/2 8:19

っと、轟音と共に左手の南鐐から雪崩れてます。

5/2 9:21

松涛のコルに到着。ここからひと登りで…

5/2 9:20

北穂高岳到着。頂上独り占めで、大展望が広がります。

5/2 9:20

常念山脈方面。

5/2 9:20

前穂と奥穂。奥に御嶽、さらにその奥に富士山。

5/2 9:20

南峰越しに奥穂高方面。ジャンダルムも見えてます。

5/2 9:20

黒部五郎岳に笠ヶ岳、奥に白山でしょうか。

5/2 9:28

槍ヶ岳方面。奥に立山、薬師岳、鷲羽岳かな。

5/2 9:28

大天井岳、横通岳、常念岳です。

5/2 9:29

5/2 9:34

北穂高小屋への下り。ステップが切ってあり、矢印もあります。

5/2 9:34

5/2 9:36

ピークから階段を下ると北穂高小屋です。

5/2 9:37

この休憩所最高です。ピークから少し下がり小屋が風除けになり寒くありません。おまけにこの大展望。

5/2 9:44

5/2 9:54

涸沢を見下ろします。遥か彼方にテン場が見えてます。

5/2 9:54

手前は屏風の頭で奥は常念山脈。

5/2 9:59

槍が突き出してます。

5/2 10:00

後立連峰も。

5/2 10:00

この奥は果てしなく崖になってます。

5/2 10:06

槍を中心にパノラマで。

5/2 10:07

槍に薬師、黒部五郎等々。

5/2 10:07

槍ヶ岳をアップで。

5/2 10:13

そろそろテン場に戻ります。ピークを経由して来た道を戻ります。

5/2 10:15

また、ピークに戻りました。展望を目に焼き付けます。

5/2 10:16

パノラマ1

5/2 10:16

パノラマ2

5/2 10:19

薬師や五郎が見えてる。

5/2 10:19

後立山連峰です。

5/2 10:19

燕岳、大天井岳

5/2 10:20

常念岳に蝶ヶ岳。

5/2 10:20

南アルプス越しに富士山。

5/2 10:20

名残惜しいですが涸沢に下ります。

5/2 10:28

まだ10時半ですが、雪が腐りだしてます。

5/2 10:39

南稜を登るパーティを発見。

5/2 11:59

下りも結構疲れます。暑くて暑くてTシャツ一枚になりました。

5/2 11:59

涸沢小屋に寄り道します。

5/2 12:03

涸沢小屋に到着。

5/2 12:03

このテラスもいいですね。

5/2 12:04

まずはポカリを買って一服。

5/2 12:13

その後カレーライスを頼みました。スープ付きです。ごちそうさまでした。

5/2 15:47

テントに戻りましたがまだ昼過ぎ。まったり過ごします。ヒゲをそったり歯磨きしたり。

5/2 16:07

日が傾いてきました。

5/2 17:01

5時を回ったので晩御飯の支度。今夜の前菜はキノコ＆ソーセージソテーです。

5/2 17:06

きのこを先に食べソーセージに更に焦げ目を入れます。水割りをチビチビやりながらのソーセージは最高！

5/2 17:24

さて今夜のメインディッシュ、タイ式チキンカレー（缶詰）です。

5/2 17:26

白米と共にチキンカレーライス。結構辛かったですがおいしかったです。お腹一杯になったので就寝。

5/3 1:58

夜中に目が覚めスープを飲む。

5/3 5:03

＜4日目＞
明けて5月3日（水）。今日は下山日です。

5/3 5:04

前日よりは赤くなったみたい。

5/3 5:33

みなさんモルゲン見学中。

5/3 5:34

4日もいると慣れてきてこの光景が普通になってきます。

5/3 7:31

が、そうそう長居もできないので下山準備にかかります。

5/3 7:31

あー降りたくないけど、下山後の普通の食事も魅力的。お風呂にも入りたいし、と結構身勝手です。

5/3 7:31

撤収完了。

5/3 7:41

自分も下山の列に加わります。

5/3 7:49

さようなら涸沢。またきます。

5/3 8:31

激しいデブリ。こんなのが押し寄せたらひとたまりもありません。

5/3 9:30

横尾谷まで降りてきました。

5/3 9:31

この辺りでアイゼンを外します。

5/3 11:16

横尾はすっ飛ばして徳沢で小休止。山菜ソバおいしかったです。

5/3 11:16

テントもいっぱい。ただのキャンプの方も多し。

5/3 12:50

河童橋までくると観光客でいっぱい。そうか、連休のさなかだ。

5/3 14:06

飛ばしに飛ばして13時のバスに乗り、アカンダナで車で神の湯にきました。が、林道の法面崩壊で休止中。仕方ないのでひらゆの森で入浴。観光客で込み合ってました。

5/3 15:58

高山市街に向かう国道沿いの蕎麦屋さん「手打ち蕎麦　明郷」に立ち寄ります。飾り気のない店構えに引き寄せられました。つけとろそば千円、大変おいしかったです。赤かぶの里でお土産を買って、あとは一路帰阪の途に就きました。

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

iPhone 6 Apple

SO-02J Sony

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

ponta2gou

年末年始の八ヶ岳以来、GWはぼんやりと涸沢かな~と考えていました。相方から台高や大峰縦走の誘いもありどうしようかなーと考えていたのですが、雪の涸沢への誘惑は捨てがたくGW中の出勤日も強引に休みにして、思い切って行ってきました。
雪の涸沢のテン場は思った通りの場所で素晴らしいロケーションでした。

4/30から5/3の都合4日間滞在していたのですが、初日は上高地→涸沢の移動、2日目は荒れて丸一日停滞、3日目は北穂に登り、4日目に下山しました。涸沢に滞在することも目的のひとつだったのですが、春山独特の明るさと連休が醸し出すゆったり感を堪能できました。
特に3日目に北穂から戻った午後のテン場は、天気も良く皆さん思い思いに過ごされており、自分も髭剃りやテン場の整形、ラジオを聴きながらゆっくり読書をしたりと最高の連休となりました。

今回は乾燥系以外の食材も準備した事プラス雪山テン泊装備は減量を意識しても19.5�圓箸覆蝓∨榁�橋から涸沢までの登りはCT2時間のところ3時間もかかってしまい体力的にもかなりキツかったです。
減量したつもりでも結果的に未使用の装備があったため、この辺りは今後の課題です。
逆に涸沢から北穂への登りはサブザックのみで重荷がなかったことと、前日丸一日停滞し高度順応したせいか特に苦しくもなくCT3時間を割る2.5時間となりました。ルート途上の渋滞がなければ2時間を切っていたかもしれません。

行程のうち一日は天候が荒れ停滞となりましたが、それ以外は晴れとなり幸運でした。天候がよかったからこそ北穂に登れましたが、荒れれば簡単に気象遭難に結びつく厳しいルートだと思います。奥穂は以前夏場に登っていたのと日程的に厳しかったためパスしました。
機会があれば秋の涸沢にも訪れたいですが、かなり込み合うとの事で躊躇してしまいます。雪のない時期の風景も見てみたいので、秋といわず夏でも検討してみます。勿論テント泊で。

おわり

コメント

たけにゃん

お疲れ様ですー
登頂おめでとうございます🎵
また、食事も豪華で充実していますねー
無事の帰還がなりよりですー

ponta2gou

雪山シーズン終了
日焼け止め塗ってたのですが甘かったらしく、日焼けのダメージが結構大きいです。
さてこれから夏山シーズンインですね。何処に行くかな！

junbader

去年、御池岳のＴ字尾根でお会いしたものです
去年の夏に涸沢行きました
雪上の涸沢って夜、寒くて寝られないってことはないですか？
19.5キロをあそこまで担ぎ上げるのは結構キツそうですね
装備品にウォークマンや本、ラジオなど
自分の装備品と同じで共感してしまいました
大自然の中でも文明は捨てられませんね

ponta2gou

Re: 去年、御池岳のＴ字尾根でお会いしたものです
junbaderさん、コメントありがとうございます。GW時期の涸沢は朝方の一番冷え込んだ日でも外気温がマイナス7度、テント内はマイナス3度でした。モンベルのダウンハガー#3、ダウンの上下+カイロでまあ寝られるという感じです。
正月の南八ツ行者小屋でのテン泊時は、テント内でもマイナス14度まで下がり、このときは流石によく眠れませんでした。

俗世間を離れたくて🗻に入りますが、数日🗻にいると逆に下界が恋しくなるのは大いなる矛盾ですね。

junbader

ありがとうございます
自分もモンベルダウンハガー＃３を使ってますので
大変参考になりました。
ちなみに山で読む本
テントの中で聞く音楽
山で飲むお酒
下界と一味違いますね

ponta2gou

Re: ありがとうございます
そうですね。テントだと自分だけの世界に浸れるのが魅力ですね。泊まりの場合テント以外の選択肢は考えられなくなってます(^ー^)