立山スキー:山崎カールとタンボ平



- GPS
- 08:14
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,188m
- 下り
- 1,848m
コースタイム
5日 浄土山南峰7:21-7:53一の越直下(2650m)-8:04一の越9:17-10:08東一の越10:17-10:56滑降終了点-11:05黒部平
天候 | 4日:高曇り 5日:霧のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
今シーズンスキーの締めくくりとして室堂に上がった。
1日目、浄土山へは何度も登っているが、スキーの時は専ら一の越方面から浄土山北西面の沢か尾根からだったので、西面から行くことにした。室堂からまず室堂山展望台方向に上がり、夏道の分岐点辺りから西面の急傾斜をツボ足であがり、夏道露出部に達した。20分ほど岩の上を歩いて浄土山北峰に到着、再び雪上歩きとなって南峰に達した。山頂の施設で昼食休憩(済みません、関係者のみ利用可能です)。
荷物を軽くして一の越方面へ、北西面の沢筋を滑り降りる。南峰から行くと出だしが急なので、北峰とのコルから北にトラバース気味に下りて行くと、じきに滑りやすくなる。下部では一の越山荘に向かって滑れるだけ滑り、50mほど登り返して山荘に到達。
一ノ越から雄山山頂までは99%雪のない夏道歩き。雄山神社の山頂3003mに上がって今年初めての3000m超えとなった。山崎カール取り付きへは、神社の北側からでも行けそうだが、一の越への登山道を少しだけ戻って、北へトラバースして簡単に着ける。初めての山崎カール滑降、出だしは想像してたほどは急でなく、下りて行くと三方を岩壁に囲まれた、いかにもカール地形のど真ん中の独特な景観になって気持ちいい。また浄土山に登り返すので、2600m位からなるべく標高を落とさないように一の越方向にトラバース気味に滑り、水平歩行を交えて祓堂まで到達。スキーを外してツボ足で浄土山に戻った。
2日目、夜間の雨は朝には止んだが霧が濃い。今シーズン土曜日良くても日曜日悪天で敗退したり、苦労したりが続いていたので、またしても、という気分だった。富山県の天気予報では曇り午後所により雨・雷ということで、山の上は良くなるのかどうか予想がつかなかった。ともかく一の越まで行こうと霧の中を、龍王岳側の沢を滑りだした。視界不良で上部の急傾斜は横滑り、下部では雪無地帯に突き当たったりして右往左往した。雄山谷の緩傾斜までたどり着いて、一の越山荘に登り返して様子を見ることにした。山荘で待つ最初の1時間は天気改善の兆しは見えず、このまま室堂に戻って終わりにしようか、と思い始めていたが、その後次第に空が明るくなり、雄山の稜線も見えだして、よし予定通り出発と決めた。
一ノ越から最初の約600mが雪上、残り東一の越までの約900mは概ね夏道上で、所々雪渓横断がある。雄山谷を見下ろし、龍王岳、鬼岳、獅子岳を眺めて歩けた。東一の越に達すると、タンボ平全体が見渡せ、黒部平までしっかり雪がつながっていると確信できる。出だしの雪の割れ目だけが要注意で、昨年5月は雪崩のデブリがいやらしかったが、今回はそれもなく、快適そのものである。下に行くと雪面のデコボコが増えてくるが、それもご愛嬌でロープウェイの駅直下まで難なく到達。スキーを外して駅までの歩きは、ブッシュがちょっと厄介だったが、ものの10分位のことである。タンボ平を見返しながら昼食、ロープウェイの待ち時間もなく、富山に戻った。室堂に抜けると稜線はもう曇っていたし、午後3時過ぎには、予報通り雨が降ってきた。丁度良いタイミングで滑降を終えることができ、終わり良ければ全て良しの気分だった。
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