はじめての立山 半分周回(↑一ノ越・↓大走り)一ノ越山荘泊
- GPS
- 23:52
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 847m
- 下り
- 857m
コースタイム
- 山行
- 1:35
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 2:17
天候 | 1日目:ガス、2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
GWからしばらくたったので、アルペンルートの混雑予測ランクが1つ下がっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※小学5年生男子とメタボ親との父子登山としてのレポートです。非積雪期の日帰り登山では、コースタイムかそれより少しだけ早いことが多いです。高所恐怖症ではありませんが、岩場やクサリ場は得意ではありません。ご参考までに。 室堂→一ノ越(山荘) 全行程が雪 初日は、ガスでホワイトアウトに近い感じで、初めての室堂のため方向確認に注意を要しました。立山室堂山荘へブルドーザーの轍にそってグサグサの雪面を軽く登り、途中から浄土山の北側をトラバース気味に高度を上げます。ただし滑落の危険は感じませんでした。この区間、早朝でガチガチだとアイゼンかチェーンがあったほうがよいかと思います。我々は午後なのでグサグサ雪のためズボ足で問題ありませんでした。山スキーの方もこのルートを使うので、シールの後はステップが無くなるので、ちょっと歩きにくくなります。 一ノ越山荘→雄山山頂 雪無し 山荘から見上げる急な岩場です。雪は一部以外は無く、アイゼン、ピッケル等は不要でした。落石や転倒が怖いためヘルメットがあるほうが良いかと思います。ペンキ印は必要最低限のためルートの取り方によってはザレていたりします。頂上の社務所が見えるようになると一度緩斜面になりますが、最後はまた急です。 雄山→大汝山 雪と夏道 雄山直下は雪がだいぶ無くなっていて、基本的に夏道を通りました。直下の室堂側の巻き道は、雪が残っていて嫌な下りのトラバースです。チェーンスパイクを履いて、ピッケルで通過しました。唯一と言っていい危険箇所でした。ちょうどガイド縦走の方とすれ違いました。コンテでしたがズボ足で登っていました。大汝山に向かうと、巨大な雪庇が見えましたので、基本夏道(雪無し)がよいかと思います。 大汝山→大走り分岐 夏道と少し雪 雪の多いこの区間の雪は踏み抜き地獄でした。両足が股まで踏み抜くこともあり、体力を消耗しました。ただし景色がよく気持ちの良い稜線歩きです。富士ノ折立(今回は未登)から先は雪が無くなりましたが、急な下りで落石注意でした。 大走り分岐→大走り谷→雷鳥平 シリセードまつり 分岐からしばらく夏道ですが、真砂岳からのルートと合流した尾根はシリセードにうってつけの雪質(ザラザラ)でした。忠実に尾根筋(夏道通り)を通れば危険は感じませんでした。大走り谷への最後の斜面はけっこう急斜面です。雪質が固ければ要注意かと思います。 雷鳥平→室堂 コースタイムは1:20ですが、ザラザラ雪の斜面の登り返しは、精神的にもツライものでした。ただしこの区間は雷鳥も多く、今回は2羽発見できました。最後は雪でハイテンションになっている外国人観光客の間をすり抜けて室堂へ到着です。 |
その他周辺情報 | 下山後は、いつもどおり「上原の湯」に立ち寄りました。いつもは昼過ぎなので空いているのですが、今回は夕方になってしまって地元の方でけっこう混雑していました。 |
写真
装備
個人装備 |
通常の小屋泊縦走装備
雪山装備(アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
ストック等)※サングラス
日焼け止めは絶対に必須。
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感想
立山黒部アルペンルートの混雑予測が、今週から「B」判定となったので、GWに行きたかった立山に初めて行ってきました。いつも通りの父子登山です。
先週テント(青年小屋)だったので、今回は奮発して小屋泊(一ノ越山荘)です。広くて清潔な山小屋です。個室、トイレ男女別で水洗にはビックリ。気さくなスタッフは好印象でした。夕日は綺麗でしたが、日の出は小屋からは見えませんでした(リサーチ不足)。御来光のためには雄山か浄土山へ登る必要があるかと思います。そして一番期待していた山荘周辺からの展望は、槍ヶ岳、燕岳と表銀座、裏銀座などが一望できます。最高の景色でした。ゴハンも美味しく、夏期のシーズン以外は空いているとのことですので、また利用したいと思った山小屋でした。
小屋周辺にも雷鳥がいました。小屋の目の前にもいて、みんなで「小屋で餌付けしているんじゃないか」と冗談を言う程でした(冗談ですよ)。
ルート(反時計回り)については雄山直下のトラバースが一番危険箇所でした。カリカリなら我々は行きません(行けません)。大汝山から先で踏み抜きが多発して精神的にも体力的にもやられました。また周回ルートは、時間切れで大走りから雷鳥平へショートカットして下山しました。このルートは、ロングシリセードが楽しめ、子どもは大はしゃぎでした。しかし、雷鳥平のテント場からの登り返しが一番ツラかったですね。
質問箱にも書きましたが、5月28日に一ノ越山荘で購入した山バッジを紛失してしまいました。
可能性があるのは「一ノ越山荘〜雄山〜大汝山〜大下り〜雷鳥沢キャンプ場〜室堂」のルートです。もしお気づきの方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください。
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