会津駒ヶ岳 三岩岳
- GPS
- 09:10
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,661m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 8:55
滝沢登山口まで約30分上り返し。車に戻ったのは16:35頃です。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
時刻表はhttps://www.navitime.co.jp/diagram/bus/00142660/00032748/0/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
夏道はない。稜線は全面雪道だが、大戸沢岳から2057pまでの鞍部付近で、一か所雪庇が崩壊し藪がでている。ここは西側のシラビソの樹林帯を雪を踏んで通過できる。全般的に、クラックが入りはじめ、今後は厳しくなるでしょう。 当日、縦走路でお会いしたのはソロさん3名、きわめて静かな道。 |
写真
感想
残雪期の山歩き、今年のラストは南会津、会津駒ヶ岳と三岩岳を結ぶ積雪期限定の縦走路へ。
滝沢登山口は早朝から気温が高く、ザクザクの雪の斜面を登っていく。左手に燧ヶ岳が、右手には会津駒と三岩までの縦走路が見えてきて、胸が高鳴る。駒の小屋には寄らず、ショートカットして斜上。最後の急斜面はさすがに足が止まりがちだけど、なんとか9時半前に駒ヶ岳に到着した。会越、上越の真っ白な山また山に目を奪われる。ゆっくり休みたいが、今日はここからが本番。北へ向かって歩き出す。
縦走路最初の2098pは左から巻く。起伏のない広大な尾根歩き。日光連山がはるか遠い。大戸沢山頂から三岩のWピークが見えてくる。まずは1918の鞍部へ150mほど大きく降下。雪庇崩壊場所が見えるが左から巻けそうだ。2057pへの登り返しが辛い。立ち止まっては振り返る。その繰り返し。クラックが目立ち始める。シラビソの根元は踏み抜きにも注意が必要。
2057pに上がってほっとした。あとは三岩までほぼ平行移動。もったいないので何度も立ち休憩をしながらの稜線散歩。ここで山スキーの方にすれ違い、写真を撮ってあげた。最後の短い急登をこなして、三岩西峰へ。本峰は雪が消えているので、広い雪原の西峰でお昼休憩にした。目の前にマイナー名山の丸山岳への道がうねるように続いている。奥に会津朝日、さらに浅草、守門。会越の名峰が白く空に浮かんでいる。
お握りとみそ汁の簡素なものだけど、とても贅沢な昼食タイム。
40分ほど休み、そろそろと重い腰を上げた。藪を左から巻いて、三岩の山頂を踏む。ちょうど郡山の高校山岳部の先行部隊がたどり着いたところ。最後尾部隊との差30分か。
ひたすら急な下山路は、下るにつれて暑さが厳しくなる。バス時間に合わせて、時折雪渓で涼み、コーヒーを飲んだりしながら、ゆっくり時間調整。残雪とブナの会津の山旅ももう終わりそうだ。歩き通せた喜びと、もう終わってしまう寂しさと。ただただ美しい稜線、美しい青空だった。
イワウチワとシャクナゲが登山道の両側を飾る急降下の尾根を、大汗をかきながら楽しむと、ポンと国道へ飛び出した。あー終わった…ではないのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
小豆温泉でバスに乗って駒ヶ岳登山口で降り、そこから150mくらい登り返して、車回収があるのです。連れに荷物を預けて自分だけ空身で取りに行く予定だったが、自分も歩くとのこと。30分ほど旧道を登り、ようやく車にたどり着いた。やれやれ、二年越しのミッションやっと完了…
帰宅したら、ナスとトマトの花が咲いてた。
次からは花の山旅になりますね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
しまった〜ヒント頂きながら見抜けなかった
危険箇所も十分ご承知で、歩き慣れてるお二人さんならではですね
自分も以前に憧れた時期もありました
長旅お疲れ様でした
あまりに漠然としたヒントでごめんなさいね
ご近所訪問してましたよ。南会津、やっぱりいいですねぇ
帰りに駒止湿原行こうとしたら、まだ通行止めでした。
お察しのように、往復10時間 、駒止トンネルもまたいと長し
とりあえず相棒さんの念願かなったので、スッキリ。そろそろ蔵王や焼石の季節になりました。のんびりとハクサンイチゲとチングルマの稜線を歩きたくなりました
最後の登り返しも歩く・・奥様の余裕を感じます
広い稜線、奥深き名峰の数々、残雪と新緑・・憧れの山域ですが、遠い
歩き切った後の寂しさを考えると、憧れているうちが花でしょうか
会津は33度の予報だったので、とにかく熱中症心配で、水一杯、食い物一杯もっていきました、重かった 「余裕」というか、やけくそみたいな?
kamadamさんなら、会津朝日から2泊で三岩まで抜けられるんじゃないかな。休みがとれればですよね…kamadamさんのレコをぜひ見てみたい。行かれるときは教えてね、坪入のあたりでテント張って待ってます
cheezeさん、こんばんは。
今年の南会津は会津駒ー三岩でしたか。かなりロングですよね。すごいなあ。お疲れ様でした。
会津も今年は残雪が多いようですね。今年こそ会津朝日も再訪したいのですが、6月初旬だとまだ、昨年の5月14日にcheezeさんがいらした時と比べても雪が多いかもしれませんね。もう少し後のヒメサユリが咲く頃の方が安全でしょうかね。
kyenさん、おはようございます。
この周回、小又〜神室とか、障子ヶ岳周回にプラス1時間という体感でした。 大展望で、比較的なだらかな稜線美を堪能できますよ。ただ、三岩スタートだと、三岩山頂までで気力萎えるかも…
会津朝日、山開き前は最後の雪渓厳しいかなと思います。昨年はちょっと怖い場所でした。ヒメサユリの時期、6月中旬以降でベストではないでしょうか。
私たちも2年ぶりに浅草岳へ見に行こうかなと思ってましたよ。
未踏ルート達成おめでとうございます。
大戸沢岳から三岩岳への稜線…この登り返しはキツいですね〜
大展望の後押しも力強かったのではないでしょうか。
このルートを踏破できる奥様の脚力はなかなかのものですね。
うちの家内に爪の垢を…
そして、いつもペースをあわせて歩いてあげるcheezeさんの心優しさにも敬服いたします。
見習います…
cafemonteさん、なかなか仕事忙しくなって、顔出しできません
今月いっぱい行けるのでは、というお言葉で、出遅れ感満載ですが、とりあえず歩いてきましたよ。雪は2年前のGWとほぼ同じくらいありましたね。このあと急速に崩れていくでしょうけど・・・
山の脚は山で鍛えるのが一番ですね。できれば毎週いろんな「美しい」山を歩いていると、体力もつくし、山へのモチベーションも高まってくるようです。ただ年齢の問題はありますけど
cafemonteさんのレコまた参考にさせていただきますね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する