熊伏山(端午の節句に塩の道/青崩峠から)
- GPS
- 03:58
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 762m
- 下り
- 747m
コースタイム
- 山行
- 3:36
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:54
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、青崩峠は、車では通行できない。静岡県浜松市から長野県飯田市側へ抜けるには、歩きのみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
塩の道駐車場のすぐ北に、熊伏山登山口あり。登山ポストもあり。 東海週末120には、危険箇所なしと書いてあったが、青崩峠より少し西の辺りは、ザレ場で道も細く、ロープはあるものの、注意しないと滑落のおそれ。充分にご注意のこと |
その他周辺情報 | 「長野県の山」には遠山郷のかぐらの湯が紹介されていたが、前述のように青崩峠は車での通行不可なので、だいぶ遠回りになる。帰りがけにある、とうえい温泉花まつりの湯に寄った。650円/人。露天風呂複数、内湯も複数。サウナあり。お薦めできる。土色の湯が効きそう。 |
写真
装備
備考 | ザレ場で木をつかんだりするので、グローブ(軍手)はあった方が良い。ヘルメットもあればかぶっておいて損はない |
---|
感想
GW中のため、高速道路を避け、かつ、時間がかかりそうな山を、この機会にクリアしておこうと思った。日本ヶ塚山も候補だったが、2週間前の八嶽山と車のルートがかぶりそうだったので、候補から外した。
結局、最寄りICから遠く、高速を使う意味があまりない熊伏山を選んだ。高速だと2時間半、下道だと3時間半の行程。
【熊伏山山行予定】
往復3時間20分、6.0km、累積標高差720m(東海周辺週末の山登り120による)
【足神神社】
愛知県北設楽郡東栄町経由で、静岡県浜松市天竜区を北上し、延々と走って、足神神社に到着。今回の登山と今年1年の登山の無事を祈願する。
【往路1/3(駐車場〜青崩峠)】
9:55 塩の道駐車場からスタート。同時刻に駐車場に到着した初老の数人のパーティーが、少し前を賑やかに歩いている。
気温21℃。少し歩いたら、もう汗ばんでくる。上はいつもの2枚、下は今日からショートパンツにした。やはり歩きやすい。
塩の道というのは、遠州から信州へ塩などの海産物が運ばれたことに由来するそうだ。浜松市から上がってきたが、ここまで来るのにも(車でも)けっこう大変だった。これを歩いて信州に行くなど、想像を絶する。他に越える道がないから、仕方なくここなのかしら。
青崩峠までは、木陰の道を、信玄の腰かけた石や茶店の跡などを見ながら進む。
10:20 青崩峠に到着。
【往路2/3(青崩峠〜観音山分岐)】
青崩峠で左折し、浜松市と飯田市の県境の尾根道に入る。飯田市側には、雄大な風景が広がっている。これを見るだけでも、この山に登る価値があるんじゃないか。見晴らしの良い場所は、足元が崩れかけた絶壁なので、その急峻さも、風景の凄みをアップさせているような気がする。
初老のパーティーを途中で追い越す。
尾根道は、擬木で整備されている箇所もあるが、山腹の幅の狭いザレ場や木の根が露わになったロープ箇所などもあるので、注意が必要。
なかなか目印になるようなポイントに着かないなと思い始めた頃、山腹が開けた所に出る。反射板の跡か。坂を上がると、青崩ノ頭。11:15。
ここからも、ほぼ同様の尾根道を行く。ただ、ここまでより、山腹を直登するような、傾斜のキツい箇所が増えてくる。
数人、下りてくる方とすれ違った。細いザレ場では、すれ違うのも、慎重に。
11:45 観音山分岐=前熊伏山 に到着。なかなかポイントに着かなかったので、ようやく…という感じ。
【往路3/3(観音山分岐〜熊伏山山頂)】
観音山分岐を右折し、一旦下る。すぐに登りになる。
林の中を抜けていく。なぜかさっきより、山の匂いを強く感じた。恵那山のような匂いだ。
12:00 熊伏山に登頂。一等三角点の写真もちゃんと撮る。
小さな広場はあるが、当然、誰もいない。
山頂からは、南アルプスの山々ももっとよく見えるかと思っていたが、中ノ尾根山や山伏くらいしか、ちゃんと見えない。
山座同定は、あまりできなかった。AR1000の撮影機能をまた解除し忘れていた。100円だから、家に戻ったら、課金して解除しておこう。
【復路】
山頂は、ブヨが多く舞っていた。虫除けスプレーはしたが、刺されると後から腫れ上がるので、休憩は10分くらいで下山を開始する。
下山は往路を戻る。
観音山分岐までは少し登り返す箇所もある。
12:30 観音山分岐を通過。
観音山分岐からは、下りの傾斜が急な箇所があるので、気を付けながら下る。
途中、登り初めで先行していた初老の数人のパーティーに出会った。無事に下山されただろうか。
12:50 青崩ノ頭を通過。
青崩ノ頭からは、尾根道にザレ場があるので、滑って左右の斜面にズリ落ちないように気を付ける。
13:35 青崩峠を通過。
ここから、少し足元に注意を向けると、色んな草花があったことに気付く。往路では気付かなかったのに。
写真を撮りながら、少しゆっくりめに下る。
13:52 駐車場。ちょうど4時間で往復した。
【足神神社】
帰りに、足神神社近くの湧き水に立ち寄り、500mlペットボトルに水を汲んだ。
初老の男性が、大きなプラスチック容器に水を汲んでいて、しっぺい太郎の墓や、高根城跡のことを教えてくれた。
しっぺい太郎の墓は、2分くらい道路を歩いて上がっていけば道路脇にある。娘を怪神にいけにえに差し出すことになった男が、怪神を退治したが、自分も怪我をして亡くなったという言い伝えがあるようだ。
【高根城跡】
水窪線を車で下り、水窪橋の交差点を左折する。直進し、山肌の急坂を上がっていくと、高根城跡園地の駐車場がある。20台ほど駐められる駐車場がなんと満車!大河ドラマ「直虎」の人気の影響がこんな所にも。たまたま1台出たので、かろうじて駐められた。
道路を数分、その後整備された山の中の道を10分ほど、登る。この段階でけっこうちゃんとした山登りをするとは思っていなかった。スニーカーに履き替えた後だったし。
しかし、山頂の高根城跡からの眺望は、なかなかのものだった。熊伏山も遠くに見えた。
【佐久間民俗文化伝承館】
帰る途中、行きに見かけていた佐久間民俗文化伝承館へ立ち寄った。北条(ホウジ)峠にある。
日本を縦断している中央構造線のことも学べた。北条峠は、この中央構造線上にあるらしい。
建物の中では、地元の女性達がお茶を飲みながらお喋りをしていた。
お茶をご馳走になったところ、とても美味しかった。この辺りで採れたお茶なのだろうか。
【まとめ】
熊伏山はそれほど時間かからず登れて、秘境感も味わえて良かった。しかし、行くまでが遠い……。
せっかく来たので、高根城跡などに立ち寄ったが、これが思いのほか楽しかった。
皆さんも、是非、熊伏山だけでなく、水窪や佐久間を満喫してほしい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する