岩手山 全てが青い空の下

2017年05月05日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.9km
• 登り: 1,440m
• 下り: 1,422m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:50
• 休憩: 1:20
• 合計: 11:10

7:00 馬返しキャンプ場
7:30 7:30 0.5合目
7:45 7:45 一合目
8:07 8:07 二合目
8:15 8:15 馬返しコース２．５合目分岐
8:30 8:45 三合目
9:10 9:10 四合目
9:25 9:25 駒鳥清水
9:30 9:40 五合目
10:35 10:35 六合目
11:10 11:10 七合目
11:25 11:50 八合目避難小屋
12:30 12:30 焼走り分岐
12:55 13:00 岩手山
13:40 14:00 八合目避難小屋
14:10 14:10 七合目
14:45 14:45 六合目
15:45 15:50 五合目
15:55 15:55 駒鳥清水
16:23 16:23 四合目
16:55 16:55 三合目
17:20 17:20 馬返しコース２．５合目分岐
17:30 17:30 二合目
17:40 17:40 一合目
17:50 17:50 0.5合目
18:10 18:10 馬返しキャンプ場
18:10 ゴール地点

天候

■5/5
晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■行き
マイカーで馬返し登山口駐車場へ

登山口:馬返し登山口
経路:馬返し登山口→旧道→七合目→岩手山頂上→七合目→旧道→馬返し登山口（馬返しピストン）
下山口:馬返し登山口

■帰り
マイカーで馬返し登山口駐車場から次の山へ

コース状況／危険箇所等

■登山道
登山道はよく整備されています。
トレースが豊富で、天気が良ければ道迷いの心配は多くないと思います。
私は終始12本アイゼンを装備しましたが、アイゼンなしの人も多そうでした。

アイゼンを付けた場所
登り：5合目〜5合目と6合目の途中、6合目と7合目の途中〜7号目
下り：7合目〜6合目と7合目の途中、5合目と6合目の途中〜5合目、4合目と3合目の途中〜3合目

なお、新道と旧道が分かれる箇所が2箇所ありますが、どちらも旧道をつかいました。なので新道の状態は不明です。
2.5合目〜7合目間の新道には、あまり人が入っていないように見えました。

その他周辺情報

■日帰り温泉
網張温泉ありね山荘

写真

5/5 5:44

八幡平から馬返しキャンプ場まで移動し宿泊のち翌朝。今日もいい天気です。

5/5 5:45

ここにもフキノトウ。

5/5 6:55

馬返しキャンプ場を進む。

5/5 6:55

エンレイソウを発見しました。

5/5 6:59

馬返し登山口。目前の岩手山頂がどうみても遠い。やばい。

5/5 7:02

気を取り直して進みます。林床にキクザキイチゲを発見するも、まだ朝早くなので開花していませんでした。

5/5 7:06

終わりかけながらカタクリも

5/5 7:11

オオバキスミレかな？

5/5 7:14

改め所

5/5 7:32

0.5合目で新道旧道が分岐します。しかし、0.5ってなんやねん。

5/5 7:38

まだまだ遠い岩手山。少しだけ山頂が近づいた気がする。というか近づいてくれないと困る。

5/5 7:46

一合目。ここで新道旧道が合流します。
普通の山だったら一合目からスタートなのに、ここは一合目までで45分間かかってしまいました。きつい。

5/5 7:54

豆腐岩。まだまだ岩手山は遠い。

5/5 8:00

眼下はとても良い眺め。左奥の姫神山がよく目立ちます。

5/5 8:07

やっと二合目

5/5 8:14

登山道脇に多く見られたショウジョウバカマ

5/5 8:16

2.5合目で再び新道旧道が分岐します。こんどは七合目まで合流しませんので、ここの選択は大事。今回は旧道を選びましたが、結果として正解だったと思います。

5/5 8:18

二合五勺。最初はこれを三合目と間違えて、あとでずっこける羽目に。

5/5 8:19

ショウジョウバカマがいっぱいだ

5/5 8:19

この辺りから登山道に残雪が多くなります。

5/5 8:20

ショウジョウバカマは三合目付近まで咲いていました。

5/5 8:32

雪に埋もれた三合目標柱。

5/5 9:10

四合目。　
ここまでくると樹林帯を抜けて、見晴らしがよくなります。

5/5 9:24

それにしてもまだまだ先が見えない。

5/5 9:40

五合目。　
ここからは雪の斜面を登っていきます。ここでアイゼンつけました。

5/5 10:33

六合目。ふたたび雪がなくなります。

5/5 10:36

眼下を望む。かなりガスってきてしまいました。はっきり見えていた姫神山も判然としなくなり、山頂では展望が無いかもしれないと危惧。

5/5 10:53

そしてまた雪の斜面です。ここでもアイゼンつけました。

5/5 11:05

どうにか斜面を登り切って、岩手山頂上の御鉢が見えてきた。

5/5 11:12

七合目到着。なかなか過酷でした。

5/5 11:16

さて、いよいよ山頂が近い。
そしてまた晴れてきました。いやっほう！

5/5 11:20

八合目避難小屋。

5/5 11:59

山頂を目指します。

5/5 12:17

鬼ヶ城分岐方面

5/5 12:20

細かい溶岩が積もって歩きにくい

5/5 12:26

足をとられながら、左回りルートで慎重に登ります。

5/5 12:26

鬼ヶ城と、連なる外輪山

5/5 12:34

岩の壁がありました。溶岩貫入の跡？
それにしても凄い造形です。

5/5 12:36

火口内部と岩手山頂

5/5 12:36

いよいよ目前に山頂を捉える

5/5 12:37

火口には雪解け水が貯まっていました。しかし夏まで残るものではない。

5/5 12:38

鬼ヶ城と松川方面の縦走路。あそこも面白そう。
右奥の白い山は秋田駒ヶ岳でしょうか？

5/5 12:42

裏岩手連峰から八幡平に連なる山々。美しい。
眼下には御苗代湖も見えています。

5/5 12:44

遠方に見えるのは焼石？蔵王？

5/5 12:48

御苗代湖

5/5 12:48

そしてこの青空

5/5 12:49

中央火口丘の妙高山

5/5 12:49

いよいよ山頂(薬師岳)

5/5 12:49

御苗代湖をもう一度ズーム

5/5 12:52

昨日歩いた八幡平も一望できます

5/5 12:56

山頂！！

5/5 12:59

岩手山登頂達成。日本百名山38座目となりました。ついでに岩手県最高峰、一等三角点百名山もゲット。

5/5 13:02

荒々しい火口内部

5/5 13:02

一等三角点「岩手山」

5/5 13:03

素晴らしい眺め。
虫が非常に多くて、映っている黒いものはすべて飛んでいる虫です。

5/5 13:15

後方羊蹄山を思い出すけど、あのときよりはずっと街が多い。

5/5 13:18

山頂に別れを告げます

5/5 13:20

登山口の馬返し駐車場が見えています。あそこまでワープしたい。

5/5 13:21

信仰の山

5/5 13:24

火口内部

5/5 14:05

八合目まで戻ってきました

5/5 14:09

さて、いよいよ勾配が急な部分へ。

5/5 14:46

六合目

5/5 14:52

斜面と雲

5/5 15:47

五合目。標柱は置いてあるだけ。

5/5 16:23

四合目

5/5 16:55

三合目

5/5 17:17

二合五勺

5/5 17:20

2.5合目

5/5 17:26

再び姫神山が綺麗に見えるようになってきました

5/5 17:26

馬返し駐車場はまだ遠い

5/5 17:35

豆腐岩

5/5 17:39

一合目

5/5 18:00

一合目からが長い

5/5 18:06

行きのときはなかったロープが貼られていました。

5/5 18:07

ショウジョウバカマに癒しを求める。さすがに疲れました。

5/5 18:11

馬返しに帰還。疲れました・・・
このあと、ここにある鬼又清水の水を1リットルくらい飲んだ。

5/5 18:11

岩手山があんなに遠くなった

撮影機器：

α NEX-5T SONY

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 1/25000地形図 ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) トイレットペーパー(1) ウェットティッシュ(1) フェイスペーパー(1) 日焼け止め(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(2) 雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) スノーバスケット(1) 12本アイゼン(1) 水筒(1) 時計(1) カメラ(1) ズームレンズ(1) カメラメンテナンスキット(1) 予備カメラ電池(1) 予備SDカード(1) 非常食(1) おふろセット(1) 歯ブラシ(1) アンダーウェア(2) 靴下(2) 帽子(1) サングラス(1) マスク(2) スパッツ(1) ザックカバー(1) テント(1) グランドシート(1) ジェットボイル(1) コッヘル(1) 予備ガスカートリッジ(1) マグカップ(1) 寝袋(1) 雑巾(1)

感想

hirokaz

思へとも いはての山に 年を経て　朽ちや果てなん 谷の埋れ木　　　　　　　
（藤原顕輔）

ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし　ふるさとの山は ありがたきかな
（石川啄木）

ということで「いはての山」岩手山です。
前日の八幡平に引き続き、東北遠征の第2段。
名峰・岩手山の残雪期チャレンジです。

標高2038mを誇るこの美しき成層火山に、5月初頭に登るとなると、当然雪の斜面の登り降りが、避けて通れません。

・・・


この私が、何よりも苦手にしている、雪の斜面の登り降りを。

去年の御正体山で懲りた私は、12月からダブルストックを導入するようにしていますが、やはりそれだけでは不十分でした。

三合目〜四合目と、五合目〜六合目と、六合目〜七合目の各所に雪の斜面があり、かなりのロスをしてしまいました。
特に下りが問題で、なかなか恐怖に勝てずに、コースタイムの2倍近くの時間を費やす羽目に。


いまの私にはぎりぎりの登山だったと思います。

それでも、天気は快晴。
素晴らしい眺めの中を登れたのは、とても幸運でした。

いつになったら限界勾配を克服できるのか。
このままずっとできないかもしれない・・・

――EXPLORING RECORD――――――>>
ヤマレコ　124記録
3000m峰　9/21
日本百高峰　22/100
日本百名山　38/100（+1 岩手山）
日本二百名山　49/200
日本三百名山　60/300
一等三角点百名山　19/100（+1 岩手山）
都道府県最高峰　10/47（+1 岩手山:岩手県）
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コメント

matusan

残雪期の岩手山は手強い山ですね
岩手山の登頂、おめでとうございます。朝7時に登り始めて、夕方18時10分に下山とのこと、やはり残雪期の岩手山登山は、タフな山行でしたね。
でも、八幡平に続いて、素晴らしい青空が見られて、ついてますね。
素晴らしい写真を見せていただき、是非近いうちに登りたいなと思いました。また、次の写真と山行報告を楽しみにしております。