12日にミッテルレギ小屋へアプローチしたが、新雪が多く積もり、パーティが戻ってくる。私も断念。その日は、ユングフラウヨッホヒュッテにとまり、13日にメンヒに登る。メンヒの山頂からは、アイガーがよく見えるが、トレースが全く見えない。そこで、ベースキャンプまで下山。
すこし、悶々として14日朝、起きだしてアイガーを見上げると、アタックしてるヘッドランプが見える。昨日は、アプローチ可能だったのか。。。
天気予報をチェックし、やはり午後は雷雨予報のようだが、アプローチすることにする。(写真には、小屋の灯りは映っているが、さすがにヘッドランプは映っていない)
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12日にミッテルレギ小屋へアプローチしたが、新雪が多く積もり、パーティが戻ってくる。私も断念。その日は、ユングフラウヨッホヒュッテにとまり、13日にメンヒに登る。メンヒの山頂からは、アイガーがよく見えるが、トレースが全く見えない。そこで、ベースキャンプまで下山。
すこし、悶々として14日朝、起きだしてアイガーを見上げると、アタックしてるヘッドランプが見える。昨日は、アプローチ可能だったのか。。。
天気予報をチェックし、やはり午後は雷雨予報のようだが、アプローチすることにする。(写真には、小屋の灯りは映っているが、さすがにヘッドランプは映っていない)
ベースキャンプの様子。私のテントから。
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ベースキャンプの様子。私のテントから。
クライミングギア一式。この他には、アイゼン、ピッケル、アイスアクス、ロープ8mm×50m
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クライミングギア一式。この他には、アイゼン、ピッケル、アイスアクス、ロープ8mm×50m
アイスメーア駅。2回目。この写真の右奥(進行方向)の扉を開けて、地下道を降りていく。一番後ろの車両の広場からしか降りられない。
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アイスメーア駅。2回目。この写真の右奥(進行方向)の扉を開けて、地下道を降りていく。一番後ろの車両の広場からしか降りられない。
氷河に降りる。
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氷河に降りる。
遠くに小屋が見える。
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遠くに小屋が見える。
左に岩にとりつく。日本で見た過去の記録よりも雪が多いようだ。12:40
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左に岩にとりつく。日本で見た過去の記録よりも雪が多いようだ。12:40
取りついて、すぐに残置支点がある。
ロープを出した記録があったので、時間もあるし、ロープワークの練習も兼ねて、ロープを出す。
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取りついて、すぐに残置支点がある。
ロープを出した記録があったので、時間もあるし、ロープワークの練習も兼ねて、ロープを出す。
ソロクライミング。いろいろな方法があるが、今回は、上まで登って、懸垂で戻る方法を採用。どうせ戻るので、ザックは、下に残す。 3級もなく、出すほどではなかったが、ルートを間違えると、ロープを出していないと降りられなくなるので、ルートを知らない身としては、出さざるを得なかったかもしれない。
ガイド登山に追い抜かれたが、コンティニュアスで登っていた。
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ソロクライミング。いろいろな方法があるが、今回は、上まで登って、懸垂で戻る方法を採用。どうせ戻るので、ザックは、下に残す。 3級もなく、出すほどではなかったが、ルートを間違えると、ロープを出していないと降りられなくなるので、ルートを知らない身としては、出さざるを得なかったかもしれない。
ガイド登山に追い抜かれたが、コンティニュアスで登っていた。
小屋が近くに見えてくる。
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小屋が近くに見えてくる。
トラバースを繰り返す。どの道が正解かわからない。というよりも、適当なようだ。私は、下に道を取りすぎたようだ。
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トラバースを繰り返す。どの道が正解かわからない。というよりも、適当なようだ。私は、下に道を取りすぎたようだ。
小屋が近づく 15:43
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小屋が近づく 15:43
アイガーの前衛のグロッサーツルムと左にメンヒ。アイガーは隠れて見えない。
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アイガーの前衛のグロッサーツルムと左にメンヒ。アイガーは隠れて見えない。
小屋は、こんな感じ。有名な絵だが、手前に副館がある。
私は、予約していなかったので、すこし注意されたが、小屋番の女性は、優しくフレンドリーだった。こちらのボロい副館を案内される。
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小屋は、こんな感じ。有名な絵だが、手前に副館がある。
私は、予約していなかったので、すこし注意されたが、小屋番の女性は、優しくフレンドリーだった。こちらのボロい副館を案内される。
中は、こんな2段ベッド。こちらには、私以外は、2人だけで、寝るまで戻ってこなかったかので、好きに装備チェックできて、却ってよかった。
マッターホルン登った時はガイドがいて、アタックする他の人とも歓談があったが、ソロは胡散臭く思えると見えて、完全にアウェイの雰囲気。フレンドリーな感じは全くない。
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中は、こんな2段ベッド。こちらには、私以外は、2人だけで、寝るまで戻ってこなかったかので、好きに装備チェックできて、却ってよかった。
マッターホルン登った時はガイドがいて、アタックする他の人とも歓談があったが、ソロは胡散臭く思えると見えて、完全にアウェイの雰囲気。フレンドリーな感じは全くない。
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中には、槙有恒さんのレリーフがある。誇らしい。
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中には、槙有恒さんのレリーフがある。誇らしい。
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晩御飯はラザニア? ボリュームもあり、美味しかった。
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晩御飯はラザニア? ボリュームもあり、美味しかった。
デザートもつく。
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デザートもつく。
夕焼け。20:28
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夕焼け。20:28
南東の方角。20:43
21:00には寝たと思う。翌朝は、4:00起床、4:30食事、
5:15出発だったと思う。小屋番の女性に、ガイドが先がマナーだろうから、どういう順番で出発したらよいかを聞いておいた。地元ガイド3パーティの後に出発と言われ、その通りにした。後ろには、5-6パーティだったと思う。(最後まで、抜きも抜かれもしなかった。)
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南東の方角。20:43
21:00には寝たと思う。翌朝は、4:00起床、4:30食事、
5:15出発だったと思う。小屋番の女性に、ガイドが先がマナーだろうから、どういう順番で出発したらよいかを聞いておいた。地元ガイド3パーティの後に出発と言われ、その通りにした。後ろには、5-6パーティだったと思う。(最後まで、抜きも抜かれもしなかった。)
ヘッドランプでスタートなので、暗いうちは写真がない。
うす暗いうちからクライミングが開始。
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ヘッドランプでスタートなので、暗いうちは写真がない。
うす暗いうちからクライミングが開始。
グロッサーツルム
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グロッサーツルム
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もちろん、落ちれば、おしまいの斜面だが、全体的には、順層で、細かいながらも、ホールドはしっかりしていて、フリクションは効いた。
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もちろん、落ちれば、おしまいの斜面だが、全体的には、順層で、細かいながらも、ホールドはしっかりしていて、フリクションは効いた。
やはり、足で登れないと、あっという間に疲労してしまうので、細かくても、小さい段差を登るようにし、丁寧に登る。
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やはり、足で登れないと、あっという間に疲労してしまうので、細かくても、小さい段差を登るようにし、丁寧に登る。
プルージックといっても、固定ロープが太いおかげで、一回回せば十分なフリクションが得られた。
固定ロープの中間支点は、リングが親切にも2つ付いているので、プルージックの掛け替えは容易で助かった。
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プルージックといっても、固定ロープが太いおかげで、一回回せば十分なフリクションが得られた。
固定ロープの中間支点は、リングが親切にも2つ付いているので、プルージックの掛け替えは容易で助かった。
6:10
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6:10
6:33 日の出 振り返って撮影。
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6:33 日の出 振り返って撮影。
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岩に日が差してくる。
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岩に日が差してくる。
プルージックには、ダイニーマは融点が低いので本来不向きだが、ロープが太いので、摩擦することがほとんど考えられないので、時々使用。
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プルージックには、ダイニーマは融点が低いので本来不向きだが、ロープが太いので、摩擦することがほとんど考えられないので、時々使用。
クライミング中の写真は、ヘルメットに装着したビデオからのキャプチャです。
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クライミング中の写真は、ヘルメットに装着したビデオからのキャプチャです。
延々といつ終わるとも知れない急な斜度が続く。
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延々といつ終わるとも知れない急な斜度が続く。
かなり登ってきた。これが、最後か? 記憶では、あのピークの岩の隙間でアイゼンを装着した。そこしか、腰かける場所はなかった。
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かなり登ってきた。これが、最後か? 記憶では、あのピークの岩の隙間でアイゼンを装着した。そこしか、腰かける場所はなかった。
ミックスの登り
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ミックスの登り
右側は北壁上部なんだと思う。
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右側は北壁上部なんだと思う。
振り返ったところ。
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振り返ったところ。
北壁と麓の町
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北壁と麓の町
山頂が見えた!?
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山頂が見えた!?
再度振り返り
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再度振り返り
山頂へ続く最後のナイフリッジ
一歩一歩慎重に進む。トレースがなかったら、もっと時間も疲労もするだろうな。。。
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山頂へ続く最後のナイフリッジ
一歩一歩慎重に進む。トレースがなかったら、もっと時間も疲労もするだろうな。。。
山頂!!!前方左はメンヒ
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山頂!!!前方左はメンヒ
振り返ったトレース。 左が北壁。
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振り返ったトレース。 左が北壁。
ヘルメットカメラの広角だとこんな感じ。周りに山が美しい。
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ヘルメットカメラの広角だとこんな感じ。周りに山が美しい。
ここで、気が付いて、初めてiphoneのGPSを見る。現在地が目標地が一致!!
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ここで、気が付いて、初めてiphoneのGPSを見る。現在地が目標地が一致!!
下山路。正直降りる方が怖い。
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下山路。正直降りる方が怖い。
急な斜面だが、岩がでていて、懸垂地点まで、そんなに苦労せず降りられてホットした。
懸垂は事故率が高いのと、時間がかかるので、集中して、写真もほとんど取らなかった。4-6回だと思うが、うろ覚え。懸垂支点は、丈夫な支点があった。その情報がなく、ここが一番心配だったが、問題なかった。
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急な斜面だが、岩がでていて、懸垂地点まで、そんなに苦労せず降りられてホットした。
懸垂は事故率が高いのと、時間がかかるので、集中して、写真もほとんど取らなかった。4-6回だと思うが、うろ覚え。懸垂支点は、丈夫な支点があった。その情報がなく、ここが一番心配だったが、問題なかった。
懸垂が一通り終わったところで、山頂を見上げる。
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懸垂が一通り終わったところで、山頂を見上げる。
これからの下山路。まだまだ、長い。中央の小ピークが事前情報でも侮れない。実際、しょっぱかった。。
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これからの下山路。まだまだ、長い。中央の小ピークが事前情報でも侮れない。実際、しょっぱかった。。
小ピークに近づいて、アイガーを振り返る。
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小ピークに近づいて、アイガーを振り返る。
ミックスの登り。ピッケルを出したり、引っ込めたり。。。
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ミックスの登り。ピッケルを出したり、引っ込めたり。。。
最後の難所? 以外と立っている。
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最後の難所? 以外と立っている。
残置が見えるが、使いやすい高さと位置になく、一旦、この壁の基部に降りてから登った。
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残置が見えるが、使いやすい高さと位置になく、一旦、この壁の基部に降りてから登った。
意外と高度感があり、終盤にここをフリーで登るのは、怖かった。ロープ出す選択もあったが、もし、ロープを出していたら、上に支点が見あたらなかったので、ハーケンを打つ必要があったかも知れない。ガイドはどうしているんだろう。。
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意外と高度感があり、終盤にここをフリーで登るのは、怖かった。ロープ出す選択もあったが、もし、ロープを出していたら、上に支点が見あたらなかったので、ハーケンを打つ必要があったかも知れない。ガイドはどうしているんだろう。。
その後、ミックスの岩をいくつか、最後まで気を抜かずに超えると、広い雪原にでる。
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その後、ミックスの岩をいくつか、最後まで気を抜かずに超えると、広い雪原にでる。
メンヒの東壁。ここは、難易度高そう。。
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メンヒの東壁。ここは、難易度高そう。。
危険地帯を脱出。ザックを下し、初めて休憩。14:15
アイガーが随分遠くなった。
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危険地帯を脱出。ザックを下し、初めて休憩。14:15
アイガーが随分遠くなった。
そのあと、1時間以上歩き、3日前に泊まったユングフラウヨッホヒュッテの下に着く。そこから、駅まで、小一時間。
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そのあと、1時間以上歩き、3日前に泊まったユングフラウヨッホヒュッテの下に着く。そこから、駅まで、小一時間。
麓のクライネシャイデック。案の定、アイガーが雲に包まれてきた。その後、ベースキャンプに戻った19:00過ぎに雷雨になった。
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麓のクライネシャイデック。案の定、アイガーが雲に包まれてきた。その後、ベースキャンプに戻った19:00過ぎに雷雨になった。
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