霧ヶ峰足跡繋ぎハイク(八島湿原〜車山〜白樺湖+和田峠空白区間繋ぎ)


- GPS
- 06:17
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 497m
- 下り
- 887m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:30
天候 | 終日快晴微風、視界良好 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・復路は白樺湖から車山肩まで路線バス利用(土日:約1〜2時間に一便/680円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・要所に丁寧な距離表示入り道標あり、不明箇所等特にナシ ・車山乗越から車山山頂への直登ルートは危険のため通行止め、リフト沿いの迂回路を登降 |
その他周辺情報 | ・霧ヶ峰エリアに日帰り温泉多数あり ・上信越道方面に下ると、国道142号線近くに立科温泉「権現の湯」あり(国道の入口に案内表示あり/大人400円、JAF会員1割引/露天風呂、休憩室、食堂あり/浅間〜外輪山の展望良く、寛げます!) |
写真
装備
備考 | ・5月下旬は紫外線強く、顔にも日焼け止め塗っておくべきでした…(後の祭りですが。。) ・水分消費量:ペットボトル500ml×1、水400ml( 昼食時コーヒー&スープ用)、ガッツギア×1 |
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感想
この週末は、大型連休中盤に続いて土・日ともピカピカの晴れ予報。4ー5月のハードな残雪期限定名山ツアーの疲労も癒え、やおら山歩きの虫が強烈に疼き出します。300名山ラストの箱根山は未だ登山規制中のため、今週はリハビリと忘れ物回収(後述)を兼ね、従前より温めていた霧ヶ峰エリアの足跡繋ぎハイクに出動です。
金曜夜は生憎職場の年数回の歓送迎会ながら、控えめに摂取したアルコールを帰宅途上と3時間弱の仮眠で抜き、早暁4時前には自宅を愛車で出発。途中、中央道の事故+一部通行止めは想定外でしたが、甲府盆地の不通区間を国道でバイパス、ビーナスラインを駆け上がって、車山の肩駐車場を首尾良く朝7時過ぎにはスタートしました。快晴微風、視界良好の絶好の登山日和に、徒歩わずかの縦走トレイルからは、早くも北ア〜乗鞍・御嶽の大伽藍が眼前にドーン!なかなか足が前に進みません…。
残雪・凍結箇所ゼロの気持ち良い草原のルートを一旦旧御射山神社へと下り、約40年前の中学林間学校で周辺を散策した微かな記憶を懐かしく辿りつつ、これまた24年ぶりの八島湿原へと歩を進めます。こちらは例年以上に降雪が多く、湿原の花々もまだこれからお目覚めの様相ながら、カエルたちは早くも我が世の春と池塘で大合唱。いつの間にか「恋人の聖地」の桂由美さん石碑が建ち、すっかり高山の雰囲気が薄れた湿原の展望台で折り返し、程なく先月も隣々接区間を歩いた分水嶺トレイルを、少し息を切らせつつ登り詰めると、早くも眺望絶佳の第一ターゲット、ゼブラ山山頂です。
好天の週末ながらこの四周大展望のピークに居合わせたハイカーはゼロ。やむなく、いつもの自撮り+パノラマ撮影を終え、先を急ぎます。愛らしく形の良い小ピーク、北・南の耳を越えると、目指す車山山頂のドームはすぐ目の前ながら、湿原保護のため登山路は車山乗越から大きく左へ迂回。程なく、すぐ横に夏場もフル稼働の車山高原からの登山リフト登場。楽しげにリフトで登ってくるカップルや家族連れの出で立ちは殆どが一般観光客。彼らの視線を気にしながら、やや場違いなクマ鈴などリンリン鳴らしながら、それでも結構シンドイ最後の石段の坂道を登り詰めると、こちらも観光客やハイカーで大賑わいの車山山頂に到着。
小生、中学の林間学校含め4回目の霧ヶ峰最高峰登頂ですが、さすがに晴天率が日本でも最高水準のこの山域だけあり、本日含め過去4度の登頂は全て快晴または晴れの上天気。しかも車山のロケーションはちょうど北・中央・南の3アルプスはじめ、中部日本の高峰エリアから程よい距離にあり、標高もまずまずの絶好の展望台。改めて数えると、この山頂から見える百名山は何と24座。しかも、午後になってもしっかり存在アピールしている富士山含め、白嶺三山の背後に隠れる南ア南部を除く日本の3,000m峰のほぼ全てが一望できる素晴らしさです。
この大パノラマを堪能しながら、昼食弁当+普通は下山途中にご褒美で出すフルーツ缶も平らげ、すっかりお腹も朽ちたところで下山開始。昨年の諏訪神社・御柱大祭で唯一里山から引っ張り上げたという、いかにもご利益ありそうな4本の御柱を周囲に巡らせた山頂神社で山行と家内の安全を祈願し、いざ未踏の白樺湖へのルートへと勇躍足を踏み入れます。眼前に迫る蓼科山に引き込まれるように、大草原に伸びる気持ちの良いトレイルを快調に下り、シニアハイカーやお喋りに忙しそうな若者パーティを数組パスして、スポーツカーの疾走するビーナスラインを横切り、1時間弱であっさり白樺湖畔到着。ここにも20年ほど前、蓼科山麓から八子ヶ峰を越えて下り着いた朧気な記憶があるのですが、残念ながら写真や記録が見当たらず、ここから先の足跡繋ぎは次回のお楽しみに。
西白樺湖のバス停で自動販売機のジュースを飲み干し、無駄なく1時間一本の路線バスを掴まえて、2時前にはスタート地点の車山肩の駐車場へ帰り着きます。本来ならここでツアー終了、霧ヶ峰エリアの日帰り温泉で汗を流し中央道へまっしぐら、といきたいところですが、折角ビーナスラインをここまで上がってきたので、先月の分水嶺トレイルで不覚にも歩き残した和田峠の空白区間を拾いに行くことに。前回、一夜を過ごした懐かしい農の駅に車を停め、しばしビーナスラインを戻り気味に進むと、親切にも分水嶺トレイルの道標が現れ、これに従って樹間のハイキングコースへと入ります。程なく、24年前の記憶が微かに残る新旧和田峠ルートの合流点に到着。どうやら、ここで先月の足跡繋ぎ空白区間の「忘れ物回収」は無事完結したようです。
帰路は普通だと142号線を駆け下り、諏訪ICから中央道を走るべきところ、お定まりのルートで少々食傷気味な上、和田峠が街道筋の要衝ということで、今回は旧中山道を小諸側へ下ることに。こちらのルートは日帰り温泉や観光売店目白押しの中央道ルートと異なり、風呂も道の駅も疎らにしか現れませんが、このまま行くとそろそろ上信越道に突入、という程よいポイントに立科温泉「権現の湯」のカンバン出現。渡りに舟、と車を乗り付け、リーズナブルなセット料金で浅間連嶺の大展望を楽しみつつほっこり入浴・着替え、食堂で地元産・蓼科牛の牛丼も頂いて、都合2時間余もタップリ寛ぎました。その後の暮れなずむ上信越・関越道も殆ど渋滞・混雑ナシ、真っ当な時間に自宅へ帰り着き、眠気と闘いながら山行装備の片付けと洗濯を当日中に終えたのでありました。
ということで、未踏区間の多い長野県内の足跡もだいぶ繋がってきました。これからの夏場は、少し標高を上げ、八ヶ岳エリアや上高地〜新島々ルートを開拓したく考えております。そうこうするうち、何とか箱根・神山周辺の入山規制が緩和され、家族や友人と共に300山巡礼の大団円が迎えられると良いのですが、こればかりは箱根の「山ノ神」のご機嫌次第ですね…。
satonao1jpnさん、こんにちは。
同じ日に、同じような目的で同じような場所を歩いていたのですね!
道を繋ぐのも結構大変ですが、その分達成感はありますね。
引き続き頑張って下さい。
trekkerさま:またも貴殿のホームに前触れなくお邪魔してしまい、失礼しました。絶好の晴天予報時は、やはり鉄板のアルプス展望スポットの車山がベストですね!土曜日のダブルヘッダーお疲れ様でした。貴殿の定点観測でもよく拝見する八島湿原あたりを歩いている最中、ひょっとしてパトロールされている貴殿とすれ違うのでは、とキョロキョロしていました。まさか、三峰山から「おかわりツアー」に向けご移動中とは露知らず…。当方も、好天に恵まれて無事和田峠の「忘れ物」足跡を回収できました!
山岳展望は最高でしたが、湿原の花々はこれからが本番ですね。お互い、山仲間にもトレイル歩きの素晴らしさを吹聴・共有しつつ、この梅雨入り前のベストシーズン、初夏の装いの高山巡りを楽しみましょう!
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