【播磨探索10】七種山・七種槍リベンジ8の字周回(地獄鎌尾根↑西尾根↓)&禿の行者山をヤマレコ未踏の尾根でバリ周回
- GPS
- 10:27
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,345m
- 下り
- 2,312m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 11:22
天候 | 朝のうち濃霧、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
七種山の周回は地獄鎌尾根と西尾根の起点になる明王寺池まで車で入りましたが、村田牧場の牧舎の建物の間の道路を通過して(夜明け前でよくわからなかった)その先はとても狭くて荒れた砂利道で車高が高い4輪駆動でないと池まで入るのは厳しいと思われます。牧場の入口にある駐車場を使用するべきです。 禿の行者山の周回の駐車地点;バリルートの尾根から我孫子へ下山する予定でしたので、我孫子の神社の駐車場を利用させていただきました。(道路と川の間) 我孫子16:30➡16:45雪彦温泉17:27➡18:14餃子の王将18:50➡豊富IC➡播但道150円➡姫路JCT➡r2➡R250➡自宅19:55 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【地獄鎌尾根】明王寺池からは尾根を目指して直登する踏み跡をたどりますが、かなりの急坂です。踏み跡はそこそこしっかりしていますが、ステップはないので木につかまったりして登ります。下草はそれほどでもありません。 尾根にのるとしっかりした踏み跡があります。下草も伸びてきていますが、道幅が広くてそれほど気になりませんでした。十字峰に近づくと岩場が連続しますが、手掛かりはたくさんあり、特に問題なく登れました(高度感はあるので、岩場歩きが慣れてないと怖いかも)。道標は有りません。 【十字峰〜七種山】薬師峰からの縦走路ですが、下草や木の枝が伸びてきていて、これが前日の雨と朝の霧でたっぷり水滴を含んでいて、全身が濡れました。道や道標はしっかりしています。岩場はありません。 【七種山〜七種槍】十字峰〜七種山と同じですが、道が狭いところがあり、さらに草で濡れるのと、急坂な下りがあり、今の時期は常緑樹の落ち葉で埋もれていて、雨上がりで濡れていたのでちょっとの傾斜でもスリップしやすく、足の置き方に神経を使いました。 【七種槍〜野外活動センター】岩場が多い尾根ですが、足場はしっかりしていて特に問題ありませんでした。ロープは1カ所だけ、鎖やはしごは有りません。 【野外センタ〜七種薬師峰、十字峰】七種山への縦走路で道はしっかりしていて道標もありますが、急登が続きます。 【西尾根(十字峰〜明王寺池)】踏み跡はしっかりしていますが道標は有りません。樹林の中の落ち葉で滑りやすい急坂を下ると、気持ちの良い岩尾根になります。岩場も歩きなれていれば特に問題なく、手を使うことなく下れます。尾根を離れて明王寺池への下り口は左の踏み跡入口に赤テープがありますが、見落とす可能性があります。私はGPSで位置を確認しながら下り口を探しました。池の手前で斜度が緩くなると踏み跡が不明瞭になりますが、適当に下れば林道にでます。 【妙見堂〜禿の行者山】一般道ではありません。道標ありません。テープ印は要所にあります。ほとんどが展望のない樹林(植林)の中で、513m峰までは特に急登で踏み跡も踏み固められてないので崩れやすく歩きにくいです。 岩場は行者石仏の付近のみ。ここは尾根の西側の岩の基部に細い巻道があります。 山頂直下の大岩は南側に巻道があり(赤テープあり)、その先に唯一の道標が山頂方向を示します。 【禿の行者山〜我孫子】 ・山頂からの下る方向は間違えないように注意。北東への尾根に割とはっきりした踏み跡あり、間違えました。 ・南東の尾根への踏み跡をたどると(途中にテープあり)展望の良い岩の上に出て、行者石仏のある断崖絶壁が望めます。ただこの岩も3方が切れていて降りられないので、南東尾根へ縦走するためには岩の基部を巻く必要があり、私は西側の急斜面を木の間を縫ってこれらにつかまりながら強引に突破しました。 ・その先、605m地点を過ぎて植林に入るまでは全く踏み跡ありません。倒木や木の枝が行く手を遮ります。 ・551m峰手前までは植林で踏み跡ありましたが、その先で踏み跡なく温帯ジャングル密林状態になり入り乱れる倒木や枝に阻まれて歩けるところを探すのに苦労しました(特に540m券峰付近)。 ・その先もずっと踏み跡はなく、獣道があるときはこれをたどりましたが、獣の背丈より上には枝が覆いかぶさっているので背をかがめて歩いていました。倒木で完全に塞がれていて、匍匐前進したところもあります。 ・主稜線からふれあいの里キャンプ場への分岐する尾根は、最初は藪に阻まれた尾根筋のはっきりしない急斜面ですが、はっきりした尾根にでると植林のとなり、以降はずっと植林の中をかすかな踏み跡をたどって尾根沿いに下れば河原のキャンプ場の平坦地につきます。川を上流下流どちらかにしばらく行くと橋がありますが、私はコンクリの堰堤になっているところを渡渉しました(足を濡らすほどではありません)。 |
その他周辺情報 | 雪彦温泉800円。低温のアルカリ泉。湧出量が少なく加温循環。露店風呂は塩素臭かった。場所がらあまり大勢来るところではなく、日曜の夕刻にもかかわらずとても空いているのがよかった。(最後は露天貸切) |
写真
装備
個人装備 |
水250cc
小ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
財布
スマホ
カメラ
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備考 | 今回は空腹に耐えて歩き続ける訓練も兼ねて、食料無、飲料も250ccペットボトルを腰にぶら下げていくだけ(その他の装備もすべてズボンのポケットにいれて)の軽装にしました。 |
感想
3カ月前の1/15に大雪の中で周回にトライして撤退した
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1046715.html
七種三山縦走のリトライと、七種山とつなげて面白そうな地獄鎌尾根、西尾根を登下降に追加して8の字周回にしました。さらに時間的には余裕だったので、七種山の近くで絶壁があって面白そうな禿の行者山とその南東に派生する長大なヤマレコ未踏の尾根の探索、さらに、この日は終日天気予報が良かったので、展望が良いという明神山へもサンセットハイクをしようという大変欲張りな西播磨宍粟の登山ツアーを計画しました。
ところが朝から予想外の濃い霧で、明石では前日午後から晴れていたのにこの山はすべてがずぶ濡れ状態、道も一般道である七種三山周回コースですら結構藪っぽく、濡れた枝や草が道を覆っていて、左手で梅雨払い用の枝を振り、右手ではストックを振って蜘蛛の巣払い、濡れた落ち葉で滑り台になった急斜面を注意して登下降するという予想外状態で、計画通りの時間であるくのにとても疲れました。
それでも、地獄鎌尾根と七種槍の尾根、十字峰の西尾根は、期待通りの展望の良い岩尾根で楽しめました。
1月に雪のために撤退した七種槍への尾根の撤退地点のも確認でき、そこがこの周回ルート中の最難関であり、あの雪の状態では撤退も止む無しだったことをが分かり満足できました。
第2ラウンドの禿の行者山。yamayaさんのレコを参考にさせていただきましたが、岩稜部分は山頂直下の行者石仏のある岩のみで、七種槍に比べると地味でした。下降で探索した尾根は、ヤマレコ未踏なだけあって山頂直下の展望のある岩場から下はほとんど道がなく、藪や倒木との悪戦苦闘の連続で、私の通常の歩行速度の1.5倍の所要時間では足りませんでした。蜘蛛の巣もひどかったですが、蛭やダニの襲撃もあり、この時期の本格的な藪のリスクを実感しました。
禿の行者山下山後、第3ラウンドとして夕暮れの明神山にも登って山頂あるいは岩の稜線からのサンセットを見ようかと計画していましたが、
‖莪譽薀Ε鵐匹亮啓鏤骸回が意外と藪っぽく、葉っぱが前夜までの雨と霧でびしょぬれになっていてずっと梅雨払いしながら、蜘蛛の巣もひどくてずっと小枝を振りながら、足元は落ち葉でとてもスリッピーな急斜面、あるいは急な岩場で、精神的な疲労が大きかった。
第2ラウンドの禿の行者山へ登る前、車の中で長袖シャツが暑くて脱いでいる最中に変な格好で踏ん張ったら右太もも内側がいきなり攣ってしまい激痛でしばらく動けず、その後もももに力を入れると違和感が残った。(翌日の今でも足を上げると痛く、軽い肉離れ状態のようです)
F鼎旅埃垰海らの下山に使った尾根がほとんど踏み跡すらなくて、倒木や枝がひどくて大変だった。
ぜ啓鏤魁禿の行者山ともに、虫(ヒル、ダニ、蜘蛛、尺取虫、カメムシ等)の被害にあって一刻も早く風呂に入りたかった。
ネ遒鼠佞妊好螢奪廚靴浸に左手をついて掌を少し痛めた。
β2ラウンドの最後の最後に油断して、沢を渡渉して対岸の岩に飛び移った時にスリップして左ひざを岩に打ち付けて痛めた。
等々、やめるための大義名分、言い訳がたくさんあったので、自分を納得させました。
そして来る途中にあった雪彦温泉に立ち寄って、風呂に入って虫の葉っぱだらけ泥だらけ虫だらけの体を洗ってさっぱりし、虫の被害も左足首にヒルに吸われた跡が1個あるだけで安心しました(やっぱり巨大ダニが怖かった)。
明神山は次に雪彦山に来る時にでも登ることにします。
今回は軽量化の実験として、各ラウンドは食料を持たず、車に下山後に食べるテストをしました。飲料も飲み溜めをしておいて、行動中はわずか250ccのボトル1本のみで済ませましたが、さすがに七種山周回は6時間以上かかったので途中野外活動センタの自販機がなかったら厳しかったと思われます。下山後に車の中で太ももが攣ったのも汗を大量にかいたのにミネラルを補給しなかったことが原因で、何も食べずに6時間汗をかきながら歩くのは無理であることが分かりました(特に空腹にはならなかったのでその点は行けますが)。食料ではなく、ポカリのようなミネラルを補給できる飲料を持っていくのがいいかもしれません。
コメント
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shigetoshiさん、こんにちは。
shigetoshiさんらしいマニアックなルート取りですね お疲れ様でした。
僕は累積高度差が少なく、距離も中距離程度で岩や藪のバリ区間が多いのは好きですが、蛭やダニが一杯いる所はできれば避けたいです
shigetoshiさんはバンバン行きそうですが。。。
それはさておき、関東周辺だと妙義に少し似ている気がします。でも標高が低いので夏だと暑そうです。やっぱり秋や春が良さそうです。もう季節外れでしょうか。
Futaroさん、こんばんは。
この禿の行者山の尾根、地形的には特に難しくなさそうなのに
ヤマレコでは未踏になっていて、それなら踏査して見ようと思い立ちましたが、やはりそれなりの理由がありました😰
藪や倒木だけならまだいいのですが、さすがに私もダニやヒルは勘弁してほしいですね😄お陰でテンション大下りで、第三ラウンドどころではなくなってしまいました😅
妙義ほど岩っぽく無いですが、関東だと確かに西上州に似ているかもしれませんね💡
標高が低くて、尾根歩きでもヒルにやられるとなると、もう藪のシーズンは終わりかもしれません😢
これからは藪の少なそうなところを狙っていこうと思います。
とはいえ、情報が少ないので行ってみないと分かりませんが😅
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