テント泊で瑞牆山&金峰山!
- GPS
- 13:53
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 6:35
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 9:43
天候 | 1日目 晴れ、午後から雲多め 2日目 快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
GWの大渋滞で朝6時より既に八王子ジャンクションで渋滞12キロ。通常より1時間半余分にかかった。 帰路も大月から小仏トンネル渋滞25キロに捕まり通常より2時間以上かかり疲労困憊。 |
その他周辺情報 | 増富の湯 瑞牆山荘のトイレのところに割引券あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
テント
テントマット
シェラフ
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感想
去年と一昨年、二度にわたり大弛峠から金峰山への登山を行なったが、瑞牆山へ続く岩稜の見事さに憧れ、いつかあの道を歩いてみたいと思っていた。
そして約一年後のGW、おNewのテントを手に入れたmaruta27を誘い、テン泊しつつ瑞牆山と金峰山をW登山するという計画を実行するときが来た。
1日目:
先週からイマイチ調子の出ないお腹を薬で宥めつつ、中央道の大渋滞に巻き込まれながらも30分遅れで韮崎駅でmaruta27と合流。
登山口のある瑞牆山荘の近くの駐車場に着いたのは既に10時を過ぎていた。
天気は上々、気温も高い。登山日和だ。
久々担いだテン泊用ザックの14キロの重さにフラつきながら富士見平に向かう。
富士見平小屋へは1時間弱で着いてしまうので荷物は重くても大丈夫だろうという判断だったが、これを担いで長距離縦走する自信は無いな。
富士見平のテント場は非常に良い場所だと思う。
アクセスの良さ、水場の水量もあり、平らな土の上にテントも張りやすい。
受付を済ませ手早く幕営を済ませると昼飯。
のんびりし過ぎたつもりはなかったが、気付けば瑞牆山への出発は13半時に。
ところが瑞牆山に登り始めて暫くして急激に体調が悪化。
早朝から長距離運転の疲労が一気に出たのかまるで体に力が入らなくなり天鳥川の休憩所以降の急登は本当に辛かった。
休み休みしながら先を行くmaruta27に必死で食らいつく。
せっかくの瑞牆山の楽しい登山道が台無しだ。
体に力が入らないながらもなんとか山頂に着いたのは15時頃。
ここまでの道のりは、時間が時間なので下り客と沢山すれ違ったが登りは数組しかいなかった。
テン場にファミリー専用幕営地があるせいか、幼い子連れの登山者が目立った。
山頂も1組しか登山者はおらず、静かでのんびり景色を楽しめた。
山頂でゆっくりしていたら体調も回復、下山は元気一杯だったから現金なものだ。
(ホント明日まで体調悪かったらどうしようとかなり心配だった)
下山後テン場で夕飯の支度を始めるが、18時過ぎて 陽が落ちてくると一気に冷え込んできた。
やはり山の上は地上と別物だ。
念のため持ってきておいたダウンやフリースなど防寒着を全て着込んで丁度良い感じ。
風もなくこの日はテン泊史上今までで一番よく眠れた。
2日目:
空が白み始める4時過ぎから周囲のテントもガサゴソと活動しだし、6時に起きる予定だった自分らも結局5時前に起床。
出発を1時間早めることにして朝食の準備。しかしトイレが大渋滞で出発が遅れ結局6時半出発に。
富士見平から金峰山までは千代の吹上コースで向かう。
朝から快晴で富士見平小屋から文字通り朝日に照らされた富士山も見えた。
最初は樹林帯の中を行くのだが、雪解けのドロドロ登山道が歩きにくくて嫌になる。
大日小屋までの1時間弱の道は朝は陽もあまり差さず展望もあまり良くない。
小屋を過ぎると程なく見上げるような巨岩の大日岩が現れる。
看板が置かれた場所からかなり急な道を登ると大日岩分岐の広場へ。ここは休憩に最適だ。
大日岩周辺は眺めがよく、八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望。瑞牆山も良く見える。
岩の上にも登れるのでここから360度の景色を楽しむのが良い。
(ここでのんびりしすぎて40分も経ってしまった)
大日岩以降は残雪の急登。アイゼン無しでも行けるかもしれないが辛い。
自分らはアイゼン着用。すれ違う登山者もほぼ着用していた
この溶けかけた雪道を1時間登らねばならない。中々ハードだった。
そこを抜けると砂払いノ頭から続く森林限界の上にある岩の稜線へ出る。
ここからがこのコースの核心部といってもよい。
遮るものがない稜線は天候が悪化すれば悪魔と化す恐ろしい道かもしれないが、この日は風もそこそこで快晴。最高のコンディションでわずかに北アルプスは霞んでいたがそれ以外の景色はすべて鮮明。絶景の一言だ。
砂払ノ頭で皆アイゼンを外し稜線を進んでいった。途中2か所ほど大きな残雪地帯があるのでアイゼンを着けたり外したりする必要があり面倒だが仕方ない。
千代の吹上を越えると巨大な五丈岩と山頂が見えてくる。ここまでで結構疲労していたが絶景に励まされ足を進める。
登山道は登山者がかなりの数だったが、それでも大弛峠がまだ冬季閉鎖で開通してないからか7月などに比べるとそれほどの人数ではなかった。
雪の残る金峰山山頂は初めてで新鮮だった。
山頂から見渡す景色は片道3時間半の道のりのご褒美としては過分なほどだ。
テントの片付けの時間もあるので1時間ほど滞在して下山開始。
下山は一切休憩せず急いだのだが結局コースタイムとさほど変わらない2時間40分ほどの時間を要した。
氷雪の下り、ドロドロの道に下山スピードを殺された格好だ。
富士見平に到着し手早くテントを畳んだが結局1時間ほどかかり、それから下山すると瑞牆山荘前の登山口に着いたのは16時20分程だった。
2日連続の山行とあり、二人とも疲労が激しかったが、無事に降りてこられてよかった。
歯応えもバッチリ、景色もバッチリのテント泊。
登山者がこれだけ多いのも頷ける山だと思う。
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