甘利山
- GPS
- 11:24
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,637m
- 下り
- 1,636m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:42
- 山行
- 2:32
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 2:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
04:30 自宅 自転車 04:50 町田 04:56 JR横浜線、八王子行、1940円 05:21 八王子 05:35 JR中央線、大月行 06:19 大月 06:23 JR中央本線、甲府行 07:12 甲府 07:25 JR中央本線、松本行 07:38 韮崎 5月21日(日) 07:47 韮崎 07:53 1940円 08:35 塩山 08:52 10:15 八王子 10:20 10:47 町田 10:50 駐輪場200円 11:10 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
古い登山道の痕跡と林業用作業道あり |
その他周辺情報 | 前回の登山、道志山塊?、倉岳山 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1110858.html 次回の登山、雨乞岳 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1153782.html |
写真
感想
後日
土日晴れるということで、以前計画を作っていた甘利山に行くことにした。気温が高いとの予報どうりに良い天気で暑かったが、割合湿度がひくかったようで、それほどの不快感はなかった。木陰の下の登りだったので、直接日差しを浴びるような状況は少なく、順調に登った。しかし虫に多くつきまとわれて困った。ハエが多かったのだが、たまにブヨや小さなアブもいたかもれない。不思議なことに甘利山の山頂周辺は全く大丈夫だったのだが、また、藪に入ると再びつきまとわられた。
武田八幡宮の裏手には、柵があって山側に行けないのだが、為朝神社方面への道に行く途中、林道の開閉柵があったのでそこから、歩いて行くと途中に小さな尾根の踏み跡があったので、行ってみる。木々の隙間から両側に白い断崖の様な斜面が見え隠れして、この尾根も進退窮まらないとなるのが不安でビビりながら登る。斜度は急ではないが、戻るのは結構やばい感じに登ってしまったが、どうにか尾根の上に出ることが出来た。尾根に出るとカモシカが鳴き声を発しながら、登って来た斜面の近くの斜面を逃げて行った!落ちるのではないかと怖かったが、鳴き声は消えるように遠くへ行ったので、無事に逃げ切ったのだろう。真っ平な山頂の様な所へ出たが、西側は絶壁?のように切落ちていた。尾根沿いに小さなピークをいくつか登ると、八頭山と書いてある山頂に着いた。この間とこの先、古い峠の様な痕跡の道を過ぎる。
韮崎市の水道施設を通る道でコカコーラの空き瓶を見つけた。200ccのは良く落ちているのだが、今回はホームサイズ500ccはとてもめずらしい。また、水道道の横に小さな祠があったので、写真を撮ろうと斜面を少し登ると、見たことのない黒い生き物がじっとしていた。自分の中の動物図鑑にはデータが見当たらない・・・と思ったが、頭をこっちに向けるとカモシカの子供だった(笑)
カメラを向けても逃げないどころか、こっちに近づいて来るではないか!親からはぐれてしまったのだろうか?手を差し出せば触れるほど、近くまで来たが、さすがに手は出さなかった。近くに親がいるのではないかという不安とか、なついてしまっても私にはどうしようもないという気持ち。私に、ほんの数メートル付いてくるように歩いて来たが歩くのが遅くて、少し離れると、止まってしまった。後ろ髪を引かれつつ先に行く。藪はほとんどない、緩やかな登り。舗装された林道を横切り、山頂が近づくと、急な登りになってきた。笹の藪が出てきたと思うと、登山道に合流した。登山道がなくこの笹藪だったら、山頂にたどり着くのは大変だと思った。すぐに車道の駐車場に出てくる。駐車場には十数台の車があるが、人影はまばら。甘利山の先の山に行くには、ここから行くと近いだろう。植物保護ロープの張られた道を登ると、30分ほどで緩やかな山頂に着いた。駐車場のキャンプ場の案内には、山梨県ではキャンプ指定地以外のキャンプは出来ません云々!とかいてあった!初めて聞いたぞ、そんな話(笑)山頂から駐車場に戻って、車道を青木鉱泉方面へ進んで、無線中継所のところから鈴嵐山を目指して、笹原を歩く。ガイド地図には、わざわざ踏み跡不明瞭と書いてある。確かに薄い踏み跡が笹原についているが、足元がおぼつかないというか、地面が固まってなく、獣道のようだ。しばらく笹原の踏み跡を北に進む。1500の小ピークには、自動撮影用のカメラが取り付けられていた。北東へ下ると三角点の山が見えてくる、等高線では1本か2本の登り返しのはずだが、ものすごく高く見える。実際に鞍部に下ってから登ってみると、地形図の通り20m前後の登りだった。広く平らな山頂の北の端の少し低い所に三角点はあった。少し高いところに戻って、今日の宿とする。ハエやアブ、ブヨ?に付きまとわれていたが、蚊取り線香を点けるといなくなった。ザックから荷物を出すと、シャツや短パンが異様に濡れている。良く見るとプラティパスのキャップが割れていた。水はほんの少ししか漏れていなかったが、初めてのことで驚く。気温が高く、暗くなっても、シュラフに入る気にはならず、上に掛けて寝た。明け方は少し冷えたが、我慢できないほどではなかった。
翌朝もいい天気のようだ、吹流しから覗くと、林の間にかすかに星が見える。3時半に起きて、涼しいうちに下ってしまうという作戦だ。昨日のご飯で、雑炊風のスープにして食べると、もう明るくなってきた。結露もなく快適。やぶのない尾根を下る。少し下ると古い登山道のような踏み跡が西から東の尾根に付いている。その辺りを絡めながら下っていく。ちいさな登り返しの広い山頂の東端に三角点があった。山の東側は急な斜面になっている。ここから北に向きを変えてさらに下る。途中の林道は今回は舗装されていない。それどころかもうほとんど利用されていない感じになっている。林道を跨いで下るが、2本目かの林道を跨いだところの下に踏み跡が見出せなかったので林道を南方向に進んでみる。斜度が緩くなったところで再び、下へ向かって歩いた。しばらく進むと林の中に、人工的な林の薄く見える部分が見えてきたので近づいてみると、送電線の下の送電線巡視路だった。送電線鉄塔の下にガードレールが見えて、大きな林道が通っている。林道を進むと、すぐに切り開いた土地に出て、民家が下の方に見えている。獣除け柵を出る前の木陰で、パンを食べて休んだ。ズボンをチェックしたが、ダニなどの付着はなかった。民家の間から車道に出る。駅方向と思われる東へ向かって車道を歩く。途中に小さな神社で地図の位置を確かめる。ほぼ計画通りの位置に出てきたようだ。武田廣神社の少し東に、わに塚の桜というのがあるが、すでに葉桜の青々とした木が田んぼを隔てた塚の上に見えた。
コメント
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車で行く人ばかりだからこのへんは秘境になっていますよね。
アメリカヤのビルはいつまでも現状保存してほしいです。あずさの車窓からこれを見ると「嗚呼韮崎也」と思います。
この武田八幡宮は、甲斐武田家発祥地の由緒ある神社で、新府城から敗走する武田勝頼一家もここにお参りして滅亡したそうですよ。
八頭山、白山城付近は、結構断崖が多くて、焦りますよね。
カモシカの子供、棍棒で頭殴って見たらどうでしょう。
鼻の上が白いやつはパンダじゃなくって白鼻芯ハクビシンかも。
yoneyamaさん、コメントありがとうございます!
野生生物の遭遇率が高いので、秘境という感じはそうですね
帰りに寄った武田廣神社は甲斐武田氏より前の武田に由来する云々とか?
断崖の行き詰まりがちょっと怖かったです
カモシカの子供は、そのまま親に会えないと、他の動物に襲われそうです
なるほど、ハクビシンですね、太っていたのでパンダかと思いました
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