天狗岳-本沢温泉、翌日硫黄岳【小3次男と】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,799m
コースタイム
6:45-8:20しらびそ小屋8:35-9:50中山峠-11:20東天狗岳11:55-12:20白砂新道分岐-途中昼食-13:50本沢温泉
10/18
7:20本沢温泉-8:20夏沢峠8:28-9:38硫黄岳9:52-10:39夏沢峠11:14-11:50本沢温泉12:04-12:14分岐-13:04しらびそ小屋13:18-14:18駐車場
天候 | 1日目 曇 稜線は風 2日目 晴れ やはり稜線は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本当は稲子湯経由のほうが近いのかもしれないが、以前通過した時に道が狭かった記憶があるので、スピードが出せるこちらの道を選択。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗岳手前に鎖有 硫黄岳はザレザレなので歩きにくいが危険ではない。 硫黄岳の方が子供向き。 小海リエックスの下の八峯の湯。 ここの露天風呂からは八ヶ岳が一望。自分が登った山を見るのは感慨深い。 |
写真
感想
2009年4回目の山行。かつ次男初めての山小屋泊。父親も約35年ぶり。
縞枯茶臼、にゅう、そして権現編笠には登ったので、次は天狗と硫黄をチョイス。
予定より1時間遅れの6:30に駐車場到着。
身支度をして出発!!
すぐに暑くなり上着を脱ぐ。トロッコ列車のレールが出きて次男は大喜び。
『レールが一本になった』『二本になった』とはしゃいでいました。
レールはなだらかな部分に敷設され、登山道が急坂になると迂回して、川を渡ったりして再び合流していました。
時にはこんな急カーブを曲がれるのか?というようなところも。
あとで調べたら、トロッコは木材運搬用として昭和37年まであったらしく、上りは馬が引き。下りはブレーキ操作のみ。
命がけの男達がいたようですね。
有名な『這っても』の標識をすぎるとしらびそ小屋到着。
早くもビール購入。小屋の女性の方に『今日は上の方は雪かもしれない』と言われ、今後の行動計画をどうするか悩む。
まずは中山峠に行ってから考えるか!!
途中どこからか男性の大声が何度も響く。
右側に視界が開けたところから見ると、ロッククライミングをしている男性を発見。
彼がパートナーに声を出していたのかも?
にゅうを目指しているのだと思ったが、後から地図を見ると稲子岳だった。
中山峠の直前で鎖があるが、たいしたことは無い。しかし強風が吹き荒れているので防寒具を着込みます。
東天狗岳に到着するが、何も見えません。西天狗さえ見えたり隠れたりで硫黄岳も見えません。風が強いので西行きは諦めました。
頂上で77歳の男性と話しました。日帰りとのことで、健脚の方です。
その方に風が強いので白砂新道で降りた方が良いと進められました。
写真を撮るために軍手をはずしていたら寒さで指先が痛くなってきたので、ミズノのブレスサーモの手袋をしたらしばらくしたら温かくなってきました。
技術の力に感謝です。
白砂新道分岐でどうしようか悩む。次男が大丈夫だと言うので根石岳方面に一旦進みましたが、そこに突風が、、、、
もう一回次男に聞くと『やっぱり下る!』と言うことで白砂新道へ。
白砂新道はガイドブックに記載されているように急坂が多いです。
かなり下ると岩だらけの河原に出ますが、一瞬進む方向が分からなくなります。
が、下流に向かって進むとすぐに右に道があります。非常に分かりづらいです。
そのまま進むと本沢温泉の建物が見えてきました。
本沢温泉の裏から回り込み到着。
建物の中で手続き。個室が空いていたので個室を選択。
まぁ、個室といっても布団を二枚敷けるぐらいで納戸のようです。
夕飯は5:30。朝食は6:30。
翌日は6時前に出発しようと思っていたので、どうしようかと思ったが、せっかくだから朝食もお願いしました。
昼間は電気が止めてあって部屋が薄暗いので、荷物を置いてまた外へ。
紅葉がとても美しかったです。
きのこ汁と生ビールセットがあり、すぐに注文(1000円)。
次男はこけももジュース(300円?)。次男が『美味しいから』と少し飲ませてくれました。少し酸味が強いが甘酸っぱくそして微炭酸のようにシュワッとして美味。
今日は感謝祭のようなイベントがあり、皆にどぶろくが振舞われていました。
その間も、常連客らしき集団がどんどん到着。
部屋に戻って温泉に行くことに。
お湯は熱く10人位が入っていました。お湯は白濁。
環境保護の観点から、石鹸シャンプーの類は使えませんが、汗をかいているので温泉は気持ちが良いですね。
お風呂帰りに夕食時の生ビールは事前注文との貼り紙を発見!!
すかさず申し込み!!
部屋に戻ると次男ははすぐにねてしまい、自分も荷物の整理をして横に。しばらく眠れませんでしたがそのうち眠りに落ちてしまいました。
夕食のアナウンスで目が覚め食堂へ。
子供は次男しかいないので、周辺の方々が話しかけてくれました。
茶臼/縞枯、にゅう、編笠/権現に登ったこと。、そして本日の天狗岳登頂の話をすると皆驚かれていました。。
次男も褒められて得意げな顔をしていました。
食事後自分だけもう一回温泉行きましたが、食堂で飲み続ける人が多いのかガラガラでした。
1950に消灯予告の点滅。そして2000に消灯。
ヘッドランプと携帯を枕元において、トイレにいきたくなった場合に備えます。(実は廊下には電気がついていました)
しばらく暗闇の中で次男とおしゃべりをしていましたが、10分位でストンと眠りに落ちました。
翌朝は4時位に隣室の荷造りの音で目が覚めました。
二度寝三度寝をしましたが、昨晩はあまりに速く寝たので五時半には起床。
食事後すぐに出られるように荷造りをします。
朝食では席の両隣は夕食のときと同じで。今日の予定等を話し合う。
ご飯、お味噌汁、お茶を各自分担して盛り付け。
7:20に出発。
登山道は登りやすく、歩きづらい所は殆ど無いです。
途中女性に追い抜かれ、『今日は爽やかですね!』と声をかけられる。
確かに稜線に出るまでは爽やかでした。
夏沢峠を過ぎると、最初は林の中でしたが、登るにつれ樹木の高さが低くなりそれに伴い風が強くなってきました。
あわてて防寒具を着込み手袋も重ねて重装備に!!
風は物凄くなり、次男が吹き飛ばされないか心配になりました。
ただ、防寒着を着込んでいたので寒くはありません。過剰とも思えた事前準備がよかったのでしょう!
岩場が多くなり、突風が来るので少しずつ登っては小休止。着実に頂上を目指します。
しばらくするとケルン登場。強風に耐えながら一歩一歩前進。
途中爆裂火口が見える所がありましたが、次男が吹き飛ばされるのではと思うと、近づけませんでした。
やっと硫黄岳到着
風は強いが雲は無く絶景が!!感動しました。
山頂から景色を見るのが好きな次男ですが、今日は強風のためか殆ど動かず、固まっています。
本当はもう少し滞在したかったのですが頂上を後にした。
すれ違う登りの人に、『すごいねー』とか『頑張っているねぇ〜』とか声をかけられ、次男は『人気者だね〜』と喜んでいた。
順調に山を下り本沢温泉で少し休んで、その後みどり池の方に進みます。
分岐後は暫く上りが続きます。
ずっと下りばっかりだと思っていたのでビックリ。地図を読むと確かに登りがります。
木道に出たら中山峠からの道に合流。レールも出てきました。
しらびそ小屋でも少し休憩。
その後は次男を先頭にして歩くが、物凄い勢いで下る。
ぼやぼやしていると置いていかれてしまうので、こっちも必死で下る。
必死に歩いていたら14:18に駐車場着
次男にとっての初の山小屋泊の山行は、無事終わりました。
その後は、八峯の湯で汗を流しました。
露天風呂からは登頂した天狗岳硫黄岳が一望。
稲子岳の表示を見てその姿に感嘆(後でロッククライミングの場所と知る)
そのまま食堂で遅い昼食。待ち時間はストレッチングを入念にしたため、翌日の筋肉痛はナシで済みました。
その後は酷い渋滞の中、睡魔と戦いながら帰京しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する