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Yamareco

記録ID: 113280
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ハイキング
中央アルプス

初めて登頂した春を待つ恵那山

2011年05月05日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:00
距離
12.0km
登り
1,097m
下り
1,097m

コースタイム

05:00 峰越林道駐車場⇒ 05:35 広河原登山口⇒ 06:55 標高1716m地点⇒ 07:40 7合目⇒ 08:40 恵那山山頂⇒ 09:00 恵那山山頂避難小屋⇒ 09:10 恵那山最高点⇒ 09:15 恵那山山頂避難小屋 09:50⇒ 11:00 標高1716m地点⇒ 11:55 広河原登山口⇒ 12:25 峰越駐車場  

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
 長野県国道256号線から阿智村にある県道477号線(富士見台公園線)に入り、上りつめて峰越林道ゲート前駐車場に車を置きました。
 駐車場は自家用車なら約30台は置ける広さがあり簡易トイレもありましたが、トイレは鍵がかかっていて使用できませんでした。
 登山口に向かう本谷川沿いの林道は舗装されていましたが、落石が車道に散らばっていたので頭上には注意して進みました。短い本谷隧道を抜けてじきに恵那山広河原登山口の標示があり林道から本谷川に下がりました。
 カラマツの丸太で作った橋を渡り対岸の登山道に取り付きました。石がごろごろある急勾配の登山道をジグザグに登り、カラマツの林の中を過ぎて五合目1716mに出ました。
 笹が茂った開けた地点からは白い雪の御嶽山、乗鞍岳、中央、南アルプス連峰が見えました。
 恵那山山頂への尾根上部を見るとまだ雪がたくさん残っていたので6本爪の軽アイゼンを付け尾根を登りました。再び針葉樹林の中に入り踏み跡を頼りに飽きるほど登り三角点がある標高2189.8mの恵那山山頂に着きました。
 展望台に上りましたが周囲の樹木が高くて展望はありませんでした。三角点は雪の下でわからず、付近には祠がありましたが雪に半分ほど埋もれて神社名がわからないものがありました。
 恵那山の最高点に向かう途中、山頂避難小屋とトイレがあり両方とも中はきれいでした。
 恵那山最高点(標高2191m)は確認できませんでした。赤いテープの標の分岐点を登り展望が開けたところにあった祠まで行き避難小屋まで戻りました。
 若い単独の登山者と避難小屋のベンチで話し込みながら早めの昼食を採りました。時間が経つにつれて数人の登山者が登って来て少し前までは誰もいなかった避難小屋付近もにぎやかになりました。
 下山は来た道を元に戻りました。本谷川の沢音が聞こえてきた登山道で黒い物が動いて一瞬クマかと思い足を止めました。よく見るとカモシカでした。駐車場へ戻ると10台ほど車がありました。




峰越林道ゲート
手前に小さな沢が林道に流れていました
左側は駐車場には簡易トイレもありましたが鍵がかかっていました
2011年05月29日 06:07撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:07
峰越林道ゲート
手前に小さな沢が林道に流れていました
左側は駐車場には簡易トイレもありましたが鍵がかかっていました
林道を工事中でした
2011年05月29日 06:08撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:08
林道を工事中でした
奥深い本谷
2011年05月29日 06:08撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:08
奥深い本谷
左岸の山には落石防止か古タイヤを付けた柵がありました
2011年05月29日 06:08撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:08
左岸の山には落石防止か古タイヤを付けた柵がありました
落石の状態 林道は舗装されているが車で入るのはやめた方が賢明
2011年05月29日 06:08撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:08
落石の状態 林道は舗装されているが車で入るのはやめた方が賢明
一雨来れば林道まで土砂がいっきに落ちてきそうです
頭上を注意して進む
2011年05月29日 06:08撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:08
一雨来れば林道まで土砂がいっきに落ちてきそうです
頭上を注意して進む
本谷川をはさんで対岸の林
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:09
本谷川をはさんで対岸の林
本谷川の大きな堰堤
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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本谷川の大きな堰堤
短い本谷隧道
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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短い本谷隧道
短い本谷隧道を抜けると登山口が見えてきました
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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短い本谷隧道を抜けると登山口が見えてきました
恵那山広河原登山口
 本谷川に下がる
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:09
恵那山広河原登山口
 本谷川に下がる
かなりの水量があった本谷川を渡って対岸へ
 カラマツ材の橋はまだ新しいです
 出水時徒渉禁止の注意書きがありました
 すぐ下流には大きな堰堤があり流されたら命は助かりません
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:09
かなりの水量があった本谷川を渡って対岸へ
 カラマツ材の橋はまだ新しいです
 出水時徒渉禁止の注意書きがありました
 すぐ下流には大きな堰堤があり流されたら命は助かりません
石と木の根が表われた登山道
2011年05月29日 06:09撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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石と木の根が表われた登山道
2011年05月29日 06:10撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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うっそうとしたカラマツ林の中を登る
2011年05月29日 06:10撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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うっそうとしたカラマツ林の中を登る
カラマツ林の中から見えた乗鞍岳?
2011年05月29日 06:10撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:10
カラマツ林の中から見えた乗鞍岳?
2011年05月29日 06:10撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2011年05月29日 06:11撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5合目の標示
標高1716m地点は登山道右手の窪地になるようです
2011年05月29日 06:11撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:11
5合目の標示
標高1716m地点は登山道右手の窪地になるようです
標高1716m地点付近から上部を望む
2011年05月29日 06:11撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:11
標高1716m地点付近から上部を望む
2011年05月29日 06:12撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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尾根にはまだ残雪がしっかりとついていました
 アイゼンを付けて登る
2011年05月29日 06:12撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:12
尾根にはまだ残雪がしっかりとついていました
 アイゼンを付けて登る
2011年05月29日 06:13撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:13
南アルプス
2011年05月29日 06:13撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:13
南アルプス
上部の針葉樹林帯
2011年05月29日 06:14撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:14
上部の針葉樹林帯
2011年05月29日 06:14撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:14
針葉樹林帯の中を登る
2011年05月29日 06:14撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:14
針葉樹林帯の中を登る
恵那山山頂の展望台
2011年05月29日 06:15撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:15
恵那山山頂の展望台
三角点がある標高2189.8m地点恵那山山頂標示板
 三角点は雪の下で確認できませんでした
2011年05月29日 06:15撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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三角点がある標高2189.8m地点恵那山山頂標示板
 三角点は雪の下で確認できませんでした
雪の中から屋根を出した祠
2011年05月29日 06:15撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:15
雪の中から屋根を出した祠
山頂避難小屋方面へ
2011年05月29日 06:15撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:15
山頂避難小屋方面へ
中央アルプス
2011年05月29日 06:15撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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中央アルプス
木花咲開姫を祭る富士社
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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木花咲開姫を祭る富士社
自然の浄化力を生かしたトイレ汚水処理施設
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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自然の浄化力を生かしたトイレ汚水処理施設
山頂避難小屋近くのトイレ
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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山頂避難小屋近くのトイレ
案内板
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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案内板
山頂避難小屋
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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山頂避難小屋
山頂避難小屋スト-ブ
2011年05月29日 06:16撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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山頂避難小屋スト-ブ
山頂避難小屋内部
2011年05月29日 06:17撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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山頂避難小屋内部
2011年05月29日 06:17撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2011年05月29日 06:17撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2011年05月29日 06:17撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:17
2011年05月29日 06:18撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:18
本谷川に下山途中登山道に現れたカモシカ
2011年05月29日 06:18撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
5/29 6:18
本谷川に下山途中登山道に現れたカモシカ
本谷川の堰堤エメラルド色の水
2011年05月29日 06:18撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:18
本谷川の堰堤エメラルド色の水
下がって来た尾根
2011年05月29日 06:19撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:19
下がって来た尾根
昼過ぎに下山してきた時の駐車場
2011年05月29日 06:19撮影 by  EX-Z1200 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/29 6:19
昼過ぎに下山してきた時の駐車場

感想

 前日南木曽岳に登り下山後の夕方コンビニで酒と食料を買い込み峰越林道に入りました。登山地図で表示されている登山口まで車で行けず、大分手前にゲートがあり、横の駐車場に車を置き今夜は車の中で寝ることにしました。
 小さな沢が駐車場入口近く流れ込んでいて、水の心配がなく私には条件の良いところでした。登山シーズンに入っていないとはいえ設置してある簡易トイレが閉まっていたのは不親切な感じがしました。
 下山して来た登山者に雪の状態を聞いたところ「アイゼンは付けずに登れる」と言っていました。又「この後一人が足を引きずった二人組が遅れて下山して来るので何かあったらたのみます」と告げていきました。
 そういわれてもビールを飲みワンカップに口をつけはじめたのたところでなんとなく、他人事でも心配になりました。
 30分ほど経つと二人組が下山して来ました。やれやれあと一時間もしない内に暗闇になります時間に余裕を持って行動すべきだと思いました。
 駐車場には、私ひとりになり残りの酒を飲みほしてシェラフに入り眠りました。
 翌朝寒さで目が覚め車の温度計は5℃でした。簡単なサンドイッチを食べて直ぐ出発しようと準備しましたが、知らない山なのでなんとなく怖いので少し明るくなるまで待ちました。
 「熊注意」の看板がゲートにありましたので、早朝でもあり一番先に登山開始をするので念のためにクマよけの鈴をつけて出発しました。林道は至る所に石が落ちていて落石に注意を払いながら進みました。ゲートから30分ほどで広河原登山口へ着きましたので車では入らない方が賢明です。
 本谷川はかなりの水量でした。以前増水したこの本谷川で死亡事故があった事を登山愛好会の先輩から後日聞きました。すぐ下流には大きな堰堤があり流されたら絶対に助かりません。その時は何も知らずに橋を渡りました。
 アイゼンが無くても登れると前日の登山者に言われましたが、単独行でもありまして初めて登る山なので残雪がある地点からアイゼンを附けました。滑るのを気にして登るより安全で歩くのが早いと思います。
 ベテランの登山者ばかりかアイゼンを付けているのを見かけたのは私を入れて三人だけでした。
 展望が開けた所から見えた南アルプス連峰は登山を初めて最初に登った高い山なので,山行の思い出もあり好きな山です。
 今年は兎年なのでまだ未踏峰の兎岳登頂を頭の中で思案中です。恵那山の山名の由来は天照大神の胞衣(えな)を納めたという伝説によるそうです。

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