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Yamareco

記録ID: 1151134
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

那須岳〔茶臼岳、朝日岳、三斗小屋温泉)

2017年05月27日(土) ~ 2017年05月28日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:41
距離
12.4km
登り
843m
下り
1,134m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:57
休憩
0:42
合計
4:39
距離 7.0km 登り 529m 下り 751m
10:17
24
10:41
10:49
16
11:05
13
11:18
21
11:39
4
11:43
11:55
9
12:04
12:07
5
12:12
12:14
21
12:35
12:42
7
12:49
12:54
7
13:01
13:02
17
13:19
26
13:45
13:49
56
2日目
山行
2:38
休憩
0:38
合計
3:16
距離 5.4km 登り 326m 下り 397m
7:42
33
8:15
8:16
8
8:24
8:26
38
9:04
9:05
27
9:32
10:00
24
10:24
16
10:58
ゴール地点
天候 27日 霧雨、28日 曇→晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
那須ロープウェーの駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
避難小屋から朝日岳への北向き斜面に雪渓が残る。軽アイゼンは不要。
隠居倉から三度小屋温泉への下りは、粘土質の赤土が雨を吸ってどろどろ。
その他周辺情報 三斗小屋温泉 大黒屋旅館に宿泊しました。温泉と個室の山の夜、寛ぎました。
帰りの昼食は、那須湯本の「新鈴」という蕎麦屋さんに立ち寄りました。美味しゅうございました。
那須ロープウェイから下りて、いざ。雲と霧雨の中を歩き続けます。
2017年05月27日 10:16撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 10:16
那須ロープウェイから下りて、いざ。雲と霧雨の中を歩き続けます。
2017年05月27日 10:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 10:33
茶臼山三角点
2017年05月27日 10:53撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 10:53
茶臼山三角点
茶臼山頂上
2017年05月27日 11:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/27 11:00
茶臼山頂上
剣が峰、だと思う
2017年05月27日 11:12撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 11:12
剣が峰、だと思う
2017年05月27日 11:28撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 11:28
峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳方面に向かいます。
雪渓。
2017年05月27日 12:02撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 12:02
峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳方面に向かいます。
雪渓。
朝日岳頂上にかなり近づきました。
雨で濡れても、意外と滑らない岩で良かった。
2017年05月27日 12:23撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 12:23
朝日岳頂上にかなり近づきました。
雨で濡れても、意外と滑らない岩で良かった。
朝日岳
2017年05月27日 12:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 12:52
朝日岳
高嶺桜が満開でした。
私にとって今年最後のサクラ。
2017年05月27日 13:15撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 13:15
高嶺桜が満開でした。
私にとって今年最後のサクラ。
隠居蔵付近の東斜面
2017年05月27日 13:28撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 13:28
隠居蔵付近の東斜面
隠居蔵付近の新緑と桜
2017年05月27日 14:01撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 14:01
隠居蔵付近の新緑と桜
2017年05月27日 14:05撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 14:05
2017年05月27日 14:23撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/27 14:23
三斗小屋温泉の湯本です
2017年05月27日 14:27撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 14:27
三斗小屋温泉の湯本です
大黒屋旅館の庭のシャクナゲ
2017年05月27日 15:05撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/27 15:05
大黒屋旅館の庭のシャクナゲ
温泉と個室で、ゆったりと一夜を極楽気分で過ごしました。
2017年05月27日 15:06撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/27 15:06
温泉と個室で、ゆったりと一夜を極楽気分で過ごしました。
ショウジョウバカマ
一山越えて帰るだけなので、写真を撮りつつノンビリと歩きました。
2017年05月28日 07:47撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/28 7:47
ショウジョウバカマ
一山越えて帰るだけなので、写真を撮りつつノンビリと歩きました。
つつじ
2017年05月28日 07:49撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 7:49
つつじ
三度小屋の歴史
2017年05月28日 07:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 7:52
三度小屋の歴史
やっと雲が消えてきたので、嬉しくなって撮った。
2017年05月28日 07:56撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 7:56
やっと雲が消えてきたので、嬉しくなって撮った。
2017年05月28日 08:33撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 8:33
2017年05月28日 08:35撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 8:35
エンレイソウ
2017年05月28日 08:37撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 8:37
エンレイソウ
2017年05月28日 08:46撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 8:46
2017年05月28日 08:52撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 8:52
峰の茶屋跡下から、三斗小屋温泉方面を見る
このあたりから、雲も大分消えて見晴らしが良くなった
2017年05月28日 09:22撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 9:22
峰の茶屋跡下から、三斗小屋温泉方面を見る
このあたりから、雲も大分消えて見晴らしが良くなった
茶臼岳もやっと見えてきた
2017年05月28日 09:58撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/28 9:58
茶臼岳もやっと見えてきた
峰の茶屋跡避難小屋
2017年05月28日 10:00撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/28 10:00
峰の茶屋跡避難小屋
峰の茶屋跡避難小屋から、登山口方向へ下山して間もなく
2017年05月28日 10:03撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 10:03
峰の茶屋跡避難小屋から、登山口方向へ下山して間もなく
昨日は何も見えなかったので、あらゆる景色に感激。
2017年05月28日 10:04撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 10:04
昨日は何も見えなかったので、あらゆる景色に感激。
振り返ると、朝日岳に向かって雪渓を渡って進む人たちが。
昨日は私もあそこを歩いたんだ! と感激するというか、よく歩いたモンだ、というか、、。
2017年05月28日 10:19撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/28 10:19
振り返ると、朝日岳に向かって雪渓を渡って進む人たちが。
昨日は私もあそこを歩いたんだ! と感激するというか、よく歩いたモンだ、というか、、。
稜線には、朝日岳の頂上に向かって歩く人たちが見えます。
2017年05月28日 10:20撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/28 10:20
稜線には、朝日岳の頂上に向かって歩く人たちが見えます。
車で帰る途中、展望台にて。
茶臼岳と朝日岳の全景をようやく見ました。
2017年05月28日 11:42撮影 by  E-M10 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/28 11:42
車で帰る途中、展望台にて。
茶臼岳と朝日岳の全景をようやく見ました。
撮影機器:

装備

備考 忘れ物
iPhone用の雨カバー (代用したジップロックの袋は、半透明なので使いにくい)
ノイズキャンセリングヘッドホン(宿に泊まったので、意外と周囲の物音が堪える。そして、ヘッドホンがないと好きな音楽も聴けない。)

感想

1日目は雲の中、霧雨を受けて進む。
東南方向からの弱い風、視界は10-20m程。


三斗小屋温泉大黒屋さんを予約してあり、チェックインタイムは14時。
10時過ぎにスタートしたものの、視界が悪すぎる。今日は14時までに大黒屋さんに着く程度の山歩きにしよう、明日は昼頃には晴れる予報だから、明日しっかり歩こう。そんな、やや腰の引けた感じでスタート。

那須ロープウェイから下りて歩き始めた。
10~20m先が見える程度の雲の中を、淡々と進む。
登山道は砂礫の緩やかな登りから、次第に大きめのスコリア(火山礫)が増え、さらに険しくなって大きめの火山岩があたりを埋めるようになり、いつしか茶臼岳の火口に到達。
足元とちょっと先を見ながら歩き進むと、いつしか三角点の標識に到達し、いつしか那須神社のほこらに到達する。お賽銭を上げて、これからの無事を祈る。

雲の中の登山。目標とするピークも、今まで歩いてきたルートも見えない。自分がどんなところまで登ってきたのか、ちっとも実感がないし、張り合いも達成感もない。
お鉢の回りを淡々と歩き、ダラダラと下る。

私の近くを歩いていた男性グループはにぎやかでジョークが多い。
「○○君が那須神社の祠にあげた5円のお賽銭に向かって、××君が『全員みんなご縁がありますように』って祈るって反則じゃねーの? 人の上げた賽銭に向かってお祈りするって、神様怒るんじゃねーの?」 耳に入って、吹き出してしまった。会社の同僚どうし? 

いつしか峰の茶屋跡避難小屋に到着した。

昼前だし、避難小屋の屋根の下は中も外も大混雑。
私もお弁当にしようと思ったけど、座る場所がない。ままよと、外のベンチにピクニックシートを敷き、濡らさないようにリュックを置き、私も座る。霧雨のそぼ降る中で、そそくさとコンビニのおむすび弁当をぱくぱく。チャッチャとお昼を済ませて、スタートだ。

さて、朝日岳経由で三斗小屋温泉に向かおうか、直接行こうか? 時間が早いので、朝日岳経由で温泉に向かうことにした。
朝日岳に向かうにあたり、心配していたのは東面の雪渓だ。

雪渓にすぐに遭遇しました。私の前後に誰もいないので落ち着いて渡れるぞ。ラッキー!
ポールのゴムカバーを外して雪に突き刺さりやすくして、前の人の踏み跡をそのままなぞるツボ足で、ゆっくりゆっくりマイペース。後半、雪に閉じこめられていた低木の細枝が多数、雪の表面に露出している。この枝につまずいたら大変なことになる。ドキドキしながら、ゆっくりゆっくり。何とか向こうに着いた。
雪渓を渡りきると、ちょっと先の木の陰に3人のグループがこちらを待っていたことに気付く。 これからどこに行くの? お気を付けて、感じのいい山ガールさんと言葉を交わして別れる。

尾根の東斜面のトラバースに次いで、今度は西斜面のトラバースに変わる、鎖や手すりのある急な登りも出てきた。
自分が崖の上にいることは分かるけど、相変わらずの雲と霧雨のせいで崖の高さがちっとも分からない。淡々と登り続けるうちに、いつしか朝日の肩に到着した。

リュックをデポしてスイスイと朝日岳頂上へ。
朝日岳の頂上も雲に覆われていて、標識があるから頂上だと知る。 どうも登りきった達成感がない。

朝日の肩に戻って、思案した。
三本槍岳に向かうか、隠居倉経由で三斗小屋温泉に向かうか。
雲の中で山頂に登っても達成感がないんだから、もういいや。今日はこれでお終い! 熊見曽根から隠居倉を経由して三斗小屋温泉に向かうことに決定。

これまでのコースに植物がなかったのと違って、朝日の肩から三斗小屋への道は森林帯。高峯桜の花盛りなど、写真を撮りつつ、滑らぬよう気を付けつつ、ゆっくり下る。後半の登山道は粘土質の赤土で、雨でどろどろ。
三斗小屋温泉の源泉を眺めたり、温泉神社にお参りしたり、寄り道しつつもついに三斗小屋温泉に到着した。

2日目。朝のうち曇
大黒屋旅館のチェックアウトタイムは8時。
山の天気予報では、今日は山頂で10m前後の風で、昼から晴れると予報している。
当初の予定は、三斗小屋〜隠居蔵〜三本槍岳〜朝日岳〜峰の茶屋跡避難小屋〜下山だった。でも、昨日歩いたドロドロの三斗小屋温泉〜隠居蔵の道を上り、朝日岳のあの崖の尾根道を強風の中で歩くのは気が進まない。結局、峰の茶屋跡避難小屋からまっすぐ下山することに決定。 でも、青空と山の景色を見たいので、花の写真を撮りながらゆっくり進み、時間調整することにした。

花や景色の写真を1枚撮っては確認しつつ、ごくごくゆっくりと進む。次第に風が強まり、雲も少しずつ吹き飛ばされて視界が広がる。森林地帯が終わって、青空も見えてきた。そして、茶臼岳の裾野の斜面をトラバースする登山道を歩いていることに初めて気付く。そして雄大な景色に感激する。 (昨日は雲のせいで、どんなところを歩いていたのか、ちっとも分からなかった。五里霧中とはあのことだな。)

峰の茶屋跡避難小屋に近付くにつれて風も強くなる。やっぱり、今日のところは、稜線を歩くのは遠慮したい。
避難小屋の中に入って、お湯を沸かしてコーヒータイム。居合わせた人と桜の写真を見せ合ったり、那須岳の魅力を教えて貰ったり。

コーヒーを飲んだら、あとは登山口に向かって下るだけだ。
下りながら、何度も朝日岳を見る。あぁ、こんな形の山に登ったのか。あ! 雪渓のトラバースを沢山の人が歩いている。稜線や山頂にも、ずいぶん沢山の人が登っているなー。
下から見ても相当の高度感だけど、上から見るとすごい高度感だろうなー。昨日は雲の中で、高さなど感じないままに淡々と朝日岳に登ってしまったけど。今日みたいに、何百メートル下まで崖下が見える状況だったら怖いだろうなー。足がすくんでしまうかもしれない。そんなことを思った。

天気の良い、風の穏やかな日に、しっかり高度を認識しつつ、また那須岳に登ってみたいものだ。

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利用交通機関: 車・バイク
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