白馬大池テン泊から白馬岳
- GPS
- 12:04
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,521m
コースタイム
- 山行
- 2:12
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 2:57
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 4:03
- 合計
- 9:36
天候 | 5/3高曇り 5/4晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
栂池ヒュッテ-白馬大池 日中は雪が腐っているのでつぼ足でOK 白馬大池-白馬岳 アイゼン、ピッケルがあった方が安心です。薄い雪庇付近は穴がいて危険です。半分ほど夏道が出てきています。 |
その他周辺情報 | 白馬村の温泉施設は連休で混んでいました。 |
写真
感想
昨年のGWのリベンジ、あの日ゴンドラ駅で山頂の風速30m気温-5度のため入山禁止、断念した白馬大池テン泊白馬岳登山、今回こそとは思って決行した。
5/3は期待した好天ではなかったが、翌日の白馬岳登山は好天に恵まれ白と青の別世界の登山を満喫できた。
重い荷物を背負っての雪の急登は、しばらく経験していない、最初こそ戸惑った。
メンバーの中でも、山行からたいぶ離れていたものには余計にきつかった様だ。
とにかくテン場での宴会を楽しみにして結構な量の酒を担ぎ上げた。
ところが到着にかかった時間にテント設営の時間が重なり、4時近くからのスタートになった。寒くないよう各自かなり着込んで臨んだが、気温それほど低くは無いのだが、風もあって日没近くにはみんな寒さで震え、ビールが進まず消化不良のお開きとなった。
翌日は4時起床して空を見る、薄曇りかと思ったが、青空が広がってきたので急いで支度をして出発した。
日の出を期待したのだが、雲からの日の出だった。
空はどんどん晴れてきて、霞も取れてきた。
登山道は半分以上雪道だった、チェーンスパイクやアイゼンだったので、なるべく雪道を歩いた。
ただ稜線上では溶けたところの境目付近は踏み抜きが多かったり、また雪庇上では穴が空いていて落ちれば数百m滑落してしまう危険箇所も多かった。
なるべくスキーや人のトレースに沿って登った。
船越ノ頭からは雲上の雪の稜線歩きで右手に雪倉、朝日岳、正面に小蓮華、左に杓子から鹿島槍の先鋭の連峰を眺めながら行く。
冬場人を拒んだ山々が、優しくどんどん近づいて来る、それに圧倒的な臨場感、感激しながら登った。小蓮華を過ぎると、剱や遠く白山、富山湾などさらに眺望は広がる。
2年前も同じ時期に同じコースをたどったが、今回は長く感じた。
遅く出発した事や、メンバーを待っていたこともあったせいだろうか。
何度も休憩を入れて、3時間かかって山頂に到着した。
山頂付近では雷鳥のペアにも遭遇して嬉しかった。
また山頂からは真下に伸びる急な稜線をたくさんの人がアルパインクライミングしていたが、驚愕だった。
帰りはテントに戻ってゆっくりして、ぽかぽか陽気の中、まわりの風景を満喫しながら食事や昼寝をして過ごした。こんな状況での宴会なら最高なのにと思ってしまう。
白馬大池からの下りは前日のあのつらい登りが、あっけないほど短かかった。
その上急斜面ではシリセードして下ることができた。
白馬岳までの山行ではかなりくたばったが、大池からはそれほどでも無かった。
長丁場だったが、テントでゆっくりしたことが大いに助かったと思う。
今回は天候に恵まれ素晴らしい春山を十分堪能できた。
記憶に残る山行になった。
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