【二百名山】生きてて良かった!大無間山(田代からピストン)
- GPS
- 29:27
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,537m
- 下り
- 2,526m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:15
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 13:33
危険地帯の状況は「感想」をご参照ください。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
[駐車場]井川オートキャンプ場の向かいにある公民館を井川観光協会から紹介して貰ったが、先月4月下旬にリニューアルオープンしたというおでん屋さんの広い駐車場に許可を得て駐車。 下山後、駐車場を借りたおでん屋さんでイッパイ飲ってた地元の方たちによると、てしゃまんくの里は飽くまでトイレの施設なので、しょっちゅう駐車した登山者の帰りを待って厳重に注意しておられるとのことでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
もう数年先には登山道閉鎖とも噂される”田代コース”ですが、一部超危険な場所を除けば、結構整備された登山道です。 1.P1〜小無間山の崩落現場が超危険地帯です。 2.中無間山(関ノ沢ノ頭)で、往きも帰りも間違えてしまいました。往きは案内標識の所を右に行ってしまい北の尾根に迷い込みました。帰りはその標識を見逃して真っすぐに言ってしまい北の尾根に少し行ってしまいました。新調したばかりのガーミンのGPSに助けられました♪ン万円もしたけど、こんな時に最高に助けられたから元を取った気分です。 |
その他周辺情報 | 往路で井川の道沿いに安い風呂屋(400円。20時まで営業)を見つけておきましたが、帰りには見逃してしまい残念でした。 食事は、その風呂屋の隣の店と、マイカーを駐車したおでん屋さんで簡単なご飯を食べられます。(とても気さくなお母さんがたが親切にしてくれますよ) |
写真
感想
先ず、帰りを心配して待っていてくれたおでん屋さんのお母さん方と一杯飲っていた大無間山等々の興味深いお話しをしてくれたおじさん二人の方、温かいお気持ちにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました♪
山行二日間というもの一人も会うことは全くありませんでした。避難小屋も貸し切り状態で、寂しいことこの上ありませんでした。
鋸歯と言われるP3、P2、P1を経て忽然と現れる超崩落現場は、聞きしに勝る危険場所でした!とても狭隘な(左右の手袋を並べた程しかありません)ナイフリッジを四つん這いになって恐る恐る通過すると、次はロープに頼らざるを得ない懸垂下降のイメージのザレ場が現れます。手を離せば通貨した足元のナイフリッジに滑り落ちた先は、無限奈落の底に真っ逆さまに落ちて行きます。田中陽気さんが通過したときの放送ビデオでは3本のロープは両端に括り付けられていたと思います。現状は小無間山側にしか括りついていず、南側の急斜面にだらしなくダラリと垂れ下がっていました。ですから、朝はロープに全く触れられず非常に心もとない感じでした。(帰りにはロープを掴むことが出来ましたが、ひとたび落ちれば腕力が自分の体重を支え切れずに手が離れてそのまま見えない底まで滑落してしまいかねません。)
下山後、地元の方々から見つからない遭難者がいるそうです。救助にも向かえないのだと思います。)
私の感想はただひと言、”生きてて良かった”です。
この山(田代登山口コース)は、超危険、矢鱈にコブ(ピーク)が多くて登っては下り登っては下りの繰り返し。そしてひたすら長い行程、展望は殆どきかない、急坂で名高いですね。決してオススメのコースではありません!(ただ、日帰りかテントを担ぐつもりならこの崩落現場を通過することが無い他のコースもありますので、ご安心下さい。)
しかし、それらに勝る達成感は、登山者をして一生忘れられないかけがえのない思い出を与えてくれるでしょう♪
コメント
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yamagutuさん、こんばんは。
MonsieurKudoと申します。はじめまして。
凄いところを歩かれたのですね。
スリリングなレコ、興味深く拝見させていただきました。
自分は高いところは好きなのですが、24枚目、48枚目の写真のような超痩せ尾根を実際に歩くとなったら、足がすくんでしまうかも・・・。
10枚目の写真の花ですが、バイカオウレンだと思います。
こんばんは、MonsieurKudoさん初めまして。
早速お読みいただき光栄に思います。貴殿の足元にも及ばない私ですが、今後ともどうか宜しくお願いいたします。
ありがとうございます♪バイカオウレン、名前を聞いたことがある程度の薄学の私です。よぉく記憶にとどめさせて頂きたいと思いますが、三歩歩くと忘れるかも知れない私ですが、頑張って覚えます^^;
yamagutuさん お疲れ様でした ymorです
私は何年か前に 小無間山まで行きましたが 雨が降りはじめ、雨に濡れた崩壊地を下るのは 怖いと思い 退却した事があります
崩壊地 崩壊が進んでますね !
このレコを参考に 大無間山へは、、行きません!
ありがとうございました。
ymorさん、お久しぶりです。
早速のコメントを有り難うございます🎵
大崩壊地を越え、しかもそこを戻られたとなれば、大無間山は攻略されたと同然ですよ👍凄いですね✨
これからもどうぞ宜しくお願い致します☺️
yamagutuさん、遅いコメントですみません。
大変ご無沙汰しています。
恐怖との戦いをクリアされ、無事にご帰還出来たようで
本当にお疲れ様でした。
私も以前チャレンジして何とか生きて戻ることが出来ました。もう二度と行きたくありませんね〜!
かつてここは、大無間山登山のための駐車場としてガイドブックにも載るくらい多くの登山者が利用しており、私も15年前に利用したことがあります。ところが、5,6年くらい前から「長時間駐車禁止」、「車中泊禁止」という心無いステッカーが貼られた車止めが駐車を邪魔するように置かれるようになり、そのことを知らずに駐車した登山者が地元民とみられるクズとトラブルになったというブログも見ました。私は若い時から年に何度も畑薙ダム経由で南アルプス南部に登山してきました。したがって必然的にこのトイレの前を車(かつてはバス)で通っていますが、駐車している登山者とみられる車は多くても4,5台で、登山者の車で駐車場が満杯でトイレを使うため駐車できないというのを一度もみたことがありません。誰にも迷惑をかけるわけでもないのに、また、道の駅が全国的に作られている世の中の趨勢なのに車中泊禁止とするなど、禁止する理由も明らかにせず一方的に禁止するとは一体どんな奴らがこんなことをするのだろうかと憤りを覚えつつ、ずっと疑問に思っていました。
そして、貴兄の記録をたまたたま拝見し、わざわざ注意するため何時間も酒を飲んで待っている馬鹿で暇な連中が秘境、井川の田代にいるのだと改めて知って驚きました。日本国中、高齢化過疎化に悩む山村が多い中、全国から登山のためこんな山奥に人が訪れてくれるだけでもありがたいと感謝すべきなのに、何とも閉鎖的で情けない連中なのでしょうか。今まで井川の人々は他の山村に住む人々と同様、登山者等来訪者に優しく、小さなことにこだわらない、器の大きい人たちだと思っていましたが、残念ながら認識を改めることとします。こんな山奥にまで心狭い人間が住むようになってしまった日本社会に未来はありません。
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